とう

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
2012年3月15日 (木) 13:27時点におけるWhym (トーク | 投稿記録)による版 (とふへのリンク)
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とお も参照。

日本語

動詞

とう【う、う】(歴史的仮名遣い:とふふ、ふ】)

  1. 答え情報を教えてもらうために話すこと。
    「清掃人夫を求めているのは、こちらでしょうか」と、問うた。(佐藤垢石『泡盛物語』)
  2. 訪れる」、「訪う」の古風な言い方。
    我学友はあるいは台湾に往き、あるいは欧羅巴に遊ぶ途次、わざわざ門司から舟を下りて訪うてくれる。(森鴎外『鴎外漁史とは誰ぞ』)
ワ行五段活用
と-う

発音

と↘う

類義語

(語義1に対して)

(語義2に対して)

派生語

名詞

とうう】

  1. (「とうの」「とうに」「とうから」の形で)期待されるより以前。
    先程から鳴聲一つ立てないのは、疾うに死んでしまつてゐたからである。(中島敦『盈虚』)
  2. (古語)はやく

語源

形容詞しの連用形。

類義語

派生語

縮約形

とう(歴史的仮名遣い:とふ

  1. 〜と言う。〜と呼ぶ。〜と呼ばれる。
    そのあむあきづはやぐひ かくのごと なにおはむと そらみつ やまとくにあきづしまとふ古事記雄略天皇

語源

格助詞+動詞言うから。