コンテンツにスキップ

ベネディクトゥス10世 (対立教皇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2023年9月27日 (水) 11:34; Family27390 (会話 | 投稿記録) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ベネディクトゥス10世
第18代 ローマ対立教皇
教皇就任 1058年4月
教皇離任 1059年1月
先代 グレゴリウス6世
次代 ホノリウス2世
司教叙階 ヴェレットリ
個人情報
死去 1073年
その他のベネディクトゥス
テンプレートを表示

ベネディクトゥス10世(? - 1073年)は、ローマ教皇であるニコラウス2世対立教皇である(在位:1058年4月 - 1059年1月)。

生涯

[編集]

はじめはヴェレットリで司教に叙任された。1058年3月29日ステファヌス9世が死去すると教皇位は空席となった。このような中でトゥスクラーニ家など貴族の支持を得たベネディクトゥス10世が、選挙をせずに教皇として即位した。しかし12月にニコラウス2世が正式な教皇として擁立されると、ニコラウス2世派の攻撃を受けたベネディクトゥス10世は1059年1月にローマから逃亡した。このときをもって教皇の地位を終えたとされている。

秋になってニコラウス2世派に逮捕された。裁判では有罪とされ、ノメンタナ通りサンタニェーゼ修道院幽閉され、1073年に死去した。

参考文献

[編集]