大久保博 (作曲家)
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大久保 博(おおくぼ ひろし、1970年〈昭和45年〉8月10日 - )は、日本のサウンドクリエイター・作曲家・編曲家・DJ・プロデューサー。株式会社バンダイナムコ研究所 イノベーション戦略本部 本部長。
経歴
1994年、ナムコ(現・バンダイナムコスタジオ)入社。ゲームサウンドクリエイターとしてリッジレーサーシリーズ、エースコンバットシリーズ、アイドルマスターシリーズ等、これまで数多くのサウンドデザインおよびトラックメイクを担当。
2019年、株式会社バンダイナムコ研究所設立に伴いイノベーション戦略本部の本部長に就任。
人物
サウンドディレクターを担当したR4 -RIDGE RACER TYPE 4では、N.Y.のハウスレーベル「BPM King Street Sound」とのコラボレーションを行い、ゲーム音楽の世界にハウスミュージックを取り入れる等、ハウスミュージックを愛する。個人名義でもDiverseSystemのハウスコンピレーション「AD:HOUSE」シリーズ、HiroshiWatanabe氏の楽曲リミックス、「BPM King Street Sound」作品へのリミックス参加。2021年にオリジナルアルバム「Flowers,Birds,Wind and Moon / Hiroshi Okubo (nanosounds.jp) feat. SAK. 」をリリース。nanosounds.jpの主宰も務めている。
2000年にアルス・エレクトロニカ CGアニメーション部門でDistinctionを受賞した大場 康雄のCG作品『禅』で音楽を担当している。[1]
主な作品
- Jリーグサッカー プライムゴールEX(1995年、PS、AC)
- リッジレーサーレボリューション(1995年、PS)
- レイジレーサー(1996年、PS)
- 風のクロノア door to phantomile(1997年、PS)
- エースコンバット2(1997年、PS)
- R4 -RIDGE RACER TYPE 4-(1998年、PS)
- エースコンバット3 エレクトロスフィア(1999年、PS)
- 7〜モールモースの騎兵隊〜(2000年、PS2)
- エースコンバット04 シャッタードスカイ(2001年、PS2)
- 鉄拳4(2002年、PS2)
- R:RACING EVOLUTION(2003年、PS2、XBOX、GC)
- ゼノサーガ フリークスことばのパズル ぜのぴったん(2004年、PS2)
- リッジレーサーズ(2004年、PSP)
- ことばのパズル もじぴったん大辞典(2004年、PSP)
- エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー(2004年、PS2)
- 鉄拳5(2004年、AC、PS2)
- リッジレーサー6(2005年、X360)
- 僕の私の塊魂(2005年、PSP)
- 鉄拳 DARK RESURRECTION(2006年、PSP)
- エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー(2006年、PS2)
- リッジレーサーズ2(2006年、PSP)
- リッジレーサー7(2006年、PS3)
- THE IDOLM@STER(2007年、X360)
- エースコンバット6 解放への戦火(2007年、X360)
- ファミリースキー(2008年、Wii)
- ファミリースキー ワールドスキー&スノーボード(2008年、Wii)
- リッジレーサー3D(2011年、ニンテンドー3DS)
- マリオカート アーケードグランプリDX(2013年、AC)
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U(2014年、Wii U)
ディスコグラフィー
Hiroshi Okubo名義
- Flowers,Birds,Wind and Moon (2021)
講演
- CEDEC 2006 「サウンドチームからのお願い」講演
- CEDEC 2007 「とりあえず受けたい授業 (ゲームサウンド編)」講演
- CEDEC 2008 「ファミリースキー〜箱庭サウンド演出テクニック〜」講演
- CEDEC 2013 「アイドルキャラクター徹底支援!~ユーザーのハートをキャッチするキャラクターソングデザイン」講演
- CEDEC 2016 「ゲーム技術を業界外へ持ち出そう!~サウンド技術から切り開く新ビジネスへの挑戦事例」講演
- CEDEC 2020 「ゲーム開発技術が生み出す新しいライブ体験~DJミライ小町の開発事例」講演
出演
テレビ
- メディアのめ 「実感!音のちから」(2012年05月07日、NHK)[2]
イベント
- LEGEND 〜 Game Music Club Event(2002年 麻布十番 LUNErS)
- EXTRA 〜 HYPER GAME MUSIC EVENT 2007 (2007年 新木場 STUDIO COAST)
- LINEAR (2004年 〜 2010年)
- 沖縄ゲームタクト2014 (2014年 沖縄県浦添市てだこホール)
- Red Bull Music Academy Tokyo 2014【1UP: Cart Diggers Live】(2014年 渋谷WOMB)[3]
脚注
- ^ ASCII. “【アルス・エレクトロニカ・フェスティバル2000 Vol.2】『ロボカップ』が特別賞、大場康雄氏(ナムコ)がCG部門準大賞を受賞”. ASCII.jp. 2023年3月23日閲覧。
- ^ NHK. “メディアのめ 「実感!音のちから」”. NHKクロニクル. 2023年3月23日閲覧。
- ^ 4Gamer.net. ““ゲーム音楽”をテーマに,ミュージシャン,クリエイター,そしてオーディエンスが一体に。「RBMA PRESENTS 1UP: CART DIGGERS LIVE」をレポート”. 4Gamer.net. 2023年3月23日閲覧。