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デ・ハビランド・カナダ DHC-3

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レシプロ機のオッター水上機
ターボプロップ機になったオッター(雪上型)

DHC3オッター {De Havilland Canada DHC-3 Otter)とはデハビランド・カナダ社(現在のボンバルディア)が開発した単発レシプロ輸送機である。なおオッターとは「カワウソ」の意である。14席の旅客機として日本の日東航空でも運航された。

機体の概要

オッターは1951年に開発が始まったDHC-2ビーバー輸送機を大型化したもので、1953年に初飛行したSTOL汎用輸送機である。車輪は固定式であったが、フロートを装着して完全な水上機に改造された機体もある。主にアメリカ合衆国やカナダなどで軍事用輸送機として導入された。また双発機にしてパワーアップした機体にツインオッターがある。

日本のオッター

1958年5月3日に、日東航空がJA3115機を導入し「つばめ号」(客席数14)として就航した。しかしつばめ号は1963年5月1日兵庫県三原郡南淡町(現在の南あわじ市)にある諭鶴羽山へ墜落したため喪失した。(日東航空つばめ号墜落事故

機体性能

  • 最高速度:285Km/h
  • 航続距離:1545Km
  • 実用上昇限界高度:5460m(17,900フィート)
  • エンジン:Pratt & Whitney R1340 Wasp単発600馬力