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若山牧水

出典: フリー引用句集『ウィキクォート(Wikiquote)』
2008年11月10日 (月) 14:11時点におけるNoa kay ao (トーク | 投稿記録)による版 (歌集)

若山牧水(1885-1928年)

わかやまぼくすい。宮崎県出身の歌人。

  • 白鳥は哀しからずやうみのあをにも染まらずただよふ
    『海の声』
  • ふるさとの尾鈴の山のかなしさよ秋もかすみのたなびきて居り
  • かたはらにぐさの花あたるらくほろびしものはなつかしきかな
  • 幾山河(いくやまかは)こえさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく
    『海の声』
  • 海(うな)底に眼のなき魚の棲むといふ眼の無き魚の恋しかりけり
    『路上』
  • しら玉の歯にしみとほる秋の夜のはしづかに飲むべかりけり
    『路上』
  • うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花
  • なびき寄るのすがたのやはらかきけふ富士が嶺の夕まぐれかな
  • ゆふぐれの雪降るまへのあたたかさ街のはづれの群衆(ぐんじゅ)の往来