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今週の読売新聞チェック記事はこれ!

028 2024年9月12日号
(9月5日(木)朝刊から9月11日(水)朝刊まで)

9月5日(木)
  • 朝刊13版 1面・29面 富士山降灰「広域予報」
    気象庁、数年内に導入
  • 朝刊14版 1面・29面 富士山降灰「広域予報」
    気象庁、数年内に導入
ひと言ポイント

 政府が2020年に公表した富士山噴火による降灰の試算では、最悪の場合、火山灰が約3時間後に首都圏に到達し、鉄道の運行が止まり、送電設備の不具合で広範囲に停電が起きます。そして降灰が約2週間続くと、神奈川県や山梨県では厚さ30センチ以上、都心でも10センチ程度に達するとのことです。富士山は過去5600年間、平均して30年に1回程度噴火したと考えられていますが、現在、江戸時代中期の1707年宝永噴火以降約300年間噴火していません。どのような場合に屋外避難をする必要があるのか、積もった火山灰をどう処理するのかなど事前に考えておかないと対応できないことが多そうです。

9月8日(日)
  • 朝刊13版 1面 「小1の壁」全国調査へ
  • 朝刊14版 1面 「小1の壁」全国調査へ
ひと言ポイント

 こども家庭庁が「小1の壁」問題について、初めて全国調査に乗り出すことが記事になっています。小学生になった子どもの預け先が見つからず、親の就労が困難になる問題が「小1の壁」です。就学前に関しては保育園の整備が進み、待機児童の数は少なくなってきていますが、その一方、子どもが1年生になったとたん、親の就労が困難になるようなことが起こっています。学童保育がカバーしていない朝の時間帯についても問題になっていて、子どもよりも先に親が家を出て出社せざるをえない状況もあるようです。

9月10日(火)
  • 朝刊13版 1面 長崎「黒い雨」被爆初認定
  • 朝刊14版 1面 長崎「黒い雨」被爆初認定
ひと言ポイント

 長崎原爆に遭った「被爆体験者」ら44人(うち4人死亡)が長崎県と長崎市に被爆者健康手帳(無料で診察、治療、投薬、入院等が受けられる)の交付を求めた訴訟の判決が長崎地方裁判所でありました。今回の裁判では、44人中15人(うち2人死亡)を「被爆者」と認めて手帳の交付を命じました。
 「被爆体験者」とは?「被爆者」とは? その違いをどうとらえているのか? 今回の裁判で「被爆体験者」のうち、どのような人が「被爆者」と認定されたのか? 被爆者と認定されなかった人は、本当に被爆者ではないのだろうか? そのようなことを考えてみましょう。

9月10日(火)
  • 朝刊13版 9面 廃食油航空燃料 量産化へ
  • 朝刊14版 9面 廃食油航空燃料 量産化へ
ひと言ポイント

 石油元売り大手の会社がうどん店の丸亀製麺や牛丼店の松屋と提携するなどして次世代の航空燃料「S A F」の量産化を図ろうとしていることが報じられています。「SAF」とは持続可能な航空燃料のことで、飲食店や家庭で出る廃食油のほか、サトウキビや藻類などが原料となります。燃焼時に排出される二酸化炭素は、原料の植物が光合成で吸収した量と相殺されるため、従来のジェット燃料に比べ、排出量を8割程度削減できるとされています。課題は何か記事から確認してみましょう。

9月10日(火)
  • 朝刊13版 35面 「飛鳥・藤原」世界遺産候補に
  • 朝刊14版 35面 「飛鳥・藤原」世界遺産候補に
ひと言ポイント

 文化庁が、世界文化遺産登録を目指す国内候補に「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県橿原市、桜井市、明日香村)を選んだことを伝えています。政府は2026年の登録に向け正式な推薦書を来年1月までにユネスコに提出します。日本の古代国家形成の過程を示すこの遺跡群(6世紀末~8世紀初め)には飛鳥宮跡や藤原宮跡、「飛鳥美人」の壁画で知られる高松塚古墳などが含まれます。

じじもんスクラム 編集部

編集長の岡本です
サピックスで社会科を担当している岡本です。
サピックスでは環境講座も設けています。こちらもぜひのぞいてみてくださいね。→SAPIXの環境教育

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