ACAO SPA & RESORT
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
![]() 〒413-0101 静岡県熱海市上多賀1034 |
設立 |
1970年6月 (1954年3月創業) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 3080101012859 |
事業内容 | ホテル事業,リゾート事業, アニバーサリー事業 |
代表者 |
代表取締役会長・CEO 中野善壽 代表取締役社長・COO 山﨑勇輝 |
資本金 | 5,000万円 |
従業員数 | 229名 |
外部リンク | https://www.acao.jp/ |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0c/Shizuoka_Atami_Nishikigaura.jpg/300px-Shizuoka_Atami_Nishikigaura.jpg)
ACAO SPA & RESORT(アカオ・スパ・アンド・リゾート)は、静岡県熱海市のリゾート施設であり、その運営企業の名称。
錦ヶ浦から南方の曽我・曽我浦(そがうら)にかけて広大な敷地を擁し、複数のホテル・施設から成るリゾートエリアを形成している。
(2022年11月にマイステイズ・ホテル・マネジメントが錦ヶ浦の2ホテル等の事業を継承したが、アカオの名称が維持されたまま運営されていることや、歴史的経緯なども踏まえ、本記事で引き続き併せて記述する。)
概要
かつては、ホテルニューアカオ(Hotel New Akao)を中心に、「アカオリゾート公国」(Akao Resort Dukedom)という名称で運営されていたが[1]、2021年(令和3年)、創業家が経営から退き外部から会長を招いた。同年10月20日に、運営企業が社名を「ACAO SPA & RESORT 株式会社」へと変更し、それに併せて、施設名の変更も順次行われた[2]。
2021年(令和3年)11月16日、同社は休業中だったホテルニューアカオの48年間にわたる営業を終了したと発表。別館「ロイヤルウイング」は「HOTEL ACAO」に改称の上存続[3]。
2022年(令和4年)11月21日、ACAO SPA & RESORTは、ホテル事業を投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却、ホテル事業から撤退することを発表。売却対象となった HOTEL ACAO ANNEX (旧ホテルニューアカオ)と HOTEL ACAO の運営は、同ファンドの系列企業であるマイステイズ・ホテル・マネジメントが引き継がれる。今後はガーデン施設「アカオ・フォレスト」を中心とするリゾート事業の運営に集中する方針[4]。
同年12月16日、マイステイズが「HOTEL ACAO(旧ロイヤルウイング)」を「ホテルニューアカオ」へと改名、併せて旧ホテルニューアカオの2023年夏の宿泊事業再開を発表[5]。またACAO側も、5年後の2027年に、FOREST/BEACHの敷地で富裕層向けビレッジ型宿泊事業に参入する計画を発表[6]。
ACAO SPA & RESORT系
ACAO FOREST
1988年(昭和63年) に「曽我森林自然園」として開業。2002年(平成14年)に「アカオリゾート公国」の発足に合わせて「アカオハーブ&ローズガーデン」に改称。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「ACAO FOREST」に改称。
曽我の山中の東京ドーム13個分の敷地に、12種類のテーマ別の庭園が点在[7]。
園内の南方奥の山中には「曽我浅間神社」が所在。
2017年(平成29年)9月19日に隈研吾設計のカフェ「COEDA HOUSE」(コエダハウス)開業。
ACAO BEACH
1982年(昭和57年)に「ビーチリゾート曽我浦」として開業。2002年(平成14年)に「アカオリゾート公国」の発足に合わせて「アカオビーチリゾート」に改称。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「ACAO BEACH」に改称。
2017年(平成29年)4月29日にアウトドア施設「Outdoor Village SOGAURA」(アウトドアビレッジ曽我浦)開業。
マイステイズ系
ホテルニューアカオ(旧・HOTEL ACAO)
1994年(平成6年)に「ロイヤルウイング」の名称で開業。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせて「HOTEL ACAO」へと改称。翌2022年(令和4年)にマイステイズへと事業継承され「ホテルニューアカオ」へと改称。
鉄筋12階建、客室100室。
ニューアカオ南西の崖上、山上の熱海城・熱海秘宝館付近の道路へまたがる形で立地。
展望ラウンジ「ロイヤルラウンジ」、フレンチレストラン「ボヌール」、和食レストラン「舞扇」。
旧・ホテルニューアカオ
1973年(昭和48年)に「ホテルニューアカオ」として開業。2021年(令和3年)に「ACAO SPA & RESORT」の発足に合わせてホテル営業利用を終了した後、「HOTEL ACAO ANNEX」の名称でアートや音楽のイベント施設として活用される。翌2022年(令和4年)にマイステイズへと事業継承され、2023年(令和5年)夏の宿泊事業再開を計画している。
鉄筋20階建、客室250室。
「錦ヶ浦トンネル」東方の旧道、明治時代のトンネル「観魚洞隧道」を抜けた先にある錦ヶ浦の北東部、崖から海上にかけてに立地。
1978年(昭和53年)、ホテル内にオーシャンビューレストラン「メインダイニング錦」開業。
2021年(令和3年)11月、長期休業を経て営業終了。その後、「ATAMI ART GRANT」(PROJECT ATAMI) の会場などとして、活用されている[8]。
- 主な施設
- 17階 - ロビー、ガーデンロビー(屋外)、ショップ曙
- 15階 - サロンド錦鱗(きんりん)、黒潮
- 2階 - メインダイニング錦、ラウンジ「アビース」、朝市サンレモ市場、ショッピングコーナー、卓球コーナー、ゲームコーナー
- 1階 - カラオケルーム、アカオ温泉街「にぎわい横丁」、ダンスホール、レンタルドレス海雅、スパリウム波音、オーシャンプール(屋外)
スパリウムニシキ
2018年(平成30年)開業。
ニューアカオ南西、ロイヤルウイング東向の崖「錦崎庭園」に立地。
宿泊者専用スパ。
花の妖精
一般客にも開放されている錦ヶ浦南方のオーシャンビューカフェ。「伊豆一の絶景カフェ」を謳う。
「錦ヶ浦トンネル」東方のホテルエリアから南進し、駐車場を挟んだ「曽我浦トンネル」東方の旧道脇崖「扇崎庭園」内に立地。
歴史
- 1954年(昭和29年)3月 - 創業者・赤尾蔵之助が赤尾旅館の営業開始[9][10]。
- 1961年(昭和36年) - 赤尾ホテル営業開始[9][10]。
- 1963年(昭和38年) - 錦ヶ浦の用地取得[9]。
- 1970年(昭和45年)6月 - 株式会社ホテルニューアカオ設立[1]。
- 1973年(昭和48年)1月 - ホテルニューアカオ営業開始[9][10]。
- 1978年(昭和53年) - 「メインダイニング錦」完成[9][10]。
- 1982年(昭和57年) - ビーチリゾート曽我浦(後のアカオビーチリゾート)営業開始[9][10]。
- 1988年(昭和63年) - 曽我森林自然園(後のアカオハーブ&ローズガーデン)営業開始[9][10]。
- 1994年(平成6年)10月 - ロイヤルウイング営業開始[9][10]。
- 2002年(平成14年)3月 - 「アカオリゾート公国」発足[9][10]。
- 2017年(平成29年)
- 4月29日 - アカオビーチリゾート内「Outdoor Village SOGAURA」(アウトドアビレッジ曽我浦)営業開始。
- 9月19日 - アカオハーブ&ローズガーデン内「COEDA HOUSE」(コエダハウス)営業開始[7]。
- 2018年(平成30年)4月1日 - スパリウムニシキ営業開始。
- 2021年(令和3年)
- 7月3日 - 熱海市伊豆山土石流災害で被災した介護施設の55人の入居者と職員に、避難所として受け入れた。
- 10月20日 - 社名を「ACAO SPA & RESORT 株式会社」へと改名[2]。
- 11月16日 - 休業中だったホテルニューアカオの営業を終了したと発表。営業継続しているロイヤルウイングは「HOTEL ACAO」と名を改め今後も存続する。また同日から「ATAMI ART GRANT」を初開催、閉業したホテルニューアカオ建屋も、会場として活用された[8]。
- 2022年(令和4年)
- 4月24日 - ACAO FOREST駐車場脇の「ショップ&レストラン」施設を改装し、「ACAO ROSE SQUARE」(アカオ・ローズ・スクエア)を開業。
- 11月22日 - 錦ヶ浦の2ホテル等の事業をマイステイズ・ホテル・マネジメントへと譲渡。
- 12月16日 - マイステイズが「HOTEL ACAO(旧ロイヤルウイング)」を「ホテルニューアカオ」へと改名、併せて旧ホテルニューアカオの2023年夏の宿泊事業再開を発表[5]。またACAO側も、5年後の2027年に、FOREST/BEACHの敷地で富裕層向けビレッジ型宿泊事業に参入する計画を発表[6]。
脚注・出典
- ^ a b 会社概要[リンク切れ] - アカオリゾート公国
- ^ a b ホテルニューアカオ、世界に選ばれる特別な空間を目指し 2021年10月20日(水)に社名およびロゴを刷新
- ^ ホテルニューアカオ宿泊施設 営業施設終了のお知らせ
- ^ “熱海を代表する大手老舗「アカオ」、米投資ファンドにホテル事業売却へ”. 読売新聞 (2022年11月22日). 2022年11月22日閲覧。
- ^ a b マイステイズ・ホテル・マネジメント 「ホテルニューアカオ」 12/16 開業 - 共同通信PRWire
- ^ a b 熱海の「アカオ」が27年、宿泊事業再参入 芸術家支援の富裕層向け施設整備 - 熱海経済新聞
- ^ a b アカオハーブ&ローズガーデン - 熱海市観光協会
- ^ a b ATAMI ART GRANT - PROJECT ATAMI
- ^ a b c d e f g h i 沿革 - アカオリゾート公国
- ^ a b c d e f g h 60年の歩み - アカオリゾート公国
関連項目
外部リンク
- ACAO SPA & RESORT (acao.jp) - 公式サイト
- アカオリゾート (i-akao.com) - 旧公式サイト
- ACAO SPA & RESORT (@ACAO_official_) - X(旧Twitter)
- ACAO SPA & RESORT (@acao_spaandresort) - Instagram
- ACAO SPA & RESORT (acao.spaandresort) - Facebook
座標: 北緯35度5分11.2秒 東経139度4分53.7秒 / 北緯35.086444度 東経139.081583度