nanamaru770

ジムでの運動、小説を読む、浦和の試合観戦、ドライブ、シングルモルトウイスキー、杉の木を…

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ジムでの運動、小説を読む、浦和の試合観戦、ドライブ、シングルモルトウイスキー、杉の木を見ることが好き。 長野県に憧れていて軽井沢に良く出没する。 知人にはnoteをやっていることを明かしていない。 記事見たら気付くかも知れないけれど...。 バレても身元は明かしません。笑

最近の記事

読書記録(さよなら仕方を教えて)

一条岬さんの作品は、『今夜、世界からこの恋が消えても』、『今夜、世界からこの涙が消えても』に続いてのチャレンジ。 物語のテーマは今夜、世界からの2作品と同様。 大切な人を失った世界を認識して、その世界で大切な人への想いを大切にしつつ、いかに生きて行くのか。 この作品もなかなか切ないです。 恋人を亡くした樋口くんが、彼女だった水瀬さんの埋めたタイムカプセルを掘り起こすと、 中には玩具の婚姻届が入っていて、そこには2人の名前が書いてある。 思わず頬が緩むのだけど泣きそ

    • 読書記録を(盲目的な恋と友情)

      『恋』と『友情』の二部構成。 タイトル通りの小説でした。 大学オーケストラの同級生の蘭花と瑠利絵。そのオーケストラに迎えられた指揮者の茂実を中心に物語は進む。 『恋』では、茂実と蘭花の盲目的な恋を蘭花の視点から、 『友情』では、茂美と蘭花の恋を蘭花に対する瑠利絵の盲目的な友情を絡めた瑠利絵の視点から、 同じ物語を語る。 終盤ではミステリー要素もあり、なかなかに読み応えがあった。 純粋な恋愛小説が好きなので、自分の好みとは少し離れた小説だったけれど、終盤の100ペ

      • 読書記録(女のいない男たち)

        村上春樹さんの短編集。以下の6つの短編。  ・ドライブマイカー  ・イエスタデイ  ・独立器官  ・シェエラザード  ・木野  ・女のいない男たち イエスタデイはとても良かった。 幼馴染みのカップル、木樽と栗谷えりか。木樽とバイトで知り合った谷村。 浪人生だけれど受験勉強に目的を見いだせない木樽。 木樽を優しく見守る大学生の栗谷えりか。 木樽の勧めで栗谷えりかとデートする谷村。 20歳の頃に3人は出会う。 木樽と栗谷えりかは、木樽が気ままな生き方を選んで結ばれ

        • 読書記録(4月になれば彼女は)

          恋人同士でいた頃のことが心のどこかに引っ掛かっている主人公のハルと藤代。 付き合っていた時に共有していた気持ち、それはとても得難いもので、別れてからそれがとても素晴らしいことだったと気付く。 何となくだけどその感覚はわかるような気がする。 余命を宣告されたハルが世界を旅して、藤代と付き合っていた頃を回想するお話。 大切なものを無くしてからその価値に気付く、そうならないように日々過ごして行きたいと思いますね。

        読書記録(さよなら仕方を教えて)

          2024年8月の読書記録

          対岸の彼女 角田光代 TVピープル 村上春樹 傲慢と善良 辻村深月 はつ恋 村山由佳 短編集はあまり好きではないけれど、TVピープルは特別。 『我らの時代のフォークロア-高度資本主義前史-』が好きなだけなのだけれど😊 『対岸の彼女』も良かった。 本屋大賞とか直木賞とかに輝いた作品は何かしら読書を惹くものがある。

          2024年8月の読書記録

          読書記録(はつ恋)

          村山由佳さんの作品は初めて。 幼馴染みが、お互いバツ2を経て出会い、恋人同士として過ごしていくお話。 う〜ん、あまり響かなかったな。 そんな中、『台風一過』を『台風一家』だと思っていたとの一節。 僕もそう思っていて、年にいくつも台風が来るのは家族が沢山いるからとだと思っていた😅

          読書記録(はつ恋)

          読書記録(傲慢と善良)

          辻村深月さんに初めてチャレンジ。 ざっくり内容を紹介すると30代の婚活の小説。 主人公の女性・真実が、交際相手の架の気持ちを確かめるために嘘をつく。 相手の気持ちを確かめるための駆け引き。 恋愛から結婚に至るには、この駆け引きをお互い繰り返し、ふとした時に結婚しても良いという想いに至るのかなと。 恋人同士の期待や不安が描かれていて、自分の結婚前のお付き合いを思い出したよね。

          読書記録(傲慢と善良)

          読書記録(対岸の彼女)

          第132回直木賞受賞作品 角田光代さんの小説は初めて 人と接することが億劫になったり、怖さを感じることはわかる気がする 気に入らなければほっといてくれれば良くて、陰であれこれ言ってくれなくても良いかなと 主人公2人とも過去に人間関係で悩んだ経験あり 20年前の直木賞受賞作品だけど、人との接し方に悩む現代の若い世代を描いているような気がしました 人間関係で悩むのは若者だけでなく、おばさん、おじさんも同じですけどね😅

          読書記録(対岸の彼女)

          読書記録(TVピープル)

          村上春樹さんの短編集です。 この中の一つ、『我らの時代のフォークロア -高度資本主義前史-』、この作品がとても好きです。 予備校の英語テキストに一説が紹介されていて、当時、無性に読みたくなったのを覚えている。 たぶん、高校3年生の時に読んだから響いたのだと思う。 これより前、これより後、どちらのタイミングで読んでも響かなかったかも知れない。 TVピープルはこの短編を読み返すために手元に置いてある。 村上春樹さんに惹かれたのは、『我らの時代のフォークロア-高度資本主

          読書記録(TVピープル)

          2024年7月の読書記録

          ダンス・ダンス・ダンス(上下) 村上春樹 今月はこの作品のみ。 3週間かけてじっくり読みました。

          2024年7月の読書記録

          読書記録(ダンス・ダンス・ダンス)

          この作品をより楽しむなら、  ・風の歌を聴け  ・1973年のピンボール  ・羊をめぐる冒険 この3作品を読んでからが良い。 少なくとも羊をめぐる冒険は読んでおきたい。 講談社から出版されている村上春樹さんの初期の作品がとても好きです。 正直に言うと読んでも良く分からなくて、どんな話なのと聞かれても上手く説明できない。 いわゆる村上ワールド作品にとても惹かれます。 何度読んでも飽きない。何度読んでも作品に惹き込まれる。 今年は色々な作家さんの作品を読んでいて、惹

          読書記録(ダンス・ダンス・ダンス)

          2024年6月の読書記録

          約束の冬(上下) 宮本輝 夜のピクニック 恩田陸 この気持ちもいつか忘れる 住野よる 6月は4冊と少なめ。 今月は夜のピクニックが一番良かった。 残念ながら『この気持ちもいつか忘れる』は、作品に惹き込まれる感じはなかった。 そのせいもあるのか読むペースは遅かった。 でも共感できる部分はあり、悪くなかったかな。

          2024年6月の読書記録

          読書記録(夜のピクニック)

          恩田陸さんについては何にも知らないのだけれど、本屋さんで第二回の本屋大賞に輝いた作品と紹介されていたので買ってみた。 ひたすら歩く高校行事を描いた作品。 サクサク読み進められた。 本屋大賞を獲得した作品は、『海賊と呼ばれた男』『流浪の月』に続いて三作品目。 どれも引き込まれて行くんだよなぁ。 読みたい本が見つからない時は本屋大賞受賞作を読もうかな。

          読書記録(夜のピクニック)

          読書記録(約束の冬 上・下)

          小説は裏表紙の内容紹介で興味を惹かれないと読まない。 約束の冬も内容紹介に惹かれて買ったけど、初めて読む小説かと思ったら実は2度目だった。 上巻の105ページ、乳癌を患った奥さんが夫に『あなたがおっぱいにさわってくれなかったから...』という一節がある。 この作品、何故かこの一節だけは明確に記憶していて、あぁ読んだことがあったんだと。笑 宮本輝さんの作品には人生の行動規範が確立された人物が良く登場する。 自分も年相応の行動規範を持ちたいけれど、まだまだです。

          読書記録(約束の冬 上・下)

          ジムワーク 2024年5月

          2024年5月の記録 トレーニング回数 21回 消費カロリー 7252kcal GW中はほぼジム通い。 消費カロリーは多め。 ジム友と和気藹々、楽しいジムワークでした。

          ジムワーク 2024年5月

          2024年5月の読書記録

          獣の戯れ 三島由紀夫 寂庵説法 瀬戸内寂聴  死に支度 瀬戸内寂聴 今夜、世界からこの恋が消えても 一条岬 今夜、世界からこの涙が消えても 一条岬 滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう すみれ荘ファミリア 凪良ゆう ハツコイハツネ 持地佑季子 今月は一条岬さんの2作品が良かったです。とても切ない作品で思わず涙した。 あとがきの作者から読書へのコメント、作家さんの人柄にほっこりしました。 6月は少し長めの作品を用意しているので、5-6冊しか読めないかも。

          2024年5月の読書記録