三浦るぴん

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座右の銘は「無限兎を追う者は有限兎をも得ず」。 毎日お昼12時に小説やエッセイ、創作に関することなどを投稿しています! みなさまのご意見やご要望もお待ちしています! コメントやメッセージなどは、お気軽にお願いします! ※18禁の小説もありますので、お気をつけて……!

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  • 三浦るぴんの日記と雑記と報告とエッセイなどをまとめたマガジン

    三浦るぴんが書いた日記と雑記と報告とエッセイなどをまとめたマガジンです。三浦るぴんが日々、思ったことを書いたものが多いです。よろしくお願いします。

  • きっと、この恋は永遠に実らない。

    新感覚ファクションラブコメ小説のマガジンです! よろしくお願いします!

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    三浦るぴんが勉強した記録の記事です。

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    三浦るぴんがAIに質問して、その内容をまとめた記事のマガジンです。小説に関する内容の記事が多いです。よろしくお願いします。

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    三浦るぴんの実体験を元に書いた私小説です。よろしくお願いいたします。

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【お知らせ】このアカウントの方向性について(2024/01/03現在)

お疲れ様です。三浦るぴんです。 最近、AI記事の投稿が多くなってきました。 自分としては、自分の書いた文章で評価されることが一番いいことであるということをわかっているのですが、どうしてもAIが書いた記事で毎日投稿してしまう日々を繰り返してしまいます。 そこで、私は割り切ることにしました。 このnoteアカウントは毎日、記事を投稿するためのアカウントとして使うことを決めました。 まぁ、すでにやっていることですが、もう、なんでもアリです。 なんでもやります。 そうで

    • 当たり前は当たり前じゃない(エッセイ)

      当たり前は当たり前じゃない。 最近、観た演劇にも、そんな台詞が出てきました。 そうですね。当たり前は当たり前じゃない。 私も最近、思っていたことです。 当たり前は当たり前じゃない、と。 つまり、生きることは当たり前じゃない。 常に死は、私たちの隣にあるのだと。 この前の災害は、そういうふうに思わされました。 ご冥福をお祈りいたします。

      • きっと、この恋は永遠に実らない。第36話(第1部最終回)「終わる革命」

          *  IQテストの結果が返ってきた。  僕のIQは九一だった。  その数字が、なにを示すのかはわからないが、九一という数字の響きは好きだった。  だって僕は一九九一年生まれだし、関連性がありそうだし……まあ、ないけど。  ゴーショーさんがIQテストの結果を知りたいと聞いてきた。 「僕のIQは九一です!」 「キミはIQの平均値が一〇〇ということを知っているかい?」  僕は首を横に振る。 「つまり、キミはIQ九分バカというわけだ。通りで今まで話が、かみ合わな

        • きっと、この恋は永遠に実らない。第35話「すべてが嘘である真実」

            *  ――二〇一三年二月二十八日――夜。  だめだ。  もう限界だ。  音が聞こえる。  声が聞こえる。  この二週間ずっと我慢して耐えてきたけど、耐えることは無理だと身体が告げている。 『ニュース速報です! 久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》が我が日本《ひのもと》の刑務所から脱走し、海外の某国らと手を組んで、日本《ひのもと》を滅ぼすという犯行声明を出しました!』  ……という情報が僕の耳に流れた。  まるでゲームのように事が進む。  僕は、なにが現実で

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        記事

          きっと、この恋は永遠に実らない。第34話「矛盾する病」

            *  ――二〇一三年二月六日――朝。 「今日は神憑《かみつき》さんに大事な……お話があります」  主治医の先生が言った。  父さんと母さんも僕のところへ来ていました。  先生は両親に向かって……こくんと、うなずいた。  なにか僕に隠し事をしていたのだろうか?  ――先生は改めて僕のほうを向いた。  先生は口を開く。 「神憑《かみつき》さん、あなたは、ある病気に侵されています」  ――病気?  先生は再び口を開く。 「あなたは矛盾症候群《むじゅんしょ

          きっと、この恋は永遠に実らない。第34話「矛盾する病」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第33話「真実は嘘である」

            *  僕は天井を向いて、なにも考えずに、ぽけーっ……としていた。  まるで生気を失っているかのような……そんな感覚だった。  そういえば、綿里《わたり》さんは……どうなったんだろ?  僕のせいで、なにか言われていないだろうか?  TK――創造神ミラの彼女って思われるのは実際どうなんだろ?  迷惑ではないだろうか?  綿里《わたり》さん……綿里《わたり》さんに会いたいよ……でも、もう嫌われているのかもしれない。  あのG行為をどこかに設置されたカメラで全国的

          きっと、この恋は永遠に実らない。第33話「真実は嘘である」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第32話「欲に駆られて」

            *  今日は脳波の検査の日だ。  脳波に異常がないか確かめるための検査だ。  僕はクリームの付いた電極が頭の隅々にまで貼られていくのを見守っていた。  ――脳波の検査が開始される。 『こっ、これは……すごい!』  誰の発言なんだろう?  誰なのかは知らないけど……僕のことを実況している人がいるのだろうか?  僕には、よくわからない感覚が脳の中を駆け巡っていた。 「……脳波の検査を終了します。お疲れさまだった」  頭に装着されていた電極が外されていく。

          きっと、この恋は永遠に実らない。第32話「欲に駆られて」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第31話「響く声」

            *  ――昼。  昼ご飯をすべて食べ終わると、どこからか歓声の声が響く。  ご飯を食べることに、ためらいがなくなった(味はしないけど)。  それくらい今の生活が(楽じゃないけど)楽なんだなと勝手にひとりで納得した。  部屋に戻ろうとすると、廊下から声が聞こえた。 『あいつだけおいしい思いをして不平等じゃない?』 『なんで……あいつが褒められるポジションにいるんだよ? あいつのポジションは、そこじゃない!』 『あいつは世界に反逆したんだ! だから実際は犯罪者

          きっと、この恋は永遠に実らない。第31話「響く声」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第30話「酔いが覚めるころ」

            *  僕は久しぶりにベッドの上で目覚めた。  疲れが完全に取れたというわけではなかったが、目覚めはよかったので結果オーライだろう。  声を探ってみる。 『おっ、目覚めたようだぞ』  誰かの声を確認する。  まるで監視されているようだ。  そういえば、この部屋って監視カメラがあるんだっけ。  ……あー、あるある。  しかし、どの部屋にも監視カメラがあるんだな。  なにかを察知するためか?  僕が正直に思ったこと――監視カメラは患者にとってデメリットにな

          きっと、この恋は永遠に実らない。第30話「酔いが覚めるころ」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第29話「祭りのさなか」

            *  ――僕が四人部屋に戻ると、看護師さんが僕の部屋に入ってきた。 「神憑《かみつき》さん、次の検査の日程を書いた紙です。ここに置いておきますね」  紙を置くと、看護師さんは去っていった。  ――なになに……一月十七日に脳波の検査、一月十八日にMRIの検査か。  どれも脳に関連する検査だ。  これで僕の変化の秘密が、わかるってわけだな。  僕は納得した、勝手に。  そんなことを考えているとき、あるひとりの患者さんが僕のほうに話しかけてきた。 「初めまして

          きっと、この恋は永遠に実らない。第29話「祭りのさなか」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第28話「閉ざされた場所」

            *  僕のことを誰かが……つぶやいたような声が聞こえた。 『ああ、あいつ変わったよ。あいつは親に逆らうような行動を……今まで、めったにしなかった』 『……あいつは変わろうとしてるんだ。この世界に対抗するために……』  ああ、僕は戦うと覚悟を決めてるんだ。  この世界と、わかりあうために。  僕は、この世界を革命するんだ。  世界が僕と、ともにあるために。  TKになるんだ。  ――僕は母さんの車に乗って病院へ向かった。  車のラジオからは。 『世界は

          きっと、この恋は永遠に実らない。第28話「閉ざされた場所」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第27話「僕は世界をひとつにする」

            *  久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》とは、かつて僕を奈落の底へ突き落した男の名前だ。  思い出せば思い出すほど碌な思い出がない。  僕は復讐するために、ここまで大がかりな仕掛けを考え抜いた。  僕自身が有名になることで彼の情報が、どこかで出てくると思ったんだ。  おそらく僕が住んでいたコーポ石畳の住人から久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》が僕にしていたことの情報が流れたのだろう。  僕が芸能界をめざしていた理由は、久地谷《くちたに》騎繁《きしげ》という存在を有

          きっと、この恋は永遠に実らない。第27話「僕は世界をひとつにする」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第26話「始まる革命」

            * 『神憑《かみつき》武尊《たける》のプロフィールは……――』  ――外から僕のことを解説する声が聞こえる。  外から僕のプロフィールやら僕が危機に陥っている情報が音声として流れ出している。  時間は、もう午前一時を回っている。  今日は十四日だ、一月の。  ――僕の携帯が鳴る。  電話の相手は……セウくんだ。 『やあ、タケちゃん久しぶり! 元気にしてた?』 「元気というほどでもないよ。……それよりも聞きたいことがあるんだ」 『なんだい?』 「僕の情

          きっと、この恋は永遠に実らない。第26話「始まる革命」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第25話「現実からの乖離」

            *  ――僕はナイトー先生の研究室に行った。  文章作法の授業を中断してだ。  なにかシリアスな空気が僕を惑わせる。 「最近のおまえを見てると、なんだか疲れているように思えるぞ」 「すみません。周りが僕を攻撃してくるんです」 「攻撃? どういう意味だ?」 「陰口を使って僕を脅そうとしているんです。周りのみんながグルになって僕を、なにかに……はめようとするんです」  ナイトー先生は黙った。  なにか意味を理解しているようだった。 「神憑《かみつき》、おま

          きっと、この恋は永遠に実らない。第25話「現実からの乖離」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第24話「乱舞する日常」

            *  冬休みが終わった大学に通うと、ある変化が見られた。 『うん、もう知ってる』 『神憑《かみつき》の好きな人が変わったんだって』 『名前は?』 『綿里《わたり》未雪《みゆき》って名前なんだって』 『へえ、心変わり早いな』 『主役さんは、もう、どうでもいいってこと?』 『かわいそう、主役さん』  僕の行動は、どこから知られているのだろうか?  まるで、どこかの常識のように語られている。 『綿里《わたり》さんと付き合うのかな?』 『でも、遠距離だし』

          きっと、この恋は永遠に実らない。第24話「乱舞する日常」

          きっと、この恋は永遠に実らない。第23話「初恋の残骸」

            *  僕はホテルで寝ようと身支度を整えようとしたが、心に引っかかりが芽生えた。  突如、僕の中に迷いが感じられる。  沈黙のまま、時間だけが流れていく。  いつの間にか僕は声を荒げていた。  このままじゃ、だめな気がしたんだ。  僕は彼女に、なにを伝えるべきなんだろう?  時間だけが過ぎていく。  このままじゃダメだ!  どうして彼女に執着しなければならないのだろう?  そういえば……僕は黒髪の美少女というワードを、どこから見つけてきたのだろう?  

          きっと、この恋は永遠に実らない。第23話「初恋の残骸」