フィリックスガム
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フィリックスガムは、丸川製菓から販売されているチューインガムである。1960年に発売され、1994年には本製品の売上が1億円を突破するなど[1]、丸川製菓を代表する菓子である。「10円ガム」や「ネコガム」の通称・俗称で知られる。2023年10月現在の正味単価は税込10円であり、バラで売られている菓子としては日本一安い菓子とされている。
ラインナップ
2022年現在以下の商品が発売されている。製品名称にも名前が入っていることからわかるように、いずれもパッケージにはフィリックス・ザ・キャットがデザインされている。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3d/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B4%E3%81%A4%E3%81%BF%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%90%8D%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%8F%E3%81%98.jpg/260px-%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B4%E3%81%A4%E3%81%BF%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E5%90%8D%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%8F%E3%81%98.jpg)
- 当たり付き
- フィリックスガム - イチゴ味
- フィリックスガムWソーダ味
- 当たりなし
- フィリックスマーブルガム
- チャック袋フィリックスガム
当たり付き商品については、当たりクジが出たら、購入したお店にて同じ商品を当たりクジとを交換してもらうことができる。なおダイソーでは「13個入り100円」で販売しており、当たり券との交換ができないため、そもそもクジ自体が封入されていない[2]。
現在は包み紙の裏に「イチゴつみゲーム」という名のアミダクジがついているが、鉛筆でこすると絵が浮き出るという時期や、スタート位置が指定されているアミダクジの時期もあった[要出典]。
エフエックスガム
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d4/F-X_gum.jpg/220px-F-X_gum.jpg)
丸川製菓は、「例のキャラ」が描かれた「フィリックスガム」を長年販売しており、1980年代には「例のキャラ」のノベルティも製作されるなど、丸川製菓の看板であった。1980年代に正式にフィリックス・ザ・キャットの版権を取得した後も、「例のキャラ」の絵に「by FELIX THE CAT PRODUCTIONS INC.」のコピーライトが併記されたフィリックスガムが販売されていたが、フィリックスのイメージを損ねると版元に言われ、フィリックスガムのパッケージは正式なデザインのフィリックス・ザ・キャットになった。しかし「例のキャラ」の絵もせっかくなので、耳を丸くしたり、頬の尖りを二股にして毛羽立ってたことにしたり、口の周りを赤くして唇だったことにするなど、フィリックス・ザ・キャットと似ていない方向に細部を若干再デザインされ、1990年代初めごろに「エフエックスガム」の名称で再発売された。
「例のキャラ」は、たまたま名前が「フィリックス」なだけでフィリックス・ザ・キャットとは無関係の「熊」だったという設定になっている(丸川製菓はフィリックス・ザ・キャットの正式なライセンシーなので、「例のキャラ」はフィリックス・ザ・キャットのパチモンではなかったことになっている)。発売当初は駄菓子屋向けの10円ガムとして販売されていたが、2023年現在は丸川製菓のガムアソート「フーセンガムアソート」の1つとして収録されている。
脚注
- ^ 無効の審決・無効2003-35442 - 商標審決データベース
- ^ “10円ガムから「あたり・はずれ券」が消えた?丸川製菓に聞きました”. withnews (2017年12月11日). 2021年9月28日閲覧。