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森町 (静岡県)

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もりまち ウィキデータを編集
森町
森町旗 森町章
町旗 町章
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
周智郡
市町村コード 22461-8
法人番号 2000020224618 ウィキデータを編集
面積 133.91km2
総人口 16,486[編集]
推計人口、2024年8月1日)
人口密度 123人/km2
隣接自治体 浜松市掛川市袋井市磐田市島田市
町の木 さざんか
町の花 ユリ
町の鳥 カワセミ
森町役場
町長 太田康雄
所在地 437-0293
静岡県周智郡森町森2101-1
北緯34度50分8.2秒 東経137度55分37.4秒 / 北緯34.835611度 東経137.927056度 / 34.835611; 137.927056
森町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

森町 (静岡県)位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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森町(もりまち)は、静岡県周智郡に属する。静岡県西部の遠州に位置する。静岡県内の町で、唯一、「ちょう」ではなく「まち」と呼ぶ自治体である。

地理

森町付近の太田川

隣接している自治体・行政区

大字

  • 天宮(あめのみや)
  • 飯田(いいだ)
  • 一宮(いちみや)
  • 牛飼(うしかい)
  • 薄場(うすば)
  • 円田(えんでん)
  • 大鳥居(おおとりい)
  • 鍛治島(かじしま)
  • 葛布(かっぷ)
  • 亀久保(かめくぼ)
  • 草ケ谷(くさがや)
  • 嵯塚(さづか)
  • 城下(しろした)
  • 橘(たちばな)
  • 問詰(といづめ)
  • 中川(なかがわ)
  • 西俣(にしまた)
  • 三倉(みくら)
  • 向天方(むかいあまがた)
  • 睦実(むつみ)
  • 森(もり)
  • 谷中(やなか)

人口

森町と全国の年齢別人口分布(2005年) 森町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 森町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
森町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 21,764人
1975年(昭和50年) 20,679人
1980年(昭和55年) 20,447人
1985年(昭和60年) 20,663人
1990年(平成2年) 21,081人
1995年(平成7年) 21,321人
2000年(平成12年) 20,689人
2005年(平成17年) 20,273人
2010年(平成22年) 19,435人
2015年(平成27年) 18,528人
2020年(令和2年) 17,457人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

周智地域の町村制施行時の町村。7が森町。(4.飯田村 5.園田村 6.一宮村 8.天方村 9.三倉村)

近世には秋葉山本宮秋葉神社へ通ずる秋葉街道の宿場町として賑わった[1]。1923年(大正12年)には地理学者の志賀重昂が森町を「小京都」と呼び、以後は「遠州の小京都」と呼ばれるようになった。

年表

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、森町村、向天方村、橘村、天宮村、城下村が合併して(旧)森町が発足。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - (旧)森町、天方村一宮村園田村飯田村の1町4村合併により、現行の森町が発足。
  • 1956年(昭和31年)9月30日 - 三倉村を編入。

市町村合併問題

合併特例法を受け、前町長の村松藤雄は、太田川流域の袋井市磐田郡浅羽町との一市二町合併を推進した。村松が2004年5月に、一市二町での合併に町議会の承認を得ずに合併調印。さらに、新市名が投票率最多であり、森町が推していた「遠州市」とならず「袋井市」となることや、電算システムの移行などで議会・町民が反発。直接請求権に基づき署名活動による「住民投票条例」を設置を求め議会が承諾した。これをもとに2004年8月29日に町民の住民投票(投票率78.20%)が行われ、反対多数となった。条例は町長と町議会は投票結果を尊重するよう定めており、森町は当面単独で町づくりを進めることとなった。

行政

姉妹都市・提携都市

日本国内

姉妹都市
その他
  • 日本の旗遠州小京都「森町」として全国京都会議に加盟している。

産業

次郎柿の原木

基幹産業は農業。茶、椎茸、次郎柿(治郎柿)、レタス、トウモロコシ、米。

工業

娯楽

かつて森町には2館の映画館があった。

  • 明治座 - 劇場(明治時代~戦前)
  • 森町劇場 - 映画館
  • 森中央劇場 - 映画館

次郎柿(治郎柿)発祥の地

江戸時代の弘化年代(1844年-1847年)、森町村五軒丁の百姓である松本治郎が太田川の河原で柿の幼木を見つけ、持ち帰って植えたのが治郎柿のルーツである。登録の際の誤りから次郎柿という表記が一般的であるが、森町では松本治郎に由来する治郎柿と表記される。1908年(明治41年)には森町の治郎柿が初めて明治天皇に献上され(宮内庁御用達)、現在でも毎年宮内庁に献上されている。1944年(昭和19年)には「次郎柿原木」が静岡県指定天然記念物に指定された[2]

教育

静岡県立遠江総合高等学校
森町立図書館

小学校

中学校

高等学校

図書館

交通

一般国道は通っていない。新東名高速道路森掛川IC遠州森町PAスマートICが町内にある。

JR東海道本線掛川駅から天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線(天浜線)遠州森駅まで鉄道で約20分。東名高速道路袋井ICから森町中心部まで車で約20分。

鉄道路線

中心駅となる天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線遠州森駅

町の中心となる駅:遠州森駅

天竜浜名湖鉄道(THR)

1962年(昭和37年)まで、静岡鉄道秋葉線が袋井市の袋井駅まで通っていた。

バス路線

  • 秋葉バスサービス
    • 秋葉線(気多〜遠州森町〜山梨〜袋井駅)
    • 秋葉中遠線(遠州森町〜山梨〜袋井市民病院〜袋井駅)
    • 磐田線(遠州森町〜磐田駅)
  • 森町営バス
    • 大河内線 (森林組合前〜上野平〜中村〜下島)
    • 吉川線 (森町病院〜元開橋〜アクティ森〜落合)

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

小国神社の舞楽に縁の深い小國神社
天宮神社

名所・旧跡・観光スポット

祭事・催事

出身有名人

脚注

  1. ^ 森町について 遠州の小京都森町
  2. ^ a b c d 文化財(森町)
  3. ^ 遠江森町の舞楽(文化庁文化遺産データベース)
  4. ^ 山名神社天王祭舞楽(文化庁文化遺産データベース)

外部リンク