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ブリーチ (アルバム)

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『ブリーチ』
ニルヴァーナスタジオ・アルバム
リリース
録音 1988年 - 1989年
ワシントン州シアトル
ジャンル グランジ
スラッジ・メタル[1][2]
時間
レーベル サブ・ポップ
プロデュース ジャック・エンディーノ
専門評論家によるレビュー
ニルヴァーナ アルバム 年表
ブリーチ
(1989年)
ネヴァーマインド
(1991年)
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ブリーチ』(Bleach)は、ニルヴァーナの1stアルバム。1989年インディーレーベル「サブ・ポップ」より発売。

経緯

ワシントン州アバディーンにて1988年から1989年にかけて録音された。プロデューサーはジャック・エンディーノ。当初のドラマーはデイル・クローヴァーであったが、クローヴァーはサポートドラマーであり、メルヴィンズのメンバーだったので正式に参加できなかった。よって♯2の 'Floyd The Barber' 、♯6の 'Paper Cuts' 、そしてアルバム最後の曲である 'Downer' 以外はチャド・チャニングを迎えて録音しなおされている。

1992年にサブ・ポップからリマスターされたCDが発売された。因みにこのアルバム、最初の3000枚にはアルバムにはどこにもクレジットされていないジェイソン・エヴァーマンが写ったポスターが付いていた。さらに、その内初めの1000枚が白いレコード盤であった。インディーズということもありチャートアクションは派手なものではなく、ビルボード89位。

2009年に発表20周年を記念して、ジャック・エンディーノの手によるリマスター盤が発売された。

収録曲

  1. ブリュウ"Blew" - 2:54
  2. フロイド・ザ・バーバー"Floyd the Barber" - 2:17
  3. アバウト・ア・ガール"About a Girl" - 2:48
  4. スクール"School" - 2:42
  5. ラヴ・バズ(ショッキング・ブルーのカバー)"Love Buzz" (Robby van Leeuwen) - 3:35 (イギリス初版のみ未収録)
  6. ペーパー・カッツ"Paper Cuts" - 4:05
  7. ネガティヴ・クリープ"Negative Creep" - 2:55
  8. スコッフ"Scoff" - 4:10
  9. スワップ・ミート"Swap Meet" - 3:02
  10. Mr.マスタッシュ"Mr. Moustache" - 3:23
  11. シフティング"Sifting" - 5:22
  12. ビッグ・チーズ"Big Cheese" - 3:42 (CD・再発カセットテープ版のみ)
  13. ダウナー"Downer" - 1:42(CD版のみ)

備考

演奏に参加していないジェイソン・エヴァーマンがクレジットに記述されているのは、レコーディングにかかった費用606ドル17セントとプロデューサーであるジャック・エンディーノが昼食に食べたサンドイッチ代をエヴァーマンに肩代わりしてもらった為であるという。

日本では、2007年に紙ジャケット仕様としてニルヴァーナのアルバムが再発売されたが、日本での販売元が移動したため、このアルバムだけは紙ジャケットとして再発売されていない。

2021年3月12日、「スクール」がテレビ朝日系のバラエティ番組「タモリ倶楽部」の企画「新作 大量入荷中! 空耳アワー'21 スプリングコレクション」で「洋梨むけよ」に聞こえる投稿が紹介された。

  1. ^ Gaar, Gillian G. (2009). “The Recordings”. The Rough Guide to Nirvana. Rough Guides. pp. 141. ISBN 978-1858289458. https://books.google.co.jp/books?id=i9mvU7iug9AC&pg=PA141 
  2. ^ Azerrad, Michael (2013). Come as You Are: The Story of Nirvana. Crown. pp. 85. ISBN 9780307833730. https://books.google.co.jp/books?id=qrSDPW6G5ZIC&pg=PA85  Kindle edition