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「若山牧水」の版間の差分

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歌集
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*ゆふぐれの雪降るまへのあたたかさ街のはづれの群衆(ぐんじゅ)の往来
*ゆふぐれの雪降るまへのあたたかさ街のはづれの群衆(ぐんじゅ)の往来

*日向の国都井の岬の青潮に入りゆく端に独り海見る


[[Category:歌人|わかやまほ1くすい]]
[[Category:歌人|わかやまほ1くすい]]

2010年5月8日 (土) 10:57時点における版

若山牧水(1885-1928年)

わかやまぼくすい。宮崎県出身の歌人。

  • 白鳥は哀しからずやうみのあをにも染まらずただよふ
    『海の声』
  • ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り
  • かたはらにぐさの花あたるらくほろびしものはなつかしきかな
  • 幾山河(いくやまかは)こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく
    『海の声』
  • 海(うな)底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり
    『路上』
  • しら玉の歯にしみとほる秋の夜のはしづかに飲むべかりけり
    『路上』
  • うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花
  • なびき寄るのすがたのやはらかきけふ富士が嶺の夕まぐれかな
  • ゆふぐれの雪降るまへのあたたかさ街のはづれの群衆(ぐんじゅ)の往来
  • 日向の国都井の岬の青潮に入りゆく端に独り海見る