「はずれる」の版間の差分

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
削除された内容 追加された内容
用例追加。語釈がたったひとこと「そむく」じゃ、説明不足だと思う。
8行目: 8行目:
#[[目標]]から[[それる]]。
#[[目標]]から[[それる]]。
#予想と[[くいちがう|食い違う]]。
#予想と[[くいちがう|食い違う]]。
#:両人(ふたり)は申し合せたごとく「ハハハハハ」と笑い崩れる。鼻子ばかりは少し当てが'''はずれ'''て、この際笑うのははなはだ失礼だと両人を睨(にら)みつける。(夏目漱石『吾輩は猫である』1905年)
#*両人(ふたり)は申し合せたごとく「ハハハハハ」と笑い崩れる。鼻子ばかりは少し当てが'''はずれ'''て、この際笑うのははなはだ失礼だと両人を睨(にら)みつける。(夏目漱石『吾輩は猫である』1905年)
#一定の枠からはみだす。[[ずれる]]。
#一定の枠からはみだす。[[ずれる]]。
#:スウプに限らず、お母さまの食事のいただき方は、頗(すこぶ)る礼法に'''はずれ'''ている。(太宰治『斜陽』1947年)
#*スウプに限らず、お母さまの食事のいただき方は、頗(すこぶ)る礼法に'''はずれ'''ている。(太宰治『斜陽』1947年)
#[[集団]]から[[のぞく|除か]]れる。
#[[集団]]から[[のぞく|除か]]れる。
#[[中心]]からそれる。
#[[中心]]からそれる。
#(当然そうしなければならない規範などに)[[そむく|背く]]。
#(当然そうしなければならない規範などに)[[そむく|背く]]。
#:例えば、八郎太の死骸を葬るとしても、一遍の念仏も唱えずに、無分別な夫と、足蹴にしては、人の道に'''外れ'''ましょう。(直木三十五『南国太平記』1931年)
#*例えば、八郎太の死骸を葬るとしても、一遍の念仏も唱えずに、無分別な夫と、足蹴にしては、人の道に'''外れ'''ましょう。(直木三十五『南国太平記』1931年)


{{inf-ja||ラ|下一|はず|れる}}
{{inf-ja||ラ|下一|はず|れる}}

2018年3月31日 (土) 10:47時点における版

日本語

動詞

はずれるれる】

  1. 掛けたりはめたりした位置から抜ける
  2. 目標からそれる
  3. 予想と食い違う
    • 両人(ふたり)は申し合せたごとく「ハハハハハ」と笑い崩れる。鼻子ばかりは少し当てがはずれて、この際笑うのははなはだ失礼だと両人を睨(にら)みつける。(夏目漱石『吾輩は猫である』1905年)
  4. 一定の枠からはみだす。ずれる
    • スウプに限らず、お母さまの食事のいただき方は、頗(すこぶ)る礼法にはずれている。(太宰治『斜陽』1947年)
  5. 集団から除かれる。
  6. 中心からそれる。
  7. (当然そうしなければならない規範などに)背く
    • 例えば、八郎太の死骸を葬るとしても、一遍の念仏も唱えずに、無分別な夫と、足蹴にしては、人の道に外れましょう。(直木三十五『南国太平記』1931年)
ラ行下一段活用
はず-れる

関連語