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京都で3歳の男の子餓死、児童虐待で父親ら逮捕

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年10月25日】 朝日新聞とスポーツニッポンによると、京都府長岡京市の3歳の男児の保護者が、しつけだとして食事を与えず男児を餓死させたとして、向日町署は、男児の父親と、同居していた内縁の女を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕・送検した。

逮捕されたのは佐々木貴正容疑者(28歳)と、佐々木容疑者の自宅で同居していた無職の西村智子容疑者(39歳)の2名。2人は9月中旬に佐々木容疑者の長男・拓夢君(3つ)に対し、「3つになってもオムツが取れないから」と言って、食事を4-5日に1回程度のコーンフレークしか与えなかった。

スポニチによると、10月22日午前11時ごろ「子供がぐったりして動けない」との119番通報があり、救急隊員が拓夢君を搬送したが死亡。司法解剖の結果死因は餓死とわかった。また、死亡した当時の体重は7kgだった。これは3歳児の標準の約半分という。また朝日新聞によると、長女も3月28日未明に1人で歩いていたところを発見され、その時に手足にアザが確認されたという。

また、読売新聞によると京都市にある京都府京都児童福祉相談所は、拓夢君の虐待の疑いがもたれる情報が6月から10月にかけて合計5件あったにも拘らず立ち入り調査を行わず、それを京都府警察本部にも伝えていなかったという。

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