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煙の都

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煙の都(けむりのみやこ)とは、大工業都市を形容した代名詞である。戦前においては、大正時代から昭和時代前期までの大阪市などのことを指していた。「煙の都」とは大阪市の代名詞である「水の都」をもじったものでもある。特に工場が集まっていた港区周辺では、工場の煤煙により、50メートル先が見えなかった。洗濯物は全て家の中で干していたという。また戦後では、北九州市四日市市などの全国の工業都市において、大気汚染が深刻になり、四日市ぜんそくなどの公害を引き起こすなど、それらの都市は煙の都と称されるようになった。しかし現在では、環境対策が進み、煙の都と称される都市は日本には存在しない。

関連項目