Chrome OS デバイス向けの Chrome ブラウザ クラウド管理や Chrome Enterprise の試用に登録する際に、メールによる確認済みのアカウントまたはドメインの所有権を証明済みのアカウントでこれらのプロダクトを使用できます。
メールによる確認済みのアカウント
- 認定パートナーから購入するには、まず、ご利用のアカウントをそのパートナーに移行する必要があります。組織にとって最適なパートナーを見つけるには、パートナー ディレクトリをご覧ください。
- ユーザーは、(作成するのではなく)招待する必要があります。
- ユーザーは、組織で利用できるアプリとサービスにのみアクセスできます。
- 特権管理者の管理者ロールのみを使用できます。カスタムロールと詳細な権限は、ドメインの所有権を証明済みのアカウントのみで利用できます。
- 管理者が管理できるのは、組織のサブスクリプションに関連するユーザー エクスペリエンスのみです。
- ドメインの所有権が証明されるまでは、ビジネス向け Google グループを作成することはできません。グループベースのポリシーが影響を受ける可能性があります。詳しくは、組織のグループを管理するをご覧ください。
- 管理対象ゲスト セッションやキオスク セッション、または、ユーザー管理もグループ管理も必要としないセッションに最適です。
ドメインの所有権を証明済みのアカウント
- 組織部門ごとにユーザーとグループの作成および管理を行ったり、組織で詳細なカスタマイズが可能なグループベースのポリシーを適用したりできます。
- 組織用の追加のライセンスや機能をさまざまな方法で購入できます。
- 詳細な管理コンソールの権限を持つシステムロールやカスタムロールを使用して、管理者ユーザーを作成できます。
- Windows、Mac、Linux 版の Chrome ブラウザに Chrome プロファイルのポリシーを適用できます。詳しくは、Chrome ポリシー管理の概要をご覧ください。
- 組織向けの Google Workspace に簡単にアップグレードできます。
ドメインの所有権の証明後にチームを統合する
メールによる確認が完了している Chrome Enterprise をドメイン内の他のチームも使用している場合、ドメインの所有権を証明することで、そのチームを自分のチームと統合できます。自分のチームが最上位の親組織になり、他のチームはその下の子組織部門になります。
ドメインの所有権の証明手順については、ドメインの所有権を証明して、さらに多くの機能を利用できるようにする(メール確認によるサービス用)をご覧ください。
チームを統合するときは、次の点にご注意ください。
管理対象の Chrome ブラウザの場合
- すべてのチームの Chrome ブラウザを管理するには、Chrome ブラウザ クラウド管理の利用規約に同意している必要があります。
- 最上位の親組織に登録済みの管理対象ブラウザは、同じ組織構造内に登録されたままになります。一方で、他のチームに登録済みのすべての管理対象ブラウザは、新しい最上位の親組織に統合されます。
- 自分の組織の登録トークンは、新しい組織構造でも引き続き有効です。ただし、他のチームの登録トークンはすべて取り消され、登録トークンの履歴は移行されません。新しいブラウザを登録したり、既存のブラウザを再登録したりするには、統合後のチーム用に新しいトークンを生成する必要があります。詳しくは、クラウド管理型の Chrome ブラウザを登録するをご覧ください。
- 他のチームの管理者は組織のデータの履歴を保持するために、次のデータを書き出すことができます。
- 管理対象ブラウザのリストから得られるデータ。詳しくは、Chrome ブラウザ クラウド管理からデータをエクスポートするをご覧ください。
- 組織の登録トークンのデータ。詳しくは、Chrome ブラウザのレポートを有効にするをご覧ください。
登録済みの Chrome OS デバイスの場合
同じドメイン名の下に、メールによる確認が完了しているチームが複数存在している場合は、以下のようになります。
- ドメインの所有権が確認されている自分のチームのポリシーと組織構造は保持されます。
- メールによる確認が完了しているチーム(統合されるチーム)に登録済みのデバイスは、新しい最上位の組織に統合されます。
- これらの統合されるチームのポリシー設定は、新しい親組織に合わせて更新されます。
- 統合が完了したら、ゼロタッチ登録の事前プロビジョニング トークンを更新する必要があります。登録済みのデバイスと同様に、事前プロビジョニング済みデバイスはすべて最上位の組織に移動されます。