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飯田線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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飯田線(いいだせん)は愛知県豊橋市の豊橋駅と長野県上伊那郡辰野町の辰野駅とを結ぶ、東海旅客鉄道(JR東海)の鉄道路線地方交通線)である。開業・ダム建設輸送・戦時国有化と、折々の時代の要請の中で愛知県静岡県長野県に跨る険しい山岳地帯を貫き全通を果たし、現在も東三河・天竜・中南信の都市農山村を結ぶ特異な長大ローカル線として知られる。

もともと直結した4社の私鉄路線(豊川鉄道鳳来寺鉄道三信鉄道伊那電気鉄道)を戦時国有化・統合したことで成立した路線であり、駅はほぼ開通時の沿線集落ごとに設けられている。このため駅間距離が旧国鉄の地方路線としてはとても短いのが特徴で、全長195.7km中に起終点を含めて実に94の駅がある。それらの平均駅間距離は約2.1kmと大都市の市街地路線並みであり、また地方鉄道の簡易な規格で建設されたことから制限速度は低く、急カーブや急勾配(最急勾配は沢渡駅赤木駅間の40で、JRで最大)も多く見られる。

路線データ

豊橋駅~豊川駅間の複線区間のうち、豊橋駅~平井信号所間は名古屋鉄道(名鉄)と共有しており、東海旅客鉄道が所有する下り線を飯田線と名鉄の下り列車(中部天竜名鉄岐阜方面行き)が通り、名鉄が所有する上り線を名鉄と飯田線の上り列車(豊橋方面行き)が通る。

これは1927年6月に、愛知電気鉄道(現在の名鉄名古屋本線)の豊橋延長に際し、豊川鉄道(現在の飯田線大海以南の前身)と線路共用を行う協定が結ばれ、これが現在にまで踏襲されているものである。

この区間にある船町駅・下地駅は飯田線専用で、名鉄の列車は停車しないが、1991年3月ダイヤ改正からは、新城以北直通の飯田線列車のほとんどについてもこの両駅を通過するようになった(朝夕を除く)。

運行形態

1996年に登場した特急伊那路」が、豊橋飯田間に1日2往復運転され、飯田~辰野方面には快速みすず」が運転されている。また飯田線全線を約7時間かけて走り抜く直通の普通列車もあるが、列車の運行区間は概ね、豊橋近郊の東三河地区、本長篠から中部天竜を経て天竜峡に至る急峻な3県県境越えの三遠南信、および飯田・伊那周辺の飯伊地区の3区間に分けられる。

1960年から1980年代にかけては、新宿長野名古屋などとの間に直通急行列車が走っていたが、中央自動車道が全通し、これを経由する高速バス中央高速バス中央道高速バス)が設定されると利用者が減少し、廃止された。

東三河地区(豊橋~本長篠)

東三河の市街区間である豊橋本長篠間は30分~1時間に1本が運転されるほか、豊橋~豊川間は区間列車が加わり概ね15分ヘッドの運転となる。飯田線では一番旅客の盛んな区間であるほか、初詣シーズンなどは豊川稲荷への参詣輸送も行われる。なお、2006年10月1日のダイヤ変更で東海道本線直通列車の運行は終了し、すべて豊橋発着となった。ただし時刻表上ないだけであって車両繰りの都合で乗りとおすことは今でもできる。(休日の新城発の快速は豊橋到着後普通岐阜行きになる。)

三遠南信地区(本長篠~天竜峡)

宇連川天竜川沿いの小町村・小集落を縫って走る急峻な山岳路線である。列車は豊橋方面との直通が多いが、一部は豊橋方面から中部天竜または水窪まで、および天竜峡方面から平岡までの区間運転となり、列車は概ね朝夕1時間1本、日中は2~3時間程度時隔が空く。

かつて1987年から2006年まで、行楽シーズンに豊橋~中部天竜間でトロッコ列車トロッコファミリー号」が運転されていた。

伊那地区(天竜峡~辰野)

概ね1時間に1本が運転され、飯田市駒ヶ根市伊那市などの南信地方主要都市を結んでいる。天竜峡辰野間では一部の列車でワンマン運転が行われている。また、飯田~県都・長野間を快速みすず」が結んでおり、このうち一部は飯田線内各駅に停車する。

特急「伊那路」のほかは普通列車と一部の快速列車の運行であるが、一時期、臨時特急「ふれあい伊那路」が豊橋方面から駒ヶ根まで運行されていた。

普通列車はほぼ全てが中央本線岡谷まで直通しており、中央本線の辰野~岡谷間は飯田線と一体の運行になっている。先述の快速「みすず」ほか一部列車は岡谷より先の中央本線上諏訪または茅野まで直通する。

使用車両

特記ない車両基地はJR東海の基地(過去の使用車両で1987年以前の場合は国鉄)

過去の使用車両

※豊橋機関区 - 後の豊橋運転区および現・豊橋運輸区。豊橋機関区はその後、静岡運転所(現静岡車両区)に統合されて車両配置を廃止。

歴史

飯田線の経路は、伊那谷地域を経由して東海道本線と長野県を結ぶものであり、明治時代以来長い時間をかけて建設が進められたルートである。特に大正期以降に建設・延伸された区間については、この時代に中部山岳地帯各地において盛んに行われた水力発電所建設に伴う資材の輸送を担うべく延伸が促進されたものであり、あわせて早期に電化が行われる一因ともなった。

概略

豊橋~大海間は豊川鉄道が開通させた。最初の開業区間は豊橋~豊川間で、大海駅まで開通したのは1900年である。1925年に全線が電化され、翌年には名古屋からの路線を延ばしてきた愛知電気鉄道(名古屋鉄道の前身の一つ)が乗り入れを開始している。

大海~三河川合間は豊川鉄道傍系会社の鳳来寺鉄道により1923年に開業した。豊川鉄道と同年に電化されている。

三河川合~天竜峡間は三信鉄道によって開通した。建設は天竜峡側、三河川合側の双方から進められ、最後の大嵐~小和田間開業でこの区間が全通したのは1937年である。急峻な山岳地帯を通過するルートで、非常な難工事であったが、アイヌ出身の測量士で山地での測量技術に長けた川村カネト等が招聘されて建設にあたり、ようやく完成した。これをもって、豊川鉄道の最初の区間が開業してから40年後現在の飯田線である吉田(現在の豊橋)~辰野間は全通を見たのである。

天竜峡~辰野間は伊那電気鉄道が開通させた。最初の開業区間は辰野(のちの西町)~松島(現在の伊那松島)間で、当初の社名を「伊那電車軌道」と称したとおり、一部が併用軌道であった。しかし軌道では大量輸送・高速化に適さないため、伊那松島~伊那町(現在の伊那市)間が専用軌道に移設され、全線が軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更されたのは1923年、天竜峡~辰野間が全通したのは1927年である。

太平洋戦争最中の1942年に、豊川にあった海軍工廠への物資輸送・通勤用に供するため、豊川鉄道が豊川~西豊川間の支線を開業した。戦後の1956年に廃止され、海軍工廠跡にできた国鉄浜松工場豊川分工場の専用線となり、さらに同工場廃止後は日本車輌製造豊川製作所の専用線として同所で製作された鉄道車両の搬出などに使われている。

伊那電気鉄道・三信鉄道・鳳来寺鉄道・豊川鉄道各社の鉄道路線が国有化され、飯田線となったのは1943年である。鉄道路線を失った鳳来寺鉄道・豊川鉄道両社は翌年に名古屋鉄道に吸収合併された。

なお、名鉄には名古屋本線の伊奈駅から分岐して飯田線小坂井駅に至る小坂井支線が、1926年から豊川線の開業する1954年まで存在しており、愛知電気鉄道時代から小坂井駅~豊川駅間で豊川鉄道→飯田線との直通運転を行っていた。初詣シーズンには豊川稲荷への参拝客輸送のため、新名古屋駅(今の名鉄名古屋駅)と近畿日本名古屋駅(今の近鉄名古屋駅)の間に存在した連絡線を用いて近畿日本鉄道(近鉄)からの団体列車が乗り入れたこともあり、その他にも戦前には愛知電気鉄道・豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道の4社線直通を行った行楽列車の「天龍号」、戦後には本長篠駅から分岐していた田口鉄道に乗り入れる紅葉狩り列車などが、小坂井支線を使用して運行されていた。

1955年には、佐久間ダムの建設により線路が水没するため、佐久間~大嵐間が水窪経由の新線に切り替えられた。

年表

豊橋~三河川合間

豊川鉄道
  • 1897年7月15日 - 豊川鉄道が豊橋~豊川間を開業。
  • 1897年7月22日 - 豊川~一ノ宮(現在の三河一宮)間が開業。
  • 1898年3月13日 - 小坂井駅開業。
  • 1898年4月25日 - 一ノ宮~新城間が開業。
  • 1899年10月11日 - 豊橋駅から豊川鉄道の駅が吉田駅として分離。
  • 1899年10月19日 - 長山駅開業。
  • 1900年9月23日 - 新城~大海間が開業。豊橋~大海間全通。
  • 1900年12月15日 - 川路駅(現在の三河東郷駅)開業。
  • 1902年4月1日 - 貨物支線 - 吉田(現在の豊橋)~船町(現在の船町駅とは別)開業。
  • 1903年3月15日 - 大海駅を長篠駅に改称。
  • 1914年1月1日 - 東新町駅開業。
  • 1916年1月1日 - 一ノ宮駅を三河一宮駅に改称。
  • 1918年1月1日 - 野田城駅開業。
  • 1925年 - 吉田~長篠間が電化。
  • 1925年12月23日 - 下地駅開業。
  • 1926年4月1日 - 愛知電気鉄道が豊川鉄道の小坂井~豊川間に乗り入れ開始。
  • 1926年5月1日 - 茶臼山駅開業。
  • 1926年11月10日 - 江島渡駅(現在の江島駅)開業。
  • 1927年6月1日 - 新船町駅(現在の船町駅)開業。下地~小坂井間に平井信号所開設。愛知電気鉄道が豊川鉄道の吉田(現在の豊橋)~平井信号所間の下り線に乗り入れ開始。
  • 1942年5月12日 - 西豊川支線 - 豊川~西豊川間開業。
鳳来寺鉄道
  • 1923年2月1日 - 鳳来寺鉄道が長篠(現在の大海)~三河川合間を開業。
  • 1924年4月1日 - 長篠古城址駅(現在の長篠城駅)開業。
  • 1925年7月 - 長篠~三河川合間が電化。
  • 1929年5月5日 - 柿平駅開業。
  • 1929年5月22日 - 鳳来寺駅を鳳来寺口駅(現在の本長篠駅)に改称。

三河川合~辰野間

伊那電車軌道→伊那電気鉄道
  • 1909年12月28日 - 伊那電車軌道が松島(現在の伊那松島)~辰野(のちの西町、1923年廃止)間を開業。
  • 1911年2月21日 - 木ノ下~松島(現在の伊那松島)間が開業。
  • 1911年11月3日 - 御園(1923年廃止)~木ノ下間が開業。
  • 1912年1月18日 - 山寺(1923年廃止)~御園間が開業。
  • 1912年5月11日 - 伊那町(現在の伊那市)~山寺間が開業。
  • 1913年12月27日 - 宮田~伊那町間が開業。
  • 1914年10月31日 - 赤穂(現在の駒ヶ根)~宮田間が開業。
  • 1914年12月26日 - 伊那福岡~赤穂間が開業。
  • 1916年11月23日 - 西町~辰野間が開業。国鉄辰野駅に乗り入れ。これまでの辰野駅を西町駅に改称。
  • 1918年2月11日 - 飯島~伊那福岡間が開業。
  • 1918年7月23日 - 七久保~飯島間が開業。
  • 1918年12月12日 - 高遠原~七久保間が開業。
  • 1919年8月20日 - 伊那電車軌道が伊那電気鉄道に社名変更。
  • 1920年11月22日 - 上片桐~高遠原間が開業。
  • 1922年7月13日 - 伊那大島~上片桐間が開業。
  • 1923年1月15日 - 山吹~伊那大島間が開業。
  • 1923年3月13日 - 市田~山吹間が開業。
  • 1923年3月16日 - 伊那松島~辰野間を軌道から鉄道に変更。松島駅を伊那松島駅に改称。
  • 1923年3月18日 - 元善光寺~市田間が開業。
  • 1923年8月3日 - 飯田~元善光寺間が開業。
  • 1923年12月1日 - 伊那町~伊那松島間を軌道から鉄道に変更。
  • 1926年12月17日 - 伊那八幡~飯田間が開業。
  • 1927年2月5日 - 毛賀終点~伊那八幡間が開業。
  • 1927年4月8日 - 駄科~毛賀間が開業。毛賀終点駅を移転し毛賀駅に改称。
  • 1927年12月26日 - 天竜峡~駄科間が開業。天竜峡~辰野間全通。
  • 1935年12月 - 上郷駅を伊那上郷駅に改称。
三信鉄道
  • 1932年10月30日 - 三信鉄道が門島~天竜峡間を開業(直流1500V電化)。
  • 1933年12月21日 - 三河川合~三輪村(現在の東栄)間が開業。
  • 1934年4月23日 - 三輪村駅を三信三輪駅に改称届出。
  • 1934年11月11日 - 三信三輪(現在の東栄)~佐久間(現在の中部天竜)間が開業。
  • 1935年5月10日 - 三信上市場駅、早瀬駅開業。
  • 1935年5月24日 - 佐久間駅を中部天竜駅に改称。
  • 1935年11月15日 - 温田~門島間が開業。
  • 1936年4月26日 - 満島(現在の平岡)~温田間が開業。
  • 1936年8月19日 - 為栗駅開業。
  • 1936年11月10日 - 中部天竜~天竜山室間が開業。
  • 1936年12月29日 - 天竜山室~大嵐間が開業。
  • 1936年12月30日 - 小和田~満島間が開業。
  • 1937年3月1日 - 遠山口駅開業。
  • 1937年8月20日 - 大嵐~小和田間が開業。現在の飯田線が全通。
  • 1938年1月16日 - 佐久間水窪口駅を佐久間駅に改称。

国有化後

  • 1943年8月1日 - 伊那電気鉄道・三信鉄道・鳳来寺鉄道・豊川鉄道の鉄道路線が買収され国有化。飯田線となる。
    • 吉田駅を豊橋駅に統合。貨物支線 豊橋~船町間が廃止され豊橋駅構内に統合。
    • 新船町駅を船町駅に、江島渡駅を江島駅に、川路駅を三河東郷駅に、長篠駅を大海駅に、長篠古城址駅を長篠城駅に、鳳来寺口駅を本長篠駅に、三信三輪駅を三河長岡駅に、伊那川路駅を川路駅に、元善光寺駅を坐光寺駅に、南新町駅を伊那新町駅に改称。
    • 柿平駅(三河槙原~三河川合間)、池場駅(三河川合~三河長岡間)、三信上市場駅(出馬~浦川間)、早瀬駅(浦川~下川合間)、我科駅(為栗~温田間)、開善寺駅(川路~時又間)、高遠原駅(伊那田島~七久保間)、伊那赤坂駅(飯島~田切間)、大田切駅(赤穂~宮田間)廃止。
  • 1946年9月1日 - 高遠原駅、大田切駅再開業。
  • 1946年12月1日 - 早瀬駅、池場駅、上市場駅再開業。
  • 1950年2月15日 - 柿平駅再開業。
  • 1950年5月20日 - 坐光寺駅を元善光寺駅に改称。
  • 1951年8月1日 - 平岡ダム建設のため満島(現在の平岡)~為栗間経路変更。同駅間の遠山口駅廃止。
  • 1952年11月15日 - 満島駅を平岡駅に改称。
  • 1954年11月10日 - 伊那町駅を伊那市駅に改称。
  • 1955年11月11日 - 佐久間ダム建設のため佐久間~天竜山室~大嵐間が廃止。佐久間~水窪~大嵐間の新線が開業。
  • 1956年9月15日 - 西豊川支線 豊川~西豊川間廃止。
  • 1956年12月20日 - 三河長岡駅を東栄駅に改称。
  • 1959年10月1日 - 赤穂駅を駒ヶ根駅に改称。
  • 1961年3月1日 - 名古屋~辰野間に準急「伊那」を新設。
  • 1961年10月1日 - 新宿~天竜峡間に準急「天竜」を新設。11月からは長野編成併結。
  • 1963年6月1日 - 新宿~飯田間に準急「赤石」を新設。
  • 1963年12月17日 - 平井信号所を小坂井駅構内扱いとする。
  • 1966年3月5日 - 準急「伊那」「天竜」「赤石」を急行化。
  • 1966年3月25日 - 伊那田島~高遠原間に大沢信号場開設。
  • 1968年10月1日 - 急行「赤石」と「天竜」の新宿編成を「こまがね」に改称。
  • 1983年2月24日 - 飯田~辰野間CTC化。
  • 1983年7月5日 - 急行「伊那」廃止。
  • 1984年2月24日 - 豊橋~飯田間CTC化。豊川~元善光寺間の貨物営業廃止。
  • 1986年11月1日 - 急行「こまがね」廃止。急行「天竜」を「かもしか」に改称、一部は快速「みすず」に格下げ。
  • 1987年3月28日 - 豊橋~中部天竜間にトロッコ列車「トロッコファミリー号」運転開始。
  • 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に承継。日本貨物鉄道が豊橋~豊川間、元善光寺~辰野間の第二種鉄道事業者となる。
  • 1988年2月1日 - 東海旅客鉄道飯田営業所が発足。
  • 1988年3月13日 - 急行「かもしか」廃止。
  • 1989年4月13日 - 北殿駅にて列車衝突事故発生(負傷者138~157名)。
  • 1990年3月1日 - 飯田営業所が飯田支店に格上げされる。
  • 1991年12月14日 - 湯谷駅を湯谷温泉駅に改称。
  • 1992年12月29日 - 豊橋~飯田間に臨時急行「伊那路」新設。
  • 1996年3月16日 - 「伊那路」を定期特急化。
  • 2001年3月3日 - 天竜峡~辰野間でワンマン運転開始。
  • 2001年4月1日 - 治水工事に伴う天竜峡~時又間の全面的な線路付替で営業キロが0.1km短縮。
  • 2006年5月7日 - 「トロッコファミリー号」がこの日限りで運転終了。


優等列車の沿革

飯田線の優等列車の詳細は以下の項目を参照のこと。

  • 伊那路 - 豊橋方面からの列車(準急・急行「伊那」、急行・特急「伊那路」)について
  • みすず - 長野・新宿方面からの列車(準急・急行「天竜」「赤石」、急行「こまがね」「かもしか」、快速「みすず」)について

駅一覧

営業中の区間

  • 記号凡例
    ●:全列車停車
    |・↓・↑:通過(矢印はその方向のみ運行)
    ◆:下り方向(新城駅・辰野駅方面)の列車が停車。上り方面(豊橋駅・飯田駅)方向の列車は通過。
    ▲:一部列車通過。
駅名 営業キロ 普通 快速 快速みすず 接続路線 所在地
東海旅客鉄道・飯田線
豊橋駅 0.0   東海旅客鉄道東海道新幹線東海道本線
名古屋鉄道名古屋本線
豊橋鉄道渥美線新豊橋駅)・東田本線駅前駅
愛知県 豊橋市
船町駅 1.5    
下地駅 2.2    
平井信号場 (3.9)   名鉄名古屋本線との施設上の分岐点。停車場としては小坂井駅構内の扱い。 宝飯郡小坂井町
小坂井駅 4.4    
牛久保駅 6.6     豊川市
豊川駅 8.7   名古屋鉄道:名鉄豊川線豊川稲荷駅
三河一宮駅 12.0    
長山駅 14.4    
江島駅 15.4    
東上駅 17.0    
野田城駅 19.7     新城市
新城駅 21.6    
東新町駅 22.6      
茶臼山駅 23.8      
三河東郷駅 25.0      
大海駅 27.9      
鳥居駅 29.3      
長篠城駅 30.8      
本長篠駅 32.1      
三河大野駅 35.6      
湯谷温泉駅 38.0      
三河槙原駅 40.6      
柿平駅 42.9      
三河川合駅 45.2      
池場駅 50.1      
東栄駅 51.2       北設楽郡東栄町
出馬駅 55.4       静岡県 浜松市
上市場駅 56.0      
浦川駅 57.3      
早瀬駅 58.5      
下川合駅 59.9      
中部天竜駅 62.4      
佐久間駅 63.5      
相月駅 68.5      
城西駅 70.5      
向市場駅 73.3      
水窪駅 74.3      
大嵐駅 80.8      
小和田駅 83.8      
中井侍駅 87.8       長野県 下伊那郡天龍村
伊那小沢駅 90.1      
鶯巣駅 91.7      
平岡駅 93.8      
為栗駅 98.5      
温田駅 102.2       下伊那郡泰阜村
田本駅 104.2      
門島駅 107.9      
唐笠駅 111.3      
金野駅 113.6       飯田市
千代駅 114.8      
天竜峡駅 116.2      
川路駅 117.5      
時又駅 119.3      
駄科駅 121.1      
毛賀駅 122.5      
伊那八幡駅 123.6      
下山村駅 124.7      
鼎駅 125.7      
切石駅 127.7      
飯田駅 129.3    
桜町駅 130.1    
伊那上郷駅 131.1    
元善光寺駅 133.8    
下市田駅 135.6     下伊那郡高森町
市田駅 136.8    
下平駅 139.5    
山吹駅 140.5    
伊那大島駅 143.1     下伊那郡松川町
上片桐駅 146.9    
伊那田島駅 148.2     上伊那郡中川村
大沢信号場 (149.7)     下伊那郡松川町
高遠原駅 150.7     上伊那郡飯島町
七久保駅 152.3    
伊那本郷駅 155.1    
飯島駅 157.9    
田切駅 160.1    
伊那福岡駅 162.9     駒ヶ根市
小町屋駅 164.4    
駒ヶ根駅 165.6  
大田切駅 167.0    
宮田駅 169.1     上伊那郡宮田村
赤木駅 170.4     伊那市
沢渡駅 173.4    
下島駅 174.5    
伊那市駅 178.0    
伊那北駅 178.9    
田畑駅 181.0     上伊那郡南箕輪村
北殿駅 183.2    
木ノ下駅 185.6     上伊那郡箕輪町
伊那松島駅 187.1    
沢駅 189.7    
羽場駅 191.6     上伊那郡辰野町
伊那新町駅 193.4    
宮木駅 194.6    
辰野駅 195.7   東日本旅客鉄道中央本線塩尻駅方面
東日本旅客鉄道・中央本線
川岸駅 201.7     長野県 岡谷市
岡谷駅 205.2   中央本線:上諏訪駅方面

廃止区間

1955年11月11日廃止区間
佐久間駅 - 豊根口駅 - 天竜山室駅 - 白神駅 - 大嵐駅
1956年9月15日廃止区間(西豊川支線)
豊川駅 - 西豊川駅

過去の接続路線

関連項目

外部リンク