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失神ゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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失神ゲームしっしんゲーム)は、他人を何らかの方法で失神させ、それを楽しむ遊戯好意。ただし、傷害罪強要罪暴力行為法違反の疑いで逮捕される犯罪

何らかの方法で失神していく状況や失神させる行為に興ずる遊戯行動であり、「気絶遊び」などともいわれる。小・中学生を中心に、いじめの一環や遊び半分で行われている場合があり、指導者には注意が必要である。

失神させる際に傷害を与えたり、生死に関わる危険性を持つため、すでに刑事問題に発展している。米国では死亡事例もあり、日本でも傷害容疑等で、中学生や高校生による逮捕者が出ている。

主な事件・事故

発祥は不明であるが、日本においては、事件や事故として1970年代頃から報告されている。その時どきに各教育委員会が注意を呼びかけている。

  • 2002年11月 東京都の小学生が、気を失って倒れたことで前歯が4本抜ける怪我を負った。
  • 2005年7月 アメリカで10歳の男の子が失神ゲーム中に死亡。
  • 2005年12月 札幌市の中学生が失神、これを死亡したと錯覚した同級生が警察を呼んだ。
  • 2006年10月12日 埼玉県新座市の中学生3人が失神ゲームにより同級生の気を失わせた。気付けの為に怪我を負わせたことにより、同月24日に3人、31日に2人の計5人が傷害罪の疑いで逮捕される。学校側はいじめを把握していなかったと言う。
  • 2006年11月2日 長崎県松浦市で高校生に対し失神ゲームを強要したことにより、16歳から17歳までの3人が強要罪と暴力行為法違反の疑いで逮捕される。


関連項目