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日本の競馬が「国際パート1」昇格

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年11月28日】

読売新聞によると、国際サラブレッド競売人協会(SITA)は11月20日、日本競馬を、国際競走基準の最高位・パート1にランクすることを決め、日本中央競馬会に伝えた。

このパート1には欧州アメリカなどこれまで15カ国が指定され、今回の日本が16カ国目、アジアにおいてもアラブ首長国連邦(UAE)に次ぐ2カ国目になる。これまで日本の格付けはパート2で「国外の競走馬に開放された国際レースが少ない」ためという理由だった。

このパート1へ昇格されることによって、競走馬の国際的な血統書に「重要競走(国際グレード指定)」として記載される競走が日本で増えることになり、日本の競馬競走の格が高まり、競走馬売買の競争力向上にも繋がるとしている。

ラジオ日経によると、国際格付けを取得できる競走(暫定)は、GIが12、GIIが15、GIIIは33の全体で60。これらにはジャパンカップなど既に国際グレードに指定されている13レースも含まれている。高橋政行日本中央競馬会理事長は「今回名実ともに、日本の競馬・生産のレベルが世界の一流国として認められたということであります。1981年にジャパンカップを開催して以後、世界に通用する競馬競走を目指してきました。競馬関係者の思いと努力が結実し、喜びに堪えません。パート1加盟は日本競馬の到達点ではなく通過点で、これをきっかけにより世界の競馬の発展に寄与していきたいと思います」とコメントした。

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