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カムカムエヴリバディ

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連続テレビ小説 > カムカムエヴリバディ
連続テレビ小説
第-作 題名 放映期間
104 おかえりモネ 2021年5月17日
- 10月29日
105 カムカムエヴリバディ 2021年11月1日
- 2022年4月9日[1]
106 ちむどんどん 2022年4月11日
-
カムカムエヴリバディ
ドラマの題材である英語会話(通称「カムカム英語」)の講師を務めた平川唯一
ジャンル テレビドラマ
藤本有紀
演出 安達もじり
橋爪紳一朗
松岡一史
出演者 上白石萌音
深津絵里
川栄李奈
松村北斗
村上虹郎
前野朋哉
西川かの子
小野花梨
岡田結実
浅越ゴエ
堀部圭亮
濱田岳
世良公則
村雨辰剛
大和田伸也
鷲尾真知子
YOU
西田尚美
甲本雅裕
段田安則
風間俊介
市川実日子
早乙女太一
佐々木希
近藤芳正
村田雄浩
濱田マリ
笑福亭笑瓶
おいでやす小田
松原智恵子
松重豊
オダギリジョー
ナレーター 城田優
音楽 金子隆博
オープニング AIアルデバラン
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
時代設定 1925年大正14年) -
製作
制作統括 堀之内礼二郎
櫻井賢
プロデューサー 葛西勇也
橋本果奈
齋藤明日香
撮影地 日本の旗 日本 京都府
日本の旗 日本 岡山県
日本の旗 日本 大阪府
製作 NHK大阪放送局
放送
放送局NHK総合
映像形式文字多重放送
音声形式解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2021年11月1日 - 2022年4月9日(予定)
放送時間月曜 - 金曜 8:00 - 8:15
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
回数112
公式サイト
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カムカムエヴリバディ』は日本テレビドラマNHK2021年11月1日(月)[注釈 1]から2022年4月9日(土)まで放送する「連続テレビ小説」第105作[2]

岡山大阪京都を舞台に、大正昭和平成令和の四時代をラジオ英語講座ジャズ時代劇と共に生きた母娘三代の一世紀に渡る悲喜劇を描く[3]藤本有紀原作[4][5]

製作

2007年度後期放送の連続テレビ小説第77作『ちりとてちん』を手掛けた藤本有紀の脚本によるオリジナル作品である[6]福井県が舞台の同作の撮影当時にNHK福井放送局でディレクターを務めていた堀之内礼二郎が、藤本の執筆した台本を目にして「そのあまりの面白さに衝撃を受け」「いつかきっと藤本さんと一緒にドラマを作ろう」と夢見ていた。そして、今作で制作統括に就いた堀之内の指名により、藤本2度目の連続テレビ小説での起用となった[4]

題材となる「NHKのラジオ英語講座」は、藤本が「いつか2度目の連続テレビ小説を書かせていただく機会に恵まれたなら、きっと書こう」として温めていたもので、1925年大正14年)の日本のラジオ放送開始とともに始まった英語講座の歴史を紐解くことは、それにまつわる百年の物語を見つけて紡ぎ上げることと同義であり、自然な成り行きとして3世代のヒロインの物語という発想に至ったという。作品名は、1946年(昭和21年)2月1日から1951年(昭和26年)2月9日にかけてNHKラジオ第1放送NHKラジオ第2放送で担当した「カムカム英語[注釈 2][7]として親しまれた語学番組英語会話[8]の主題歌「Come, Come, Everybody」(童謡証城寺の狸囃子」の替え歌である。作詞は番組講師でもあった平川唯一から採られている[4][3][9]

主人公となる3人の登場人物を、3人の女優が、それぞれ別のヒロインとして演じる作品は連続テレビ小説史上初めてである[10][注釈 3]。また、1人目の主人公・橘安子は岡山県出身で、岡山県が朝ドラの舞台になるのは、第56作『あぐり』以来24年ぶり2度目である[11]

3名のうち少なくとも1名は、2020年夏頃に開催予定の出演者オーディションを経て決定することが広報され[4][5]、同年12月24日上白石萌音深津絵里川栄李奈がリレーする形でヒロインを演じることが発表された[12]。上白石と川栄は全3061人の応募者の中からオーディションで選ばれた[12]。なお、オーディションで主演が決定したのは第98作『半分、青い。』の永野芽郁以来、3年ぶりとなった[13]

2020年度前期の『エール』が新型コロナウイルス感染症によって放送を一時中断したことで、それ以降の作品は放送開始(終了)時期が変則的になっている。その影響で今作も放送開始が遅れ、11月からとなった。

撮影は、京都・東映太秦撮影所で2021年3月26日にスタート[14]

2021年7月21日、同年11月1日から放送をスタートすることが発表された[2]。9月27日、主題歌がAIの「アルデバラン」(作詞・作曲:森山直太朗)に決まったことが発表された[15][16]。なお、アルデバランとは牡牛座のα星で、アラビア語で「後に続くもの」を意味する。プレアデス(昴)に続いて昇ることからそう名付けられた。現在秒速54 kmで太陽系から遠ざかっているらしい。

この作品のタイトルロゴ制作にあたって、美術担当の瀨木文は演出の安達もじりから「今作品はオリジナル脚本で、祖母から孫にかけての100年を描きます。ラジオ英会話を中心に繰り広げられる、伏線盛りだくさんでちょっと複雑なストーリー。そんなコンテンツの顔(ロゴ)を、物語全体を把握し作りこんでいく人と、1からつくりあげたいんです」とオファーがあったと語っている。その後検討を重ねた上で「おひさまのような親近感」をイメージしたロゴが当初決まりかけた。しかし前作『おかえりモネ』のロゴお披露目の際、丸っこいフォルム、手書き文字、色のトーンといった要素がこれとほとんど同じになってしまうことが判明。再度検討を重ね、「どんなことがあっても、自分の居場所は見つかるから、陽のあたるトコロへいこうよ」というテーマで現ロゴが完成した[17][18]

物語構成はヒロイン単位で安子編・るい編・ひなた編の3つで構成されており、1章ごとの最初の回でナレーターによるヒロイン誕生からのあらすじを英語でナレーションするのが恒例となっている[注釈 4]。ただし、ストーリー上では第15週がるい編からひなた編に切り替えるタイミングであるが、公式ホームページでは第14週開始直後にひなた編の人物相関図のみが先行公開されている。さらにこのドラマを扱うメディアによっては同時点でひなた編がすでに始まっていると認識しているため、この項目内では切り替え期間という形で第63 - 70回のあらすじはるい編のあらすじとして、同期間に登場した人物をるい編に登場したという記述付きでひなた編の登場人物として扱っている。

毎週のサブタイトルは、その週で描かれる年号(西暦)のみとなっている。逆に、本編では各シーンの年号を示す字幕を入れていない。この点に関してチーフ演出の安達もじりは「例えば1962年に生きていた人が、今が1962年だと意識して日常を送っているわけではない。それと同じ感覚で100年の物語に没入してもらいたい」と、その意図を語っている[19]

英会話番組が題材であることから、冒頭アバンタイトル用に「EPISODE XXX(話数の通し番号) 連続テレビ小説」[注釈 5]、エンディングには「TO BE CONTINUED」[注釈 6]の表示がある。

土曜は総集編で、本編と同じく城田優が再構成ナレーションを担当[注釈 7]。ラストに、25秒の次週予告、『ラジオで! カムカムエヴリバディ』や番組公式SNSなど5秒の告知が入る。

2022年1月19日、NHK総局会見で次作『ちむどんどん』は4月11日からと発表されたため、本作は総集編を含め4月9日までとなった[1]

2022年2月26日にクランクアップ。ネタバレにつながるため、最終収録後のヒロインのコメント、写真の公開はなかった[20]

ロケ地

滋賀県東近江市
大城神社[21] - 安子が頻繁に通う岡山の朝丘神社。
滋賀県野洲市
家棟川河川敷[21] - 大阪商科大学予科の近くの大和川
滋賀県日野町
天理教日野大協会グラウンド[22] - 雉真繊維野球部試合会場。
滋賀県米原市
伊吹山麓[23] - 空襲で焼け野原となった岡山市街。
岡山県岡山市
烏城公園[要出典] - 高校野球部の練習でランニング中の勇と安子が出会う場所。
旭川河川敷[24] - 安子が稔の指導で自転車の練習をした河川敷。千吉の告別式の日にるいと勇がキャッチボールをする地。
兵庫県洲本市
洲本市民球場[25] - 勇が中学、大学時に出場する野球の試合シーン。
兵庫県南あわじ市
阿万スポーツセンター[25] - 弓丘中学校グラウンド。
兵庫県道76号洲本灘賀集線(通称南淡路水仙ライン)[26][27] - るい、錠一郎、ベリー、トミーがダブルデートで旭海岸へ向かった際通った海岸道路。
兵庫県尼崎市
田能西公園[28][29] - るいが子供たちと野球を楽しむ大阪の公園。
藻川河川敷[28][30]- 塞ぎ込む錠一郎の元に向かうるいが走った、大阪の河川敷。
京都府京都市
上七軒[31] [32] - 大月宅界隈の路地。
加茂川河川敷[31] - 大月宅近くの川。

ロケ地ギャラリー

あらすじ

ラジオ英語講座に影響を受けた安子、るい(娘)、ひなた(孫)が3世代に渡って紡いでいく、一世紀(100年)に渡る家族の物語。

安子編(1 - 38回)

岡山(たちばな・雉真家)編(1925年 - 1946年)

日本でラジオ放送が始まった1925年(大正14年)に岡山市・朝丘町商店街の和菓子店「御菓子司 たちばな」で生まれた橘安子は、地元の名家の長男・雉真[注釈 8]と親しくなったのをきっかけに、ラジオ英語講座で英語の勉強を始める。安子は稔に思いをよせ、大阪の大学に戻った稔と文通する。ある日安子の兄算太は借金が原因で勘当され、また安子は見合いを勧められる。それを知った稔は岡山の橘家を訪ね、安子に求婚する。稔の母・美都里は稔に見合いの話があることから嫌がらせをして安子に身を引かせようとするが、稔の父・千吉は安子の気立ての良さを認め、二人の結婚を許す。稔は安子との短い結婚生活のあと出征する。翌年、安子は女児を出産。二人が好きな曲である「On the Sunny Side of the Street」を歌唱する「ルイ・アームストロング」にちなんで「るい」と名付ける。その後、稔の弟も出征する。その後戦況は悪化し、岡山でも空襲がはじまる。この空襲で橘家は母の小しず、祖母のひさを亡くし、父の金太はショックで床に伏す。

1945年(昭和20年)に終戦を迎え、安子は未だ寝込んでいる金太のためにおはぎを作る。安子の作ったおはぎによって金太は立ち直り、焼け跡で安子と2人で「たちばな」を再開するも、金太は心臓病で急死する。その後勇が復員し、雉真家につかの間の幸せが戻る中突如稔の戦死の知らせが届く。そのショックで美都里は安子につらく当るようになる。それを見かねた千吉は、るいを雉真家の養子にして、安子には再婚するように勧める。両親の仕打ちを見かねた勇は、安子とるいを大阪に逃がす。

大阪編(1946年 - 1948年)

雉真家から逃れ大阪にやって来た安子とるいは、かつて稔が住んでいた「おぐら荘」の大家を頼り、物置を借りておはぎを販売しようと考えるが、当時はまだ小豆の入手が困難だったため、芋飴[注釈 9]を作って行商を始める。最初は上手く行かず途方に暮れる中、前を通り掛かった民家から流れる「英語会話」(カムカム英語)を耳にし、立ち聴きするようになる。ある日その家の住人小川澄子に咎められ、立ち去ろうとした矢先に過労で倒れた安子は、澄子に介抱され、お礼にと澄子の息子・敏夫のセーターを繕う。安子の現状を知った澄子は小川家で生活するよう安子に提案するとともに繕い物の仕事を紹介する。そして繕い仕事のおまけに付けた芋飴は評判となり、やがて芋飴とおはぎの注文販売で自活できるようになった安子はラジオを購入し、るいと二人でカムカム英語を聴く暮らしの幸せを噛みしめる。そんな中突然千吉が現れ、るいの養育環境を心配し雉真家に戻るよう求めるも、安子は拒否する。仙吉の言葉に悩みながらも、るいを連れて自転車でおはぎを配達に行く安子は、前方の角を曲がって来たオート三輪に気付くのが遅れて交通事故に遭う[注釈 10]。安子は左腕を骨折、るいは額に深い傷を負う。その後やって来た勇に諭され、止む無く岡山に戻る。

岡山(雉真家)編(1948年 - 1951年)

1948年(昭和23年)雉真家に温かく迎えられた安子は、左腕が完治すると、るいの治療費を稼ぐため母娘で幼馴染のきぬの豆腐屋の店頭でおはぎの販売をるいと共に始める。しかし家の体面を気にする千吉の反対に遭い、るいを女中の雪衣に預けて販売を続ける。ある日安子は、路上で進駐軍の将校・ロバート・ローズウッド中尉をラジオで学んだ英会話で通訳して助ける。クリスマスイブに彼と偶然再会し語らうなか、安子は、英語を学ぶきっかけとなった稔を亡くした悲しみを吐露する。それを聞いたロバートに連れられ進駐軍のクリスマスパーティに参加した安子は、戦死者を追悼するアメリカ人たちを目にする。ロバートは妻との馴れ初めや死別を語ったうえで、るいだけでなく安子にも日なたの道を歩んでほしいのではと稔の気持ちを憶測する。その翌日に算太が復員し、雉真家に居候しながら「たちばな」再建を決意。程なく美都里が死去する。

2年後、るいの小学校入学を控え、千吉は次男の勇に安子との再婚を勧める。カムカム英語が放送終了し安子は寂しさを感じるが、ロバートから英語教室開講に向けての教材作りの協力を求められ、週に一度るいを連れて彼とテキスト作りを手伝うようになる。そんな中で勇は安子に求婚するが、安子は戸惑い返事できない。算太のたちばな再建計画の目処が立った安子はるいを連れ雉真家を出る決意をするが、反対する千吉からるいの傷跡を目立たなくする手術費用は雉真家の資力でないと払えない程多額と聞かされ、一人で家を出る覚悟を決める。だが彼女がおはぎの販売で貯めた店の再建資金を算太が持参したまま失踪する。安子は兄を追って大阪へ行き、ロバートの協力を得て算太を捜索中過労で路上で倒れた。目覚めるとるいの小学校入学式当日になっていた。安子を見かねたロバートは、一緒にアメリカに帰国しようと誘い好意を告白し抱きしめる。その様子を岡山から独り母を探しに来たるいが目撃し、母が自分を捨てたのだと思い込む。安子はるいを優先してロバートの誘いを断り、急ぎ雉真宅に戻るが、先に帰宅していたるいは安子を拒み、覚えたばかりの英語で憎悪をぶつける。絶望した安子は、帰国するロバートにアメリカへ連れて行ってと懇願する。それから11年が経った1962年(昭和37年)3月、17歳になったるいの姿が映し出されたところで安子編は完結し、物語はるい編へと移る。

るい編(39 - 70回)

大阪編(1962年 - 1964年)

安子るいを置いて渡米してから月日が流れ、1962年(昭和37年)に千吉が死去。雉真家では女中の雪衣と結婚し息子のが誕生していた。雉真家に縛られたくない思いから額の傷の治療を拒否し、傷跡を前髪で隠し続ける17歳のるいは、千吉の葬儀の日、勇に岡山を離れ一人で生きる決意を語る。

るいは大阪でホテルの採用面接に臨むが、額の傷が原因で失敗。面接会場途上でのアクシデントに対処してくれた竹村平助と妻・和子が営む竹村クリーニング店の住み込み店員になる。

就職して程ないある日、一人で店番中に大量の洗濯物を持ち込む青年が来店。呆気に取られて名前を聞き忘れたるいは、彼を「宇宙人」と仮に呼ぶ。その後もるいは彼の名前を聞きそびれるなか、新米弁護士で店の常連客・片桐春彦に誘われ映画デートに出かける。しかし偶然額の傷を見られ気まずい雰囲気となりデートを切り上げて立ち去る。そして落ち込みながら入ったジャズ喫茶で、宇宙人と密かに呼んでいた客がトランペットを演奏する姿を目にする。「ジョー」と呼ばれる彼から「サッチモ[注釈 11]ちゃん」と呼ばれ気軽に話しかけられたるいは、ジャズ喫茶のオーナーから大口の仕事の依頼を受ける。以来、ジョーと親しくなっていき、彼の本名が「大月錠一郎」であると知る。同時に、彼にとって特別な曲である「ルイ・アームストロング」の「On the Sunny Side of the Street」を耳にするようになったるいは、母と過ごした幼い頃の記憶が蘇り複雑な思いを抱くようになる。そんな悩みを錠一郎に打ち明け母への思いが氷解したるいは、彼と惹かれあっていきやがて求婚される。当初るいは、額の傷が原因で破局することを恐れて適当な嘘で断るが、傷を見た錠一郎はるいを優しく抱きしめる。

ジャズトランペットのコンテストに優勝し東京の芸能プロダクション・ササプロと契約した錠一郎は、デビュー後にるいと東京で暮らす約束をしてレコーディングの為に上京。彼を応援し信じて待つるいだったが、デビューコンサートが延期、更に錠一郎と社長令嬢の笹川奈々が交際し社長を怒らせたとの噂を聞く。その頃錠一郎は、次第にトランペットが吹けなくなるがその原因が特定できず、医者を何件受診しても一向に状況は改善しないため社長にデビュー中止を言い渡されていた。急遽帰阪しるいと再会した錠一郎は、彼女の幸せを願い敢えて奈々を好きになったと嘘をつき、一方的に別れを告げる。るいはひどく落ち込むが真相を知り、塞ぎ込む彼に寄り添おうとする。彼女を拒否し続ける錠一郎は、二人の思い出の海に行き入水自殺を図るも、るいに止められ、サニーサイドが見えず暗闇状態な現状を悲観し泣き崩れる。るいは錠一郎をなだめながら、これから自身が守ることを誓い、抱きしめる。

京都編(1964年 - 1976年)

やがて結婚した二人は、錠一郎の心身を考慮して心機一転京都に移住。偶然立ち寄った縁日で、るいは回転焼き [注釈 12] 屋の開業を思いつく。開店当初は売れずに悩むるいであったが、京都に住む二人の共通の友人・野田一子(ベリー)の拡散力と協力で売れ行きを徐々に伸ばしていく。その後も錠一郎がさまざまな面において不器用で金銭感覚に疎いため、るいがほぼ独りで家事と仕事を切り盛りしていた。そんな中、るいの妊娠が判明。1965年(昭和40年)に女児が誕生する。

るいと錠一郎夫婦が好きな曲「On the Sunny Side of the Street」のタイトルの和訳「ひなたの道」から「ひなた」と名付けられた娘は、10年後の1975年(昭和50年)、時代劇好きでに憧れる心優しい少女に成長。るいは初めての子育てに戸惑いながらも、錠一郎とつつましくも幸せな家庭を築いていた。

自宅に程近い太秦映画村がオープンして間もない頃、るいの二人目妊娠が判明するが、相変わらず何事においても不器用な上に娘に甘い夫、楽しいことに流され他力本願な娘にるいは不安を感じる。しかし、きょうだいが出来ると知ったひなたは喜び、大ファンの時代劇俳優・二代目桃山剣之介の映画村で行われるサイン会の入場料を自力で工面するまでに変わる。1976年(昭和51年)サイン会の終了後、ひなたは映画村で外国人の少年と出会い一目ぼれするが、英語がわからず会話出来ずに別れる。この経験から英語教室に通いたいと思うようになったひなただったが、一家に月謝を払える経済的余裕は無い。そこで商店街の福引熱海旅行を引き当てて換金し資金を作ろうと画策するも、古ぼけたラジオが当たる。そこから流れる「証城寺の狸囃子」を耳にしたるいは、幼い頃に母と聞いた「英語会話」(カムカム英語)を思い出して新聞の番組表を調べ、ラジオで同番組がまだ放送されていると知り、ひなたに受講を勧める。朝が苦手なひなたは放送開始の午前6時45分からの受講に苦心しながらも、テキストを買ってくれた母、出席カードを作ってくれた父、外国人の少年・ビリーとの再会が励みとなり6日間受講を続けるが、テレビや漫画に夢中になり受講は途絶える。英語会話を聞かなくなって数日後、ひなたが独りで留守番中にビリーが来店するも、学んだ言葉が思い出せず、会話は叶わずに別れる。ビリーはそのまま帰国し、ひなたは、いつも誘惑に負け志が続かない自身に不甲斐なさを感じ落ち込む。そんなひなたにるいは寄り添い、励ましの言葉をかける。

後日、るいは仕事中に陣痛が始まり、折しも来店していた桃山の協力で病院に搬送され、無事に男児を出産する。

ひなた編(71回 - 最終回)

京都編(1983年 - )

るい錠一郎の長男・桃太郎が誕生してから7年後の1983年(昭和58年)4月初旬、高校三年生になったひなたは同級生らが将来を見据えて進学などを決める中、家庭の経済事情での進学は諦めつつも進路が決まらずにいた。ある日、独りで店番をしていると「無愛想な男」が来店し、ひなたが回転焼きを焼けないと知るや嘲笑して出来上がり済みの品を1個だけ買い、釣銭を間違えずに渡したひなたに皮肉を言って立ち去る。後日、同級生の藤井小夜子の提案で家業の手伝いを進路に考えたひなたは、るいに教わり初めて回転焼きを作るが大失敗し、将来を悲観し落ち込む。気が付くと癒しの場となっていた映画村に足を向けていたひなたは、「ミス条映コンテスト[注釈 13]参加者募集のポスターを見つけてひらめきを感じ、応募する。

書類選考を通過し最終選考会に進んだひなたは、演技審査で「侍に告白される茶屋の娘」を演じることとなるが、相手役演者の五十嵐文四郎が「無愛想な男」と気づいて怒りを堪えきれず、演技中であることを忘れ刀を奪い、相手を斬り倒す芝居をする。その結果コンテストには落選するが、後日ベテラン大部屋俳優・伴虚無蔵に映画村のアルバイトに誘われる。このままでは滅び去る時代劇を救ってほしいと懇願する伴の言葉に、責任の重大さを感じたひなたは当初辞退するも、五十嵐と再会して言い争う内に考えが変わり、翌日から映画村の俳優会館休憩所でアルバイトを始める[注釈 14]

時代劇関係者が集う環境を「パラダイス」と感じながら働くある日、幼い頃からのファンである時代劇ドラマ「棗黍之丞シリーズ」の嘗てのレギュラー女優・美咲すみれが映画村を訪れる。時代劇ドラマ撮影現場を見たひなたは、監督に脚本変更を要求するすみれのわがままを作品向上への熱意と勘違いして感動する。そして、協力のつもりで茶道の作法の間違えを指摘したことがすみれの気に障り、撮影は中断する。現場で出番待ちをしていた五十嵐は苛立ち、ひなたに時代劇ドラマ撮影の現実を突きつけ口論になるうちに「棗黍之丞シリーズ」ですみれが出演した名場面に話が及び、意気投合し盛り上がる。結果二人は現場を追い出されるが、当時を思い出して懐かしむすみれとスタッフとの間で談笑が始まり、殺伐としていた現場は和やかな空気に変わる。撮影が無事終了し、初心を思い出しドラマ出演へのこだわりを捨てたすみれは、ドラマの台本にサイン入を書いてひなたに渡し、侍の様に潔く現場を後にする。

翌年の春、高校を卒業したひなたは映画村に就職。業務部に配属され、五十嵐と小競り合いしながらも充実した毎日を送っていた。ある日、二代目桃山剣之介が、父である初代桃山剣之介の遺作で世間で駄作と評された映画「妖術七変化 隠れ里の決闘」を自身の主演で再映画化すると発表する。それについての記者会見の場で敵の小野寺左近役をオーディションで決めると知った五十嵐は応募を決め、当時この役を演じた伴に稽古を懇願するが断られる。一方ひなたは、すみれの口から桃山親子の不仲[注釈 15]や「妖術七変化」の制作経緯[注釈 13]の噂を聞く。後日、謎の振付師からもらったチケットで五十嵐と一緒に「妖術七変化」のリバイバル上映を観に行き、ひょんなことから一家団欒に彼も交え食事をしたひなたは、時代劇俳優の大成を目指し努力する彼を知り、気づけば応援していた。五十嵐は再び伴に頭を下げ、ひなたも説得に協力する。しかし再度断られ、伴もオーディションを受ける事とともに、「妖術七変化」制作の経緯の真相[注釈 13]と、自分のセリフ回しが下手で初代の遺作が駄作となった後悔を聞く。五十嵐と伴は順調に審査を通過していき、参加者が二人一組で殺陣を披露する最終審査では二人が刀を合わせることが決まる。その前日、ひなたは密かに練習してきた回転焼きを作り、出来立てを彼に渡し応援する。

登場人物

ヒロイン

橘安子(たちばな やすこ) → 雉真安子(きじま やすこ)(文字多重放送のセリフの色=黄色)
演 - 上白石萌音[42](乳児期:青木桜音、幼少期:網本唯舞葵[43]
安子編のヒロイン。
日本でラジオ放送が始まった1925年(大正14年)3月22日(水)午前9時30分に誕生。岡山市・朝丘町(あさおかちょう)商店街にある御菓子司(おんかしつかさ)「たちばな」の看板娘で、あんことおしゃれが大好きなごく普通の女の子として成長する。
高等小学校卒業後は進学せず家の手伝いをしていた。1939年のある日「たちばな」の菓子を偶然買いに来た稔に出会う。ある日稔の家の前で外国人に英語で道を尋ねられ困惑したが、その場にいた彼がスラスラ答えたことで英語に惹かれる。稔に教えてくれた午前6時30分放送開始のラヂオ講座「實用英語會話」を聴いて学び始める。番組の終了[注釈 16]後は同じく稔に紹介された「基礎英語講座」を聴いて勉強を続けていたが、太平洋戦争開戦に伴い番組が打切りとなり[注釈 17]勉強も中断する。
両家の両親との紆余屈折を経て稔と1943年に結婚するが、稔は約1か月後に出征。出征2か月後に妊娠していることが判った。昭和19年9月14日に女児(るい)を出産。終戦を迎えた年に稔の戦死が知らされる。稔の死のショックで立ち直れない美都里からの八つ当たりが酷くなったことや、るいを雉真家に残した上での再婚を千吉に勧められたことを機に、勇の計らいで雉真家を出て、るいと共に稔の元下宿(大阪市・我孫子)に転居する。その後交通事故に遭い、勇に説得され岡山に戻る。たちばなの再建とるいの傷の治療費を稼ぐ為、おはぎを売って生計を立てようとする。
街中で買い物に困っていた占領軍のロバート・ローズウッド中尉を助けるために通訳した。それが縁でロバートとの交流が始まる。初めは友人としての関係だったが英会話教室のテキスト作りのパートナーを依頼されるなどで自身も気付かぬうち彼に惹かれて行き、徐々にそれ以上の関係となっていく。勇に求婚されるが返答しないまま、ロバートと会っているところを勇に見られ詰問された際には激しく取り乱し、何でも無い事を説明しようとしたが、しどろもどろで全く説明にならず、その様子からロバートとの関係を推測した勇の酒場での乱闘(後述)、その後の彼と雪衣の男女関係、それを目撃した算太の「たちばな」再建資金持ち逃げと失踪など、雪崩を打つように状況が悪化していく。1951年4月には大阪まで算太を探しに行くが見つからず、疲れ果てて倒れたところをロバートに発見され、かつての住居内で介抱されるが、そこでロバートに一緒に渡米して欲しいと愛の告白と共に抱き締められ、「ありがとう。」と礼を返すが、続けてるいの為を思い[注釈 18]ロバートの告白を拒絶した。しかし、間の悪い事に、安子を追いかけて一人大阪のかつての下宿に来たるいがその場面を窓越しに目撃し、「ありがとう」まで聞いた瞬間、怒りと絶望でそれ以上聞かずに走り去ってしまっていた。岡山に戻り、先に戻っていたるいを見て、彼女が大阪でのロバートとのやり取りを見ていたとも知らず安心して抱き締めるが、女中の雪衣の発言[注釈 19]でかねてより疑念を抱いていたうえ、ロバートの抱擁がとどめとなり彼女に憎しみすら抱くようになっていたるいは彼女の抱擁を拒絶して家に入る。なおも話を聞いて欲しいと訴えるが、るいはこうなったのは全てあなたのせいだと言わんばかりに額の傷を見せ付け、母娘断絶の意志[注釈 20]を言い放ち家に入る。兄算太の裏切りや「たちばな」の再建資金の喪失などが続いたうえ、自分の全てを傾注している娘からの拒絶が精神的なとどめとなり、完全に絶望したことでそれ以上るいへの誤解を解く気力すら無くなり、彼女を追って岡山まで来たロバートに、英語で私をアメリカへ連れて行ってほしいと雨の中泣きながら懇願し、渡米する。その後の消息は一切不明だが、るいの回想シーンにしばしば登場する。渡米するまでの詳細は劇中で描かれていないが、雉真家の者はみな彼女が渡米した事を知っている。
雉真るい(きじま るい) → 大月るい(おおつき るい)(セリフの色=青色)
演 - 深津絵里[44](0歳:新井心琴那須結依人三浦碧月[45]中田紫月枡美玲[45]徳本向葵莉[46]、1歳:今井望鈴[46]永尾琉衣[46]、3 - 6歳:中野翠咲[47]、7歳:古川凛[48]
るい編のヒロイン。ヒロイン3人の中では唯一、全編を通して登場する[注釈 21]
安子と稔の娘。1944年(昭和19年)9月14日(木)生まれ。ひなたと桃太郎の母。一度決めたら曲げない性格、行動力[注釈 22]は母・安子譲り。「On the Sunny Side of the Street」の歌詞の様な人生を歩んで欲しいと願いを込め、また、(産まれてくる子供[注釈 23]の性別もまだ分からないため)「男でも女でも、日本でも外国でも通用する名前」という理由で、歌唱するルイ・アームストロングにあやかって稔が「るい」と命名する[注釈 24]。安子と共に「カムカム英語」を聞いて幼少期を過ごす。生まれて初めて喋った言葉は「Come come everybody」だった。母娘で雉真家を出て大阪で暮らしていた3歳の時、安子が自転車でおはぎを運搬中に前方の角を曲がって来たオート三輪との交通事故により[注釈 25]、路上に転げ落ちて額に深い傷を負った。
雉真家に戻ってからも当初は安子のおはぎ販売に付いていったが、世間体を気にする千吉の安子への横槍でそれも叶わなくなり、事情を知らないるいは突然安子に付いていけなくなった事に不満を覚える。更に安子の留守中は、女中である雪衣の世話を受けるが、雪衣の発言を機に安子へ更なる疑念を抱くようになる。
1951年、小学校入学式の前日に、先述の行動力から失踪した算太を探すため大阪へ発った母を追って、単身大阪の元住居に向かったが、ここでロバートが安子に彼自身の想いを告白し抱き寄せる場面を目撃し、ショックの余りその場を走り去った。前述のようにその時安子はロバートの告白を断っていたが、この場面を見たことで「母が自分を捨てた」と確信してしまい、それが自分の勘違いであることを知らないまま、大阪から戻った安子に額の傷を見せて母娘断絶の意志を言い放つ[注釈 26]。それからは雉真家で暮らすが[注釈 27]、17歳になって間もない1961年10月に高校を中退し[注釈 28]、祖父千吉の葬儀が行われた翌年(1962年)3月30日の朝[注釈 29]、勇とキャッチボールをしながら岡山を離れて一人で生きていく決意を語り、勇には彼女のために積み立てていた貯金を渡すと言われるが、自身は内緒で古本屋のアルバイトをして貯金していた事を告げて断り、葬式後に幼い頃を過ごした大阪へと転居する。額の傷を手術で消すことを千吉に勧められていたが、雉真家に縛られたくないという理由で、最後まで拒否し続けた。
大阪へ到着した直後、遂に雉真家から解放された嬉しさや、幼少期の記憶から一転して大都会へと変貌した大阪を目の当たりにして一気にテンションが上がり明るくなり、道行く人々との触れ合いやショッピングを楽しむ[注釈 30]が、その末に竹村平助の乗る自転車とぶつかって服を汚してしまい、平助に夫妻で営む「竹村クリーニング店」に連れて来られる。そこでるいは和子が若い頃に着ていた服を渡され、これを着て面接に向かった。市内の大手ホテルへの就職を目指して採用面接に臨み、感触は良好で採用が決まりかけたが、額の傷跡を隠すため前髪を目に掛かる程まで下ろしていたため、面接担当者の一人から表情が分かり難いので前髪を上げてみてと言われ、逃げるように立ち去る。そのあと、面接前に立ち寄った「竹村クリーニング店」に借りた服を返すために訪れ、話の中で従業員を募集している事が分かり「ここで働かせてもらえませんか」と頼み、住み込んで働くことが決まった(その際に額の傷の存在を打ち明けている)。その後は店の仕事をてきぱきとこなして看板娘となる。
クリーニング店で働き始めてから、いつも店にやって来る名前を名乗らない謎の男を「宇宙人」と密に名付けるが、後にジャズ喫茶のトランペッター・大月錠一郎だと知る。ある日、ジャズ喫茶の2階で錠一郎が「On the Sunny Side of the Street」をトランペットで吹いているのを耳にし、どこかで聴いたことがあるという懐かしい感覚に襲われる。錠一郎からジャズフェスティバルに誘われ、そこで彼のバンドが演奏するこの曲を聴いたことで、安子や岡山での記憶を思い出してしまい、これを機にしばらく錠一郎とも会わずにいた。しかし、錠一郎が偶然服に付けてしまったたこ焼きのしみを取ったことを機に交流が再開する。この時錠一郎に岡山での出来事や安子への複雑な思いを話し、「ジョーさん・サッチモちゃん」と呼び合う仲になる。
ジャズトランペッターのコンテストで優勝し、レコードデビューのために東京へ向かうジョーを笑顔で送り出すが、しばらくしてトミーの口から彼のデビューが延期になったことを知る。さらに、東京の芸能プロダクション社長を務める笹川光臣の娘・奈々とジョーが密に交際し、笹川を激怒させたという噂も聞いてしまう。その後、大阪に戻っていたジョーと再会するも、彼を心配して追って来た奈々にも遭遇。ジョーの口から奈々への好意とるいに対して別れたい旨を告げられ失意の底に沈む。しかし、彼の発言が全てるいを不幸にさせたくないための嘘だったことをトミーの話で知る。ジョーが当時は原因不明の病気でトランペットが吹けなくなり、失意の中で大阪に戻っていたことも同時に知った結果、何度拒絶されても諦めずジョーを支えたいという意志が芽生えた。行方を晦ましたジョーを捜してトミーの車(カルマンギア)で海岸に駆け付け、正に入水自殺を図ろうとしている彼を発見。彼と共に日なたの道(明るい表通り)を歩いていきたいと打ち明け、ようやく二人の思いが通じ合う。
その後ジョーとの結婚を機に大阪を離れ、京都へと移住。偶然訪れた縁日をきっかけに回転焼き屋をオープンすることを提案し、安子の記憶と正面から向き合うことも決意する[注釈 31]。開店当初はさっぱり売れなかったが、京都の実家に戻っていた一子の試食後のお墨付きが周辺に広がり、徐々に街の人々からもその味が認められるようになる[注釈 32]。そして1965年4月4日(日)に長女ひなたを出産し、るい編が幕を閉じないままひなた編がプレスタートする。
ひなた誕生後は、自由奔放なひなたに手を焼きつつも、母としての「強さ」が備わっていく。第70回で何をやっても続かないことに落ち込むひなたが、苛立ちから八つ当たりをして家を飛び出した時は後を追いかけ、子どもながらの悩みを理解し、それもいつか晴れる時が来ると伝えひなたを優しく抱きしめる。また、安子との確執の象徴ともいえる額の傷跡をひなたに旗本退屈男[注釈 33]のようにかっこいいと言われた時は、その言葉に救われたかのように微笑を浮かべていた[注釈 34]
1976年8月21日、二代目桃山剣之介が突然「大月」に来店し、回転焼きを「とりあえず100個」注文した。その時俄かに陣痛が始まったため、剣之介が乗って来た車で病院に送られ、第2子となる長男の桃太郎を出産したところでるい編は完全に幕を閉じ、物語は本格的にひなた編へと移る。その後はひなた編に登場する一人の脇役として、将来に悩むひなたを温かく見守りながら回転焼きの店を経営する姿が引き続き描かれている。
大阪編でるいの心情を語る場面では深津が語りを入れている。
大月ひなた(おおつき ひなた)(セリフの色=緑色)
演 - 川栄李奈[49](乳児期:ななと友八緒乃、幼少期:伊丹風花、少女期:新津ちせ[49]
ひなた編のヒロインで、ひなた編の前日談に当たるるい編(京都編)にも登場する。
安子と稔の孫で、るいと錠一郎の娘。桃太郎の姉。1965年(昭和40年)4月4日(日)生まれ。るいと錠一郎夫婦が好きな曲「On the Sunny Side of the Street」の邦題「ひなたの道」[注釈 35]から「ひなた」と命名。1975年の時点で父・錠一郎の影響により時代劇好きな少女として成長する。
時代劇にのめりこむあまり、勉強そっちのけになりがちな一面があり、夏休みが終わるころには宿題が終わっていない状況を嘆くこととなったが、親友である一恵と小夜子のアシストもあって無事終わらせることができた。錠一郎と共に近所にオープンした映画村に初めて行った際に来年の春に二代目桃山剣之介のサイン会があることを知り、るいに入場料金として1500円をおねだりするが、るいが2人目の子を身ごもっていたことを打ち明けたことがきっかけで空き瓶を拾って小遣い稼ぎするなど自力で工面するまでに変わった。サイン会で二代目桃山剣之介と初めて会った後、外国人のビリーに一目ぼれし、彼とコミュニケーションを取るために英語教室に通いたいと考えたことで小遣い稼ぎを再開するが、空き瓶をめぐって吉之丞と争った際に足にケガを負ってしまい、吉右衛門からお詫びの品として福引券10回分をもらう。この福引でるいが古いラジオを当てたことで、英語講座を聴く機会を得ることとなる。最初は英語講座を積極的に聴いていたが、漫画やテレビなどの誘惑に惑わされてしまい、長続きしなかった。その結果、覚えていた英語が思い出せず、ビリーとの別れをすることになり、いつも誘惑に負け志が続かない自身に不甲斐なさを感じるようになるも、るいに励まされる。お忍びで「大月」にやってきた桃山と再会し、るいが産気づいて弟の桃太郎が誕生した時点で幕を閉じたるい編からバトンを引き継ぎひなた編が本格的に始まる。
高校3年生になり、同級生たちが進学を決める中、自分だけが希望を見つけ出せずにいたが、癒しの場となっていた映画村に出向いたことがきっかけで「ミス条映コンテスト」の参加者募集ポスターを見つけることとなる。
コンテスト自体は落選だったが、後述の五十嵐文四郎が演技の相手役だった事から激しく動揺し、結果的に(本音の入り交じった)アドリブで会場を盛り上げる事に成功し、榊原(後述)にも感謝され、コンテストを見ていた伴虚無蔵に見込まれ、映画村でアルバイトをする事になり、それがきっかけで自分の進むべき道を見つけ、卒業後は条映に入社して業務部に配属され榊原の部下となる。
五十嵐とは条映入社後もケンカ友達のような関係だったが徐々に親密な関係になっていき、彼の役者一筋の姿勢を応援、彼のためにるいから回転焼きを教わり、焼きたてを提供できるようになった。。
京都編でひなたの心情を語る場面では川栄が語りを入れている。

安子編

橘(たちばな)家の人々

橘金太(たちばな きんた)
演 - 甲本雅裕[42]
安子編(岡山編)に登場。
「たちばな」の二代目で、算太と安子の父。店のあんこの味を大切に守っている。実直な性格。演芸好き。安子を自慢の娘として誇っているが一方で家業に興味を示さない息子・算太とは何度も衝突し、借金を抱えた算太を勘当後は彼の出征の見送りも拒むが、後に後悔を抱き続ける。
稔の人柄を認めつつ、戦時下の物資不足から安子を砂糖会社の次男と政略結婚させようと考えていたことや、家柄の違いから、安子と稔の結婚に難色を示していたが、最終的に2人の仲を認める(後に稔が出征した事ですぐに稔との結婚を認めてあげられなかったことを後悔して安子に謝罪している)。
岡山大空襲時に小しずとひさに防空壕を指定のうえ避難指示し自身は消火作業に向かうも、その防空壕が焼かれ2人が死去したことで心に深い傷を負う。以後、鬱状態となり寝込む日々を送るが、安子が作ったおはぎを口にし意欲を取り戻す。安子と共に焼失した「たちばな」の立て直しを目指した矢先、心臓の病で倒れ、算太の復員姿や一家団欒の幻を見ながらこの世を去る。
橘小しず(たちばな こしず)
演 - 西田尚美[42]
安子編(岡山編)に登場。
安子の母。いつも家族の幸せを願う優しい母親。実家は小豆農家で、金太とは見合い結婚である(ひさ曰く「美人で有名だった」)。夫とともに「たちばな」を切り盛りする。安子の結婚には、当初は2人が家柄の違いを乗り越えられるのかを心配していたが、稔の強い決意を聞いたことで応援する。
岡山大空襲時、姑のひさと共に避難した防空壕で死去。
橘算太(たちばな さんた)→サンタ黒須[注釈 36]
演 - 濱田岳[42](幼少期:宇治本竜ノ助[50]
安子編(岡山編)に登場するが、サンタ黒須としてひなた編にも登場する。
安子の4歳年上の兄。トラブルメーカーで周囲との諍いが絶えない一方、安子に対しては面倒見が良く、妹思いの優しい一面を見せる。
1934年時点では「たちばな」で修行していたが興味の無さからサボりや悪事を繰り返し、何度も金太と衝突していた。映画館で『黄金狂時代』を鑑賞したことをきっかけにダンサーを志し、「ものにならなければすぐに帰ってくる」ことを条件に家を出て大阪に移る。その後はダンスホールで講師を務めるなどしていたが、1941年職場の閉鎖をきっかけに突如帰郷する。まもなく行方をくらました直後にこわもての田中が「たちばな」に借金の取り立てに来たことで、多額の借金を抱えていることが明るみになり金太から勘当される。
その後しばらく行方不明だったが、1943年赤紙が届き、一旦帰郷するが金太が許さず家に入れてもらえぬまま出征する。1948年のクリスマスに復員し、安子の嫁ぎ先雉真家に居候し、兄妹で力を合わせ「たちばな」の再興を目指す。雉真家の女中雪衣に思いを寄せていたが[注釈 37]、勇の部屋から寝巻姿で出てきた雪衣を見たことで[注釈 38]、二人が男女の仲だと確信。自暴自棄になった末に、安子が「たちばな」再建のために稼いだ貯金を持ち逃げして蒸発するという裏切り行為を行い、再び消息不明となる。
ひなた編にて二代目桃山剣之助の旧友の老振付師「サンタ黒須」として再登場。「条映太秦映画村」のテレビCMの撮影にダメ出しして演出を指導。後日ひなたに「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」のリバイバル上映のチケットを手渡す。
橘杵太郎(たちばな きねたろう)
演 - 大和田伸也[42]
安子編(岡山編)に登場。
御菓子司「たちばな」の創業者で算太と安子の祖父。息子の金太や職人らには厳しいが、孫娘の安子には甘い面がある(このことで金太から反感を買っている)。「チェリー」を愛煙。ひさとは恋愛結婚した。
戦時中に再び腰痛が悪化して寝ている時間が多くなり、のちに肺も患う。安子に幸せを願う言葉を残し、程なくして死去する。
彼の願いもむなしく、以降の安子は苦難の道を歩む事になる。
橘ひさ(たちばな ひさ)
演 - 鷲尾真知子[42]
安子編(岡山編)に登場。
杵太郎の妻で算太と安子の祖母。しっかり者で頭の回転が速く、物事に動じない。彼女が作るお汁粉は絶品で、「たちばな」のあんこの原点になった。
岡山大空襲の際、金太の指示で避難した防空壕内で小しずと共に死去。
黒鉄正治
演 - 松木賢三
安子編(岡山編)に登場。
「たちばな」の住み込み従業員。従業員三人の中の中では最後まで「たちばな」で働いていたものの出征。生死は不明。
菊井三郎
演 - 杉森大祐
安子編(岡山編)に登場。
「たちばな」の住み込み従業員。1941年、従業員三人の中で最初に召集令状が届き出征した。生死は不明。
丹原茂
演 - 中村凜太郎[51]
安子編(岡山編)に登場。
「たちばな」の住み込み従業員。「たちばな」の中では菊井の次に出征。生死は不明。

雉真(きじま)家の人々

作中における表記は映像上一貫して「雉眞」である(るいが大阪での就活時に書いた履歴書を除く)。ここでは公式サイトの表記等に従い便宜上これに準じた表記で統一する。

雉真千吉(きじま せんきち)
演 - 段田安則[42]
安子編・るい編(大阪編)に登場。
雉真繊維の社長。同社を一代で立ち上げた地元でも知られる実力者。跡継ぎの稔(後述)と事業の更なる拡大を目指している。
当初、稔を銀行の副頭取の娘と政略結婚させようとしたため、安子との結婚に反対するが、勇の強い説得と、安子の人柄を知り考えを変え、非礼を詫びた上で結婚を認める。
稔の戦死後は安子を追い出そうとする美都里の心情や安子の将来を考慮し、安子に別の男性との再婚を勧め、安子母娘が家出する原因となる。その2年後密かに大阪に住む安子母娘を訪ね、るいの養育環境を心配して2人を連れ帰ろうとし、そのことに悩んだ安子は、自転車でおはぎを配達中に前方不注意で交通事故を起こし、母娘とも負傷した。勇の説得で安子母娘が雉真家に帰宅後、るいを連れておはぎの営業販売をする安子に対し、体裁を気にして孫を巻き込むことに猛反対する。
1962年に死去。安子との決別以降、額の傷の治療を拒み、声を出して笑わなくなったるいの事を気にしており、晩年の病床で自分が安子とるいを引き離そうとしなければと悔やんでいたが、勇はあんこ[52]がるいを置いてアメリカに行くなんて、よっぽどの事があったはずだと擁護していた。義理の娘にあたる雪衣やその息子である昇、更には実の息子である勇も彼の死に対しては淡白であり、悲しむ様子を見せてはいなかった。
彼自身は良かれと思っての行動であったが、前述の安子への度重なる干渉とるいに対する溺愛が二人の関係を引き裂く原因になってしまっていた。
雉真美都里(きじま みどり)
演 - YOU[42]
安子編(岡山編)に登場。
千吉の妻。良家のお嬢様育ちでプライドが高く、いつも華やか。
稔が安子との結を望んだ際には身分違いとして最後まで強硬に反対した。そして安子に陰湿な嫌がらせをして雉真家から遠ざけようとしたが、出征を控えた稔の気持ちを思い遣り、渋々認める。
稔の戦死で精神的に不安定に陥り、息子の死は安子のせいだと決めつけて「疫病神」と罵り追い出そうとする。安子母娘が家出した直後は孫を誘拐されたと警察に行こうとしたが、たまりかねた勇に自身のそのような態度が義姉さん(安子)を追い詰めていたのがわからないのかと諭される。
帰宅した際は戻ってきたことに感謝を述べ、以後孫娘るいの存在に癒やされていくが、ある時るいが目の前でラジオのスイッチを入れて「カムカム英語」を聴き始めた際には突然スイッチを切り、息子を殺した国の言葉は聞きたくないと漏らした。戦地から復員した算太が安子を訪ねて来た際は、実の息子のように抱きしめた。安子は算太を受け入れてくれた彼女に感謝を述べ、これで二人は真に和解する。雉真繊維の野球部で頭角を現した勇を稔と共に最高の息子と安堵し、英語と違って野球には寛容だった。翌年のクリスマスが近づく頃静かに息を引き取る。
演じるYOUは2021年11月16日放送の「あさイチ」にゲスト出演した際に視聴者に向けて直前放送分での「安子いじめ」を謝罪し、今後の展開として「最後まで嫌な感じ」と言及していたが[53]、安子母子が岡山に戻って以降は亡くなるまで穏やかに過ごしていた。
雉真稔(きじま みのる)
演 - 松村北斗SixTONES[42]
安子編(岡山編)に登場。
千吉の長男で、後に安子の夫。るいの父でひなたと桃太郎の祖父。家の跡取りとして育ち、1939年時点では大阪の商科大学予科(現在の大学教養課程)に在学。雉真繊維の製品の販路を海外に広げることを目指し英会話を熱心に学んでいる。ジャズを愛し、受験勉強中は「自宅で勉強すると勇に邪魔されるから」との理由で喫茶店「Dippermouth Blues(ディッパー・マウス・ブルーズ)」に頻繁に通っていた縁で、店を経営する柳沢親子と親しい。
安子と相思相愛となり、紆余曲折の末学徒出陣で出征する前に結婚した。戦後に勇が復員した後、戦死公報が届く。
雉真勇(きじま いさむ)
演 - 村上虹郎[42](幼少期:藤原詩音[54]
安子編・るい編(大阪編)に登場。
千吉の次男。安子の小学校からの同級生で甲子園を目指す野球少年。兄の稔を尊敬している。幼少期から安子に好意を抱いていたが素直に優しくできず、彼女を「あんこ」と呼んでしばしばからかっていた。稔と安子が相思相愛になるとそうしたことはなくなり、稔が一度は安子との結婚を諦めた際には大阪の稔の下宿に乗り込んで「兄ちゃんだから諦めたのに、ふざけるな!!」と泣きながら稔を殴り付けた。その後は父を説得するなど二人の後押しをする。二人の結婚後は想いを抑え、安子を「義姉さん」と呼んだ[注釈 39]。るいの名前の由来を、勝手に野球用語の「塁(base)」だと思い込んでいる。
召集により出征し、終戦から約4か月後に復員した。両親がるいを安子から引き離そうとしていることを知り、安子に当座の生活資金を与えて密かに母娘を大阪に逃がす。数年後、おはぎを配達中の母娘が交通事故に遭うと、安子を説得して雉真家に戻らせる。その後安子にプロポーズするも回答がないうちに彼女がロバートと会っているのを目撃したことで関係を問い質すが、その際の安子の取り乱しようから二人の関係を察し、酒場で自棄酒をあおった末に喧嘩をして帰宅した[注釈 40]。この時彼を介抱した女中の雪衣と結婚して長男昇をもうけたが、安子がるいを捨てて渡米した真の理由を知らず、その後も彼女に未練を抱き続ける。
安子が渡米してから11年後の1962年、病床の千吉に代わって雉真繊維の社長に就任している。ほどなくして千吉が死去。その葬式当日の朝、ドラマ鑑賞に夢中の妻や勉強に専念する息子に呆れてため息をつくが、直後に自身も旭川の河川敷でるいと笑顔でキャッチボールを楽しんだ。その際にるいから雉真家を去る決意を聞かされ、彼女のために積み立てていた金を渡そうとするが、予てから雉真家との縁を切りたかったるいには、以前から密かに古本屋のアルバイトで貯金していたからと断られている。
村野タミ(むらの たみ)
演 - 西川かの子[42]
安子編(岡山編)に登場。
雉真家のベテラン女中。常に明るく雉真家の人々の日常を支える。1948年に退職し、息子夫婦と同居するために雉真家を去った。
雉真雪衣(きじま ゆきえ)
演 - 岡田結実[42]
安子編(岡山編)・るい編(大阪編)に登場。
タミの後任として雉真家で働く若い女中。控えめな性格だがよく気がつく働き者。
安子とるいが大阪で生活中より、タミに代わり雉真家で働く。勇に恋愛感情を持っていたが、その気持ちを抑えて[注釈 41]淡々と家事をこなし、おはぎ販売などで外出する安子に代わりるいの面倒を見る。勇が安子と結婚するよう千吉から言い付けられているのを耳にした後、算太に対して雉真家に居候状態の彼と安子への不満を爆発させ、財産狙いと思われてもおかしくないと暴言を発して勇に叱責される。安子にプロポーズして拒絶された勇が街で酒を飲み喧嘩をして深夜に帰宅した際、怪我の治療をする。彼の愚痴を冷たく突き放したが、直後に勇に引き寄せられ、彼の思いがなおも安子にあることを知りながら男女の関係を結ぶ。その数日後に妊娠が発覚し、勇と結婚した(結婚前のクレジットは名前のみであり旧姓は不明)。千吉の葬式当日(昭和37年3月30日)の朝は連続テレビ小説「娘と私」の最終回に夢中だった。安子に対する不満とは対照的にるいの事は女中時代から親身に世話をしており[注釈 42]、入学式当日にるいが失踪した際も必死に探し続けていた。前述の葬式当日に勇からるいの居場所を尋ねられた際には表情を曇らせている[注釈 43]
雉真昇(きじま のぼる)
演 - 谷川生馬
るい編(大阪編)に登場。
勇と雪衣の長男。安子・稔の娘・るいの父方の従弟にあたる。勉強熱心で雪衣同様に千吉の死に対する感情は淡白。千吉の葬儀の朝には、準備を急かす勇に対して葬式が始まったらできないからと勉強に取り組む。

水田家

水田卯平(みずた うへい)
演 - 浅越ゴエザ・プラン9[42]
安子編(岡山編)に登場。
きぬの父。「御菓子司たちばな」と同じ朝丘町商店街で豆腐屋「水田屋とうふ」を営む。安子を温かく見守り、金太と一緒に地元商店街を盛り上げる。
水田花子(みずた はなこ)
演 - 小牧芽美[42]
安子編(岡山編)に登場。
卯平の妻。一緒に「水田屋とうふ」を切り盛りしている。家庭的でとても明るい性格。
水田きぬ(みずた きぬ)
演 - 小野花梨[42](幼少期:岡陽毬[54]
安子編(岡山編)に登場。
安子の幼なじみ。ちょっとクールなしっかり者で、安子を応援してくれる親友。戦時中は女子挺身隊に属していたが戦況悪化の影響で一家で疎開。その際に力と知り合う。その後終戦に伴って岡山に戻り力と結婚。1951年に出産。
水田力(みずた ちから)
演 - 小林よしひさ[55]
安子編(岡山編)に登場。
きぬの夫。陽気で働き者。
水田家の疎開先の農家の三男で、水田家が岡山に戻った後きぬを追い、婿養子となって結婚した。

赤螺(あかにし)家

赤螺吉兵衛(あかにし きちべえ)
演 - 堀部圭亮[42]
安子編(岡山編)に登場。赤螺家の人物の中で唯一複数編に登場していない。
朝丘町商店街にある荒物屋「あかにし」店主で町内会長。町内でいち早くラジオを入手していた。その性格から、周囲からは「ケチ兵衛」と呼ばれている。ぶっきらぼうで頑固な性格であるが一人息子の吉右衛門には甘い。時には阿漕なやり方をしてまで金儲けをするのも吉右衛門に良い暮らしをさせたいがためである。
戦時中「基礎英語講座」(当時敵性語)を聴くため毎朝ラジオ体操に遅刻する安子を米英のスパイと疑い糾弾する[56]
岡山大空襲直前にも金儲けのための買い占めを行い、堪りかねて意見する妻の清子に咎められ、ついには吉右衛門にも痛罵され見限られる。直後の大空襲時に身を挺して息子を戦火から守ったが、その際自身は命を落とす。
赤螺清子(あかにし きよこ)
#赤螺家(ひなた編)」を参照。
赤螺吉右衛門(あかにし きちえもん)
#赤螺家(ひなた編)」を参照。

喫茶店「Dippermouth Blues」

柳沢定一(やなぎさわ ていいち)
演 - 世良公則[42]
安子編(岡山編)に登場(るい編では回想シーンのみに登場)。
岡山にある、稔の行きつけの喫茶店「Dippermouth Blues」[注釈 44]のマスター。酒とジャズをこよなく愛し、海外の珍しいレコードを数多く集めている。
終戦後は、進駐軍のクラブで演奏するバンドメンバーのオーディションや斡旋を行い、同クラブでのクリスマスパーティーのバンド演奏に立ち会った際には、客席にいる安子を見かけて思い付き、飛び入りで「On the Sunny Side of the Street」を歌唱、その場に居合わせた戦災孤児「じょういちろう」の記憶に刻み込まれる。その後、本業の喫茶店業務を再開する。
店を覗いたりクリスマスパーティーに付いてきたりする「じょういちろう」を当初は邪険に扱うが、クリスマスパーティー後にはホットドック(進駐軍からの盗品)を与え優しく声をかけた。以来、親身に世話を焼き、「大月錠一郎」の名と生年月日を決めて戸籍を作った。彼を自分の店の雑用に雇い、錠一郎がジャズミュージシャンらと交流しトランペッターとなるきっかけを作る。
錠一郎がバンドの巡業で大阪を訪れている時に訃報が届いた。彼は生前「Night and Day」の先代支配人に、自分が死んだら錠一郎の後見人になって欲しいと頼んでいた。
柳沢健一(やなぎさわ けんいち)
演 - 前野朋哉[42]
安子編(岡山編)に登場。
定一の一人息子。父の店を手伝っている。小学校では算太の二級下の後輩で、在学時に直接的ではないが彼から迷惑を被ったことを示唆している。1943年時点では出征中で、1951年に復員。

他の岡山の街の人々

たばこ屋のおばあちゃん
演 - マエダユミ
安子編(岡山編)に登場。
たばこ屋の店主。杵太郎が愛煙しているたばこの銘柄を記憶している。
「たちばな」の客
演 - あだち理絵子[59]
安子編(岡山編)に登場。
「水田屋とうふ」の客
演 - 三原あや
安子編(岡山編)に登場。

物語に関わる人物(安子編)

京田武男
演 - 笑福亭松喬
安子編(岡山編)に登場。
日本最初のアナウンサー。東京放送局(JOAK)の第一声を発した人物。
平川唯一(ひらかわ ただいち)
声 - さだまさし[42][注釈 45]
安子編に登場。
NHKラジオ英語講座「カムカム英語」の講師。
監督
演 - 要冷蔵[61]
安子編(岡山編)に登場。
弓丘中学野球部の監督。
ジェイムズ・バーナード・ハリス
声 - ロバート・ハリス[注釈 46]
安子編(岡山編)に登場。
「実用英語会話」の講師。
ピンダー
声 - ドナ・バーク
安子編(岡山編)に登場。
「実用英語会話」の講師。
こわもての田中
演 - 徳井優[42]
安子編(岡山編)・るい編(大阪編)に登場。
算太の借金を取り立てに、ある日突然橘家に押しかけてきた借金取り。
それから20年以上後の第41回、竹村クリーニング店にクレーマーとして現われる(この時は来店した片桐春彦に撃退される)。
それから更に十数年後の第66回、京都でるいが営む「大月」の前を通りかかった子門真人似の男の「アフロの田中」が登場(後述)したが、「こわもての田中」との関係は作中で触れられていない。
初代 桃山剣之介(ももやま けんのすけ)
演 - 尾上菊之助[42]
全編に登場(すべてスクリーン上や回想シーン)。
1915年(大正4年)生まれ。1933年(昭和8年)にデビューした時代劇映画のスター。デビュー作の「桃から生まれた剣之介」の役名がそのまま芸名となり、「モモケン」の愛称で親しまれた。「棗黍之丞」シリーズが大人気となり、戦前から戦後にかけて息の長い活躍を続けるが1964年、作品の打ち合わせ中に突然倒れ、入院先で死去する。「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」[注釈 47]が生前最後の出演となった。息子の団五郎とは、彼が映画を見限りテレビ出演を選んだ事で仲違いしており、「妖術七変化 隠れ里の決闘」では相手役に団五郎を充てる条映の意向を拒否して、自身が目をかけていた無名の大部屋俳優である伴虚無蔵を指名した[注釈 13]
堀英四郎
声 - 松坂ヒロシ
安子編(岡山編)に登場。
英語学者。ラジオ英語番組「基礎英語」で講師を務めていた。「基礎英語」戦争が本格的になりつつある中最後まで放送されていた英語番組であったが、真珠湾攻撃が行われた1941年12月8日の朝、放送が終了する。
神田猛(かんだ たけし)
演 - 武井壮[42]
安子編(岡山編)に登場。
帝国海軍主計中佐。「雉眞繊維」と取り引きをし、戦争の本格化により軍服を発注するよう依頼する。
小椋くま(おぐら くま)
演 - 若井みどり[42]
安子編(大阪編)に登場。
大学に通う稔の下宿先「おぐら荘」の大家。
るいを連れてやって来た安子を、物置に住まわせる。安子のことを当初「鈴木くん(詳細不明)の奥さん」と思い込んでいた。
少年
演 - 山ノ内亮
安子編(岡山編)に登場。
「たちばな」のおはぎを盗んだ少年。金太におはぎを売るように命じられ売り終えて戻ってきた後、金太を看取る。
小川澄子(おがわ すみこ)
演 - 紺野まひる[42]
安子編(大阪編)に登場。
安子が大阪で出会う主婦。倒れた安子を介抱し、安子に繕い物の仕事を紹介する。
小川勉
演 - 森田一休[62]
安子編(大阪編)に登場。
澄子の夫。
小川敏夫(おがわ としお)
演 - 神谷龍翔[63]
安子編(大阪編)に登場。
澄子の息子。
セーターのほつれを安子に繕ってもらう。
小川博子(おがわ ひろこ)
演 - 山内陽葵[64]
安子編(大阪編)に登場。
澄子の娘。
岡野明
演 - 有北雅彦[65]
安子編(大阪編)に登場。
岡野商店の店主。安子に大量のおはぎを発注する。
岡野正子
演 - 嘉納みなこ[65]
安子編(大阪編)に登場。
明の妻。
ロバート・ローズウッド
演 - 村雨辰剛[42]
安子編(岡山編)に登場。
連合国占領軍(進駐軍)所属の米陸軍中尉で岡山に駐屯。 高校在学時代に思いを寄せていた女性(後の妻)が大学合格を交際の条件としたため、専らその目的のために進学した。大学で日本語を学び、ある程度日本語会話が出来た。来日時点で妻は既に故人[注釈 48]
1948年に路上で花売りの女性から亡妻に手向ける花を買おうとするも慌てて上手く話せず、野の花を摘んで売り歩くことを咎められたと勘違いした彼女に恐れられて途方に暮れるなか、偶然通り掛かった安子の通訳でことなきを得る。後日クリスマスの日に安子と偶然再会。安子が英語が話せるようになった理由や身の上話を聞き、彼女を進駐軍のクラブのクリスマスパーティに連れていく。程なく岡山撤収で大阪へ異動するが、その後も岡山の復興状況を気にかけ、折々立ち寄る。英語教室開設の要望を引き受け、その教材作りの手伝いを安子に依頼する。
やがて安子に想いを寄せるようになり、失踪した算太を探しに来阪中倒れた安子を介抱した際に自身の想いを伝え、ともにアメリカへ来て欲しいと告げる。それに対し安子が感謝の思いを伝える瞬間を目撃したるいが安子を拒絶する直接の原因となる。大阪では安子に自身の想いを伝えるも断られたが、その後岡山へと向かい、傷心の安子を伴って帰国した。
林善郎
演 - 関秀人
安子編(岡山編)に登場。
戦後の雉眞繊維の専務。野球部の部長として活躍していた勇を見守る。
花屋のおばさん
演 - 川本美由紀[66]
安子編(岡山編)に登場。
野の花を摘んで売り歩いていた女性。1948年、ロバートが花を買おうとした時に慌てて日本語を上手く話せずにいたため、自身の行動を咎められたのだと勘違いして怯えるが、偶然通り掛かった安子の通訳により解決する。
トランペッター
演 - MITCH
安子編(岡山編)に登場。
定一に斡旋され、進駐軍のクラブのクリスマスパーティーで演奏していた。演奏を偶然見ていた錠一郎に大きな影響を与え、後に彼によって回想されている。

その他(安子編)

落語家
声 - 桂八十八
吉兵衛が聞いていたラジオに出演していた落語家。
アナウンサー
声 - 合田敏行(元NHKアナウンサー)
横山エンタツ
演 - 中川剛中川家[67]
漫才師
花菱アチャコ
演 - 中川礼二(中川家)[67]
漫才師。
通行人
演 - アラン・ホーリー
道に迷っていた外国人。安子に道を尋ねた。稔に英語で説明してもらう。
落語家
声 - 桂紅雀
橘家の面々が聞いていたラジオ番組で「まんじゅうこわい」を演じていた落語家。
浪曲師
声 - 京山幸枝若
橘家の面々が聞いていたラジオ番組に出演していた浪曲師。
三味線
演 - 一風亭初月
アナウンサー
声 - 栗田晴行日本語センターアナウンサー)
支配人
演 - F.ジャパン[68]
算太がダンスの講師として出入りしていたダンスホールの支配人。1951年に算太が行方をくらませた際には、ダンスホールを訪れた安子に彼の行方を知らないかと訊かれるが、知らなかった模様。
若い娘
演 - 山下桐里[68]
ダンサーを志望してダンスホールを訪れるも、すぐに支配人に追い返される。しかしボーイに扮していた算太と共にダンスを踊っと時には、大きくその場を沸かせる。
おかみ
演 - 友寄由香利
役人
演 - 森乃阿久太
橘家に算太の召集令状を届けた。
闇市の店主
演 - 笑福亭風喬岡山祐児
終戦直後の、闇市の店主。
露天商
演 - 山田永二
チンピラ
演 - 山本道俊
闇市の客
演 - 北村友希上田一軒
通行人
演 - 福原正義[69]
医師
演 - 江口直彌
花屋の店主
演 - 白井良次
警官
演 - 岡大介

るい編 - ひなた編

大月家

大月るい(おおつき るい)
#ヒロイン」を参照。
大月錠一郎(おおつき じょういちろう)[注釈 49]
演 - オダギリジョー[44](幼少期:柊木陽太[73]
全編通して登場。
ジャズトランペット奏者で通称「ジョー」。出会った当初のるいをルイ・アームストロングのニックネームにかけて「サッチモちゃん」と呼ぶ(後には「君」や「るい」になった)。
安子編で岡山の「Dippermouth Blues」を訪れたるいとニアミスしている[注釈 50]が、当時はお互いの存在をまったく意識しなかった。幼少期を岡山で過ごしそこで戦災孤児となり、音楽に興味を覚えてジャズ喫茶「Dippermouth Blues」に寄り付いてはマスターの定一に追い払われる。定一が進駐軍のクリスマスパーティーで「On the Sunny Side of the Street」を熱唱するのを目撃したことが一番古い記憶という。「じょういちろう」という名前以外に身元につながる情報が何もなく、その後定一が世話をして新たに戸籍を作り、「定一」に因む姓名とキリストに因む誕生日(1940年12月25日[74])を与えられた[注釈 51]。その後はバンドマンからトランペットを習ったりバンド巡業の同伴もしたりしていた。
生前の定一から依頼を受けていた「Night and Day」の(木暮の)先代の支配人が面倒を見て、この店の2階に住み込み大阪を拠点に音楽活動をしてきた[75](バンド名は「大月錠一郎クインテット」[76])。
るい編で竹村クリーニング店の客として再登場。一人で店番中のるいと初めて会った際に名乗らず去ったため、彼女は彼を「宇宙人」と仮名を付ける[注釈 52]
るいとは互いに惹かれ合い第52回でプロポーズする。額の傷を気にしていたるいは躊躇するが、傷を見ても気にせず抱きしめる。ジャズトランペッターコンテストには一切関心がなかったが、トミーの挑発やるいと同伴した映画鑑賞がきっかけで参加を決意し、るいに優勝することを誓う。当初は同数票であったトミーとの決戦の末満場一致で優勝し、東京でのデビューが決定。るいを残して上京するもレコーディング中に、当時の時点では原因不明の病気のため突然トランペットの演奏が出来なくなる[注釈 53]。複数の病院で診察を受けるも、病気の原因はわからないまま、東京の芸能事務所社長である笹川光臣に見限られて、失意の中大阪に戻る。その後るいと再会するが、今の自分ではるいを不幸にすると悲観し冷たく突き放す[注釈 54]。しかし、何度拒絶しても自分を支えようとするるいに心を動かされ、やがて彼女の想いに応え、結婚して京都のあかね通り商店街へ移住。当初はるいの始めた回転焼き屋を手伝おうとしたが、調理、生地作り、接客と、何一つ上手くいかず[注釈 55]、生計をるいに任せて生活している状況であった。ひなたや桃太郎が生まれても同様の生活であったがその優しく穏やかな人柄は変わらず、収入こそないものの[注釈 56]、るい、ひなた、桃太郎にとっての良き夫、父親であり続け、家庭は円満。
音楽への思いは捨てていないようで、近所の子供達の野球のコーチ[注釈 57]をしながら時折メモ帳に五線譜を引いて楽譜を書いている[注釈 58]
映画「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」を劇場で観て以来、桃山剣之介父子の大ファンとなり、その影響でひなたも侍に憧れる。朝は一家団欒でNHK連続テレビ小説を見ることを日課にしている。
大月ひなた(おおつき ひなた)
#ヒロイン」を参照。
大月桃太郎(おおつき ももたろう)
演 - 青木柚[49](幼少期:野﨑春[49]
ひなた編に登場。二代目桃山剣之介がお忍びで回転焼き屋「大月」を訪れた、1976年8月21日生まれ。モモケンにあやかろうという錠一郎の発案で桃太郎と名付けられた。もっとも本人は「剣太郎の方がよかった。」との事[注釈 59]
大月家の長男で、ひなたの弟。野球好き。
7歳の時点(1983年)で、小夜子に想いを寄せるというませた一面がある[注釈 60]

野田家

野田一子/ベリー(のだ いちこ)[注釈 61]
演 - 市川実日子[44]
るい編・ひなた編に登場。
ジャズ喫茶「Night and Day」の常連客。通称はベリーで、当初は通称で呼ばれており本名は59話で明らかとなった[78]。通称の由来について錠一郎は「一子(いちこ)→イチゴ→(ストロウ)ベリー」と推測している[注釈 62]ものの、本人曰く通称は大阪における仮の姿とのことで、京都に帰ってからはその名で呼ばないようにるいに伝えている。実家は京都の茶道家元。錠一郎に片思いして高校時代は京都から大阪に通い詰め、進学先に大阪の短大の国文科を選ぶ。勝ち気な性格でジョーに接近したるいに当初敵意を抱くが、ダブルデートの際にトミーの説得を受け身を引き、るいと錠一郎の親友になる。錠一郎やトミー同様、るいのことを「サッチモ」と呼ぶ。卒業後は京都に戻り茶道の師範となり、すぐに見合い日本舞踊の師匠と結婚。るいの始めた回転焼き屋「大月」の得意先となり、自身の結婚式ではデザートとして回転焼き200個を注文している[注釈 63]。後年娘の一恵が短大進学を希望した際には、遊び呆けて留年するであろうと予想して反対する。聞いていたるいはこっそり噴き出し、その話を聞いた錠一郎も彼女がかつて留年した事を知っているため失笑する[注釈 64]
野田一恵(のだ いちえ)
演 - 三浦透子[49](幼少期:清水美怜[49]
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
ひなたの同級生にして親友。一子(ベリー)の一人娘。18歳の頃には茶道のお手前も一子にとりあえず及第とされるまで成長しているが、本当にこのまま茶道の道に進むか考える時間が欲しいため、短大進学を希望してるい、ひなた母子の前で一子と言い合いになる。勝ち気な性格は母譲り。短大進学後社会経験のため、ひなたを通して映画村でアルバイトをする[注釈 65]

竹村クリーニング店

竹村平助(たけむら へいすけ)
演 - 村田雄浩[44]
るい編(大阪編)に登場。
大阪・道頓堀横丁の「竹村クリーニング店」のオーナー。るいを住み込みで雇い、妻・和子と共にるいを自分の子供のように面倒を見ている。
竹村和子(たけむら かずこ)
演 - 濱田マリ[44][注釈 66]
るい編(大阪編)に登場。
平助の妻。夫・平助と「竹村クリーニング店」を経営している。夫と同様、るいを自分の娘のように面倒を見る。また、自身の青春時代が戦時中で自由がなかった経験から、慎ましいるいに対して、おしゃれをして遊ぶことを薦める。

ジャズ喫茶「Night and Day」

木暮洋輔(こぐれ ようすけ)
演 - 近藤芳正[44]
るい編(大阪編)に登場。
ジャズ喫茶「Night and Day」のオーナー兼マスター。錠一郎をよく知る人物。来店したるいを通じて「竹村クリーニング店」にお試し注文し、安くて丁寧な仕事に感銘を受け、以後同店の上得意先になる。
トミー北沢(トミー きたざわ)[注釈 67]
演 - 早乙女太一[44]
るい編(大阪編)に登場。
木暮の営むジャズ喫茶「Night and Day」を拠点に活動するトランペット奏者(バンド名は「トミー北沢とブルーカメレオンズ」)。 親はクラシック音楽の演奏家。幼少期から英才教育を受けたエリートで、大勢の女性ファンを持つ。錠一郎の才能を見抜きライバル視しているが、同時に親友のような存在。
海岸でのダブルデート(ロケ地は淡路島の吹上浜)の際、錠一郎とるいは共鳴し合っていると察し、錠一郎に片想いするベリーに諦めるよう諭す。愛車は赤いオープンカー仕様のカルマンギア(俗に「poor-man's Porsche」と呼ばれる[要出典])。
大月錠一郎(おおつき じょういちろう)
#大月家」を参照。
ベリー/野田一子(のだ いちこ)
#野田家」を参照。

ひなたを取り巻く人物

野田一恵(のだ いちえ)
#野田家」を参照。
藤井小夜子(ふじい さよこ)
演 - 新川優愛[49](幼少期:竹野谷咲[49]
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
ひなたの同級生。小学4年生の夏休み、傘を忘れて雨宿りしていたところをひなたに傘を貸してもらい、後日返しに大月家を訪れた際にひなたの宿題を手伝った事で親友となる。優等生で、英会話、ピアノ、書道に長けている優しくおしとやかなお嬢様。学校の先生になるのが夢。
赤螺吉之丞(あかにし きちのじょう)
#赤螺家(ひなた編)」を参照。
島田修治
演 - 中谷悠希
るい編(京都編)に登場。
ひなたの小学校時代のクラスメイトで、吉之丞の取り巻きの1人。
土井哲也
演 - 植村遥斗
るい編(京都編)に登場。
ひなたの小学校時代のクラスメイトで、吉之丞の取り巻きの1人。
木下貞雄
演 - 高垣眞清
るい編(京都編)に登場。
ひなたの小学校時代のクラスメイトで、吉之丞の取り巻きの1人。
先生
演 - 高井俊彦
るい編(京都編)に登場。
ひなたの小学校の担任の先生。

赤螺家(ひなた編)

赤螺清子(あかにし きよこ)
演 - 松原智恵子[49](若年期(安子編):宮嶋麻衣[42]
全編通して登場(「るい編」ではるいと錠一郎が京都に移住してからの登場)。
岡山の朝丘町商店街の荒物屋「あかにし」の店主・赤螺吉兵衛の妻。優しく控え目な性格。岡山大空襲で夫を亡くし、故郷の京都で息子の吉右衛門と「あかにし」を立て直しつつましく暮らす。
赤螺吉右衛門(あかにし きちえもん)
演 - 堀部圭亮[79](二役)(乳児期:角野彩晴、幼少期:中川聖一朗[42]、少年期:石坂大志[54]
全編通して登場(「るい編」ではるいと錠一郎が京都に移住してからの登場)。
吉兵衛と清子の一人息子。初代桃山剣之介がデビューした昭和8年(1933年)に出生[注釈 68]岡山大空襲で父を亡くし、母と共に京都のあかね通り商店街に移住し、「あかにし」を復活させた(後年電器屋に転業)。1964年ごろに初美と結婚。あかね通り商店街会長。息子吉之丞はひなたと同級生。
家族揃って甘味が大好物で、岡山では「たちばな」の、京都では「大月」の常連客となっている[注釈 69]
幼少期は父を理詰めで諭す冷静沈着なしっかり者で、前述の買い占めをした父に清子が抗議したことで暴言を吐いたことに怒り、痛罵した末に見限ったこともあるが、成長するにつれ風貌も性格も父そっくりとなる[注釈 70]。しかし、家族以外の人間を牽制するような目をしていた父よりは目つきが柔和で、錠一郎のモモケン談義に乗って共にチャンバラに興じるなど、ノリの良い面もある。人情もあり、るいが「あかにし」店内で倒れた際[注釈 71]には、自転車の練習をする錠一郎の元へ息せき切って走り知らせている。また、息子の吉之丞がひなたに誤ってケガをさせてしまった際は、るいたちのもとを訪れて深く謝罪し、お詫びに福引10回分(100枚)の券を渡す。この福引でるいが3等賞品である年代物の真空管ラジオ「FIRE AFTER」[80]を当てた。
京都にるいと錠一郎が移住してきたばかりの頃、前述の錠一郎とのチャンバラで腰を痛め、これに怒って2人に商店街から出ていくよう言い放ったが、母の説得で矛を収める。この時にるいから回転焼きを渡されており、これを口にすると「懐かしい味がする」と呟き、舌鼓を打つ。
かつて父が自身に対してそうだったように、吉之丞には甘く、溺愛している[注釈 72]
清子と吉右衛門は岡山大空襲から40年近く経って(1984年)も、それぞれ非難、痛罵したのが最後の吉兵衛とのやり取りになってしまった事を後悔しており、「そば処うちいり」内でひなたの前で思い出話の末たまらず号泣した[注釈 73]
赤螺初美(あかにしはつみ)
演 - 宮嶋麻衣[49](二役)
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
吉右衛門の妻(旧姓は不明)。嵐電北野白梅町駅近くの「そば処うちいり」(京都市北区)の店員だったが、「あかにし」へしばしば出前を届けに来る内に吉右衛門の意中の人となる。店の主人が業務用自転車を買い替え、今までのをどうしようかと困っていた際、おりしも自転車を求め「あかにし」に来店したるい夫婦と出会い、無償譲渡した[注釈 74]。若い頃の清子と瓜二つ[81]
赤螺吉之丞(あかにし きちのじょう)
演 - 徳永ゆうき[49](幼少期:石坂大志[49](二役))
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
赤螺吉右衛門と初美の息子で吉兵衛と清子の孫。ひなたの幼馴染で同級生。ガキ大将で小学生時代はひなたとよくトラブルを起こす。1983年時点では吉右衛門に店を継ぐために店番をさせられているが、本人は大型家電量販店の進出による商売の先細りを予想しており、店を継ぐ気はない。ひなたとは長じても相変わらずケンカ友達のような関係だが、吉之丞が憎まれ口を叩いてもひなたがあっさり認めるやりとりに変わっている[注釈 75]。母初美ともども美咲すみれの大ファン。
演者の徳永は、自身の趣味特技を活かし、劇中で登場する京都市の路面電車の車掌のアフレコも行っている(ノンクレジット)。

条映太秦映画村関連の人々

二代目 桃山剣之介[注釈 76]
演 - 尾上菊之助(二役)[49]
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
初代桃山剣之介の息子で、初めの芸名は桃山団五郎(ももやま だんごろう)。銀幕を舞台とした父に対しテレビで頭角を現し、父の死から1年がたった春に桃山剣之介を襲名(自称)し、父の当たり役だった「棗黍之丞」をテレビシリーズで演じている。演技を離れれば腰が低い紳士で、映画村でのサイン会では小学生のひなたにも敬語で語り掛け、彼女の「侍になりたい」との唐突な言葉に一瞬戸惑いながらも、志を失わなければきっとなれると優しく答え、るいからプレゼントされた「大月」の回転焼きを席を立って礼儀正しく受け取る[注釈 77]。後日お忍びで「大月」を訪れ、現場の差し入れ用に回転焼きを大口注文した際には正体がバレて周囲は騒然となる。その最中突如るいが産気づき、待たせてあった車でるいを病院まで搬送する。磯村吟同様父の遺作「妖術七変化 隠れ里の決闘」を駄作と評価している[注釈 78]が、それには父子間の複雑な背景が絡んでいる。
五十嵐文四郎(いがらし ぶんしろう)[注釈 79]
演 - 本郷奏多[49]
ひなた編に登場。
登場時は俳優養成所を出たばかりの駆け出し大部屋俳優。東京出身で、時代劇俳優になる夢を抱いて京都に来た。家を飛び出したため親には一切頼れず、まだ薄給で食事もままならないほどの極貧生活を送っている。真冬の土左衛門役で死ぬような目にあった後、「大月」でるいが焼いた出来たての回転焼きを食べた事で、挫けそうになった時には「大月」の回転焼きを食べて気持ちを奮い立たせるようになった。来店の都度出来立てを頼むが、貧乏なので買うのは毎回1個だけ。
「ミス条映コンテスト」では演技審査で茶屋の娘を演じるひなた達を救う侍役となるが、後述の経緯から敵と憎む男が相手役と知ったひなたは演技中であることを忘れ、衝動的に彼の腰から脇差を奪い斬り捨てる。想定外の演技に一瞬固まるもの、すぐに見事なアドリブで対応して斬られ役の演技を披露、会場を大いに沸かせる[注釈 80]。時代劇を愛する思いはひなたに負けないくらい強く、いがみ合っているひなたも彼のそういう面には感心している。また、ひなたに自分の名前を「アラカン[82]の50倍だ」と豪語の上、自身はアラカンもモモケンも超えると大言壮語を吐くが、それは虚勢で実は気が弱く、基本的には礼儀正しい人物。
ひなたとは、1983年4月に当時高校3年生だった彼女が独りで店番中の時に初遭遇する。回転焼き屋の娘なのに回転焼きを焼けないことを蔑んだ上、回転焼きは焼けなくても引き算は出来るのかと痛烈な皮肉を浴びせたため、ひなたから見た彼の第一印象は最悪であった。しかし、お互いに心の底から時代劇を愛していることがわかって以降は、憎まれ口を叩きつつもケンカ友達のような関係に変化する。ひなたが振付師のサンタ黒須から「妖術七変化 隠れ里の決闘」のリバイバル上映チケットを2枚貰ったことを知った際には、土下座をして譲って欲しいと頼み込む[注釈 81]。最終オーディション[注釈 82]の前、ひなたによる出来立ての回転焼きを渡された際には、感謝の言葉を述べている。
テレビ時代劇特有のマンネリ化したストーリー展開に本音は不満に思いつつも、それを求める多くの視聴者に応える為と割り切り、役者活動に取り組んでいる。とは言えまだ斬られ役も任せてもらえず死体役専門。時と場所を選ばず倒れては、ひなたを困惑させたが、練習の甲斐あって完璧な死体役を演じる。
伴虚無蔵(ばん きょむぞう)[注釈 83]
演 - 松重豊[49]
るい編・ひなた編に登場。
条映撮影所のベテラン大部屋俳優。映画「棗黍之丞」シリーズでは斬られ役の常連。敵役小野寺左近に抜擢された「妖術七変化 隠れ里の決闘」では、彼の殺陣が高く評価された。日常でも服装は着流しで(帯の締め方はなぜか虚無僧結びではなく貝の口[83])、侍の様な古風で格式張った口調で話す事が多いが、本来の言葉遣いは普通に関西弁であり、「妖術七変化」出演時、自身の台詞回しが至らないことが原因で作品が駄作になり、ひいては初代桃山剣之介の遺作にさせた後悔から、常に鍛錬を忘れないため、敢えてそうしている[注釈 84]
「ミス条映コンテスト」でのひなたの殺陣(脚本外のハプニング)を見て、翌日自ら「大月」に足を運び、ひなたを「滅びる運命の時代劇を救える人物」と見込み、夏休み期間中映画村でのアルバイトに誘った(会社ではなく彼個人による採用)。ひなたが来てからは陰で様子を覗い見守っている。
美咲すみれ(みさき すみれ)[注釈 85]
演 - 安達祐実[49]
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
ひなたがお気に入りの時代劇「棗黍之丞」シリーズで初代茶屋の娘「おゆみ」を演じ一躍脚光を浴びた。同番組卒業後はテレビドラマに活路を見出し東京に行くが、1983年時点ではドラマ仕事は下降気味ながらもプライドは高い女優になっていた。
同年の夏、「棗黍之丞」シリーズ関連イベントのゲストに招かれ2年ぶりに映画村を訪れるが、榊原に嚙みつき、イベント出演の条件に条映ドラマへの出演を強要する。榊原がテレビ時代劇「破天荒将軍」の監督・轟に頭を下げて頼み、出演が決まった[注釈 86]が、セリフは場が凍りつく程棒読みで、挙句撮影中に演出や脚本の変更を注文し、スタッフ一同を辟易させる。更には現場に居合わせたひなたから協力のつもりで作法を指摘されると機嫌を損ねて撮影を中断させる。しかし、見かねた五十嵐とひなたの激論を聞く内におゆみを演じた頃を思い出して監督等と打ち解け、以後の演技は改善しオールアップする。1984年の春時点においても高慢な態度は相変わらずで榊原とひなたを呼び捨てにするが、ひなたに対しては酒の愚痴に付き合わせる程に親しくなっている。「あたしを誰だと思ってるの。美咲すみれよ!」が口癖。
ドラマ共演者でもあった二代目桃山剣之介について、親子の仲違いの経緯や、初代亡き後の活動について調子が良いと思い、ロクな男じゃないと評価している。
榊原誠(さかきばら まこと)
演 - 平埜生成[49]
ひなた編に登場。
条映映画村の若手社員。映画村のイベントやショーを企画している。
ひなたと同じく時代劇好き。ひなたがミス条映コンテストに出場したことを覚えており、会場を沸かせたことを好評する。そんな事情から、アルバイトを始めたばかりのひなたとは意気投合し、施設内を案内したり業界事情を説明するなど親切に接する。
轟強 (とどろき つよし)
演 - 土平ドンペイ[注釈 87]
ひなた編に登場。
条映撮影所所属の監督。助監督時代、テレビ時代劇「棗黍之丞」シリーズの「黍之丞危機一髪、おゆみ命がけ」の回を演出した。当時の力関係の名残から、すみれには頭が上がらない。また彼女を苦手視していることもあり、1983年にテレビ時代劇「破天荒将軍」の監督を勤めるなかで、榊原からすみれの出演を懇願された際には難色を示す。
ひなたが出場した「ミス条映コンテスト」では審査員と演技審査の脚本家も勤め、唐突なストーリー展開を他の審査員に突っ込まれつつも、クライマックスの侍の愛の告白セリフを自賛する。出場者たちがストーリーの流れを読み取り各々忠実に演じる中、ひなたが私情から相手に怒りをぶつけて刀で斬るという狂態を演じた際には、会場中が盛り上がる中で苦虫をかみつぶす[注釈 88]
破天荒将軍
演 - 徳重聡
ひなた編に登場。
テレビ時代劇「破天荒将軍」の主演俳優。

大阪の街の人々

西山太(にしやま ふとし)
演 - 笑福亭笑瓶[44]
るい編(大阪編)に登場。
竹村クリーニング店の近所にある映画館の館主。町内会長。
片桐春彦(かたぎり はるひこ)
演 - 風間俊介[44]
るい編(大阪編)に登場。
「竹村クリーニング店」に時々来店する客。一人で店番中のるいがクレームをつけて来たこわもての田中に恐喝された際に彼女を助け、それをきっかけにるいと懇意になる。「弁護士の卵」と自称していたが司法研修生ではなく、既に法律事務所に勤めていた。るいとの初デートで「椿三十郎」を観て彼女と益々意気投合し、映画鑑賞の後食事に誘う。その時一陣の風が吹き、るいの額の傷痕を見て凍り付いた。決して嫌悪感はなく、慌ててその場を取り繕って改めて食事に誘うが、彼の強張った表情を見てしまったるいは深く傷付き、その後のデートを断り帰った。彼女を引き止めようとはせず、黙って見送った。その後預けてあった背広を受取りに一度だけクリーニング店に来店したが、るいの丁寧ながら余所余所しい態度に破局を悟り、以後は店に一切訪れなくなった。
山崎てる子(やまざき てるこ)
演 - 春やすこ[84]
るい編(大阪編)に登場。
近所の主婦。
洋服店店員
演 - 牧勢海実羚淳澄輝さやと
るい編(大阪編)に登場。
「竹村クリーニング店」の客
演 - 馬塲由貴田中宗利古林奈緒美
るい編(大阪編)に登場。

京都の街の人々

森岡新平(もりおか しんぺい)
演 - おいでやす小田[49]
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
大月家・赤螺家と同じ京都のあかね通り商店街で酒屋を営む。
島田節子
演 - 楠瀬アキ
るい編(京都編)に登場。
修治の母。
土井春子
演 - 飯塚涼子
るい編(京都編)に登場。
哲也の母。
木下千栄子
演 - 岡部尚子
るい編(京都編)に登場。
貞雄の母。
あきおの父
演 - 向田至
るい編(京都編)に登場。
あきお
演 - 上田琳斗
るい編(京都編)に登場。
錠一郎に自転車の乗り方を教えた子供の1人。

物語に関わる人物(るい編)

磯村吟(いそむら ぎん)
演 - 浜村淳[44]
るい編・ひなた編に声のみ登場。
ラジオパーソナリティ。錠一郎とるいが鑑賞した映画「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」について、作品自体は「日本映画史上まれに見る駄作」と酷評するが、ラストシーンの殺陣は好評する。ジャズにも詳しく、関西一のジャズトランペッターを決めるコンテスト「関西ジャズトランペッターニューセッション」の優勝はトミー北沢と予測する。
笹川光臣(ささがわ みつおみ)
演 - 佐川満男[44]
るい編(大阪編)に登場。
東京の芸能事務所「ササプロ」の社長。1963年8月10日のコンテスト「関西ジャズトランペッターニューセッション」を主催した。
笹川奈々(ささがわ なな)
演 - 佐々木希[44]
るい編(大阪編)に登場。
光臣の娘。コンテストに優勝した錠一郎をデビューに導くべくビジネスパートナーとして支える。錠一郎がトランペットを吹けなくなると通院に付き添い、るいから錠一郎宛の手紙が届くと、二人の仲を理解し、錠一郎に返事を書くよう勧める。錠一郎が父に見限られ帰阪した際、心配して彼の後を追う。錠一郎と親しげに話す様子をるいに目撃され、誤解を招く。
内山裕三 / 里見雅彦
演 - 黄啓傑 / 横尾昌二郎
るい編(大阪編)に登場。
ジャズトランペッターコンテストの出場者。磯村からは最有力候補としてラジオ番組で取り上げられていたが、錠一郎(ジョー)とトミーに敗れる。
アナウンサー
声 - 小野塚康之(元NHKアナウンサー)
るい編(京都編)・ひなた編に登場。
1975年の夏の甲子園大会の実況アナウンサー。1983年にも京都の天気予報を報じている。

物語に関わる人物(ひなた編)

アナウンサー
声 - 森下和哉
るい編(京都編)に登場。
桃山団五郎が父・桃山剣之介の二代目を襲名したことを報じるアナウンサー。
アフロの田中
演 - 徳井優(二役)
るい編(京都編)に登場。
京都でるいが営む「大月」の前を通りかかった子門真人似の男。『およげ!たいやきくん』の大ヒットによるたい焼きブームで回転焼きの販売が激減していたため、るいの険悪な視線を浴び、慌てて立ち去る[注釈 89]
東後勝明(とうご かつあき)
声 - 伊藤サム
るい編(京都編)に登場。
早稲田大学名誉教授。NHKラジオ英会話の講師。「Welcome to our English conversation program!」が番組冒頭の常套句。
ビリー
演 - 幸本澄樹[49]
るい編(京都編)に登場。
叔父と共に観光で日本を訪れていたアメリカ人の男児。ひなたとは太秦映画村で初めて出会った。彼に恋心を抱いたひなたは俄かに英語を勉強し始めたが挫折し、結局一言も交わすことがないままビリーは帰国した。
ビリーの叔父
演 - 桂三輝
るい編(京都編)に一瞬登場。

その他(るい編)

大阪のホテルの面接担当者
演 - 藤本幸広阪東浩孝奥井隆一
八木治郎
演 - 近田雄一
テレビ番組「私の秘密」の司会者。
テレビの声
声 - 大西みのり
解答者
演 - 竹下眞増田久美子
テレビ番組「私の秘密」の解答者。
司会者
演 - 大久保ともゆき
アナウンサー
声 - 谷口英明(元サンテレビサナウンサー)
野球少年
演 - 又野暁仁上野航資
るいと錠一郎を「アベック」と言ってからかう。
ダグラスの店主[注釈 90]
演 - ボルトボルズ弓川信男[86]
るいと錠一郎がコンテストの衣裳を買うために訪れた洋服店の、店主。

用語 ・設定

御菓子司(おかしつかさ)たちばな
安子の祖父・橘杵太郎が創業した岡山県の朝丘町商店街の和菓子店。杵太郎が他界し空襲で店舗焼失後は、最初は安子と金太、2度目は安子と算太により再建が計画されるも、金太の急逝と算太が資金を持って失踪したことによりいずれも頓挫した。
設定にあたり、岡山市北区の表町商店街に実在する「御菓子司 翁軒(おきなけん)」が取材されている[87]
雉真繊維
雉真家が経営する繊維会社。創業時は足袋会社であったが千吉が一代で事業を拡大し、安子が物心ついた頃には地元の有力企業となっており、太平洋戦争開戦直後くらいまでは長男・稔と共に海外との取引を目指してきた。稔が戦死後は次男・勇が後継者候補となり、千吉から仕事を学びながら働く一方、社内で野球チームを結成し社員らの仕事へのモチベーションを上げていく。千吉が病床に臥してからは勇がトップに就任。1962年頃には大阪に移住したるいが「岡山出身」「雉真」と名乗ると当社が連想される程の大企業になっている。
棗黍之丞(なつめ きびのじょう)シリーズ
ひなたが特に好きな時代劇シリーズ。
初代桃山剣之介主演映画。1962年公開の第20弾作品「棗黍之丞 女狐乱れ桜」が作中で初登場。第21弾の「妖術七変化 隠れ里の決闘」は磯村吟によって「映画史上まれに見る駄作」と酷評された(詳細は後述)。
初代桃山剣之介亡き後、二代目桃山剣之介主演でテレビドラマシリーズ化される。当初、登場人物である茶屋の娘「おゆみ」を美咲すみれが演じ、彼女がブレイクするきっかけとなる。また、放送当時流行していたカンフーを殺陣に取り入れたり、唐突におゆみの綿入れから座布団が出てきたりと、時代劇にも関わらず特殊な演出が施された「黍之丞危機一髪、おゆみ命がけ」の回は、ひなたと五十嵐等にとって名場面として記憶に残っている(美咲自身は忘れていた)。
「妖術七変化 隠れ里の決闘」
1963年公開の棗黍之丞シリーズ第21弾作品映画。主演は初代桃山剣之介。敵役の小野寺左近役は伴虚無蔵。初代桃山の遺作となった。
仕事への価値観の相違から仲違いする父・初代桃山剣之介と息子・桃山団五郎(後の二代目桃山剣之介)を和解させようと条映が企画し、当初、小野寺左近役は桃山団五郎が演じる親子共演の予定であった。
親子共演が実現しなかった内幕について、すみれはひなたに「業界内の噂」として「団五郎が出演を断り、それに憤った剣之介が当てつけに、当時大部屋俳優の一人であった伴を左近役に起用した」と話している[注釈 91]。しかし、当事者の伴はひなたと五十嵐に「団五郎は出演を承諾したが剣之介が彼を不承知、当時息子の様に目をかけていた自分を起用した」旨を明かす[注釈 92]
更に二代目桃山剣之介の回想によれば、不承知の理由を詰め寄った団五郎に対し、剣之介が答えた伴の起用は、団五郎よりも余程良い役者だからとしている。
伴は映画が世間で駄作と評価された原因として、自分の台詞回しが下手でNGを連発した末、殆どの場面がカットされたことと分析している。しかし、この映画をラジオで解説した磯村吟は物語について酷評する一方伴が活躍するラストの殺陣を好評しており、リバイバル上映を鑑賞したひなたと五十嵐も同様の評価をしている。また、鑑賞した若かりし頃の錠一郎は、決め台詞が心に刻まれ、時代劇好きになるきっかけとなる。
条映太秦映画村
1975年に映画会社条映がオープンさせたテーマパーク[88]。施設内の街並みは時代劇撮影のオープンセットも兼ねており、敷地内には撮影スタジオが存在する。屋外シーンは東映太秦映画村で撮影された[39]
カットリくん
条映太秦映画村のキャラクター。本名はカットリ半蔵。「大きな声でカットとさけび」「悪いやつらをばっさりカット」「実は恥ずかしがり屋ですぐカッカと赤くなる」そんな愛すべきカラス[89]
ミス条映コンテスト
条映太秦映画村で行われたミス・コンテストで、優勝者には賞金50万円と「棗黍之丞」シリーズへの出演資格が与えられる。

ドラマ内に登場した作品

音楽作品

登場回順に表示

  • 証城寺の狸囃子(寺の正式名は「證誠寺」)」 - 第1回で「たちばな」の調理場内のラジオから流れていた。第67回ではるいが商店街の福引で当てた年代物の真空管ラジオ(ひなたによれば、「絶対ケチエモンの店の蔵に眠ってた大昔の売残り」)[90]。るいが本当に鳴るのだろうかと怪しみながらスイッチを入れた際に流れた。
  • 「Come come everybody」 - 上記の替歌で昭和21年から放送されたNHKラジオ『英語会話』(通称「カムカム英語」)のテーマソング。
  • 丘を越へて」 - 昭和6年にリリースされた藤山一郎の曲で、映画「」の主題歌。第2回で橘家の居間のラジオから流れていた。
  • 「可愛い歌手」 - 福井直秋作曲。初代「ラジオ体操第1」の曲に採用された(昭和3年11月1日 - 昭和21年4月13日)。1939年から武内俊子作詞の「朝風そよそよラジオは響く一、二、三」で始まる歌詞が付き、タイトルが「朝日を浴びて」に変わった。第3回で町の人々の前で模範演技をしたのは町内会長の赤螺吉兵衛。
  • On the Sunny Side of the Street」 - 岡山市内で柳沢定一が営むジャズ喫茶「Dippermouth Blues」で安子と稔が歓談中にの定一がこの曲のレコードを蓄音機にかけ、物語全体を通じてのテーマとなる。ちなみに"Dipper Mouth"とは、ルイ・アームストロングの愛称の一つである。
  • 「二人は若い」 - ディック・ミネ星玲子のデュエット曲(昭和10年)。玉川映ニ作詩・古賀政男作曲。第7回で橘家の居間のラジオから流れた。
  • 「歩くうた」 - 昭和15年の歌謡曲。高村光太郎作詞・飯田信夫作曲。第16回で勤労動員の女生徒達が行進しながら唄っていた。
  • リンゴの唄」 - 昭和20年の映画「そよかぜ」の主題歌。霧島昇並木路子のデュエット曲だが、第20回で勇が岡山に復員した際、街中でハーモニカの演奏が流れていた。
  • Silent Night」 - 第32回(昭和23年)に「Dippermouth Blues」の店内で定一の取巻きのトラムペッターが演奏し、来店していた安子とるいも聴いた。その場に定一に保護されていた錠一郎もいたが、その際は安子・るい母娘とは互いに相手を認識していない。
  • London Bridge Is Broken Down」の替歌(占領軍の兵士が日本語歌詞をつけて歌っていたものが「カムカム英語」の中で講師の平川によって紹介された。
  • ふりむかないで」 -ザ・ピーナッツの5枚目のシングル(昭和37年)。第38回で「竹村クリーニング店」のラジオから流れていた。
  • スーダラ節」 - ハナ肇とクレージーキャッツ初のシングル(昭和36年)。当初はB面だったが、こちらの方がヒットし、累計売上枚数80万枚を記録した。第58回で「竹村クリーニング店」のステレオ・ラジオ「X-ISHIKAWA」[91]から流れていた。
  • 「硝子のジョニー」 - アイ・ジョージの自作曲(昭和36年。石浜恒夫作詞)。第48回で竹村クリーニング店のラジオから流れていた。
  • ゴンドラの唄」 - 大正5年の歌謡曲(吉井勇作詞・中山晋平作曲)。第49回で、笹川光臣役の佐川満男による歌唱が「Night and Day」のレコード・プレイヤーから流れた[注釈 93]
  • Jingle Bells」 - 第56回で「竹村クリーニング店」のラジオから流れた(歌手は不明)。
  • 「ハイそれまでョ」 - ハナ肇とクレージーキャッツの3枚目のシングルのB面(昭和37年)。第51回で「竹村クリーニング店」のラジオから流れていた。
  • いつでも夢を」 - 橋幸夫吉永小百合のデュエット曲(昭和37年)。第4回日本レコード大賞の大賞受賞曲。第57回で「Night and Day」店内のラジオから流れていた。
  • 「湖愁」 - 松島アキラのデビュー曲(昭和36年)。第58回で「竹村クリーニング店」のラジオから流れていた。
  • ラジオ体操第1」 - 服部正作曲の3代目(昭和26年5月6日~現在)でニ長調。第63回・第64回で鴨川の河川敷で町の人々がラジオ体操をしている時に流れた(お立ち台はあかね通り商店街会長の赤螺吉右衛門が担当した)。
  • 禁じられた遊び」 - 山口百恵の3枚目のシングル(昭和48年)。第69回でひなた・一恵・小夜子の仲良しトリオが教室の清掃時間中に熱唱した。
  • 春一番」 - キャンディーズの9枚目のシングル(昭和51年)。第69回でひなたが街中を踊って駆け回りながら熱唱し、「あかにし」の前では清子と合唱した。その際吉右衛門からもう初夏であると皮肉を言われたが、ひなたはすかさず良い曲はいつ聴いても良い曲と返し、これには吉右衛門も同意した。
  • 「かあさんおはよう」 - 世界名作劇場第2作『母をたずねて三千里』のエンディングテーマソング。第69回でひなたが歌唱する描写が描かれた。
  • 山口さんちのツトム君」 - 1976年に『みんなのうた』で放送された楽曲。第70回で、ひなたらが聴くラジオの中でかかっていた曲。
  • NAI・NAI 16」 - シブがき隊のデビューシングル(1982年)。第71回で、電気店に業態転換した「あかにし」の店内でかかっていた曲。
  • 待つわ」- あみんのデビューシングル(1982年)。第74回で伴虚無蔵が「大月」を訪れた際にラジオで流れていた曲。
  • セーラー服と機関銃」 - 薬師丸ひろ子の歌手デビュー曲(昭和56年)で、同名映画の主題歌。第75回に条映太秦映画村俳優會舘の休憩所でひなたと榊原が出会った際に流れていた。

ラジオ番組

「東西寄席めぐり」(東京放送局) 昭和9年放送。第2回で橘家の居間のラジオから横山エンタツと花菱アチャコの「早慶戦」が流れた。
全国中等学校優勝野球大会」(同上) 昭和14年の海草中学(和歌山県立)対下関商業(下関市立)による決勝戦が流れた。
「実用英語会話」(同上) 講師は日本人のJames Bernard Harrisで、日本名は平柳秀夫(ひらやなぎ ひでお)。
玉音放送」(同上) 昭和20年8月15日正午放送。
「基礎英語」(同上) 講師は堀英四郎。番組中では名前が「基礎英語講座」になっている。
「英語会話」(NHKラジオ) 講師は平川唯一。通称「カムカム英語」。
「英語会話」(同上) 講師は東後勝明。

テレビ番組

(特記のないものはすべてNHK)

漫画作品

スタッフ

オープニング

通常の回は番組冒頭に1-2分程度のアバンタイトルを流してからオープニングタイトル(概ね月曜日は90秒、他は60秒)を流すが、第8話(第2週その3)および、第38話(第8週その3)に関しては、ほぼ番組の終盤に差し掛かった本編12分ごろから90秒バージョンのオープニング(一部省略)が流された。タイトルバックは最初に英語のタイトルロゴ(上部に"A family story that spans 100 years"(100年間の家族の物語)と表示)が出てクレジットタイトルが表示されたあと最後に正式なカタカナのタイトルロゴがズームアウトで出る形となった。

エンディング

  • 本編(月-金曜日)の生放送終了時のエンド5秒は「カムカムイングリッシュ」と銘打ち、視聴者から寄せられた日常の風景やモノ、ヒトなどの写真やイラストを基に、英単語を入れて投稿してもらうコーナーになっている[98]
  • 第2話(第1週その2、2021年11月2日)- 前作『おかえりモネ』の永浦百音役を演じた清原果耶が、気仙沼市コミュニティFM「はまらいん気仙沼」のラジオブースのセットで撮影した「Radio Personality」の写真が採用され、「Welcome home, Mone.(おかえり、モネ)」のフレーズが使われた。ちなみに『おかえりモネ』の第115回(第23週その5=最終回の5回前)においても、逆に本作の上白石萌音が投稿した写真が採用・放送されている[99]
  • 第70話(第15週その3、2022年2月9日)-「京都市北区・大月ひなたさんからの投稿」として「Hinata is now a big sister.(ひなたはお姉ちゃんになりました)」という写真が紹介されている。これはこの回の終盤でるいが第2子の男児を出産した件が描かれていたためである[100]
  • 第77話(第16週その5、2022年2月18日) - 番組の音楽担当金子隆博のワンショット写真。翌週火曜日(2月22日)夜の総合テレビの音楽番組『うたコン』の番宣の一環だった。

放送日程

サブタイトルには年数が刻まれている。

放送日 サブタイトル 演出 週平均視聴率
1 001 - 005 2021年11月01日 - 11月05日 1925-1939 安達もじり 15.5%[101][102]
2 006 - 010 11月08日 - 11月12日 1939-1941 16.0%[103]
3 011 - 015 11月15日 - 11月19日 1942-1943 橋爪紳一朗 15.7%[104]
4 016 - 020 11月22日 - 11月26日 1943-1945 安達もじり 16.5%[105]
5 021 - 025 11月29日 - 12月03日 1946-1948 橋爪紳一朗 17.0%[106]
6 026 - 030 12月06日 - 12月10日 1948 二見大輔 17.0%[107]
7 031 - 035 12月13日 - 12月17日 1948-1951 橋爪紳一朗
安達もじり
16.9%[108]
8 036 - 040 12月20日 - 12月24日 1951-1962 安達もじり 17.1%[109]
9 041 - 042 12月27日 - 12月28日 1962 17.1%
10 043 - 047 2022年01月03日 - 01月07日 松岡一史 15.4%[110]
11 048 - 052 01月10日 - 01月14日 1962-1963 泉並敬眞 17.2%[111]
12 053 - 057 01月17日 - 01月21日 1963-1964 松岡一史 17.6%[112]
13 058 - 062 01月24日 - 01月28日 1964-1965 安達もじり 18.0%[113]
14 063 - 067 01月31日 - 02月04日 1965-1976 二見大輔 18.1%[114]
15 068 - 072 02月07日 - 02月11日 1976-1983 橋爪紳一朗 17.6%[115]
16 073 - 077 02月14日 - 02月18日 1983 17.6%[116]
17 078 - 082 02月21日 - 02月25日 1983-1984 安達もじり 17.1%[117]
18 083 - 087 02月28日 -03月04日 1984-1992 石川慎一郎
期間平均視聴率:(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

初回視聴率は16.4%で、午前8時スタートとなる作品の初回では、「ゲゲゲの女房」「カーネーション」に次ぐワースト3位となった[118]

※年末年始は平年であれば12月29日から正月3が日を休止して1月4日から本編を再開するのが通例であるが、本作は編成日程の関係で1月3日(第43回=第10週その1)[注釈 103]から再開される。なお土曜日総集編は1月1日が休止で、1月8日は第9・10週をまたぐ「1962年篇」を2週分まとめて放送することになる。

放送時間変更・休止

⭐︎は2022年北京オリンピックによるもの。

・午後の再放送

・1週間総集編(日曜)再放送

総集編・キャッチアップ放送

キャッチアップ放送

2021年11月17日2:34-3:49(11月16日深夜)と、11月18日2:02-3:17(11月17日深夜)において、総合テレビジョンの『ミッドナイトチャンネル』枠において第1・2週各5話ずつをキャッチアップ放送した。

また、週間総集編についても、『ミッドナイトチャンネル』枠で同年11月28日1:15-2:16(11月27日深夜)の安子編のうちの第1-4週放送分[注釈 110]2022年2月10日2:44ー3:44(2月9日深夜)と、2月11日2:33-3:03(2月10日深夜)ではるい編(第8-14週放送分[注釈 111]。10日=第8-12週[注釈 112]、11日=第13・14週)のキャッチアップ放送が行われた。

総集編

  • 前編(安子編を中心としたもの):「1925-1962」
    • 2021年12月29日 8:00-8:59(総合)[120]

関連番組

ラジオ

テレビ

作品の評価と反響

舞台地での動き

  • 舞台地の一つである岡山市では、北区表町の下之町町内会において2022年10月にだんじり祭りを約20年振りに復活する予定であったが、新型コロナウィルス禍で1年後に延期となった。しかし、祭りに使用予定の新たな山車は本作の撮影に貸与され、2021年11月5日放送の第5話の祭りの場面において登場。本来のデビューより一足先に披露されることとなった[123]

関連商品

Blu-ray・DVD
  • BOX1 第1週 - 第7週
    • 『連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ 完全版 ブルーレイ BOX1』(2022年4月22日、NHKエンタープライズ、NSBX-25353)
    • 『連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ 完全版 DVD-BOX1』(2022年4月22日、NHKエンタープライズ、NSDX-25356)

関連項目

  • NHKラジオ
  • ランリック - ひなたが通う小学校の通学鞄に使用されている。
  • 小学区制 - ひなたの時代の京都府で採用されていた、居住地によって受験できる公立高校がごく少数に限定される入学試験方式。そのため、ひなた、一恵、小夜子、吉之丞が小学校から続けて同級生という設定に。
  • 明るい表通りで - 祖母、母、娘の願いを繋いでいる曲。本作においてはルイ・アームストロングが歌唱し「On the Sunny Side of the Street」もしくは「ひなたの道」とのタイトルで登場する。

脚注

注釈

  1. ^ 前3作の放送期間が遅延したので放送開始日を2021年9月27日から11月1日に変更。
  2. ^ 平川の降板後の1951年12月25日から1955年7月までラジオ東京文化放送でNHKとは別番組として平川がパーソナリティの『カムカム英語』が放送されていた。
  3. ^ 主人公となる一人の人物を3人の別の女優がリレー形式でヒロインとして演じた連続テレビ小説史上初の作品は『おしん』である(当時3人が共にヒロイン扱いとして制作発表され、現在でも3名ともヒロイン扱いの作品であるため)。また主人公であるヒロインの子供時代を演じた子役が登場する作品は他にも(晩年のヒロインを別の女優が演じた『すずらん』『カーネーション』など)多数あるが、その他の作品で主人公であるヒロインの子供時代を演じた子役は、主人公のヒロイン役を演じてはいるがその多くが、あくまでも「子役扱い」であり、「ヒロイン扱い」とされていない。『ちりとてちん』は50代の主人公が声のみで出演、『おひさま』は回想と現代のヒロインが登場。
  4. ^ ただし、ひなただけがるい編の途中で誕生したため、ひなた編の開始に先駆ける形でナレーションされている。
  5. ^ レコードの円盤風のテロップ。下部に「連続テレビ小説」との表記がある。土曜日の週間総集編では「THE XXXX WEEK(放送週の通し番号。例として第1週の場合は「THE 1ST WEEK」) XXXX(サブタイトルの年号) 連続テレビ小説」と表示されている。
  6. ^ 「次回に続く」の意。土曜日の週間総集編では「SEE YOU NEXT WEEK!」(また来週の意)と表示されている。
  7. ^ 今作と同じ作りになったエール以降の土曜総集編版の、エールの日村勇紀おちょやん桂吉弥おかえりモネサンドウィッチマンの様なポジショニングの出演者は無し。
  8. ^ 劇中では旧字体で「雉眞」と表記される。以下に登場する人物も同様。
  9. ^ さつまいもを蒸してつぶし糖化させた飴。物資統制が行われていた終戦後のヤミ市で売られていた。現在でも鹿児島県で「からいも飴」などの名で販売されている。[40]
  10. ^ オート三輪を右手側に慌て安子が自転車のハンドルを切リ自転車がよろける描写の後、路上で倒れる安子の描写となっている。オート三輪と接触の有無は作中では表現されていない。
  11. ^ ルイ・アームストロングの愛称「サッチモ」に由来。
  12. ^ 60話の副音声では「ちなみにこの回転焼き、今川焼きとか大判焼きとか、地域によって呼び方はいろいろ」と説明がなされた。[41]
  13. ^ a b c d 詳細はカムカムエヴリバディ#用語 ・設定を参照
  14. ^ 伴から指示された仕事の内容は「ただそこにいるだけ」だったが、自発的にお茶出しをした
  15. ^ 初代は映画一筋で仕事に取り組むが、二代目は将来を見据えテレビに活動の場を移したことが原因。
  16. ^ 日独伊三国同盟によるものとの説明が作中である。
  17. ^ 作中では番組終了直後に真珠湾攻撃の速報ニュース放送が描写された。
  18. ^ 安子は礼を返した後、「私にはるいがいる。私の全てであるるいを置いていけないし、るいを雉真家から引き離す事も出来ない。たとえ雉真家で一緒に暮らす事は(るいの治療費もあるため経済的に)無理でも、側にいてやりたい」と続けている。
  19. ^ 雪衣はるいに「安子はるいとの生活を諦め、るいを雉真家に返す」と話していた。事実、千吉は二人を引き離すともとれる行動を取ろうとしていたので、この発言は嘘ではない。
  20. ^ 「I hate you(大嫌い)」の言葉を敢えてゆっくりと言い放った。
  21. ^ 安子のるい編における登場は回想シーンのみ。ひなたは安子編の時点では出生前。
  22. ^ その行動力ゆえに、小学校入学前、幼児でありながら安子を追って電車で単身大阪の元住居へ出向き、先述の一件を目撃する事になってしまった。
  23. ^ 前述の通り稔自身は安子の妊娠を知らずに出征した。
  24. ^ 後述のように、事情を知らない叔父の勇は自身の野球好きもあり、野球用語の「塁」だと思っていた。
  25. ^ この時るいは、自転車で牽引するリヤカーに乗っていた。
  26. ^ るいは大阪で錠一郎に初めてこの出来事を話した時、「母は『一緒に日なたの道を歩いて行こう』と言っていたのに、私を捨てた」「優しかった頃の、私だけを見てくれた頃の母の笑顔を思い出したくなかった」と話している。
  27. ^ 雉真家での11年間は一切描かれていないが、ひなたが10歳になった夏休みの終わりに「ひなたは友達に恵まれている。それがどれだけ幸せか、僕らはよく知ってる」と錠一郎がるいに言っているため、安子と離別後のるいは千吉の孫として大事にされていた(少なくとも叔父勇との関係が良好だった事は、後述のシーンにて示唆されている)一方、「家族」の温かさを知らず、親しい友人もいない孤独な少女期を過ごしたことが示唆されている。
  28. ^ 竹村クリーニング店で面接のためにるいが提出した履歴書から判明する。
  29. ^ 雪衣が観ていた『娘と私』の最終回は、1962年3月30日に放送された。
  30. ^ このシーンは「Come come everybody」の歌をバックにミュージカル調で表現された。
  31. ^ 京都へ移住後は、一緒におはぎを売った時のことや、その時の事故で額の傷ができたことを自分から錠一郎に話すようになり、回転焼きのあんこ作りやラジオの英語講座などを通して頻繁に安子と一緒にいた頃の記憶を思い出すようになる。また、思い出すことに抵抗を見せる様子もなくなっていく。
  32. ^ 途中たい焼きブームに押されて売り上げが大きく減った事もあるが、1980年代までつつましいながらも順調に経営を続けている。
  33. ^ 同作の主人公・早乙女主水之介のこと。額に長州藩の悪侍7人と斬り合った際に付いた三日月形の刀傷(天下御免の向こう傷)がある。
  34. ^ ホテル面接の失敗や、片桐とのデートが気まずくなって自ら身を引くなど、額の傷は大阪移住後もるいを苦しめていた。錠一郎のプロポーズになかなか返事ができなかったのも、この傷が原因であった。
  35. ^ 本作においては「On the Sunny Side of the Street」もしくは「ひなたの道」のタイトルで登場する。
  36. ^ 第81話より。第79話では「謎の振付師」。公式サイトで閲覧できる「だいたい2分でわかる第17週ダイジェスト」では、ナレーションを務める武田真一アナウンサーが「算太」と紹介しており、テロップ表記も「算太」となっているため、橘算太と同一人物であると断定。
  37. ^ 一方で雪衣が勇に想いを寄せている事にも気付いており、彼女の暴言を勇が叱責した際に彼女の想いを話して取りなそうとした(これは雪衣が遮って拒否)。
  38. ^ 安子とロバートの一件に端を発した酒場での乱闘でケガをした勇を雪衣が介抱したことから、二人は男女の関係を結ぶ。
  39. ^ 稔の戦死を知った後は時折「あんこ」呼びに戻る事があった。
  40. ^ 直前に「兄を殺した」アメリカが中心である進駐軍との野球の試合で雉真繊維野球部が勝利した事で意気揚々としていたところに、よりによってそのアメリカ人に安子が心惹かれているという皮肉な現実を目撃した事が彼の抱いた不快感の原因であり、雪衣に介抱された際にその悔しさを吐露している。
  41. ^ 用件があって勇の部屋へ来た後、用が済んでもしばらく勇を見つめているシーンが数回描かれている。
  42. ^ 前述の暴言の際も、安子と算太は雉真家を出て行った方が良いと言い放つ一方で、るいに関しては「るいちゃんは別じゃけど。」と続けている。
  43. ^ 第38話における副音声。
  44. ^ 1943年時点では敵性語禁止の風潮により「出歯口の憂鬱」に改称している[57][58]
  45. ^ 劇中において姿は登場しない[60]
  46. ^ ロバートはJ・B・ハリスの子息である。
  47. ^ 劇中で人気ラジオパーソナリティの磯村吟の「日本映画史上稀に見る駄作」という評価をはじめ、息子の団五郎(二代目桃山剣之介)や、劇中で鑑賞した人物は錠一郎を除いてほとんどが酷評している。リバイバル上映版を観たひなたと五十嵐も、剣之介と虚無蔵による殺陣のシーンには心を奪われるが、物語の展開は全く理解できない様子を見せている。
  48. ^ 妻は元々心臓が弱く、弟の戦死のショックが拍車をかけ死に至ったことがロバートにより語られている。
  49. ^ 第40話のオープニングクレジットでは、宇宙人[70][71][72]。第44話~第46話までのクレジットではジョー
  50. ^ 第32話。この時はるいがカウンター席、錠一郎がテーブル席。
  51. ^ 第60話のアバンタイトルで婚姻届を提出した際の彼の欄で、前述の生年月日と、両親の欄が共に「不詳」となっていることが確認出来る。
  52. ^ 後にるいが目印のために「宇宙人」と刺繍して縫い付けた布片を外し忘れたまま返したためにバレてしまうが、彼はそれを面白がっていた。
  53. ^ 番組音楽担当の金子隆博も、突然サックスが吹けなくなるという錠一郎と同様の病に見舞われ、4年後に局所性ジストニアと診断された。2022年2月18日放送の「あさイチ2/18 「プレミアムトーク 作曲家・金子隆博さん▽朝ドラの音楽を担当♪」参照[77]
  54. ^ このときにるいを一度だけ「お前」と呼んだ。
  55. ^ 第62回。生地を型枠に入れる作業では量の調整が出来ず溢れ出させてしまい、粉の計量の際は容器に上手く入れられず大量にこぼし、接客でも大勢の客の矢継ぎ早の注文をさばききれず悲鳴を上げる有様で、るいは一子との会話で「想像を超えていました。」と苦笑している。「配達は?」という一子の提案で、大口の注文を届ける為に後述のそば屋から自転車を無償で譲ってもらうが当初は乗る事が出来ず、るいが倒れたとの知らせを受けて夢中で彼女のもとに駆けつけた際には使えるようになったが、それが配達に生かされるようになったのかは不明。10歳になったひなたは「うちはお母ちゃんが働いて、お父ちゃんは仕事してへん。」と語っている。
  56. ^ 前述のように、るいは結婚前から自分が錠一郎を支えて行くと決意していることや、幼い頃に安子と大阪で過ごしたつつましくも幸せだった経験から、収入に関しては大きく問題にしていない。
  57. ^ 頓珍漢な指示ばかりで子供達に突っ込まれるなど、コーチとしてはまるで役に立たず実際は只の見守りだが、保護者達の信頼は得ている。
  58. ^ 第65話。
  59. ^ 第79話
  60. ^ 第74話。ミス条映コンテスト終了後、大月家にて両親、姉、一恵、小夜子が揃っている中で「小夜ちゃんが一番べっぴんさんだったから、出れば良かったのに。」と照れながら話しており、聞いていたるいも「えらいませた事を。」と笑っている。
  61. ^ 第42話のオープニングクレジットでは、おしゃれな女[71][72]。第59話までのクレジットはベリー。
  62. ^ 第60話。
  63. ^ 第62話。
  64. ^ 第71話。
  65. ^ 第80話。
  66. ^ 濱田の実家は、実際にクリーニング店(神戸市須磨区)である。
  67. ^ 第42話のオープニングクレジットでは、すかした男[71][72]
  68. ^ そのためモモケンには思い入れがあり、死去の報道を店頭のテレビで知った時には直前まで追い払おうとしていた錠一郎(こちらは号泣)の側で愕然としている。
  69. ^ 当初は回転焼きを拒絶していた。また、後述のたい焼きブームの際にはたい焼きの屋台で大量に買い込んでいる。
  70. ^ 第61話より再登場。近所の子供達にもそのケチぶりは有名で、錠一郎やるいと会う前から「ケチエモ~ン」とはやされて追い掛けており、店内には「買わぬなら 帰らせるのが 吉右衛門」などの「ケチ標語」が所々に貼られている。
  71. ^ 第62話。原因は睡眠不足と妊娠。
  72. ^ 第63話ではラジオ体操の出席カードに押すスタンプを、翌日の分まで押してやろうとして初美に嗜められている。
  73. ^ 第80話。もっともこの時、一方では初美、吉之丞母子がひなたと同席していた美咲すみれからサインをもらうために大騒ぎとなっており、双方に挟まれたひなたは直前までの会話内容を忘れて途方に暮れているというコメディー調のシーンであった。
  74. ^ 第62話。
  75. ^ 第71話。
  76. ^ 初代も登場する話でのクレジットは「桃山剣之介・団五郎」。
  77. ^ 第66回。
  78. ^ そのため、「大月」の店内にポスターが貼られ、錠一郎からこの映画が好きだということを聞かされると、「なぜ、あの駄作を…」と訝しんだ。
  79. ^ 初登場の第72話から75話までのクレジットは「無愛想な男」。
  80. ^ 自分が書いた自慢の脚本をぶち壊された轟監督は当然怒り心頭で、ひなたは落選した。一方で轟は想定外の事態にもすぐ対応した五十嵐のアドリブを覚えて評価しており、後に虚無蔵に面倒を見てやるよう推薦している。
  81. ^ 土下座を要求したのはひなたの方だが、プライドの高い五十嵐がするわけがないと思っての挑発だったため、本当にされた事で慌てて、行きがかり上あげないわけにはいかなくなってしまった。
  82. ^ 二代目桃山剣之介主演による「妖術七変化 隠れ里の決闘」の再映画化に伴う、敵役のオーディション。
  83. ^ 第42回のオープニングクレジットでは、斬られる侍[71][72]
  84. ^ これを知ったひなたは「極端」と評した。
  85. ^ 第65話では「茶屋の娘」、第76話では「不機嫌な女優」。
  86. ^ 当初出演予定の女優が急遽別の仕事で出られなくなり、その穴埋めの形での出演である。
  87. ^ 第74話クレジット
  88. ^ 他の審査員達も唖然としたり首を傾げたりで、中には面白がる者もあったが、台本の流れを無視した事実は動かし難かった。
  89. ^ この時るいの恨めしそうな視線と回転焼きの設備を見比べており、一瞬で事情を察した事が示唆されている。
  90. ^ 出演者のクレジットでは載らず[85]
  91. ^ 第80話。すみれは同時に、伴にとっては表舞台に場を移すチャンスであったが、映画の大コケにより大部屋に戻ることとなったとも話しており、今になって自分の主演で映画化することや敵役の左近をオーディションで決めるのは、伴に対する一世一代の嫌味と痛烈に批判した。
  92. ^ 第82話。伴は同時に、自分を抜擢した理由を「自分への期待」ではなく、「団五郎への一世一代の当てつけ」と憶測し、団五郎は虚仮にされた気分だったに違いないと慮る。
  93. ^ 当時の芸名は佐川ミツオ。
  94. ^ 劇中の時刻表示はオリジナルである[92]
  95. ^ 第71回。83歳のおしん(演 - 乙羽信子)が国鉄特急電車の座席(グリーン車のリクライニングシート)に正座してみかんなどを食べる場面をまねたシーンが登場し、路面電車の座席(ロングシート)に正座して回転焼きを食べるひなたの姿が描かれる。
  96. ^ 第72回。7歳のおしん(演 - 小林綾子)が奉公のため、定次(演 - 光石研)の漕ぐ筏に乗って最上川を下る場面をまねたシーンが登場し、ここではひなたがおしんに扮してるい達に別れを告げている。
  97. ^ a b ドラマの舞台である関西地方では関西テレビで放送された。
  98. ^ 1976年当時、関西地方ではいわゆる腸捻転解消のすぐ後だったため『全員集合』はすでに毎日放送にネット移行していた。
  99. ^ 本作で使用されたのはシングルリリース版であり、『全員集合』のエンディングのものとは異なるが、番組同様に加藤茶の合いの手も入っている。
  100. ^ 「サザエさん一家」(エンディングテーマ)。
  101. ^ ドラマの舞台である関西地方では朝日放送(現:ABCテレビ)で放送された作品で、このドラマには、美咲すみれ役の安達祐実が出演していた。
  102. ^ 平日の本編、土曜日の週間総集編「カムカムエヴリバディ第〇〇週」も担当。
  103. ^ 平年であれば1月3日(日曜日にかかる場合は2日土曜日になる場合もある)は、後半戦の見どころなどを紹介する新春特別編が放送されるのが慣例だった。なお1月3日の総合テレビにおける再放送は、第9週の2話分(実質再々放送)とセットで、12:15-13:00の3本立てで放送されている(これにより、平年1月3日12:15から16時台にかけて行う新春の寄席中継も13:05からに繰り下げられている。BSの再放送は3日当日分のみ)。
  104. ^ a b c d サブチャンネルは引き続き五輪中継を放送。
  105. ^ 当初は14時00分 - 14時15分の予定だった。
  106. ^ 当初は通常放送予定だった。
  107. ^ 当初は13時35分 - 13時50分の予定だった。
  108. ^ 当初は14時40分 - 14時55分の予定だった。
  109. ^ 当初は13時20分 - 13時35分の予定だった。
  110. ^ この前枠が後述の『今夜も生でさだまさし・岡山編』である。
  111. ^ 第9・10週は2週で1エピソードのため2日間で6回分。
  112. ^ 第9・10週は2週で1エピソードのため4回分。
  113. ^ ザ・ベストテン』(TBS系)10週連続1位(1978年9月7日11月9日放送分)ならびに同年の年間ベストテン第1位。なお『ベストテン』はドラマの舞台である関西地方では毎日放送で放送された。

出典

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外部リンク

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
カムカムエヴリバディ
NHK総合 土曜日8:00 - 8:15枠
おかえりモネ「第〇週」
カムカムエヴリバディ「第〇週」
  • ※○の中には、放送週に準じた数字が入る。
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