色

漢字

色

• 部首: 色色 + 0 画
• 総画: 6画6
• 筆順 :

字源

• 会意又は象形。「人」+「卩（ひざまずいた人）、人が重なって性交をしている様子。音は「即」等と同系で「くっつく」の意を持つもの。情交から、容貌、顔色を経て、「いろ」一般の意味に至ったもの。

金文	簡帛文字	簡牘文字	古文	小篆	流伝の古文字
春秋時代	戦国時代		《説文》 （漢）		《六書通》 （明）

意義

1. 男女間の情欲。
2. 容姿の美しさ。
3. 顔色、顔つき、表情。

   子夏問孝、子曰色難、有事弟子服其勞、有酒食先生饌、曾是以爲孝乎（『論語・為政第二』）

   子夏孝を問ふ、子曰く「色難し、事有りて弟子其勞に服す、酒食有れば先生饌す、曾ち是を以ちて孝と爲すか。」

   子夏が孝とは何かを聞いた。先生が言った、「表情が難しいね、用事があって目下の者がそれを済ませたり、酒や食べ物を目上の者がまず食べること（を表情に出さずさりげなくやる）、こういうことを孝言うのかな。」

4. いろ、光の波長の違いにより生ずる視覚効果。

日本語

発音^(?)

• 音読み :
  • 呉音 : シキ
  • 漢音 : ショク
• 訓読み : いろ

名詞

1. （いろ）可視光スペクトルに起因する視覚効果。
2. （いろ）異性のセックスアピール。色気。
3. （いろ　俗語）愛人。
4. （シキ） (仏教) 認識の対象となる物質的現象すべて。五蘊（ごうん）のひとつ。

   感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身・意）によって認識する対象（境）の一つ。対義語は「空」。サンスクリット語rūpaの訳（ウィキペディア「色」、「三科」も参照）。

   色即是空

5. （シキ） (仏教) 視覚の対象。眼根（げんこん）によって見られる色彩と形象。六境および十二処のひとつ。色境（しききょう）、色処（しきしょ）に同じ。サンスクリット語rūpaの訳（ウィキペディア「三科」、「五位」も参照）。

熟語

• 藍色（あいいろ）
• 茜色（あかねいろ）
• 小豆色（あずきいろ）
• 色合い（いろあい）
• 色あせる（いろあせる）
• 色色（いろいろ）
• 色艶（いろつや）
• 色眼鏡（いろめがね）
• 色物（いろもの）
• 色好い（いろよい）
• 寒色（かんしょく）
• 黄色（きいろ）
• 景色（けしき）
• 紅梅色（こうばいいろ）
• 黒色火薬（こくしょくかやく）
• 五色（ごしき）
• 紺色（こんいろ）
• 桜色（さくらいろ）
• 珊瑚色（さんごいろ）
• 色界（しきかい）
• 色境（しききょう）
• 色彩（しきさい）
• 色紙（しきし、いろがみ）
• 色処（しきしょ）
• 色調（しきちょう）
• 朱色（しゅいろ）
• 十人十色（じゅうにんといろ）
• 染色体（せんしょくたい）
• 橙色（だいだいいろ）
• 暖色（だんしょく）
• 中間色（ちゅうかんしょく）
• 長春色（ちょうしゅんいろ）
• 躑躅色（つつじいろ）
• 鴇色（ときいろ）
• 鳶色（とびいろ）
• 音色（ねいろ）
• 薔薇色（ばらいろ）
• 萌黄色（もえぎいろ）
• 桃色（ももいろ）

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中国語

色

• ローマ字表記
  • 普通話
    • ピンイン: sè (se4)　
    • ウェード式: se⁴
    • 注音符号: ㄙㄜˋ
  • 広東語
    • イェール式: sik1
  • 閩南語
    • POJ: sek
  • 客家語
    • 白話字: set
  • 呉語
    • ピンイン: seh4
  • 中古音: srik
  • 上古音: *srək

名詞

1. いろ。色彩。

熟語

• 變色龍 / 变色龙
• 染色體

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朝鮮語

色 *

• ハングル: 색
• 音訓読み: 빛 색
  • 文化観光部2000年式: saek
  • マッキューン＝ライシャワー式: saek
  • イェール式: sayk

名詞

1. いろ。色彩。
2. 色事（いろごと）。
3. （仏教）色（シキ）

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ベトナム語

色 *

• ローマ字表記
  • Quốc ngữ: sắc

名詞

1. いろ。色彩。

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コード等

• Unicode
  • 16進: 8272 色
  • 10進: 33394 色
• JIS X 0208(-1978,1983,1990)
  • JIS
    • 16進：3F27
  • Shift JIS
    • 16進：9046
  • 区点：1面31区7点
• 四角号碼 : 2771₇
• 倉頡入力法 : 弓日山 (NAU)

点字

• 漢点字 :
• 六点漢字 :