サクッと解説/ インスタントラーメンの誕生と発展について
1958年、世界で初めてインスタントラーメンが日本で発売された。
麺に味をしみこませ、油で揚げて乾燥させた日清食品の「チキンラーメン」は、お湯をかけてたった3分で食べられることから、「魔法のラーメン」と言われ、瞬く間に人気商品となった。
食品メーカーの日清食品を創業した安藤百福(あんどう・ももふく)さんは、第二次世界大戦後まもない頃、屋台のラーメンを食べるために長い行列が出来ているのを見て、「おいしくて、値段が安く、保存性の高いラーメンが作れないか」と考えたのがきっかけで