REGZAテレビに繋いだ録画用ハードディスクで「コンテンツ情報取得中にエラーが発生しました」のエラーが発生することがよくあるようです。
筆者のテレビとハードディスクも購入して一年とわずかしか経っていない時期に、これが起こって焦りました。(^_^;)
REGZAの取扱説明書にはこのエラーが出た場合の対処法が載っていますが、その方法がダメだった場合に試してみたいことを説明します。
※基本的にはテレビメーカー、ハードディスクメーカーの取扱説明書に載っている対処法で試したうえ、それでもダメな場合はカスタマーセンターで判断を求めることを推奨します。この記事では筆者自身が行った方法です。単純に同じ方法で対処して成功するとは限らないですし、手順を間違えば機器を認識しなくなったりデータ破損につながる可能性もあります。
もちろん失敗しても補償などはできませんのでご了承ください。
余談ですが、メーカー側では問題の正確な切り分けが行われないまま間違った手順を踏まれることを危惧して、わりと単純と思われる対処法でもあえて説明書に載せていないこともあるようです。(これも筆者の経験上からの推測になります)
今回説明するトラブル解決策は以下になります。
- 最優先で行うこと ⇒ ハードディスクの診断
- ハードディスク診断のテスト項目で問題が無かった場合には次の手順に進みます。(症状別に3つの方法があります)
ということで、まず最優先して行うのはハードディスクの診断です。
診断はREGZAテレビのメニューから行いますが、自分で使っているハードディスクのメーカーから独自で提供されている診断機能等があればそれもやっておくのが良いです。また、ハードディスクメーカーのQ&Aページも参照してください。
【まずハードディスク診断から始めます】
では、まずREGZAのテレビメニューからハードディスク診断を行います。
〈テレビ本体にあるハードディスク診断の手順〉
テレビのリモコンにある「設定」ボタンを押す
⇩
「録画・再生設定」
⇩
「通常録画用USBハードディスク設定」
⇩
「動作テスト」
⇩
表示されているハードディスクを選択してリモコンの「決定」ボタンを押す
(※画像参照。複数のハードディスクをつないでいる場合はエラーの発生しているハードディスクを選択する)これでハードディスクの診断が行われます。
※参考までに筆者のケースでは、下の画像のように問題の発生しているハードディスクは「動作中」と表示されていました。
診断が終了すると「録画」「録画中の再生」「録画中の早見早聞」と3つの診断結果が表示されます。
筆者のハードディスクは3つの項目の全てが「OK」という診断結果でした。
〈診断結果によって次の2つのどちらかに進む〉
- 全てOKだった場合 ⇒ <2.テレビとハードディスクの繋ぎなおしを行う> を行う。これで改善しなかったら <3.これでも解決しなかった場合はハードディスクを登録解除して繋ぎなおす> に進む
- ひとつでもエラーが表示された場合 ⇒ 〈1.録画番組を修復する〉に進む
筆者のように「コンテンツ情報取得中にエラーが発生しました」のエラーが発生していても診断テストで全てOKになる人も多いと思います。
〈上のハードディスク診断の結果に従って以下の対応をする〉
- 録画番組を修復する(取扱説明書に記載されている方法)
- テレビとハードディスクの繋ぎなおしを行う。
- 録画用ハードディスクの再登録を行う。
参考までに、取扱説明書で「コンテンツ情報取得中にエラーが発生しました」のエラー索引から具体的な対処法として載っているは1の「録画番組を修復する」だけです。
〈1.録画番組を修復する〉
説明書の巻末に「エラーメッセージが表示されたとき」の索引があります。ここで「コンテンツ情報取得中にエラーが発生しました」の項目を見ると関連情報のページ(👉〇〇ページ)が載っています。機種によって説明書のページは違うと思いますので手元の説明書を参照してください。
このページを見ると『録画番組を修復する』方法が載っています。
(説明書記載)録画中に停電したり、電源プラグを抜いてしまったりすると録画番組が正しく保存されません~
と説明があります。(以下、操作方法等は説明書本文を参照してください)
『録画番組を修復する』については上記のような原因で発生した場合には試してみる価値はありますが、そうでない場合(電源を切ったり停電したのではない)にはこの方法で修復できる可能性は少ないと思われます。実際に筆者はこの方法を行ってみましたが「修復できませんでした」という結果でした。
とりあえずこの方法も飛ばさないでやってみてくださいね。
〈2.テレビとハードディスクの繋ぎなおしを行う〉
※必ずテレビ側のメニューから「機器の取り外し」を行ってください。
テレビのリモコンにある「設定」ボタンを押す
⇩
「録画・再生設定」
⇩
「通常録画用USBハードディスク設定」
⇩
「機器の取り外し」で上↑の画像の表示と同じようにハードディスクが選択されている状態で
⇩
「決定」を押したあと「安全に取り外しができます」とテレビ画面に表示されたことを確認してテレビと繋がれているUSBを外します。
この時、接続不良の可能性を排除するために念のためハードディスク側のUSB端子からもいったんケーブルを外して接続しなおしてください。
ホコリをかぶっている、ホコリっぽい場所に設置していた場合は念のため端子の接続部分をブロアーなどでホコリを飛ばしてください。また端子のメッキが曇っている場合にはティッシュペーパーを使って爪でティッシュペーパーを押し付けながら擦るようにして曇りを取ってください。
この作業をするとき、ナノカーボンペンを持っている人はいきなりナノカーボンペンを使用しないで、まずはティッシュペーパーで擦って磨いてからにしてください。理由は最初に酸化被膜をはがす必要があるためです。
ここまでの作業を行ったらテレビとハードディスクをつなぎます。
多くはここでエラーが消えて録画リストが見られるようになっているのではないかと思いますが、筆者の場合はここまで行っても「コンテンツ情報取得中にエラーが発生しました」の表示は消えませんでした。
〈3.これでも解決しなかった場合はハードディスクを登録解除して繋ぎなおす〉
※機器の名前を変えて登録しなおしたり、初期化しないでください。
ちなみに筆者の場合「機器の取り外し」でハードディスクを取り外してからもういちどハードディスクを接続してみても「安全に取り外しができます」という表示が消えませんでした。
ということでハードディスクの再登録を行うことにしました。
取扱説明書の「録画機器の準備をする」の「USBハードディスクの設定をする」で再登録についての説明があります。最初に必ずここを読んでください。
テレビリモコンの「設定」ボタンを押す
⇩
「録画・再生設定」
⇩
「通常録画用USBハードディスク設定」
⇩
「機器の登録」までいくと次の画面になります。
⇩
リモコン赤ボタンを押して「登録解除」します。
これでいったん登録解除が行われました。
登録解除が行われたらテレビからハードディスクのUSBケーブルを外します。
※筆者の場合「安全に取り外しができます」が表示され続けていたので検証できないのですが、通常はここでも「機器の取り外し」の手順で取り外しを行ってください。
<再登録する>
(取扱説明書参照)「使用履歴のあるUSBハードディスクを接続したとき」
「本機に登録して使用し、登録を解除したUSBハードディスクを接続した場合、以下の確認画面が表示されます。」
(画面表示)通常録画用に登録されたことがあるUSBハードディスクが見つかりました。登録時にハードディスクは初期化されません。再登録しますか?
⇩
「はい」 これで再登録されました。
筆者はここでエラーが消えて録画リストも全部もとどおりで異常もありませんでした。
その後も録画や視聴は問題なくできています。
〈販売店の保証とは別にメーカーのユーザー登録はしておきましょう〉
最近のテレビはWi-Fiに接続して各種機能をアップデートしたりUSB端子経由の拡張機能に対応した製品が多く、中身はちょっとしたパソコンのようになっています。
メーカーを問わず、このようなトラブルは新しいうちでも起こり得ます。初期不良やアップデートデータの不整合などでメーカーでの無償修理やユーザー側での対応が必要になるケースもあるようなのでメーカーのホームページなどを見てみることをお薦めします。
また、量販店の延長保証等に入っていてもメーカーのユーザー登録には面倒でも登録しておいた方が情報が得られて安心です。
〈録画用ハードディスクについての参考〉
ハードディスクの寿命はムラが大きいので10年経っても問題ないものもありますが、逆に2年未満でもお釈迦になるケースもあります。平均的にどれくらいが標準的な寿命かというのは非常に難しいのですが、早いものは本当に早いし、こればっかりは運でしかないので絶対に失いたくないデータはBlu-rayレコーダーを使ってディスクに焼いて保存というのが確実だと思います。
<意外と知らない人もいる録画用外付けハードディスクの欠点>
意外と知られていないことも多いようですが、テレビとつないだ録画用ハードディスクはテレビが変わるとそれまでハードディスクに記録していた録画データを見ることはできません。(同じメーカーの同じ機種でもダメです)これは著作権保護でそうなっています。(Blu-rayレコーダーに内蔵のハードディスク、またはBlu-rayレコーダーに外付けしたハードディスクの中身はテレビが変わっても見れます。これはBlu-rayレコーダーのなかにテレビとは独立したチューナーが内蔵されているためです。)
ですので、ハードディスクの中身のデータはテレビの寿命と同じでもあるのです。ハードディスク本体は初期化することによって、再び新しいテレビに繋いで録画用ハードディスクとして使用することは可能ですが、初期化するのでそれまでのデータは全て失います。
この欠点を改善してテレビが変わっても新しいテレビでそれまでの録画を見られるSeeQVault規格製品がありますが、テレビとハードディスクの両方がSeeQVault対応製品である必要があります。
個人的にはSeeQVault規格製品はお薦めしません。理由はSeeQVault規格が4Kに対応していないことです※1。これからさらに4Kテレビが普及していく時期だというのに4K非対応は既に規格倒れです。
※1 通常のフォーマットでは4K録画が出来ますが、データ引っ越しのできるSeeQVaultフォーマットは4K非対応
参考までに録画用ハードディスク製品のなかには商品説明の頭書きだけを見ると4K録画もSeeQVault対応だと思わせる紛らわしい説明をしているものがあるので注意してください。