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「仮面ライダー (スカイライダー)」の版間の差分

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==登場人物==
==登場人物==
===仮面ライダーとその仲間たち===
===スカイライダーとその仲間たち===
;筑波 洋(つくば ひろし)/ 仮面ライダー(スカイライダー)
;筑波 洋(つくば ひろし)/ 仮面ライダー(スカイライダー)
:城北大学の学生で[[ハンググライダー]]部員。飛行練習中にネオショッカーに襲われる志度敬太郎博士を救ったことから事件に巻き込まれ、部の仲間を皆殺しにされ自らも瀕死の重傷を負った。志度博士はネオショッカーに投降するふりをして、洋に改造手術を施し改造人間として復活させた。明るく勇敢な青年で改造人間になってしまった自分の運命を嘆くこともなかった。また他人への思いやりも強く、洋を改造人間にしてしまった罪悪感に襲われていた志度博士をネオショッカーの存在を知り、悪と戦う力を与えてくれたことに感謝していると励ましたり、自分を倒すために利用され、かつ自分のことを庇って死んだゾウガメロンの息子ボンゴの墓前で涙を流すなど、心優しい人物像が描かれた。
:城北大学の学生で[[ハンググライダー]]部員。飛行練習中にネオショッカーに襲われる志度敬太郎博士を救ったことから事件に巻き込まれ、部の仲間を皆殺しにされ自らも瀕死の重傷を負った。志度博士はネオショッカーに投降するふりをして、洋に改造手術を施し改造人間として復活させた。明るく勇敢な青年で改造人間になってしまった自分の運命を嘆くこともなかった。また他人への思いやりも強く、洋を改造人間にしてしまった罪悪感に襲われていた志度博士をネオショッカーの存在を知り、悪と戦う力を与えてくれたことに感謝していると励ましたり、自分を倒すために利用され、かつ自分のことを庇って死んだゾウガメロンの息子ボンゴの墓前で涙を流すなど、心優しい人物像が描かれた。
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;がんがんじい/ 矢田勘次(やだ かんじ)
;がんがんじい/ 矢田勘次(やだ かんじ)
:第34話から登場。スカイライダーに協力するコミカルなヒーロー。当初は謎のヒーローとして登場していたが、その正体は改造人間ではなく、ヒーローを目指す青年・矢田勘次が自作の鎧を着た姿であることが第41話で明かされた。自称、日本一のスーパーヒーロー。まんじゅうとカレーが好物の関西人。仮面ライダーをライバル視していたが、やがてよき友人になっていく。「ほんのちょっと普通の人間より腕力が強い」という程度の実力のため、戦力的にはネオショッカーに太刀打ちできず、怪人たちからは単なる邪魔者程度にしか認識されていなかった。しかし、スカイライダーに協力して事件解決に貢献したこともある。移動手段は徒歩またはスクーター。いつも幟を付けている。
:第34話から登場。スカイライダーに協力するコミカルなヒーロー。当初は謎のヒーローとして登場していたが、その正体は改造人間ではなく、ヒーローを目指す青年・矢田勘次が自作の鎧を着た姿であることが第41話で明かされた。自称、日本一のスーパーヒーロー。まんじゅうとカレーが好物の関西人。仮面ライダーをライバル視していたが、やがてよき友人になっていく。「ほんのちょっと普通の人間より腕力が強い」という程度の実力のため、戦力的にはネオショッカーに太刀打ちできず、怪人たちからは単なる邪魔者程度にしか認識されていなかった。しかし、スカイライダーに協力して事件解決に貢献したこともある。移動手段は徒歩またはスクーター。いつも幟を付けている。
;歴代ライダー
*'''[[本郷猛]]/[[仮面ライダー1号]]'''
:27、28、54話、[[仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王|劇場版]]にゲスト出演。
:本郷猛としての出演はなく、いずれも歴代メンバーが揃うストーリーのみの出演となった。
*'''一文字隼人/[[仮面ライダー2号]]'''
:27、28、36、37、39、52、53、54話、劇場版にゲスト出演。
:本編では一文字隼人として素顔での出演も含め、ストロンガーと同等に歴代メンバー最多の出演となった。
*'''風見志郎/[[仮面ライダーV3]]'''
:23、27、28、33、34、54話、劇場版でゲスト出演。
:27、28、54話では風見志郎としての登場はなかったが、23話では宮内がアフレコ出演、33、34話では本人が出演した。
*'''結城丈二/[[ライダーマン]]'''
:26、27、28、33、54話、劇場版でゲスト出演。
:33話で結城丈二本人として登場。なお、山口は後のスペシャル番組『[[10号誕生!仮面ライダー全員集合!!]]』を除くテレビシリーズでの客演は本作が最後となった。
*'''神啓介/[[仮面ライダーX]]'''
:26、27、28、31、32、54話、劇場版でゲスト出演。
:31、32話において神啓介として素顔で登場した。
*'''山本大介/[[仮面ライダーアマゾン]]'''
:27、28、54話、劇場版でゲスト出演。
:山本大介としての出演はなく、いずれも歴代メンバーが揃うストーリーのみの出演となった。
*'''城茂/[[仮面ライダーストロンガー]]'''
:20、21、27、28、38、52、53、54話、劇場版でゲスト出演。
:38、52、53、54話において城茂として素顔で出演した。2号と同等歴代メンバー最多の客演である。


===ネオショッカー===
===ネオショッカー===

2008年3月28日 (金) 05:29時点における版

仮面ライダー (スカイライダー) 』(かめんライダー (スカイライダー))は、1979年(昭和54年)10月5日から1980年(昭和55年)10月10日にかけてMBSTBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全54話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組。『仮面ライダーシリーズ』の第6作である。

なお、当作品の正式な番組タイトルはシリーズ第1作と同じ『仮面ライダー』であるが、本放送当時より新聞のラテ欄・文献・その他においては第1作目との識別を容易にする目的で、『仮面ライダー(新)』・『仮面ライダー(スカイライダー)』など、カッコ部分を加えた表記が通例的に用いられている[1]。本項では『仮面ライダー(スカイライダー)』表記で統一している。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第5作 仮面ライダーストロンガー 1975年4月
~1975年12月
第6作 仮面ライダー (スカイライダー) 1979年10月
~1980年10月
第7作 仮面ライダースーパー1 1980年10月
~1981年10月

概要

仮面ライダー」シリーズは1975年の『仮面ライダーストロンガー』で一度完結したが、'70年代末のSFブームの中で、歴代の日本製特撮ヒーローが子供から大人まで幅広いファンの注目を集めるようになる。その流れの中で登場した新しい「仮面ライダー」が本作である。

製作は『ストロンガー』までと同じく東映と毎日放送で、スタッフについてもプロデューサーに平山亨、音楽に菊池俊輔、メイン脚本家に伊上勝殺陣大野剣友会とこれまでのシリーズを支えてきた顔ぶれが揃っている。重要な要素でもあるアクション=殺陣に関しては、毎日放送サイドからの「ライダーのスーツアクターは大野剣友会の中屋敷哲也(当時は中屋敷鉄也)で」との要望を酌み、技斗(殺陣師)にはこれまでのシリーズでスーツアクターと技斗(第一作から高橋一俊の補佐的に関わっていた)を担当していた岡田勝を迎えた。

主役に関しては東映主催による一般公募形式のオーディションが開催され、新人の村上弘明が選ばれた。このオーディションの告知ポスターには原作者である石ノ森章太郎の筆によるスカイライダーのイラスト(アイキャッチやサウンドトラックのジャケットに使用されたものと同じ、ライダーブレイクのイメージ画)と、「英雄(ヒーロー)は、誰だ」というキャッチコピーがあしらわれていた。

本作の大きな二つの特徴として、「1作目への原点回帰」と「先輩ライダーの客演エピソードの多さ」という点がよく挙げられている。

当初は第一作の『仮面ライダー』を意識し、仮面ライダー旧1号をベースにディテールアップした新たな仮面ライダー・スカイライダーと、人間に既存の生物の能力を加えて改造したシンプルな怪人との戦いを主体にしたハードなストーリーが展開された。特に2~5、8話においては改造人間の製作過程やその存在について掘り下げており、ネオショッカーの怪人にされてしまった女性を主役として改造人間の悲劇を描いた4話のようにファンの評価が高い作品もある。また、主人公にはそれまでの仮面ライダーと差別化するセールスポイントとして、重力低減装置による飛行能力セイリングジャンプと、専用オートバイ・スカイターボで壁を破る必殺技ライダーブレイクが加えられた。

しかし、原点回帰を意識したがためにやや地味になってしまったストーリーと、主役である仮面ライダーのキャラクター性の弱さのため期待通りの視聴率は得られなかった。また、飛行能力等の新機軸も充分にストーリーに生かすことが出来ず、次第に使用されなくなった[2]

こうした苦境の中で、一時は半年で主役を交代し新たに新ヒーロー「仮面ライダーV9」を登場させることも検討されたが、そこに至らないながらも多くの番組強化策が行われた。まず、舞台をハンググライダークラブから喫茶店「ブランカ」に移してレギュラーキャラクターを一新し、主人公が仲間達のバックアップを受けて戦うことが強調された。また、ネオショッカーの指揮官を軍人色の強いゼネラルモンスターから、派手で陽性な魔神提督に交代させ、当時本作品をしのぐ人気となっていた『バトルフィーバーJ』、『電子戦隊デンジマン』といったスーパー戦隊シリーズを彷彿とさせるコミカルな作戦も取り入れた。そして、歴代の仮面ライダーも次々にゲスト出演し、番組に花を添えた。

そして、第28話で歴代仮面ライダーの特訓によりスカイライダーはパワーアップを遂げ、より明るい体色にスタイルを一新した。この新たなスカイライダーは、劇場映画『8人ライダーVS銀河王』でTVに先駆けて披露され話題をまいた。その後も、様々な工夫が凝らされ、歴代ライダーの素顔での登場、コミカルな脇役ヒーローがんがんじいの活躍、怪談シリーズと銘打たれたホラー色の強い連作など、話題を提供し続けた。

こうした番組強化の流れの中で、主人公も徐々にキャラクターが定着して魅力を発揮するようになり、当初さらに番組を延長する予定もあったが村上のスケジュール調整がかなわず、最終的には元の契約から若干延長した一年間強の放映を全うして、次作『仮面ライダースーパー1』を誕生せしめることになる。

あらすじ

城北大学の大学生、筑波洋はハンググライダー部の練習中に、オートバイに乗った不気味な集団に追われている人間改造工学者・志度博士を助けた。

博士は世界征服と人口抑制を企む悪の組織ネオショッカーに協力していたが、非情な組織のやり方に良心の呵責に耐え切れず脱走したのだ。博士を匿う洋だが、博士を追ってきたネオショッカーの怪人ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。洋を救うために博士はあえてネオショッカーに戻り、洋を改造人間として蘇らせた。

復活した洋は博士と共にネオショッカーを脱走。ネオショッカーから人類を守るために戦う事を決意する。変身した洋の姿を見て、博士は彼を仮面ライダーと名付けた。

登場人物

スカイライダーとその仲間たち

筑波 洋(つくば ひろし)/ 仮面ライダー(スカイライダー)
城北大学の学生でハンググライダー部員。飛行練習中にネオショッカーに襲われる志度敬太郎博士を救ったことから事件に巻き込まれ、部の仲間を皆殺しにされ自らも瀕死の重傷を負った。志度博士はネオショッカーに投降するふりをして、洋に改造手術を施し改造人間として復活させた。明るく勇敢な青年で改造人間になってしまった自分の運命を嘆くこともなかった。また他人への思いやりも強く、洋を改造人間にしてしまった罪悪感に襲われていた志度博士をネオショッカーの存在を知り、悪と戦う力を与えてくれたことに感謝していると励ましたり、自分を倒すために利用され、かつ自分のことを庇って死んだゾウガメロンの息子ボンゴの墓前で涙を流すなど、心優しい人物像が描かれた。
過去の仮面ライダーとの関係は不明であるが、志度博士によって「仮面ライダー」と名付けられ、第20話以降に登場した歴代の仮面ライダー達も8人目の仮面ライダーとして認めていた(OPのクレジットテロップにおいても「筑波洋/仮面ライダー」のち「仮面ライダー/筑波洋」の表記となっている)。なお、「スカイライダー」の名は第20話に登場した仮面ライダーストロンガーが用いたのが最初であり、以降歴代ライダーはこの名を呼称として用いている。また、第41話以降はネオショッカーもスカイライダーの名を呼称として用いている[3]
掛け声(当初は「変身!!」、第35話以降は「スカイ・変身!!」)とともに一定のポーズを取ることで、ベルトの風車“トルネード”から風のエネルギーを取り入れ、筑波洋から仮面ライダーに変身する。ジャンプ力は重力低減装置の併用で垂直跳び200m。重力低減装置を使用しない場合は垂直跳び30m、幅跳び100m、走り幅跳び350m。走行速度は時速60kmである。その最大の特徴は、重力低減装置によりセイリングジャンプで滑空飛行が可能な点である。飛行速度時速800km。飛行高度は数千km。
第28話で先輩ライダー全員の特訓を経てパワーアップした。それに伴い体色が明るい色使いになる。それまでメイン必殺技だったスカイキックに加え、重力低減装置を利用した99種類の空中殺法を編み出した。パワーアップ後、セイリングジャンプを使用することはなくなった[4]が、特に飛行能力を失ったわけではなく、最終回では7人ライダーと組んでのセイリングジャンプを披露している。
怪人アブンガーにより、スカイライダーの1日に必要とするエネルギー量(基礎代謝)は10万カロリー(=100キロカロリー)、スカイキックに必要とするエネルギー量は2万カロリー(=20キロカロリー)であると分析している。
モチーフはイナゴとされるが、放送当時の児童誌等では「バッタの能力を持つ改造人間である」と明記されていた。
スカイターボ
スカイライダーの専用バイク(最高速度マッハ1.2、最大出力2000馬力)で、装備された高震動発生装置による体当たり技・ライダーブレイクは強力。Xライダーのクルーザーから5年ぶりに車体に専用エンブレムがプリントされている。
撮影用のベースマシンはスズキのオフロードバイクSP370。予備も含めて3台製作され、そのうちの1台はドロリンゴのにせスカイターボとして使用されている。SP370はスズキ初の4サイクルエンジン搭載のオフロード車であったが、パワーの割に車重が重く、不人気車種であった。(一説には輸出を含め400台程度しか出荷されなかったという)。
変身前はTS250 9型。ちなみに撮影開始当初は主演の村上弘明が自動二輪免許を持っていなかったため、変身前も吹き替えで演じられている。
他作品へのゲスト出演
仮面ライダースーパー1』(劇場版)声:梶哲也
10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』声:梶哲也
仮面ライダーBLACK RX』(第41話-第47話、声:鳥居賞也
ただし、ゲスト出演はスカイライダーのみで筑波洋としての出演は無く、村上弘明が仮面ライダーにまつわる仕事を避けているという風評があった。これは、当時所属していた事務所の方針で仮面ライダーに関連する取材等をひかえていたという事情で、実際には、関連書籍のインタビューに応じたこともあり、映画『ジュリエット・ゲーム』では、劇中でスカイライダーの変身ポーズを行っている。事務所を移籍した今では仮面ライダーに関して語る機会も増えている。[5]
志度敬太郎(しど けいたろう)
人間改造工学の権威。ネオショッカーにその能力を見込まれ協力を強制されそうになるが、筑波洋に救われる。その洋の命を救うためにネオショッカーに協力するふりをして仕方なく洋の改造手術を行った。そして、脳改造を故意に省略することにより、洋は自我を保ったまま仮面ライダーとして再生することができた。その後、志度ハングライダークラブを設立し、洋の戦いを支援した。第13話を最後に、海外のネオショッカー対策委員会に招請され、谷源次郎に後事を託し日本を離れた(第14話の冒頭でハングライダークラブのメンバーが志度の置き手紙を読むシーンが見られた)。その為、仮面ライダーシリーズで数少ない仮面ライダーへの改造手術を施した、もしくはそれに関与した科学者として作中で生存している人物である[6]。当時の児童書によれば、1号を改造した緑川博士の弟子筋にあたる。なお、志度博士役の田畑は、病気の悪化により同番組の放映中に逝去している(出発のシーンが描かれていないのはこれが理由である)。
叶 みどり(かのう みどり)
志度博士の助手で、志度と共にネオショッカーを脱走して志度ハングライダークラブの会員となり仮面ライダーとなった洋を助ける。第17話でヤモリジンの攻撃にあい全治10ヶ月の大怪我を負い、長期入院を余儀なくされる。第1話では、ダークでミステリアスな雰囲気を醸し出す美女といった感じだったが、第2話以降はキャラクターが180°転換してしまい、うるさい今時のおきゃんな女の子になっていた。
叶 茂(かのう しげる)
第6話から登場するみどりの弟。洋を兄と慕い、その洋が変身した仮面ライダーにも強い憧れを抱いている(洋が仮面ライダーとは知らない)。第7話以降のOPクレジットより「シゲル」と表記される。
野崎ユミ(のざき ゆみ)
第3話から登場する志度ハングライダークラブの女性会員で、みどりの友人。みどりと共に第17話でヤモリジンの攻撃にあい全治10ヶ月の大怪我を負い長期入院を余儀なくされるが、第33話で退院しアキやナオコと共に行動する。
杉村ミチ(すぎむら みち)
第2話から登場する志度ハングライダークラブの女性会員だが、第15話を最後に理由無く姿を消してしまう。
飛田今太(とんだ こんた)
ボサボサの頭髪に無精ヒゲで関西弁を話すルポライター。初期のコメディリリーフ的存在。毎回、ネオショッカーの怪人に急接近したりビルの屋上から飛び降りたりするも不思議ながら生きている。第16話を最後に姿を消す。
谷源次郎(たに げんじろう)
第14話から登場。喫茶店「ブランカ」のマスターで洋とは大学の先輩・後輩の仲。家族をネオショッカーに殺された過去を持つ。ネオショッカー対策委員会の為に日本を離れた志度博士に代わり、筑波洋のサポートを務める。以後、立花藤兵衛的役割を演じ、次作『仮面ライダースーパー1』にも登場している。劇中でゲスト出演した、一文字隼人に対して「一文字君」、城茂に対しては「城君」と呼ぶ描写が立花藤兵衛との区別化を表していた(因みに隼人は「マスター」、茂は「谷さん」と谷を呼んでいた)。
プロデューサーの平山亨の証言によれば、「仮面ライダー」復活の際に、「立花藤兵衛」としての再登場を固辞した小林昭二が、新たなコーチ役として塚本信夫を推挙したことから誕生したキャラクターである。その為、立花藤兵衛とは面識があるという裏設定も存在する[7]
沼(ぬま)
第14話から登場の「ブランカ」のバーテンダー。
小沢アキ(おざわ あき)
第18話から「ブランカ」のアルバイトとして登場する。大学でバトントワラーをしているらしく、バトンで戦うこともある。
伊東ナオコ(いとう なおこ)
アキと共に第18話から「ブランカ」のアルバイトとして登場する。合気道が得意で、それで戦うこともある。最終回の脚本では洋との悲恋も描かれる予定だったが、映像化の際に削除された。
がんがんじい/ 矢田勘次(やだ かんじ)
第34話から登場。スカイライダーに協力するコミカルなヒーロー。当初は謎のヒーローとして登場していたが、その正体は改造人間ではなく、ヒーローを目指す青年・矢田勘次が自作の鎧を着た姿であることが第41話で明かされた。自称、日本一のスーパーヒーロー。まんじゅうとカレーが好物の関西人。仮面ライダーをライバル視していたが、やがてよき友人になっていく。「ほんのちょっと普通の人間より腕力が強い」という程度の実力のため、戦力的にはネオショッカーに太刀打ちできず、怪人たちからは単なる邪魔者程度にしか認識されていなかった。しかし、スカイライダーに協力して事件解決に貢献したこともある。移動手段は徒歩またはスクーター。いつも幟を付けている。
歴代ライダー
27、28、54話、劇場版にゲスト出演。
本郷猛としての出演はなく、いずれも歴代メンバーが揃うストーリーのみの出演となった。
27、28、36、37、39、52、53、54話、劇場版にゲスト出演。
本編では一文字隼人として素顔での出演も含め、ストロンガーと同等に歴代メンバー最多の出演となった。
23、27、28、33、34、54話、劇場版でゲスト出演。
27、28、54話では風見志郎としての登場はなかったが、23話では宮内がアフレコ出演、33、34話では本人が出演した。
26、27、28、33、54話、劇場版でゲスト出演。
33話で結城丈二本人として登場。なお、山口は後のスペシャル番組『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』を除くテレビシリーズでの客演は本作が最後となった。
26、27、28、31、32、54話、劇場版でゲスト出演。
31、32話において神啓介として素顔で登場した。
27、28、54話、劇場版でゲスト出演。
山本大介としての出演はなく、いずれも歴代メンバーが揃うストーリーのみの出演となった。
20、21、27、28、38、52、53、54話、劇場版でゲスト出演。
38、52、53、54話において城茂として素顔で出演した。2号と同等歴代メンバー最多の客演である。

ネオショッカー

かつて猛威を振るった悪の秘密結社・ショッカーの名を継ぐ組織だが、直接の関係は不明。動植物や妖怪をモチーフとした怪人を操り、来るべき食糧危機に備えて世界の人口を3分の1に減らし、残った人間は改造人間として手先に使い世界を支配するのが目的。(この設定は後にテコ入れのドサクサでフェードアウトした。)初期では倒された怪人・アリコマンドやその手にかかった犠牲者は、青い光を発しながら蒸発するシーンが随所にあった。初代幹部のゼネラルモンスターが怪人ヤモリジンとして敗北し粛正された後は魔神提督が着任、8人ライダーと死闘を繰り広げた。

首領

ネオショッカー大首領
ネオショッカーの支配者。姿を見せる事は無く、基地の赤い巨眼を輝かせて指令を下す。魔神提督の着任後はあまり指示を送らなかったが、53話でついにその姿を現す。その正体は地球侵略を企むB26暗黒星雲が送り込んできた、竜を思わせる巨大な宇宙怪獣だった。好物は人間の耳。洋の母を捕らえ、自分の世話係をさせていた。最終話で地球上の酸素を全て消滅させる酸素破壊爆弾を使って人類抹殺を企むが、弱点である右足の裏をスカイライダーにボウガンで射抜かれ、弱ったところを8人ライダーのエネルギーを結集させたセイリングジャンプによって酸素破壊爆弾と共に宇宙に飛ばされ、大爆発して果てた。なお大首領の声はショッカー~デルザー軍団までの大首領と同じ声だが、両者の関係については劇中では語られていない[8]

幹部

ゼネラルモンスター
日本支部初代幹部。正体はヤモリジンであり、普段している眼帯にもヤモリが描かれている。怪人製造に並々ならぬ関心を寄せ、改造人間研究者のプロフェッサー・ドク(後述)とは友人である。忠実な部下には鷹揚な面を見せるが、権威主義的であり、逆らわれること、茶化されること、無礼な振舞いを非常に嫌う。
それ故にか最終作戦においてはゴキブリジンに充分な力を与えようとせず、自ら変身して出撃する羽目となり、17話でライダーを道連れに自爆しようとした矢先、魔神提督によるものと思われる空からの光線を受け死亡した。
劇中では直接描かれず、書籍等の設定によるものだが、元はナチスドイツ軍の将校で、ショッカーのゾル大佐と死神博士、デストロンのドクトルGとは面識があり、特にゾル大佐は部下だったと言われる。
魔神提督
17話から登場した二代目日本支部大幹部。不甲斐ない日本支部の怪人を見限り、海外支部から呼び寄せた複数の有能な怪人による作戦を展開する。しかしながら多数の意味不明な作戦も同時に行っており、怪人をスカウトするときの基準、作戦の採用基準には疑問が多い。残忍な性格ではあるが、ユーモラスな一面も見せ、有能な部下はおおいに褒め、厚遇する度量を持つ。ゼネラルモンスターや旧ショッカー幹部らのように怪人体に変身することはなく、そのままの姿で怪人なみの戦闘力を持つ。主な武器は腰に佩いた長剣である。本人曰く「傷付いても月の光を浴びれば回復し、倒されても心臓さえ無事ならば大首領によって復活することができる」らしい。数々の作戦は敢無く失敗し、入念な計画と自爆で洋を始末しようとするが、後一歩のところで城茂に計画を看破され作戦は失敗。2号ライダー、ストロンガー、スカイライダーの3人に1人で勝てるはずも無く3人ライダーのキックの前に敗退。最期は大首領に見限られ心臓を握りつぶされて死亡した。
その他各国支部長
第7話において、パリ会議にインド支部長、モスクワ支部長、北京支部長、エジプト史部長、ポーランド支部長が出席。「人間減らし計画」がいずれも順調であると報告している。

怪人

幹部の指示に従い、作戦を行なう改造人間たち。頭部に逆三角形の形をした赤いランプが付いている(これは冷却装置の作動を示すものであり、闘争心が高まり体内メカがフル稼動し始めると輝く)。主に動植物の能力を移植されているが、妖怪的な姿をした者もいる。初期の怪人には名前の最後に『ジン』という名が付いていたが、中盤以降は付かなくなった。その代わり、中盤以降は名前の最後に『ロン』か『ンガー』と付く怪人が何人かいた。魔神提督の着任後は海外の支部から呼び寄せられた強力怪人が導入された。

戦闘員

アリコマンド
アリの能力を付与した改造人間。黒い服とマスクを着用する。なかには特訓によりスカイライダーと同等のスカイキックを修得した者もいる(第47話)が、そのほとんどは怪人の能力の実験台にされたり、役に立たなくなったと判断されると即座に廃棄処分にされるなど、歴代の仮面ライダーシリーズの戦闘員と比べても消耗品扱いの傾向が強い。ただし、劇中ではその製造・修理過程や育成のための養成所が描かれている。
ドクロ暗殺隊
第53話・第54話(最終話)に登場した大首領直属のアリコマンド部隊。顔をドクロの面で覆っている。筑波洋の母を殺害したが、怒りに燃える洋の反撃によって全滅した。

科学者

プロフェッサー・ドク
第16話から第18話まで登場した、改造人間研究者でゼネラルモンスターの友人。白いタキシードを着ている。ゼネラルモンスターが倒された後、魔神提督の判決によって、シビレイジンの電気椅子で処刑されてしまった。
ドクター・メデオ
第38話に登場。求人広告で若者たちを集めてアリコマンドに改造していた。
ドクターX
第52話に登場。アリコマンドドックで怪人やアリコマンドの修理・廃棄を行う。
白アリコマンド
白アリの能力を付与した改造人間。白い服とマスクを着用する。怪人製作が主な任務。

出演

放映リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人
ゲスト仮面ライダー
スタッフ
1979/10/5 1 改造人間大空を翔ぶ ガメレオジン(声:沢りつお
ゼネラルモンスター
監督-山田稔
脚本-伊上勝
1979/10/12 2 怪奇! クモンジン クモンジン(人間体:団巌/声:仁内建之
1979/10/19 3 勇気だ! コウモリ笛の恐怖 コウモルジン(人間体:久地明/声:村越伊知郎 監督-田口勝彦
脚本-伊上勝
1979/10/26 4 2つの改造人間 怒りのライダーブレイク サソランジン(人間体:里見和香/声:八代駿
1979/11/2 5 翔べ! 少女の夢をのせて ドクバチジン(声:市川治 監督-山田稔
脚本-伊上勝
1979/11/9 6 キノコジン 悪魔の手は冷たい キノコジン(声:梶哲也 監督-山田稔
脚本-平山公夫
1979/11/16 7 カマキリジン! 恐怖の儀式 カマキリジン ※1(声:沢りつお) 監督-田口勝彦
脚本-伊上勝
1979/11/23 8 ムカデンジンの罠! 謎の手術室 ムカデンジン(人間体:神弘/声:槐柳二
1979/11/30 9 コブランジンの殺人軍団 コブランジン(人間体:中屋敷鉄也/声:辻村真人 監督-山田稔
脚本-伊上勝
1979/12/7 10 見た! カニンガージンの秘密 カニンガージン(声:梶哲也) 監督-山田稔
脚本-平山公夫
1979/12/14 11 サンショウジン! 地獄谷の脱出 サンショウジン(声:槐柳二) 監督-山田稔
脚本-江連卓
1979/12/21 12 暗闇のサンタクロース ああ変身不可能 ナメクジン(声:山下啓介 監督-田口勝彦
脚本-伊上勝
1979/12/28 13 アリジゴクジン 東京爆発3時間前 アリジゴクジン(声:峰恵研
1980/1/4 14 ハエジゴクジン 仮面ライダー危機一髪 ハエジゴクジン(声:村越伊知郎) 監督-山田稔
脚本-伊上勝
1980/1/11 15 恐怖 アオカビジンの東京大地震 アオカビジン(声:辻村真人) 監督-山田稔
脚本-平山公夫
1980/1/18 16 不死身のゴキブリジン Gモンスターの正体は? ゴキブリジン(声:市川治)
ヤモリジン(人間体・声:堀田真三
プロフェッサー・ドク(演:高杉玄
監督-山田稔
脚本-伊上勝
1980/1/25 17 やったぞ! Gモンスターの最後 ヤモリジン
プロフェッサー・ドク
魔神提督
1980/2/1 18 魔神提督の電気ジゴク大作戦 シビレイジン(声:八代駿)
プロフェッサー・ドク
監督-奥中惇夫
脚本-伊上勝
1980/2/8 19 君も耳をふさげ! オオカミジン殺しの叫び オオカミジン(人間体:新海丈夫/声:沢りつお)
1980/2/15 20 2人の仮面ライダー もう1人はだれだ? サイダンプ(声:仁内建之)
クラゲロン(声:峰恵研)
仮面ライダーストロンガー(声:池水通洋
監督-山田稔
脚本-伊上勝
1980/2/22 21 ストロンガー登場 2人ライダー対強敵2怪人
1980/2/29 22 コゴエンスキー 東京冷凍5秒前 コゴエンスキー(声:朝戸鉄也 監督-田口勝彦
脚本-土筆勉
1980/3/7 23 怪人ムササビ兄弟と2人のライダー ムササベーダー・兄(声:村越伊知郎)
ムササベーダー・弟(声:山下啓介)
仮面ライダーV3(声:宮内洋…OP表記なし)
監督-山田稔
脚本-伊上勝
1980/3/14 24 マダラカジン 毒ガスの恐怖 マダラカジン(人間体:高木真二/声:安原義人 監督-田口勝彦
脚本-鷺山京子
1980/3/21 25 重いぞ! 重いぞ!! 50トンの赤ちゃん ゾウガメロン(人間体:岩永信行/声:池水通洋)
ボンゴ(人間体・声:福田信義
エルザ(演:ワニタ・ソマーボルト/声:菊池紘子
監督-奥中惇夫
脚本-江連卓
1980/3/28 26 3人ライダー対ネオショッカーの学校要塞 ドクガンバ(声:八代駿)
ライダーマン(声:朝戸鉄也)
仮面ライダーX(声:永江智明
監督-奥中惇夫
脚本-山崎久
1980/4/4 27 戦車と怪人II世部隊 8人ライダー勢ぞろい ヒルビラン(声:八代駿)
グランバザーミー(声:仁内建之)
オオカミジンII世(声:永江智明)
サイダンプII世(声:村越伊知郎)
ドクガンバII世(声:梶哲也)
ジャガーバンII世(声:倉口佳三
その他の怪人II世部隊(声:池水通洋、村越伊知郎、八代駿)
仮面ライダー1号(声:池水通洋)
仮面ライダー2号(声:島田敏
仮面ライダーV3(声:島田敏)
ライダーマン(声:永江智明)
仮面ライダーX(声:永江智明)
仮面ライダーアマゾン(声:朝戸鉄也)
仮面ライダーストロンガー
監督-山田稔
脚本-田口勝彦
1980/4/11 28 8人ライダー友情の大特訓 グランバザーミー
怪人II世部隊
7人ライダー
1980/4/18 29 初公開! 強化スカイライダーの必殺技 ヒカラビーノ(声:八代駿) 監督-田中秀夫
脚本-土筆勉
1980/4/25 30 夢を食べる? アマゾンから来た不思議な少年 オオバクロン(人間体:藤森正義/声:沢りつお) 監督-田中秀夫
脚本-江連卓
1980/5/2 31 走れXライダー! 筑波洋よ死ぬな!! 黄金ジャガー(声:玄田哲章
トリカブトロン(人間体:長谷川弘/声:村越伊知郎)
仮面ライダーX
監督-山田稔
脚本-江連卓
1980/5/9 32 ありがとう神敬介! とどめは俺にまかせろ!!
1980/5/16 33 ハロー!ライダーマン ネズラ毒に気をつけろ!! ドブネズゴン(声:仁内建之)
ライダーマン
監督-山田稔
脚本-鷺山京子
1980/5/23 34 危うしスカイライダー! やって来たぞ風見志郎!! マントコング(声:池水通洋)
タコギャング(声:沢りつお)
仮面ライダーV3
監督-平山公夫
脚本-土筆勉
1980/5/30 35 風見先輩! タコギャングはオレがやる!!
1980/6/6 36 急げ一文字隼人! 樹にされる人々を救え!! キギンガー(人間体:藤山律子/声:沼波輝枝
ドラゴンキング(声:仁内建之)
仮面ライダー2号
監督-山田稔
脚本-江連卓
1980/6/13 37 百鬼村の怪! 洋も樹にされるのか?
1980/6/20 38 来たれ城茂! 月給百万円のアリコマンド養成所 ガマギラス(声:沢りつお)
ドクター・メテオ(演:三重街垣二
仮面ライダーストロンガー
監督-山田稔
脚本-土筆勉
1980/6/27 39 助けて!2人のライダー!! 母ちゃんが鬼になる オカッパ法師(声:八代駿)
ウニデーモン(声:沢りつお)
仮面ライダー2号
監督-平山公夫
脚本-土筆勉
1980/7/4 40 追え隼人! カッパの皿が空をとぶ
1980/7/11 41 怪談シリーズ・幽霊ビルの秘密 クチユウレイ(声:沼波輝枝) 監督-山田稔
脚本-土筆勉
1980/7/18 42 怪談シリーズ・ゾンビー! お化けが生きかえる ゾンビーダ(人間体:西田良/声:八代駿)
ゾンビ-
監督-山田稔
脚本-鷺山京子
1980/7/25 43 怪談シリーズ・耳なし芳一999の耳 ミミンガー(声:二見忠男 監督-広田茂穂
脚本-江連卓
1980/8/1 44 怪談シリーズ・呪いの化け猫 子供の血が欲しい! ドロニャンゴー(声:牧野和子 監督-広田茂穂
脚本-土筆勉
1980/8/8 45 怪談シリーズ・蛇女が筑波洋を呪う! ヘビンガー(人間体:日高久美子/声:沼波輝枝)
アブンガー(声:八代駿)
監督-山田稔
脚本-江連卓
1980/8/15 46 怪談シリーズ・くだける人間! 鏡の中の恐怖 カガミトカゲ(人間体:大川万裕子/声:川路夏子
アブンガー
監督-山田稔
脚本-鷺山京子
1980/8/22 47 スカイライダー最大の弱点! 0.5秒の死角をつけ アブンガー 監督-広田茂穂
脚本-江連卓
1980/8/29 48 4人のスカイライダー 本物はだれだ? ドロリンゴ(声:沢りつお)
ニセスカイライダー
監督-広田茂穂
脚本-土筆勉
1980/9/5 49 ロケット発射! 筑波洋を宇宙の墓場へ ザンヨウジュー(声:八代駿) 監督-山田稔
脚本-土筆勉
1980/9/12 50 君もアリコマンド少年隊に入隊せよ!? タガメラス(声:沢りつお) 監督-山田稔
脚本-鈴木生朗
1980/9/19 51 ネオショッカー紅白死の大決戦 リングベア(声:池水通洋) 監督-山田稔
脚本-鷺山京子
1980/9/26 52 洋の父が生きていた! 改造人間FX777とは? 隊長蛇塚(演:秋山敏
幻影怪人軍団
仮面ライダーストロンガー
監督-奥中惇夫
脚本-江連卓
1980/10/3 53 魔神提督の最後! そして大首領の正体は? 魔神提督
ネオショッカー大首領
仮面ライダー2号
仮面ライダーストロンガー
1980/10/10 54 さらば筑波洋! 8人の勇士よ永遠に・・・・ ネオショッカー大首領
ドクロ暗殺隊
仮面ライダー1号(声:池水通洋)
仮面ライダー2号
仮面ライダーV3(声:市川治)
ライダーマン(声:曽我部和行
仮面ライダーX(声:河原崎洋夫
仮面ライダーアマゾン(声:上田弘司
仮面ライダーストロンガー

※1 OP表記、劇中のセリフなどでは「カマギリジン」

※本作以降、過去の仮面ライダーシリーズで何度か生じていた怪人役の声優がOPで表記された声優と実際に演じた声優が異なっている事は無くなっている。

劇場版

仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』(1980年3月15日公開)
総監督:石森章太郎 監督:平山公夫 脚本:高久進
登場怪人:銀河王(声:梶哲也)、サドンダス(声:沢りつお)、ジャガーバン(声:八代駿)、アルマジーグ(声:峰恵研)、怪人二世部隊
  • 東映まんがまつりの一編として公開。
  • スカイライダーは、予告編ではパワーアップ前の姿で登場していたが、本編では最初からパワーアップ後の姿となっている。
  • 予告編ではタイトルが「仮面ライダー 8人ライダーVSギンガオー」になっている。

主題歌

オープニングテーマ

「燃えろ! 仮面ライダー」(第1話 - 第28話)
作詞:石ノ森章太郎 作曲・編曲:菊池俊輔 歌:水木一郎こおろぎ'73
「男の名は仮面ライダー」(第29話 - 第54話)
作詞:石ノ森章太郎 作曲・編曲:菊池俊輔 歌:水木一郎

エンディングテーマ

「はるかなる愛にかけて」(第1話 - 第28話)
作詞:八手三郎 作曲・編曲:菊池俊輔 歌:水木一郎、こおろぎ'73
「輝け! 8人ライダー」 (第29話 - 第54話)
作詞:八手三郎 作曲:菊池俊輔 編曲:武市昌久(いちひさし) 歌:水木一郎、ザ・チャープス(英語の部分は、小林克也が合いの手を入れている。)

仮面ライダーシリーズは基本的にOP・EDの歌詞表示は無いが、本作の後期OP・EDと次作(仮面ライダースーパー1)のOP・ED(前・後期とも)だけ歌詞表示がある。
※第2話以降の恒例(仮面ライダーアマゾンを除く)となっていたOPラストの中江真司によるライダー説明ナレーションは、本作の前期が最後となった。
※劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』では、「輝け! 8人ライダー」のささきいさお歌唱版がOPにテーマ曲として使用された。

補足

偶然ではあるが、「スカイライダー」がスタートした際、すでに半年前の1979年4月4日に「ザ☆ウルトラマン」が放送開始をしているが、実は、東京・大阪のネットが腸捻転解消による新ネット後(TBS・MBS)で初めて「仮面ライダーシリーズ」と「ウルトラマンシリーズ」がそろって同時放送されることになった。それまではMBS・NET(現・テレビ朝日)がMBS製作で「仮面ライダーシリーズ」を放送しており、TBS・ABCがTBS製作で「ウルトラマンシリーズ」を放送してきたが、この時点で、MBS・TBSでMBS製作の「仮面ライダーシリーズ」、TBS製作の「ウルトラマンシリーズ」そろっての同時放送となった。しかも、MBSにとっては初めての「ウルトラマンシリーズ」放送が実現となった。しかし、MBS・TBSの同時放送も1981年3月をもって次作の「仮面ライダースーパー1」「ウルトラマン80」が最後となり、わずか1年半で終わる。

関連項目

  1. ^ ファミリー劇場などでは『新・仮面ライダー』、東映チャンネルにおいては「仮面ライダー スカイライダー」と表記する事もある。
  2. ^ 村上弘明によると「空を飛んで移動できるとバイクに乗る必要性が無く、ライダーの意味が無いという意見が出て飛ばなくなった」(鴻上尚史のオールナイトニッポン出演時のコメントより)とのこと
  3. ^ それまでは歴代の仮面ライダーとの共演回のみ他の仮面ライダーと区別する目的で用いられていた。
  4. ^ この変更は、体色の変化によって飛行シーンのバンクフィルムが使用できなくなったという制作上の事情である
  5. ^ 後年、主演の村上弘明は、NHK昼のトーク番組「スタジオパークからこんにちは」に出演して「仮面ライダー」の話題になったときに当時の思い出を語り、当時は学生でお金がなかったのでよくショッカー(=アリコマンド?)役の人に食事をおごってもらっていたことや、スカイライダーのスーツアクターとの交流話などを披露していた。2007年には日本テレビ午前の情報番組「ラジかるッ」(司会陣の一人に「仮面ライダーアギト」の賀集利樹がいる)でも仮面ライダーの話で盛り上がった。
  6. ^ ちなみに彼以外の科学者の例外は風見志郎を仮面ライダーV3に改造した本郷猛。科学者以外ならそれに協力した一文字隼人も含まれる。
  7. ^ 仮面ライダーSPIRITS』においては、新宿編で初めて出会ったような描写がなされている
  8. ^ 『仮面ライダーSPIRITS』にはJUDO(大首領)とは別の存在として登場している

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