NHK総合テレビジョン
双方向番組に参加する際、事前に「かんたん登録」で名前(1人分のみ)・住所・電話番号を受信機に登録する必要があった。これはBShi、教育テレビのデータ放送でも設定可能だが、BShi・総合・教育のいずれかのチャンネルで1度登録すれば、NHK衛星波・地上波の双方向番組のすべてに参加できる(いずれかのチャンネルで1度登録すれば修正がない限り別のチャンネルで新たに登録する必要はない)。なお、「かんたん登録」はデータ放送の大幅なリニューアルに伴い総合テレビ・教育テレビでは2011年3月27日、デジタル衛星ハイビジョン同年3月31日で終了し、同年4月1日以降は登録した情報が自動的に消去される。
デジタル放送開始に伴い、県域テレビ放送が皆無だった茨城県での県域放送を開始。2012年4月1日から新たに栃木県と群馬県で県域放送が開始された。しかし、南関東4都県については、新たに親局の送信施設設置が必要となることや、現在でも「首都圏」としての一体的需要があることなどから、デジタル化完了後に改めて実施の是非を検討するとの表現にとどまった。
移行期間における独自編成
2003年12月1日から順次開始されている地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)を活かし、全国放送のほぼすべての番組がハイビジョン方式で制作・放送されている。標準画質マルチ放送は最大3チャンネル取れるが、NHK総合では現在011と012(あるいは031と032)のみで行われており、013(033)は使用されていない[注 1]。なお、2005年12月までデジタル放送では以下のように独自の差し替え番組があった。
- 日曜11:00~11:45 「地球!ふしぎ大自然」(先行放送)2005年9月で終了(アナログ放送では「日曜スタジオパーク」と「食彩浪漫」)
- 日曜13:05~13:50 「大河ドラマ」(先行放送)2005年12月で終了(なお、2004年1月から2005年3月までは、13:00~13:45の放送だった。アナログ放送では「笑いがいちばん」と「ふだん着の温泉」と「みんなのうた」)
- 土曜14:00~14:45 「NHK歌謡コンサート」(再放送)2005年9月で再放送終了(アナログ放送では「土曜スタジオパーク」)
近畿圏では2010年4月より夕方時間帯で地上デジタル放送告知番組の差し替えを行っていた。
- 月曜~金曜16:50~16:55「にっぽん木造駅舎の旅」(アナログの総合テレビでは「目指せ!地デジ芸人 ウーイェイ」(全20回、同じ内容を繰り返し放送)
現在はスポーツ中継(NHKプロ野球、大リーグ他)で不定期に行う程度になっている(この場合、所定時間終了後の延長は012(または032)で行われるが、電波の運用管理の都合上、概ね次の定時番組が開始されるまではフィラー(映像散歩他)を流す場合がある)。
放送形態
午前4:00を起点とする24時間放送(原則として毎月第1・3日曜深夜=月曜未明の深夜は各局任意で放送休止、ないしは減力放送を行う地域あり)。ただし、ジャンクションの放送については2018-20年度前期は平日は3:48、土曜日・日曜日は4:13に、2020年度後期と2021年度は平日は4:33(土・日は変更なし)、2022年度から日曜のみ変更なしの4:13、他は3:58に行われている。
※なお、2004年より放送されている大相撲本場所(奇数月)の実況ダイジェスト「大相撲・幕内の全取組」の放送日に放送休止、あるいは減力放送がなされる場合は2005年9月までは4:00、同11月からは3:50までに休止・または減力を切り上げたことがあった(ただし、オープニング映像の国歌演奏・国旗掲揚、またはジャンクションは2021年度までは起点時間に流しており、局によっては起点時間まで放送休止となる場合もあった)が、2010年3月場所で未明の再放送が廃止されており、相撲期間中の休止切り上げは事実上なくなったが、2014年秋場所以後、本放送の時間が3:40から4:05に繰り下げられたため、再びメンテナンス休止・減力を3:40で切り上げる局(この場合でもオープニングの国歌演奏・国旗掲揚、ないしはジャンクションは起点前の4:13に行う)が発生している。2022年5月場所以後は、土曜日分が日曜日の3:50-4:15、その他は開催翌曜日の3:35-4:00に放送されるようになったため、オープニング、またはジャンクションは起点前、かつ同番組開始前の3:33(日曜3:48)に放送されている。
なお、デジタル総合のデータ放送は利用できない。
4:20起点時代、2007年末と2008年始では深夜番組特別編成の為、起点時間が繰り下げとなった日が存在した。
時刻表示
- 平日
- 土・日曜日
- 映像散歩開始時 - 10:05まで
- 12:00 - 13:05[注 3]
- それ以外の時間でも定時のNHKニュース(ローカルニュースを含み、ニュース7・サタデーウオッチ9・サンデースポーツは除く)の時間に字幕出しを行う。
- 特記
- スポーツ中継、国会中継実施時は上記時間であっても消去する。また2015年12月30日の時刻表示は、『マッサン愛と冒険の日々をもう一度!(週間ダイジェストの総集編)』の放送の兼ね合いで、午前中は9:47、午後は12:55を以って消去された。また、12月31日も『びっくりぽん!!あさが来たダイジェスト・一挙放送(第1-13週)』の兼ね合いで、午前の放送は9:50で消去された。
- 台風、豪雨などの自然災害、その他緊急有事が発生し、深夜臨時ニュース体制を取る場合は0:00-10:00まで表示する場合があるほか、重大な気象事案発生時や強い地震が発生し、それらに関するニュースを放送する時や緊急・重大ニュースが発生し、それらに関する臨時ニュースを放送する時は、時間を問わず表示する。
- 2015年3月30日からは、正午を含む午前10時以降の定時ニュース(一部のワイドニュース番組は除く)、および平日20:45と22:50、土・日20:55と22:57からの各地のニュース枠での常時表示が開始(原則各地方の基幹局から送出)。2014年度までも地域によって、時間帯を問わないで上述時間帯以外のローカルニュース枠の時間帯に表示する場合もあった。
- 日曜日午前中は「日曜討論」、12時台は「NHKのど自慢」、祝日も一部特番が上記の時刻出し終了時刻をまたいで放送する場合、その終了時刻まで表示する(ただし、「日曜討論」「NHKのど自慢」が前週休止や緊急報道などにより、13時以後に振替放送が行われる場合の時刻表示はない)。
- 2022年3月1日・3日・4日はロシアのウクライナ侵攻関連のニュースを伝えるため10:05 - 10:54にBS1の国際ニュース番組『キャッチ!世界のトップニュース』を2時間05分遅れの録画ネットで放送したことから、午前中の時刻表示を10:54まで延長した。
- 5:00-8:00(年末年始は7:20まで)[注 4]、および平日の8:15-9:00、9:05-9:55、17:00(スポーツ中継実施日は18:00[注 5]、国会中継実施日は国会中継終了後[注 6])- 18:59・20:45 - 21:00は地域により気象情報(午前中は当日日中、夕方・夜は翌日)の字幕スーパーを時刻の右横[注 7]に表示する。また、緊急報道や国際的なスポーツ中継により11:54や土日祝日18:53・年末年始18:55の気象情報が休止となった際にも、代替として各局送出で12:00頃もしくは19:00頃に数分間天気ループの表示が行われる場合がある。
- 関東など一部地域では、一部の番組においてカスタムフォントによる時刻表示を実施している[注 8]。
- 常時表示で無い時間帯でも、15分以上の番組では、番組が始まるときに10秒間現在時刻を表示する[注 9]。
ネットワーク
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/95/NHK-G_ID_map_%28ja%29.png/200px-NHK-G_ID_map_%28ja%29.png)
各放送局に関する情報は日本放送協会放送局の一覧を参照。
- 南関東1都3県以外は県域放送を基本とするが、北海道と福岡県は地域別放送を行っている。
- 太字は拠点局。
- 呼出符号(コールサイン)は、ラジオ第1放送の「JO◇◇」の後ろに「-DTV」が付加される。アナログ放送では「-TV」であった。
- デジタル放送のリモコンキーIDはラジオ第1放送にちなんだ「1」[注 10](地図の赤く塗られている箇所の都道府県)が原則であるが、「1」に民放が割り当てられている地域に限り「3」(同じく青く塗られている箇所の都道府県)となる(原因は後述)。
- アナログ放送のガイドチャンネルは全国一律80chであった。
ブロック | 放送局 | デジタル | アナログ | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ID | 呼出符号 | 物理ch | 空中線 電力(W) |
放送開始日 | 呼出符号 | 物理ch | 空中線 電力 (映像:W) |
放送開始日 | 放送終了日 | ||
北海道 | 札幌 | 3 | JOIK-DTV | 15ch | 3k | 2006年 | 6月 1日JOIK-TV | 3ch VHF | 10k | 1956年12月22日 | 2011年 | 7月24日
函館 | JOVK-DTV | 18ch | 1k | 2007年10月 | 1日JOVK-TV | 4ch VHF | 1k | 1957年 | 3月22日|||
旭川 | JOCG-DTV | 15ch | JOCG-TV | 9ch VHF | 1958年12月28日 | ||||||
帯広 | JOOG-DTV | JOOG-TV | 4ch VHF | 1959年12月24日 | |||||||
釧路 | JOPG-DTV | 33ch | JOPG-TV | 9ch VHF | 1959年12月28日 | ||||||
北見(網走送信所)[† 1] | JOKP-DTV | 18ch | JOKP-TV | 3ch VHF | 1961年 | 4月 5日||||||
室蘭 | JOIQ-DTV | 24ch | JOIQ-TV | 9ch VHF | 1958年11月27日 | ||||||
東北 | 仙台 | JOHK-DTV | 17ch | 3k | 2005年12月 | 1日JOHK-TV | 3ch VHF | 10k | 1956年 | 3月21日2012年 | 3月31日|
秋田 | 1 | JOUK-DTV | 48ch | 1k | JOUK-TV | 9ch VHF | 5k | 1959年12月25日 | 2011年 | 7月24日||
山形 | JOJG-DTV | 14ch | JOJG-TV | 8ch VHF | 3k | 1959年12月19日 | |||||
鶴岡 | (山形・中継局) | 34ch | 500 | 2006年12月 | 1日JOJP-TV[† 2] | 3ch VHF | 1k | 1960年 | 2月27日|||
盛岡 | JOQG-DTV | 14ch | 1k | 2005年12月 | 1日JOQG-TV | 4ch VHF | 3k | 1958年12月28日 | 2012年 | 3月31日||
福島 | JOFP-DTV | 15ch | 3k | JOFP-TV | 9ch VHF | 1959年 | 4月 1日|||||
青森 | 3 | JOTG-DTV | 16ch | 1k | JOTG-TV | 3ch VHF | 5k | 1959年 | 3月22日2011年 | 7月24日||
関東 甲信越 |
東京 | 1 | JOAK-DTV | 27ch | 10k | 2003年12月 | 1日JOAK-TV | 1ch VHF | 50k | 1953年 | 2月 1日|
長野(美ヶ原送信所)[† 3] | JONK-DTV | 17ch | 1k | 2006年 | 4月 1日JONK-TV | 2ch VHF | 1k | 1958年11月15日 | |||
新潟 | JOQK-DTV | 15ch | 3k | JOQK-TV | 8ch VHF | 5k | 1958年12月 | 1日||||
甲府 | JOKG-DTV | 21ch | 2k | JOKG-TV | 1ch VHF | 3k | 1959年 | 9月18日||||
前橋 | JOTP-DTV | 37ch | 100 | 2012年[† 4] | 4月 1日(東京・中継局) | 52ch UHF | 100 | 1965年10月 | 5日|||
水戸 | JOEP-DTV | 20ch | 300 | 2004年10月 | 1日44ch UHF | 30 | 1976年 | 7月17日||||
宇都宮 | JOBP-DTV | 47ch | 100 | 2012年[† 4] | 4月 1日29ch UHF→ 51ch UHF[† 5] |
100 | 1980年10月 | 3日||||
中部 | 名古屋 | 3 | JOCK-DTV | 20ch | 3k | 2003年12月 | 1日JOCK-TV | 3ch VHF | 10k | 1954年 | 3月 1日|
金沢 | 1 | JOJK-DTV | 15ch | 1k | 2006年 | 7月 1日JOJK-TV | 4ch VHF | 3k | 1957年12月23日 | ||
静岡 | JOPK-DTV | 20ch | 2005年 | 6月 1日JOPK-TV | 9ch VHF | 1k | 1957年 | 6月 1日||||
浜松 | (静岡・中継局) | JODG-TV[† 6] | 4ch VHF | 1959年11月20日 | |||||||
福井 | JOFG-DTV | 19ch | 2006年 | 5月 1日JOFG-TV | 9ch VHF | 3k | 1959年 | 8月 3日||||
富山 | 3 | JOIG-DTV | 27ch | 2004年10月 | 1日JOIG-TV | 3ch VHF | 1958年10月15日 | ||||
津 | JONP-DTV | 28ch | 500 | 2005年 | 4月 1日JONP-TV | 31ch UHF | 5k | 1973年 | 4月 2日|||
岐阜 | JOOP-DTV | 29ch | 2004年11月 | 1日JOOP-TV | 39ch UHF | 1973年 | 2月17日|||||
近畿 | 大阪 | 1 | JOBK-DTV | 24ch | 3k | 2003年12月 | 1日JOBK-TV | 2ch VHF | 10k | 1954年 | 3月 1日|
京都 | JOOK-DTV | 25ch | 1k | 2005年 | 4月 1日JOOK-TV | 32ch UHF | 1972年 | 3月13日||||
神戸 | JOPP-DTV | 22ch | 2004年11月 | 1日JOPP-TV | 28ch UHF | 1971年 | 5月24日|||||
和歌山 | JORP-DTV | 23ch | 100 | 2005年 | 6月 1日JORP-TV | 32ch UHF | 1k | 1971年 | 5月31日|||
奈良 | JOUP-DTV | 31ch | 2005年 | 4月 1日JOUP-TV | 51ch UHF | 1972年 | 7月 3日|||||
大津 | JOQP-DTV | 26ch | JOQP-TV | 28ch UHF | 1971年[† 7] | 4月 1日||||||
中国 | 広島 | JOFK-DTV | 14ch | 3k | 2006年10月 | 1日JOFK-TV | 3ch VHF | 10k | 1956年 | 3月21日||
福山 | (広島・中継局) | [† 8] | 42ch100 | 2007年 | 4月30日JODP-TV[† 9] | [† 10] | 1ch VHF1k | 1960年[† 11] | 3月 1日|||
岡山 | JOKK-DTV | 32ch | 2k | 2006年12月 | 1日JOKK-TV | 5ch VHF | 10k | 1957年12月23日 | |||
松江 | 3 | JOTK-DTV | 21ch | 1k | 2006年10月 | 1日JOTK-TV | 6ch VHF | 1k | 1959年10月28日 | ||
鳥取 | JOLG-DTV[† 12] | 29ch | 100 | JOLG-TV[† 13] | 3ch VHF | 1959年[† 14] | 3月 3日|||||
山口(防府送信所)[† 15] | 1 | JOUG-DTV | 16ch | 1k | JOUG-TV | 9ch VHF | 1959年 | 6月15日||||
四国 | 松山 | JOZK-DTV | JOZK-TV | 6ch VHF | 5k | 1957年 | 5月29日|||||
高知 | JORK-DTV | 15ch | JORK-TV | 4ch VHF | 1k | 1958年11月28日 | |||||
徳島 | 3 | JOXK-DTV | 34ch | JOXK-TV | 3ch VHF | 1959年 | 3月15日|||||
高松 | 1 | JOHP-DTV | 24ch | 2006年12月 | 1日JOHP-TV | 37ch UHF | 10k | 1969年 | 3月22日|||
九州・ 沖縄 |
福岡 | 3 | JOLK-DTV | 28ch | 3k | 2006年 | 4月 1日JOLK-TV | 3ch VHF | 1956年 | 3月21日||
北九州[† 16] | JOSK-DTV[† 17] | 40ch | 1k | 2006年10月 | 1日JOSK-TV | 6ch VHF | 1k | 1957年 | 5月29日|||
熊本 | 1 | JOGK-DTV | 28ch | 2006年12月 | 1日JOGK-TV | 9ch VHF | [† 18] | 2k1958年 | 2月22日|||
長崎 | JOAG-DTV | 15ch | JOAG-TV | 3ch VHF | 1k | 1958年12月22日 | |||||
佐世保 | (長崎・中継局) | 42ch | 2007年 | 4月 1日JOAQ-TV[† 19] | 8ch VHF | ||||||
鹿児島 | 3 | JOHG-DTV | 34ch | 2006年12月 | 1日JOHG-TV | 3ch VHF | 5k | 1958年 | 2月22日|||
宮崎 | 1 | JOMG-DTV | 24ch | JOMG-TV | 8ch VHF | 1k | 1960年 | 7月 1日||||
大分 | JOIP-DTV | 15ch | JOIP-TV | 3ch VHF | 3k | 1959年 | 8月24日|||||
佐賀 | JOSP-DTV[† 20] | 33ch | 100 | JOSP-TV[† 21] | 38ch UHF | 5k | 1969年 | 3月15日||||
沖縄[† 22] | JOAP-DTV | 17ch | 1k | 2006年 | 4月 1日JOAP-TV[† 23] | [† 24] | 2ch VHF1968年12月22日[† 25] |
- ^ 北見市内には別途「新北見中継局」が置かれている。
- ^ 1991年11月の免許更新を機に呼出符号廃止。
- ^ 長野市内には別途「善光寺平中継局」が置かれている。
- ^ a b 開局自体は2005年12月1日。
- ^ デジタル放送移行に伴う「アナ・アナ変換」によるチャンネル変更。
- ^ 時期不明ながら免許更新時に呼出符号廃止。
- ^ 表記チャンネルによる県域放送開始日。其の10年以上前から、「実験局」などの名目で大阪局の中継局として運用されてきた。
- ^ 福山市内の彦山におけるチャンネル。
- ^ 2003年11月の免許更新時に呼出符号廃止。
- ^ 尾道市向島町の高見山送信所におけるチャンネル。
- ^ 開局時は「尾道放送局」。1967年3月15日付で今の福山市内に移転し改称。
- ^ 親局は毛無山。
- ^ 親局は鉢伏山。
- ^ 大都市圏以外初の民放テレビ局である日本海テレビジョン放送(JOJX-TV、1ch)に合わせた。
- ^ 山口市内は鴻ノ峯中継局などでカバー。
- ^ 1963年2月9日までは「小倉(こくら)放送局」。
- ^ デジタル放送は段階的にフルパワー化したこともあり、当初は呼出名称だけが付与され、呼出符号の付与が保留されていた。
- ^ 開局時から1kWで放送を続けてきたが、テレビ西日本福岡局(JOJY-TV)増力などによる混信対策として増力した。
- ^ 開局時はJOAT-TVで、1982年11月の免許更新時に変更。1991年11月の免許更新迄に呼出符号廃止。
- ^ 親局は九千部山。
- ^ 親局は日の隈山。
- ^ トランスポートストリームは「那覇」。
- ^ 沖縄放送協会中央放送局時代はKSGB-TV。
- ^ 本土復帰を見据え最初から日本式チャンネルであった。
- ^ 沖縄放送協会中央放送局による放送開始日。本土復帰に合わせてNHKが引き継ぐ。先島地区は前年に放送を開始した。
3ch
アナログ総合の親局で全国的に3chが多かった理由は、テレビ放送が開局した当初1ch・2ch・12chが米軍のレーダーに使用されており、後にその周波数は返還されたものの、NHKについては第一次チャンネルプランでそれらの地域に3chが割り当てられたためである。沿革にもある通り、テレビ放送開始当初東京が3ch、大阪が4chで送信されていたのはこのことが原因である。その後東京ではエリアの拡大のため、当時1chで東京タワーから送信されていたNHK教育テレビとチャンネルを入れ替える形で1chとなった。一方大阪も、その後京阪神第4局(毎日放送。JOOR-TV、4ch)の開局予定日であった1958年12月1日から2chに変更された。しかしアナログ総合が3chの地域で1chは、どの放送局にも割り当てられず最後まで空きチャンネルだったのは広島県と大分県のみ、アナログ教育の親局に割り当てられたのも長崎県のみであり、大半の地域で民放用に割り当てられた。更には総合が3ch以外でも1chがアナログ教育だったのは山口県(総合9ch)のみであった。
この半世紀後の地デジ移行においては、リモコンキーID(テレビのリモコンチャンネル番号)にNHKは「2」の教育テレビだけでなく総合テレビも全国統一の「1」を希望しており、アナログ総合が3chの地域でも1chが空いていた広島県と大分県では「3」を引き継がず「1」が、そもそも1chがアナログ教育に割り当てられていた山口県と長崎県ではそれに親局より大きい「2」を割り当てたうえで総合テレビに「1」が割り当てられた[注 11]。しかし1chが民放の親局(本社送信所)に割り当てられていた地域では民放局の意思及び地元視聴者の利便性を尊重して民放局[注 12]が「1」を継承し、総合テレビにはアナログ時代から3chであったという地域性で地元視聴者がそのまま受け入れやすい「3」になった。ちなみにアナログ放送の親局で2chはどの民放にも割り当てられていなかった[注 13]ため、教育テレビは総合テレビと同じ事態を回避する形で全国「2」で統一することが出来た。
その他
- 1970年代後半から1980年代前半の一時期、放送終了が教育テレビ(現:Eテレ)より早い期間があった。これはオイルショックによる省エネ・節電に協力するためのものであり、1974年1月から3月までは総合・教育とも23時終了、その後総合は23:15(1975年4月以後金・土曜日に限り23:57まで延長)、教育は23:30→23:57にそれぞれ放送終了時間を延長しており、総合が教育よりも早く終了するという事例は1984年4月に正式に23:57終了に時間延長するまで10年以上続いた。
- 2008年9月29日以後、総合テレビの放送を休止する地域がある場合、緊急地震速報に対応するために教育テレビを臨時に終夜放送していたが、2009年4月以後は終夜フィラーは放送せず、教育テレビでは「緊急ニュース等がある際には 総合テレビをお休みしている地域では ご覧のチャンネルでお伝えします(一部地域を除く)」という字幕を出している。ただし、総合・教育双方ともメンテナンスを行う場合は教育テレビでも放送休止とする。
- 放送設備の更新を行った2004年8月からは、NTSCでは画像サイズ(レターボックス=サイズは16:9、14:9、13:9←→4:3コンバートとの切り替え)の調整などのため、番組終了後の数秒程度フェイドアウト状態となる番組があったが、2010年7月5日以後、大河ドラマと過去に4:3SDで制作した番組を除いてレターボックス16:9に完全移行したことからこのフェイドアウト状態は解消されている[注 14]。
各局のID
- 赤色バックにコールサインとロゴ、(地域名)総合デジタルテレビジョンと表示。
- 2019年度までの関東地方などほとんどの局…卵形の青色バックにコールサイン表示(アナログ・デジタルとも全国共通のフォーマット。アナログでは16:9レターボックスで表示)。
- テレビ放送開始当初から、少なくとも1980年代前半までは、全国各放送局共通で、モノクロの1枚画が使われ、ブーメランを2枚重ねたような絵に白文字でコールサイン(JO○○)その横に黒でTV、更にその下に白文字で各放送局の親局のチャンネル番号(東京1、大阪2、札幌・仙台・名古屋・広島・福岡3など)と、黒で当時のNHKロゴ、更にその下に(○○テレビジョン)と表示されていた。これは教育テレビジョン、および開局当初の衛星放送でも共通だった[注 15]。
- また、ワンセグの試験放送が行われていた時期にはデジタル総合に限り「携帯端末向けサービスの試験電波発射中」[1]との字幕も添えられていた。
- 旭川放送局…緑の自然(緑葉)の写真をバックにコールサイン表示。4:3表示でアナログのみ使用していた。元々は札幌放送局のフォーマットにコールサインとCH表記をしていたのが、札幌放送局が地上デジタル放送を開始したことに伴い変更された。このIDは2011年7月24日のアナログテレビ放送終了とともに使用を終了した。なお、デジタル放送のIDは2007年10月1日の開始当初から上記と同じく全国共通のフォーマットである。
- 仙台放送局…仙台城をバックに馬とコールサイン表示。
- 山形放送局…緑の自然(緑葉)の写真をバックにコールサイン表示。コールサインは左下に表記。
- 富山放送局…黄緑色をバックにコールサイン表示。
- 大阪放送局…少なくとも1980年代中盤から、数年代わりで、旧大阪局舎、生駒山から写した大阪の夜景、近畿地方の地図などがデザインされたもの、午前1時まで放送時間が拡大された1995年と1996年には終了時に近畿地方の各総合テレビジョンのコールサインとアナログチャンネルの一覧表を出していた
- 神戸放送局…局舎の夜景をバックにコールサインを表示。
- 大分放送局…大分県のフォーマットにNHKと表示。コールサインは左上に表記。
- 鹿児島放送局…局舎と桜島をバックにコールサイン表示。
- これらのコールサイン画面はNHKのロゴマーク変更に伴って2020年度から廃止され、全国で統一したデザインとなった(デザインそのものは総合・教育で共通だが、色は赤になっている)
脚注
注釈
- ^ 013chは主に東海テレビなどの民放で使用。033chも関東圏ではtvkなどの独立局で使用されている。
- ^ 青森局では、『あっぷるワイド』内の「日めくりカレンダー」放送中のみ非表示。
- ^ ただし、土曜12:40 - 12:45に「あの日 あの時」を放送する東北地方では、この時間帯は非表示。
- ^ ただし、日曜日の6:10 - 6:53は表示無し(『特選!時代劇』を放送のため。ただし、同枠が休止となる場合や特設ニュース時は表示される場合がある)。
- ^ 大相撲中継が延びた時は、大相撲中継終了後から。
- ^ 国会審議が延びた場合は、18時で中継を飛び降り、18:00から表示。
- ^ 2017年4月2日までは時刻の下に表示していた。
- ^ 関東地方では『NHKニュース おはよう日本』(関東甲信越および関東ローカルパートも含む)・『ニュースLIVE! ゆう5時』・『ニュース きん5時』・『首都圏ネットワーク』、大阪府では『NHKニュース おはよう関西』・『ほっと関西』・『ほっと関西 サタデー』、東海地方では『まるっと!』、三重県では『まるっと!みえ』、福岡県では『ロクいち!福岡』、宮城県では『 - おはよう日本』『NHKニュース おはよう宮城』・『てれまさむね』、新潟県では『新潟ニュース610』、広島県では『ひるまえ直送便』、岡山県では『もぎたて!』、香川県では『ゆう6かがわ』、徳島県では『とく6徳島』、大分県では『いろどりOITA』でそれぞれ実施されている。長野放送局のどどどど!信州イチオシ等
- ^ なお、15分未満の番組でも平日深夜の『時論公論』ではニューススタジオから生放送していることもあってか、例外的に冒頭10秒間の時刻出しを行い、『ゆく年くる年』の年が変わる瞬間(0:00)にも新年冒頭10秒間にて時刻出しが行われている。
- ^ 東京地区においてのアナログ放送のチャンネル番号という意味もある。
- ^ 後者の場合、実質的に放送系統を教育から総合に入れ替えてのチャンネルポジション引き継ぎになった(逆に2chが総合から教育に系統が変わったのが長野県・大阪府・沖縄県)。
- ^ 北海道放送(HBC。北海道、札幌親局JOHR-TV、なお網走局JOQM-TVも1ch、JNN系列)・青森放送(RAB。青森県、JOGR-TV、NNN ・ NNS系列)・東北放送(TBC。宮城県、JOIR-TV、JNN系列)・北日本放送(KNB。富山県、JOLR-TV、NNN・ NNS系列)・東海テレビ放送(THK。東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)、JOFX-TV、FNN・FNS系列)・日本海テレビジョン放送(NKT。山陰地方(鳥取県・島根県)、JOJX-TV、NNN・ NNS系列)・四国放送(JRT。徳島県、JOJR-TV、NNN・ NNS系列)・九州朝日放送(KBC。福岡県、福岡親局JOIF-TV、一方の北九州局JOIL-TVは2ch、ANN系列)・南日本放送(MBC。鹿児島県、JOCF-TV、JNN系列)。テレビ単営局は東海テレビ放送と日本海テレビジョン放送のみ、この2局を以てしてもラジオ局と無関係な放送局は皆無(前者は東海ラジオ放送と同一社屋、後者はかつてエフエム山陰と送信施設共用。両者とも当該ラジオ局との資本関係あり)。
- ^ 中継局では割り当てがあった。
- ^ 大河ドラマは2011年にレターボックス16:9に完全移行。
- ^ ただし、沖縄放送局では、これらの画面の左側にシーサーが描かれていた。
出典
外部リンク
- 総合 |NHK_PR|NHKオンライン
- 総合 - NHKプラス
- 総合2 - NHKプラス
- 日本放送協会国内番組基準
- 放送法
- NHK総合 (@NHK_GTV) - X(旧Twitter)
- NHK G - TMDb
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