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「Ivanti CSA」にあらたなゼロデイ脆弱性 - 前回パッチで偶然修正済み

Ivantiは現地時間9月19日にセキュリティアドバイザリを公開し、「Ivanti Cloud Services Appliance(CSA)」に関するあらたな脆弱性を明らかにした。

「同4.6」にパストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-8963」が明らかとなったもの。リモートより認証なしに制限された機能へアクセスすることが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「9.4」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。すでに悪用が確認されている。

「CVE-2024-8190」の悪用が判明し、調査している過程で「CVE-2024-8963」を偶然発見したという。「CVE-2024-8963」を用いることで「CVE-2024-8190」に対する攻撃が可能となり、任意のコマンドが実行できるとしている。

同社では現地時間9月10日に「CVE-2024-8190」を修正する「同4.6 パッチ519」をリリースしたが、同パッチで機能の一部を削除したことにより、「CVE-2024-8963」についても偶然修正していたと説明。脆弱性の解消には同パッチを適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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