サーティーワンといえば、お店で手軽に食べられるカラフルなアイスとして有名です。
見た目もかわいく、子どもたちにも大人気のサーティーワンアイスですが、本当に安全なのか気になりますよね。
今回はサーティーワンアイスが安全に食べられるアイスなのか、原材料や添加物について調べてみました!
サーティワンとは?安全に食べられるアイスなの?
サーティーワン(31アイス)はアメリカから創業された世界的なアイスクリームチェーンです。
サーティーワンとは31という意味ですが、「1か月31日毎日食べても飽きないアイスクリーム」という点から名づけられたそうです。
定番の人気のフレーバーから季節ごとに楽しめる期間限定品も多く販売されており、豊富な種類があって選ぶ楽しさもあるのも魅力のひとつです。
サーティーワンのアイスクリームの種類は?ラクトアイスもあるの?
サーティーワンのアイスクリームの種類はどうなっているのでしょうか?
アイスクリームは乳固形分と乳脂肪分の割合により4種類に分類されます。
引用:日本アイスクリーム協会 アイスクリームとラクトアイスは何が違うの?
サーティーワンはいろんなフレーバーがあり、フレーバーによって乳成分の割合も変わるため、アイスクリームの規格も異なります。
2024年8月現在のフレーバー一覧をチェックしましたが、ほとんどが乳成分が多い「アイスクリーム」でした。
(例:人気の「ラブポーションサーティワン」「チョコレートミント」「キャラメルリボン」など)
「アイスミルク」「ラクトアイス」規格となるフレーバーは下記の通りでした。
【アイスミルク】
バナナアンドストロベリー
画像:サーティーワン
【ラクトアイス】
レモンシャーベット(期間限定品)
サンセット サーフィン(期間限定品)
サンセットサーフィン↓
画像:サーティーワン
参考:サーティーワン フレーバー成分規格
サーティーワンのアイスクリームは乳製品をメインに使っている「アイスクリーム」規格で作られているものがほとんどのようです。
サーティーワンの原材料は?体に悪い添加物を使われているか調べてみた
ラクトアイスは植物油脂を使った安価なアイスクリームであることが多いですが、
サーティーワンは乳製品をメインにした「アイスクリーム」だということがわかりました。
では、具体的にサーティーワンはどのような原材料を使っているか気になりますよね!
サーティーワンのそれぞれのフレーバーの原材料はHPにて公開されています。
参考:サーティーワン フレーバー成分規格
市販の「スーパーカップ」などのラクトアイスに必ず含まれており、
体に悪いとされる「植物油脂」はサーティーワンのラクトアイス「レモンシャーベット」や「サンセットサーフィン」には使われていませんでした。
★市販で販売されているラクトアイスの危険性について書いた記事はこちら!
kenkou2020.hatenablog.com
しかし、色鮮やかな見た目を作るために「合成着色料」や「カラメル色素」が使われているフレーバーが多くある点が気になりました。
(具体的に着色料が使われているフレーバーについては後述します。)
サーティーワンで使われている体に悪い着色料・添加物
サーティーワンの原材料をみてみると、複数の添加物、着色料が使われていることがわかりました。
その中でも特に危険で体に悪いとされている下記の3つの添加物について詳しくご紹介します。
①タール色素の合成着色料
②カラメル色素
③増粘多糖類
サーティーワンで使われている体に悪い着色料・添加物 ①タール色素の合成着色料
サーティーワンはカラフルで「映える」見た目なのも人気の一つですが、多くのフレーバーで合成着色料であるタール色素が使われていることがわかりました。
タール色素は石油製品を原料に作られている合成着色料です。
発色がよく、アイスクリームだけではなくお菓子やかまぼこなどにも使われていることがあります。
「赤色〇号」といった色+数字で表現されているもので、中には発がん性などの危険が指摘されています。
基本的にこうした合成着色料が含まれる食品を私は買わないようにしていますが、特に他国で規制されていたり、危険と言われている着色料は下記の通りです。
・赤色2号:発がん性、アメリカで禁止
・黄色4号:アレルギーを引き起こす恐れがあり、ヨーロッパの一部の国で禁止
・青色1号:発がん性、ヨーロッパの一部の国で禁止
・赤色40号:腎臓障害・アレルギー性を引き起こす恐れあり
残念ながらこれらの危険な着色料がサーティーワンでは使用されているため、注意した方がよいでしょう。
サーティーワンで使われている体に悪い着色料・添加物 ②カラメル色素
サーティーワンのアイスクリームでコーヒー系のフレーバーによく使われているのが「カラメル色素」です。
調味料やお菓子でも使われる着色料として有名な「カラメル色素」ですが、製法の違いにより4種類あります。
糖類のみ加熱して作られるカラメル1は比較的安全と言われていますが、日本で加工品に使われているカラメル色素のほとんどはカラメルⅢ・Ⅳです。
これらのカラメルⅢ・Ⅳはアンモニア化合物を使って製造されているため発がん性などの危険があるとされています。
カラメル色素という表記だけだとどのカラメル色素を使用しているのか不明のため、食べ過ぎない方が無難です。
サーティーワンで使われている体に悪い着色料・添加物 ③増粘多糖類
サーティーワンのアイスクリームには必ず「増粘多糖類」が使われています。
増粘多糖類とは食品に粘りやとろみを持たせる食品添加物です。
アイスの他にもお菓子などにもよく使われている添加物です。
増粘多糖類と表記されていることが多いですが、実は増粘多糖類にはいろんな添加物があり、具体的な名称としてはキサンタンガム、アルギン酸、カラギナン、グァーガムなどが有名です。
これら2種類以上を使用した場合には「増粘多糖類」として表記することが認められています。
特に「カラギナン」には発がん性があると言われており、避けた方がよい添加物ですが、増粘多糖類として表示されると詳細がわかりません。
念のため避けたほうが安心でしょう。
サーティーワンで体に悪いタール色素の着色料が使われているフレーバーは?
それでは、具体的にサーティーワンでタール色素が使われているフレーバーについてご紹介します。
2024年9月現在の情報を参考にピックアップしていますので、ご了承ください。
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ①チョコレートミント
サーティーワンの数あるフレーバーでも人気の高いチョコレートミントですが、ミントのエメラルドグリーンの正体はタール色素の合成着色料です。
画像:サーティーワン
■サーティーワン チョコレートミント原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴、チョコレート/香料、乳化剤、安定剤(CMC、増粘多糖類)、着色料(青1、黄4)、(一部 に乳成分・大豆を含む)
キャラメル味が美味しい、キャラメルリボンも黄の色味をタール系着色料でつけています。
画像:サーティーワン
添加物のキャリーオーバーにより「キャラメル」の原材料は記載しなくてよいため不明ですが、こちらにも添加物が使われている可能性が高いです。
■サーティーワン キャラメルリボン 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、キャラメル、砂糖、水飴/香料、安定剤(増粘多糖類、CMC)、乳化剤、着色料(黄4、黄5)、(一部 に乳成分を含む)
マスクメロンはまさかの「無果汁」で、タール系着色料と香料で作られた「合成メロンアイス」でした。
画像:サーティーワン
メロン好きの息子が注文したことがあったので、めちゃくちゃショックをうけました…。
■サーティーワン マスクメロン 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴/香料、安定剤(CMC、増粘多糖類)、乳化剤、着色料(黄4、青1)、(一部に乳成分を 含む)
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ④抹茶
和フレーバーの王道抹茶は、抹茶も使われているものの、タール系着色料でさらに鮮やかな発色にしていることがわかりました。
画像:サーティーワン
なお、タール系着色料だけではなく、カラメル色素も使われているようです。
■サーティーワン 抹茶 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴、まっ茶/乳化剤、安定剤(カゼインNa、CMC、増粘多糖類)、着色料(カラメル、黄4、 青1)、ビタミンC、(一部に乳成分を含む)
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ⑤ラムレーズン
大人のフレーバーの王道ラムレーズンも黄の色味をタール系着色料でつけています。
画像:サーティーワン
使わなくても美味しいと思うのですが…。
■サーティーワン ラムレーズン 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、ラム風味レーズン加工品、砂糖、水飴/香料、乳化剤、安定剤(CMC、増粘多糖類)、着色料(黄 4、黄5)、(一部に乳成分を含む)
サーティーワンの人気フレーバー、ラブポーションサーティワンはピンク色の鮮やかな見た目が印象的ですが、やはりタール系着色料由来なのは残念です。
画像:サーティーワン
しかも複数使用されており、要注意です!
■ラブポーションサーティワン 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、ラズベリーソース、ハート型菓子、水飴、ラズベリー加工品、チョコビッツ/香料、酸味料、 安定剤(増粘多糖類、CMC)、乳化剤、着色料(赤40、赤102、黄4、青1)、(一部に乳成分・大豆・オレンジ・りんごを含む)
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ⑦オレンジソルベ
サーティーワンのフレーバーでは乳製品をまったく使わない珍しい「氷菓」です。
画像:サーティーワン
オレンジ加工品は使っているものの、さらに色鮮やかにするためにタール系着色料の使用があります。
■サーティーワン オレンジソルベ 原材料
砂糖(国内製造)、水飴、オレンジ加工品/酸味料、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、着色料(黄5、黄4)、香料、(一部にオレンジを 含む)
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ⑧ポッピングシャワー
はじけるキャンディが人気で見た目もかわいいポッピングシャワーももちろんタール系着色料の使用があります。
画像:サーティーワン
原材料には「キャンディ」のみですが、こちらの添加物の内容も安全ではない可能性があり、注意が必要です。
■サーティーワン ポッピングシャワー
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、キャンディ、水飴、ムースパウダー/乳化剤、安定剤(増粘多糖類、CMC)、香料、着色料 (青1、赤40、黄5、黄4)、(一部に乳成分・大豆を含む)
サーティーワンでタール色素使用のフレーバー ⑨レモンシャーベット(期間限定品)
レモンシャーベットはサーティーワンでは珍しい「ラクトアイス」ですが、植物油脂が含まれているわけではありません。
画像:サーティーワン
こちらもレモン果汁に加えて黄色のタール系着色料を使用しています。
■サーティーワン レモンシャーベット 原材料
砂糖(国内製造)、水飴、乳製品、レモン果汁/香料、酸味料、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、着色料(黄4、黄5)、(一部に乳成 分・オレンジを含む)
サーティーワンで危険なカラメル色素が使われているフレーバーは?
茶色の色味をつけるためのカラメル色素もコーヒー系のフレーバーを中心に使用されていました。
2024年9月現在の情報を参考にピックアップしていますので、ご了承ください。
サーティーワンでカラメル色素使用のフレーバー ①ジャモカコーヒー
ネルドリップ式で抽出したコーヒーを使った大人のフレーバーですが、茶色の色味をつけるためのカラメル色素も使われています。
画像:サーティーワン
■サーティーワン ジャモカコーヒー 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴、コーヒー/安定剤(CMC、増粘多糖類)、乳化剤、カラメル色素、(一部に乳成分を含む)
サーティーワンでカラメル色素使用のフレーバー ②ジャモカアーモンドファッジ
コーヒーとチョコレートが味わえる贅沢なアイスですが、こちらもカラメル色素が使われています。
画像:サーティーワン
■サーティーワン ジャモカアーモンドファッジ 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、チョコレートソース、砂糖、アーモンド、水飴、コーヒー/安定剤(加工デンプン、CMC、増粘多糖 類)、乳化剤、カラメル色素、香料、(一部に乳成分・アーモンドを含む)
サーティーワンでカラメル色素使用のフレーバー ③ナッツトゥユー
ナッツ好きにはたまらない人気フレーバーですが、こちらもカラメル色素が使われているのは残念です。
画像:サーティーワン
■サーティーワン ナッツトゥユー
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴、アーモンド、カシューナッツ、ピーカンナッツ、くるみ、ピーナッツ/香料、安定剤 (CMC、増粘多糖類)、乳化剤、カラメル色素、(一部に乳成分・落花生・くるみ・カシューナッツ・アーモンドを含む)
サーティーワンの添加物が少ないフレーバーは?無添加のフレーバーはある?
サーティーワンではタール系着色料やカラメル色素が使われているフレーバーが多いことがわかりましたが、無添加で食べられるアイスはあるのでしょうか?
2024年9月現在の原材料をチェックしたところ、残念ながら添加物の使用が一切ない「無添加」のフレーバーはひとつもありませんでした。
しかし、合成着色料やカラメル色素が使われていない、最小限の添加物のみのフレーバーはありました。
サーティーワンのアイスフレーバーには粘り気をつけるための安定剤、そして乳と油分を混ぜる役割のある乳化剤の2つの添加物が必ず使われています。
こちらの2つのみの添加物使用のフレーバーは下記の2つでした。
サーティーワンで添加物が少ないフレーバー ①チョコレート
2種類のココアを使用したチョコレートはカラメル色素などが使われておらず、サーティーワンのフレーバーの中では最小限の原材料に抑えられているようです。
画像:サーティーワン
■サーティーワン チョコレート 原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、水飴、ココア/安定剤(CMC、増粘多糖類)、乳化剤、(一部に乳成分を含む)
サーティーワンで添加物が少ないフレーバー ②チョップドチョコレート
チョコレートベースのアイスクリームに砕いたチョコレートが入ったチョップドチョコレートもカラメル色素などは使われていません。
画像:サーティーワン
原材料の「チョコレート」の詳しい添加物は不明のため、乳化剤などの添加物が使われている可能背はあります。
■サーティーワン チョップドチョコレート原材料
乳製品(国内製造、外国製造)、砂糖、チョコレート、水飴、ココア/安定剤(CMC、増粘多糖類)、乳化剤、(一部に乳成分・大豆を 含む)
無添加ではありませんが、タール系着色料やカラメル色素が使われていないフレーバーを選びたい方はこちらを試すと良いでしょう。
(2024年9月現在の情報です。気になる方は最新の情報を確認してください。)
まとめ:サーティーワンはラクトアイスより「アイスクリーム」がほとんど 体に悪い着色料、添加物の使用もあるため要注意
子どもにも人気でおいしいサーティーワンですが、アイスクリームの種類はほとんどがラクトアイスではなく「アイスクリーム」でした。
植物油脂は基本的に使われておらず乳成分が多く使われているものの、体に悪いと言われているタール系着色料や添加物が使用されているフレーバーも多くあります。
見た目もカラフルで映えるのが魅力ですが、食べ過ぎないように気を付けた方がよさそうです。
ほどほどに楽しみましょう!
★ラクトアイスの危険性について書いた記事はこちら!
kenkou2020.hatenablog.com
kenkou2020.hatenablog.com
★市販の安全なアイスクリームについて書いた記事はこちら!
kenkou2020.hatenablog.com