グローバル アドレス一覧を管理する

Google Workspace Sync for Microsoft Outlook（GWSMO）を有効にすると、各 GWSMO ユーザーは Google Workspace で使用される組織のグローバル アドレス一覧（GAL）を Outlook で自動的に利用できるようになります。

GAL とは、Google Workspace ドメイン向けに定義されたすべてのユーザー、グループ、共有の連絡先、リソースが掲載された、検索可能な共有ディレクトリです。同じグローバルな連絡先をウェブ上の Gmail インターフェースから使用できます。

デフォルトでは、グローバル アドレスは組織内の全員と共有され、各ユーザーのメインのメールアドレスとメール エイリアスまたはニックネームが含まれています。名前の形式（姓名の順か、名姓の順かなど）は、Gmail での名前形式の設定に従います。

Google Workspace で GAL を変更すると、各ユーザーの Outlook でも一覧が更新されます。ユーザーが GWSMO をインストールした後、Outlook に更新が反映されたり、GAL が表示されたりするまでには、最長で 24 時間ほどかかることがあります。

Outlook ユーザーが利用できる機能と利用できない機能

GWSMO ユーザーは Outlook で以下の操作を行うことができます。

• 組織のすべての Google Workspace ユーザー、グループ、共有の連絡先、リソースの GAL を表示します。詳しくは、後述のグローバル一覧でサポートされている項目をご覧ください。
• Outlook のアドレス帳で、ユーザー、グループ、リソース アドレスから連絡先を検索する。アドレス帳でアドレスの最初の数文字を入力すると、一致度の高い項目の名前が予測入力されます。
• 他のユーザーの予定の有無や会議室などのリソースの空き時間を確認できます。組織内で Microsoft Exchange を使用しているユーザーの予定の有無も確認できます。詳しくは、Exchange ユーザーの空き時間情報を設定するをご覧ください。

GWSMO ユーザーは Outlook で、Google Workspace で複製されていない Exchange データを参照することはできません。

GAL を管理する

ディレクトリ管理者は、GAL を使用して Google コンタクトや他の Google サービスでのユーザー情報の表示を管理できます。ドメイン内のユーザーが Outlook や Gmail でグローバル アドレスを利用できない場合は、Google 管理コンソールで連絡先の共有が有効になっていることを確認します。

連絡先の共有設定を変更するには、特権管理者またはサービス管理者であるか、カスタムロールにディレクトリ設定サービスの権限がある必要があります。詳しくは、ユーザーを管理者にするまたは管理者のカスタムロールを作成、編集、削除するをご覧ください。

ディレクトリを有効にする

GWSMO ユーザーが GAL を使用できるようにするには、組織のディレクトリを有効にし、Google 管理コンソールで連絡先の共有を設定する必要があります。詳しくは、ディレクトリを有効にして共有オプションを設定するをご覧ください。

ディレクトリをオフにする

ユーザーが GAL を利用できないようにするには、組織全体または個々のユーザーに対してこの機能を無効にします。

• 組織で連絡先の共有を無効にして、ユーザーに対してグローバル アドレスをすべて非表示にするには、ディレクトリを無効にするをご覧ください。
• 特定のユーザーに対して連絡先の共有を無効にするには、ユーザーのパソコンにレジストリキーを追加します。ユーザーのグローバル アドレス一覧を無効にするをご覧ください。

注: 初めてディレクトリを設定するときやトラブルシューティングを行うときは、ディレクトリを無効にする必要がある場合もあります。

ディレクトリのその他の設定

他に次のようなディレクトリ設定があります。

• 組織内のユーザーに表示されるメールアドレスを決定する: ディレクトリに表示するメールアドレスを設定する
• 組織内の他のユーザーに表示されるユーザーを設定する: ディレクトリ検索結果に表示されるユーザーを管理する
• 組織のディレクトリにプロフィールが表示されないようにする: ディレクトリでユーザーを非表示にする

グローバル アドレスのフィールド

サポートされるフィールド