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「ギブする」は綺麗事にすぎないのか?

本のアウトプット記事⑦
今回取り上げるのはこちら。

わたしはここで何度も「ギブの精神を・・」と言ってますが、この本を通じて中身をより知ったことで、自己理解を深められました。

内容は、実際にビジネスの現場で成功されたギバーと呼ばれる方々のサクセスストーリーと、周囲にいるマッチャー、テイカーとの関係性、さらにそれぞれから出された定量的なデータから、今後を自他ともに豊かな人生を送るための実践的なヒントを与えるというもの。

この本も十分にギブしてますね♪

わたしは育った環境にギバーがいない。
外の世界に少数のギバーはいましたが、数には勝てなかった。
環境移動してようやくギブの精神を育てる現在に至るので、やはり環境による影響は大きいと感じます。

その移動先のひとつであるnoteで毎日書き続けて、じわじわとスキやフォローの数を増やしている。(現在300人超え)
つまり、好感や信頼を与えていたと思っていいのかなと自分で自分を勝手に評価します。

本にも書かれてますが、速効性や確実性を求めている人はギバーになれない。
与える人が成功するまでにはとにかく時間がかかるということをあらかじめ受け入れる覚悟を持つこと・・やはりここが重要なんだと思います。

時間的に鷹揚な人でないと、ギバーにはなれない。
「いついつまでに自分にとっての利得が返ってきてほしい」などというのは、テイカーやマッチャーの発想だ。

GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代

このメッセージを見たとき、
「確かにそうだ!」と納得しました。

ただ、誰にでもひたすらに与えればいいというわけではありません。
なぜなら、テイカーに都合良く利用されやすくなるから。

自分や大切な誰かを、ビジネスにおいては組織や顧客などを守るためには、時に毅然とした態度で臨むことが望ましいということです。

テイカーは悪知恵をフル活用して急成長します。人脈・お金・発言力も手に入れ、状況を自在に操る。
そのテイカーに負けない精神力と行動力が試される場面は繰り返し起こるものでしょう。

精神力と行動力の中身は信じること。
結果も大事だけど、経験というプロセスを学ぶことに重点を置いている。
ギバーに対してそのような印象を受けます。

ギバーは損しやすいとされますが、
豊かな人間力が空気という流れに乗って周りに伝わるのか、気づいたら大切な人たちが集まっていた。
理想が現実に変わるまでは長いけど、来たら来たであっという間なんでしょう。

他にも、テイカーをギバーに変えるヒントや、困った人を助ける根本的な理由を考察するなどボリューム感のある一冊。
読んで良かったと思える本がまたひとつ増えました。

結局のところ、綺麗事なのか?
そうとも言えるし、そうとも言えないのが
わたしの答えです。

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