ヒラリー氏が対話集会に登場 「候補者」らしい発言連発

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ヒラリー・クリントン氏がタウンミーティング

ワシントン(CNN) 回顧録「Hard Choices」を発売したばかりのヒラリー・クリントン米元国務長官は17日、米CNNが主催したタウンホール・ミーティング(対話集会)に出席し、ベンガジの米領事館襲撃事件や出馬の観測が出ている2016年大統領選などについて率直に語った。

米大統領選への出馬がうわさされるクリントン氏は、出馬の決断を急ぐつもりはなく、当分決断を下すつもりもないと述べたが、司会者とのやり取りの中で、時折、元国務長官としてだけでなく、あたかも大統領候補であるかのように発言し、振る舞う姿が見られた。

以下は、クリントン氏の大統領候補らしい発言が聞かれた6つの話題だ。

1.ベンガジの米領事館襲撃事件

12年にリビア東部で発生した米領事館襲撃事件に国務長官として対応したクリントン氏は、同事件の首謀者とされるアハメド・アブカタラ容疑者が拘束されたことについて「大変うれしい」と述べた。しかし、事件については「まだ情報が不十分」とし、当時の対応の是非については言及を避けた。

2.銃規制

クリントン氏は、米国民は銃について「じっくり考えた上で話し合う」必要があるとしたものの、少数者による多数者への脅迫があるとの見方を示し、銃を持つ権利を訴える活動家らを厳しく批判した。同氏は著書の中でも、銃規制の厳格化の必要性を訴えている。

3.不法移民の国外退去問題

クリントン氏は著書の宣伝ツアー中、移民制度改革を強く支持し、反対者に対し「移民の国であることこそ米国の最大の強みであることを理解していない」と厳しく批判していた。しかし対話集会では、不法移民の国外退去を進めるオバマ大統領について「大統領といえども法で課された義務は守らなくてはならない」と擁護した。

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