サッカーセネガル代表
| ||||
---|---|---|---|---|
国または地域 |
![]() | |||
協会 | セネガルサッカー連盟 | |||
FIFAコード | SEN | |||
愛称 | Les Lions de la Teranga | |||
監督 |
![]() | |||
最多出場選手 | アンリ・カマラ(99試合) | |||
最多得点選手 | サディオ・マネ(34得点) | |||
| ||||
初の国際試合 |
1961年12月31日対ダホメー 2–3 | |||
最大差勝利試合 |
2010年10月9日対モーリシャス 7–0 | |||
最大差敗戦試合 |
1966年3月6日ギアナ 0–5 | |||
FIFAワールドカップ | ||||
出場回数 | 2回(初出場は2002) | |||
最高成績 | ベスト8(2002) | |||
アフリカネーションズカップ | ||||
出場回数 | 16回 | |||
最高成績 | 優勝(2021) | |||
サッカーセネガル代表(サッカーセネガルだいひょう、Équipe du Sénégal de football)は、セネガルサッカー連盟によって編成されるセネガルのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは首都のダカールにあるスタッド・レオポール・セダール・サンゴール。愛称はテランガのライオンたち(Les lions de la Teranga)。
概要
サッカー・セネガル代表チーム、あるいはその選手たちは「テランガのライオンたち」(Les lions de la Teranga, Lions of Teranga)という愛称で呼ばれる[1][2][3][4]。なおテランガとはセネガルの美称であり、ウォロフ語で「もてなし、ホスピタリティ」を意味する[5]。
波乱に富んだ2002年の日韓W杯の中でも一際鮮烈な印象を与えたチームであり、ブルーノ・メツが監督を率いる代表チームは開幕戦でもあった初戦で前回大会優勝のフランス代表に1-0で勝利し、世界中を驚かせた。なお、この時の代表メンバーには、現代表監督でキャプテンを務めたアリウ・シセも含まれていた[6]。その後もエル・ハッジ・ディウフを攻撃の中心とした機動的なサッカーでデンマーク代表戦はPKで先制されるも、同点に追いつき1-1で引き分け、ウルグアイ代表戦は前半終了まで3-0とリードしていたが、後半に3失点を喫し3-3で引き分けにもつれ込み[6]、初戦の勝利が偶然でなかったことを証明した。1勝2分でデンマークに次ぐ2位で決勝トーナメントに進出、決勝トーナメント1回戦はスウェーデン代表戦でも1-1から延長前半終了間際に鮮やかな決勝ゴール(ゴールデンゴール)を叩き込んだ。しかし、ベスト8のトルコ代表戦も後半まで決着がつかず延長に突入したが、延長前半4分にトルコのイルハン・マンスズからゴールデンゴールを決められ、ベスト8で敗退した[6]。
その後は下り坂を迎え、ドイツW杯では予選で敗退した。2006年開催のアフリカネイションズカップではベスト4に進出し、復活の兆しを見せたかに思われたが同年行われた南アフリカW杯2次予選では3位に甘んじ、最終予選にも進むことが出来なかった。この敗退により、2010年開催のネイションズカップへの出場権も失っている。2012年開催のネイションズカップではデンバ・バなど強力な攻撃陣を擁し、優勝候補にも挙げられたがグループリーグで敗退した。2014年ブラジルW杯アフリカ予選では3次予選でコートジボワールに敗れ、予選敗退となった。
2018年ロシアW杯アフリカ予選では3次予選グループD首位で、4大会ぶり2度目の本大会出場を決めた[3][4]。
本大会ではグループHに入り、1戦目のポーランド代表戦は2-1で勝利。2戦目の日本代表戦では2-2の引き分けにもつれ込むが、3戦目のコロンビア代表戦では0-1で敗れた。3戦終えた時点で日本と勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の全てで並ぶも、今大会より導入された反則ポイントにより3位となりグループリーグ敗退となった。
2022年開催のアフリカネイションズカップではエジプト代表を下して初優勝を果たし[7]、2022年カタールW杯アフリカ3次予選でもアフリカネイションズカップ2021決勝に続いてエジプトと対戦。アウェーで行われた第1戦は0-1で敗れたが、ホームで行われた第2戦で1-0の末PK戦に持ち込んで3-1でアフリカネイションズカップ2021に続いてエジプトに勝利し、2大会連続で本大会出場を果たした[8]。
FIFAワールドカップの成績
開催国 / 年 | 成績 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
不参加 | ||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
棄権 | ||||||
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
棄権 | ||||||
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() ![]() |
ベスト8 | 5 | 2 | 2 | 1 | 7 | 6 |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 |
![]() |
|||||||
合計 | 出場3回 | 8 | 3 | 3 | 2 | 11 | 10 |
アフリカネイションズカップの成績
開催年 | 結果 | 試合 | 勝利 | 引分 | 敗戦 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
不参加 | ||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
4位 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 | 2 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 | 5 |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() | |||||||
![]() |
不参加 | ||||||
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 2 | 0 | 1 | 3 | 1 |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() |
4位 | 5 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 |
![]() |
ベスト8 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 3 |
![]() |
3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 3 | |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() | |||||||
![]() |
ベスト8 | 4 | 1 | 1 | 2 | 6 | 6 |
![]() |
準優勝 | 6 | 4 | 2 | 0 | 6 | 1 |
![]() |
ベスト8 | 4 | 1 | 2 | 1 | 4 | 2 |
![]() |
4位 | 6 | 2 | 0 | 4 | 7 | 8 |
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 2 | 1 | 4 | 6 |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() ![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 6 |
![]() |
予選敗退 | ||||||
![]() |
グループリーグ敗退 | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 4 |
![]() |
ベスト8 | 4 | 2 | 2 | 0 | 6 | 2 |
![]() |
準優勝 | 7 | 5 | 0 | 2 | 8 | 2 |
![]() |
優勝 | 7 | 4 | 3 | 0 | 9 | 2 |
合計 | 16/33 | 67 | 27 | 17 | 23 | 78 | 56 |
現招集メンバー
2022年11月11日、2022 FIFAワールドカップに向けて発表されたメンバー[9]。
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
選手
GK
DF
MF
FW
- サディオ・マネ
- ムサ・ソウ
- パプ・ムッサ・コナテ
- ケイタ・バルデ・ディアオ
- ディアフラ・サコ
- エムベイェ・ニアン
- イスマイラ・サール
- マメ・ビラム・ディウフ
- ファマラ・ディエディウ
- クマ・エルハジ・ババカル
歴代監督
ラウル・ディアニュ 1960-1961
ジュール・ヴァンドーラン 1961-1963
オットー・プフィスター 1979-1982
パぺ・アリウヌ・ディオプ 1982-1986
クロード・ル・ロワ 1989-1992
ピーター・シュニットガー 1995-2000
ブルーノ・メツ 2000-2002
ギー・ステファン 2002-2005
アブドゥライェ・サール 2005-2006
ヘンリク・カスペルチャク 2006-2008
ラミーヌ・エンディアイェ 2008
アマラ・トラオレ 2009-2012.1
ジョセフ・コト 2012.1-2012.10(2012年7月4日までは暫定監督)
アラン・ジレス 2013-2015.1
アリウ・シセ 2015.3-
歴代選手
- GK
- DF
- MF
- FW
出典
- ^ “Aliou Cissé nommé sélectionneur”. Le Equipe Football (2015年3月5日). 2018年1月20日閲覧。
- ^ Achache, Farid (2017年1月29日). “CAN 2017: le Sénégal bute encore sur le Cameroun”. rfi - voix du monde. 2018年1月20日閲覧。
- ^ a b Achache, Farid (2017年12月1日). “Mondial 2018: le Sénégal d’Aliou Cissé devra batailler”. rfi - voix du monde. 2018年1月20日閲覧。
- ^ a b “Aliou Cissé: « Je pense que c’est un groupe qui va être difficile »”. footempo.com (2017年12月1日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “La Téranga, une authentique hospitalité” (2016年8月16日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ a b c “Whatever happened to Senegal’s 2002 World Cup squad?” (2013年6月20日). 2018年5月19日閲覧。
- ^ “セネガル、アフリカ・ネーションズカップ初制覇! PK戦でエジプトを下す”. サッカーキング (2022年2月7日). 2022年5月3日閲覧。
- ^ “セネガルがPK戦の末にW杯出場&ガーナ2大会ぶり4度目出場権 エジプトとナイジェリア敗退/アフリカ最終予選”. サッカーキング (2022年3月30日). 2022年5月3日閲覧。
- ^ “Blessé, Sadio Mané est quand même dans la liste du Sénégal pour la Coupe du monde” (フランス語) (2022年11月11日). 2022年11月12日閲覧。