株式会社マジルミエ

株式会社マジルミエ
ジャンル	魔法少女、職業
漫画：株式会社マジルミエ
原作・原案など	岩田雪花
作画	青木裕
出版社	集英社
掲載誌	少年ジャンプ+
レーベル	ジャンプ・コミックス
発表期間	2021年10月20日 -
巻数	既刊9巻（2023年10月4日現在）
テンプレート - ノート
プロジェクト	漫画
ポータル	漫画

『株式会社マジルミエ』（かぶしきがいしゃマジルミエ）は、原作・岩田雪花、作画・青木裕による日本の漫画作品。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』（集英社）にて、2021年10月20日より連載中。

概要

本作は、魔法少女というファンタジー要素と、ビジネスという現実的で魔法少女に反発的な要素が含まれた作品である。これら2要素をうまく組み合わせたことによる新鮮さがあり、また、変身願望を描く魔法少女ものと、ビジネス・仕事を通した自己実現が結び付けられている点が秀逸と評価される。さらに、主人公たちが非常に魅力的に描かれ、自分に自信のなかった桜木カナが、才能を見出され、戦いとともに成長する王道のジャンプ作品としての要素も持ち合わせているとも評価される。

本作は、次にくるマンガ大賞2022のWebマンガ部門で第3位に選出された。

あらすじ

突如発生する自然災害「怪異」が存在し、怪異を退治することを主たる業務とする魔法少女が職業として認識された世界。就職活動中の大学生、桜木カナは、何社も面接を受けていたが、いずれも失敗していた。そんな中、たまたま出会った越谷仁美に導かれ、ベンチャー企業である株式会社マジルミエに魔法少女として就職することになる。カナは、驚異的な記憶力を武器に、魔法少女として仕事をしていく。

登場人物

桜木 カナ（さくらぎ カナ）

本作の主人公。大学生として就職活動中に仁美にスカウトされ、株式会社マジルミエに入社する。まじめで、記憶力が良い努力家な性格。本人はそれら全てを「地味な特徴」として捉え、就職活動にも苦戦していたが、マジルミエに就職することで才能が開花。「些細な情報でも見逃さず」「多数の情報を瞬時に記憶、思い出すことが可能で」「それら全てを律儀に報告出来る」ことにより、魔法少女（現場）とエンジニアを太く繋ぐ情報処理要員としての力を発揮することになる。

越谷 仁美（こしがや ひとみ）

株式会社マジルミエの専属魔法少女。魔法少女っぽくないヤンキー的な性格。カナの頼れる先輩。戦闘指示は擬音語を多用するなど感覚派だが、魔法、魔道具を扱うセンスと運動能力は目を見張るものがあり、天才肌と言うべき人材。

重本 浩司（しげもと こうじ）

株式会社マジルミエの社長。男性だが、魔法少女のコスチュームに身を包んでいる。比較的大規模な被害を出した「１５年前の怪異」を記憶する世代であり、それ故「戦闘魔力の省力化」「突然変異体を発生させない事」に並々ならぬ情熱を燃やす。

二子山 和夫（にこやま かずお）

株式会社マジルミエの魔法エンジニア。魔法少女が用いるホウキの調整や変身道具作成など、魔法少女に必須の裏方担当。他人と会話できない、自分の興味のある分野では途端に饒舌になるなど典型的な“オタク”だが、エンジニアとしての腕は一流。

翠川 楓（みどりかわ かえで）

株式会社マジルミエの営業担当。非常に気配りの出来る人物で、社長重本を筆頭に、目の前の人間の要求をなんでも見通す。「各種サービスチケットを保存しておくのは営業マンの常識」と豪語し、非常にレアな手土産であろうと颯爽と用意する。

書誌情報

• 岩田雪花（原作）、青木裕（作画）『株式会社マジルミエ』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊9巻（2023年10月4日現在）
  1. 2022年2月4日発売、ISBN 978-4-08-883028-5
  2. 2022年5月2日発売、ISBN 978-4-08-883133-6
  3. 2022年7月4日発売、ISBN 978-4-08-883219-7
  4. 2022年9月2日発売、ISBN 978-4-08-883243-2
  5. 2022年11月4日発売、ISBN 978-4-08-883330-9
  6. 2023年2月3日発売、ISBN 978-4-08-883481-8
  7. 2023年5月2日発売、ISBN 978-4-08-883540-2
  8. 2023年8月4日発売、ISBN 978-4-08-883679-9
  9. 2023年10月4日発売、ISBN 978-4-08-883734-5

外部リンク

• 株式会社マジルミエ【公式】 (@MagilumiereLtd) - X（旧Twitter）
• 少年ジャンプ+公式