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沙沙奴跪

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沙沙奴跪
各種表記
漢字 沙沙奴跪
発音: {{{nihonngo-yomi}}}
日本語読み: ささなこ
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沙沙奴跪(ささなこ、生没年不詳)は、『日本書紀』に登場する百済武官[1]。『日本書紀』に「ささなこ」という古訓が附されていること、「ささなこ」のが日本式であること等から倭人か、あるいは韓地在住の倭人とみられる[2]

人物

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神功皇后四十九年、神功皇后新羅征服するため、荒田別および鹿我別を将軍とし、渡海して卓淳国に到り、新羅を襲撃しようとしたが、現地で兵の増強を進言されたため、百済の将軍・木羅斤資と沙沙奴跪に命じて、沙白蓋盧らを合流させて、新羅を破り、比自㶱、南加羅、㖨国、安羅、多羅、卓淳、加羅の七カ国を平定した後、西進して、比利、辟中、布弥支、半古の四つの邑を征服した[1]

脚注

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  1. ^ a b 飯田武郷『日本書紀通釋』飯田永夫〈第三〉、1902年、1980頁。 
  2. ^ 松岡静雄 編『日本古語大辞典』刀江書院、1929年、108頁。