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石川啄木

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
石川啄木

石川啄木(1886年2月20日〜1912年4月13日)

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いしかわ たくぼく。日本の歌人・詩人。

作品

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『悲しき玩具』

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  • 何となく、
    今年はよい事あるごとし。
    元日の朝、晴れて風無し。

『一握の砂』

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  • 東海の小島の磯の白砂に
    われ泣きぬれて
    とたはむる
  • ふるさとの訛なつかし
    停車場の人ごみの中に
    そを聴きにゆく
  • やわらかに柳あをめる北上の
    岸辺目に見ゆ
    泣けとごとくに
  • わが村に
    初めてイエス=クリストの道を説きたる
    若き女かな
  • いのちなき砂のかなしさよ
    さらさらと
    握れば指のあひだより落つ
  • はたらけど
    はたらけど猶わが生活楽にならざり
    ぢつと手を見る
  • 不来方の
    お城の草に寝ころびて
    空に吸われし十五の心
  • 函館の青柳町こそ悲しけれ
    友の恋歌
    矢ぐるまの花
  • 誰そ我に
    ピストルにても撃てよかし
    伊藤のごとく死にて見せなむ
  • やとばかり
    桂首相に手とられし夢みて覚めぬ
    秋の夜の二時
  • 一度でも
    我に頭を下げさせし人みな死ねと
    いのりてしこと