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TGS2024
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僕は「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 この2年弱で20ほどの事業に取り組んできました。そのうち3つの事業は法人化し、軌道に乗っています。 事業を立ち上げまくるなかで、気づいたことがあります。 それは「ギリギリまでプロダクト開発をしないこと」が、事業を成功させるいちばんのポイントだということ。 「まあそうだよね」と思うかもしれません。だけどいざ当事者になると、思いつきのアイデアでいきなりプロダクトを作ってしまったりするんです。結局、ニーズを掴めていないので、リリースしても誰も使わない。僕もその失敗を経験してきました。 開発する前に、検証できることはたくさんあります。 「その課題は本当に存在するのか?」 「競合とどう差別化するのか?」 「お客さんはいくらなら買ってくれるのか?」などなど…。 開発する前に「営業」をすることもできます。 「契約してくれるお客さんが、少なくともこれ
去年の夏ごろ、いつものように会議をしていると、元キーエンスのメンバーがこんな話をしてくれました。 「僕、前職の営業でいろんな町工場を回ってたんすけど、図面がめちゃくちゃバラバラに、紙とかPDFで管理されてて。一回探しに行ったら20分、30分も戻ってこないことがけっこうあったんです」 「なんとかできないのかなって、ずっと思ってたんですよね」 そんな言葉から今回の事業はスタートしました。 それから半年ほどでサービスを開発・法人化し、導入社数はすでに200社近く。新規事業としてはかなりのスピードで成長できていると思います。 このnoteでは、僕らの開発した「町工場向けSaaS」が売れるまでの半年間を振り返ってみます。営業やPMなど事業開発に関わる方や、レガシー的な業界で働く方にとって、少しでもお役に立てばうれしいです! 町工場をまわってユーザーヒアリング町工場向けに、図面の管理が楽になるサービス
BLUEPRINTは、僕を含めた3人の創業メンバーで立ち上げた会社です。ですが、実は僕たちはすでに経営を退いていて、会社は新しい社長に任せています。 つまり、創業者が不在のスタートアップなのにも関わらず、大手のVCさんや事業会社さんが総額17.8億円ものお金を出してくれているんです。 ……これだけ聞くと「どういう状況?」となりますよね。笑 この記事では、その裏話となるBLUEPRINTのビジネスモデルや資金調達のスキーム、経営手法について解説します。 手前味噌で恐縮ですが、かなり革新的な起業のスタイルだと思っています。読んでいただけると嬉しいです! スタートアップを「量産」する会社BLUEPRINT社でやっているのは「スタートアップファクトリー」と呼ばれるビジネスモデル。 これは、スタートアップを、まるで工場で大量生産をするかのように次々と立ち上げていき、そのすべてを急成長させ、上場を目指
うちの会社に、元キーエンスのとても優秀なセールスパーソンがいます。前職では、営業所の過去最高売上を何度も叩き出していた人です。 (↑Forbesにも取り上げてもらいました) 彼を採用したのは「新規事業」のセールスをしてもらうため。 ぼくらは「スタートアップファクトリー」を運営しています。革新的なスタートアップを次々生み出すビジネスモデルで、この1年ほどでvertical SaaSを中心に、10以上の事業を立ち上げてきました。 新規事業のセールスは、一般的な営業と比べてもかなり難しいです。 まだ商品がこの世に存在していない段階で「完成したら導入するよ」という内諾を得ないといけない。 彼が入社する前は正直、なかなか思うように成果が出ていませんでした。 しかし彼が来てから、事業は驚くほど加速しました。入社するなりすごい勢いで、アポや購入の内諾をとりつけていったのです。 いったい彼は、他のセールス
新規事業開発の話をしていると、よくこのような質問をされます。 「そもそもこういう事業アイデアって、どうやったら思いつくんですか?」 たしかに、事業開発をするうえでいちばん難しいのがこの「事業アイデア策定」のフェーズです。 僕は2017年にAI教育事業で起業し、いまは「スタートアップを量産する会社」を経営しています。この半年で10ほどの事業を立ち上げ、そのうちいくつかを法人化しました。 その経験からこの問いにひとつの答えを出すならば、 アイデアは、ゼロから生み出すのではなく、過去の「経験」を振り返るべし……ということです。 新規事業をつくるとなると、つい「ゼロから新しいものを生み出そう」としがちです。そうではなく、まずは「自分のこれまでの経験」を振り返るのが大切。 「この作業、もっと効率よくならないのかな……」 「この仕事、工数がかかるわりにぜんぜん利益出てないんだよな……」 仕事をしていて
ぼくは「スタートアップを量産する会社」を運営しています。 事業をバンバン立ち上げて、PDCAを回しまくって、うまくいったものだけを法人化する。「スタートアップファクトリー」とよばれる、日本ではまだ珍しいビジネスモデルです。 かつてヘンリーフォードが「T型フォード」によって自動車を大量生産したように、事業立ち上げのプロセスを「型」にして、起業に再現性をもたせる。 まるで工場のように、革新的な「会社」が次々に生まれていくーー。 それがぼくらの目指す世界です。 「そんなにうまいこといくわけない、ただの絵空事だろ」と思われるかもしれません。 でも実際、うまくいきはじめているんです。 SaaSモデルとして、初めての成功事例が、この「建材サーチ」というサービス。建材業界に特化したVertical SaaSです。 https://lp.kenzai-search.jp/実はこの事業、構想から半年で法人化
事業が失敗するいちばんの原因は、誰も欲しがらないサービス・プロダクトを作ってしまうことです。 「あたりまえじゃん!」と思うかもしれません。 でも、ユーザーが「お金を払ってでも欲しい!」と思えるサービス・プロダクトを、最初から完璧につくれる人なんてほとんどいないのです。 そこでめちゃくちゃ大切なのが「ユーザーヒアリング」で仮説検証していくこと。 サービスをただの「思い込み」で開発すると、ユーザーが求めていない機能にまで時間を割いてしまうことになります。そういう「ムダ」を極力少なくすることが、事業立ち上げを成功させるためには大切なのです。 そこで今回は、事業立ち上げで絶対に失敗しないための「ユーザーヒアリング」について、5つのポイントでまとめてみました! すでに経験のある人にとっては当たり前かもしれませんが、これから事業をはじめる方にとっては「これさえ押さえておけば完璧!」という内容なのではな
僕らの会社は「スタートアップを量産する会社」だ。 かつてヘンリーフォードは「T型フォード」によって自動車を大量生産できるようにしたが、僕らはそれを「スタートアップ」でやりたい。 僕らはこの1年ちょっとで10以上の事業を生みだし、いくつかを法人化した。今年に入って立ち上げた建材の会社は初月からいきなり6000万円ほどの売上が見えていた。 スタートアップを次々に生み出す「スタートアップスタジオ」というモデルは、今のような先の見えない時代に強い。 事業をバンバン立ち上げて、PDCAを回しまくって、うまくいったものだけを法人化できるからだ。このやり方はアメリカなんかではわりとポピュラーだったりするのだが、日本だとまだまだ知られていない。 そこで今回は、どうやって僕らがスタートアップを生み出しているのか? 「スタートアップスタジオ」の強みについてまとめてみたい。 スタートアップスタジオは「映画スタジ
エンジニア不足と叫ばれているが、同様に不足しているのはPM(プロダクトマネージャー)だろう。いくら優秀なエンジニアがいたとしても、PMがダメだったらプロダクトは成長しない。 PMを目指したい人が増えていくように、知識を体系化してアウトプットして「PMってどんな仕事するのか?」のイメージが持てるようにしていきたい。 私はまだ、ひよっこPMだが、現状で出来る限りの事をしていこうと思う。(先輩方、色々と教えてください🙇) では早速、PMの「プロダクト開発」の仕事に関してまとめていく。プロダクト開発はシンプルにすると、以下のサイクルをまわしていくことだ。 1. イシューを見極める 顧客から「○○が欲しい」、営業から「この機能を追加して欲しい」というように、日々プロダクトへの要望はやってくる。 その際、何が本当の課題なのか?何が真のペインなのか?をしっかりと分析し、理解することが重要。問題はまず解
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