東日本大震災から5年になるのを前に、NHKが岩手・宮城・福島の3県の被災者や原発事故の避難者を対象に行ったアンケートで、震災以降の家計の状況について尋ねたところ、住まいに関する支出の増加や事業の再建が進まず、収入が減ったなどの理由で生活が苦しいとの回答が半数以上に上りました。 この中で、震災以降の家計の状況について4つの選択肢で尋ねたところ、「当時も今も変わらない」が38%、「だんだん楽になっている」が9%だったのに対して、「だんだん苦しくなっている」が43%、「当初から苦しい状況が続いている」が11%で、生活が苦しいとの回答は半数を上回っています。 また、「家庭の収入」について、震災前と現在との変化を尋ねたところ、増えたが9%、同じくらいが35%だったのに対して、減った、または収入がないとの回答は合わせて56%でした。 一方、「支出」については「増えた」が52%、「変わらない」が30%、