「奥村易英」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
Omaemona1982 (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
| (16人の利用者による、間の20版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
{{複数の問題| |
|||
'''奥村 易英 '''（よこやま やすひで、[[元亀]]2年（[[1571年]]）- [[寛永]]20年（[[1644年]]）） は、[[加賀藩]]年寄。加賀八家奥村分家初代当主。 |
|||
|出典の明記=2015年1月7日 (水) 23:27 (UTC) |
|||
|参照方法=2015年1月7日 (水) 23:27 (UTC) |
|||
}} |
|||
{{基礎情報 武士 |
|||
| 氏名 = 奥村易英 |
|||
| 画像 = |
|||
| 画像サイズ = |
|||
| 画像説明 = |
|||
| 時代 =[[江戸時代]] |
|||
| 生誕 = [[元亀]]2年（[[1571年]]） |
|||
| 死没 = [[寛永]]20年[[12月21日 (旧暦)|12月21日]]（[[1644年]][[1月30日]]） |
|||
| 改名 = 又十郎→可郷→栄郷→易英 |
|||
| 別名 = 又十郎、主殿、備後守、因幡守、栄卿 |
|||
| 戒名 = 放光院傑心自英居士<ref>『野田山 加賀八家墓所調査報告書』P71.</ref> |
|||
| 墓所 = [[野田山|野田山墓地]] |
|||
| 官位 = |
|||
| 主君 = [[前田利家]]→[[前田利長|利長]]→[[前田利常|利常]]→[[前田光高|光高]] |
|||
| 藩 = [[加賀国]][[加賀藩]][[藩士|士]] |
|||
| 氏族 = [[奥村氏]] |
|||
| 父母 =父：[[奥村永福]] |
|||
| 兄弟 = [[奥村栄明|栄明]]、'''易英'''、[[奥村栄頼|栄頼]] |
|||
| 妻 = [[横山長隆]]の女 |
|||
| 子 = [[奥村和忠|和忠]]、[[奥村易貞|易貞]]、篠原監物重好室、[[多賀秀識]]室、正富（養子、多賀秀識の次男） |
|||
}} |
|||
'''奥村 易英'''（おくむら やすひで）は、[[安土桃山時代]]から[[江戸時代]]前期にかけての[[戦国武将|武将]]。[[前田氏|前田家]]の家臣、[[加賀藩]]年寄。[[加賀八家]][[奥村氏|奥村分家]]初代当主。発給文書で確認される実名は'''可郷'''（慶長期）<ref>白山万句奉納の[[奥村栄頼|奥村孝行]]（栄頼）、[[横山長知]]、[[横山康玄]]主催の連歌会に名前が見える。</ref>→'''栄郷'''（元和期）→'''易英'''（寛永期）。 |
|||
== 生涯 == |
|||
父は[[奥村永福]]。兄弟は[[奥村栄明]]、[[奥村栄頼]]。正室は[[横山長隆]]の娘。子は[[奥村和忠]]、奥村易貞、篠原監物重好室、多賀左兵衞秀識室。養子に奥村正富。初名栄卿。幼名又十郎。通称主殿、備後、因幡。 |
|||
元亀2年（[[1571年]]）、前田氏家家臣・奥村永福の子として誕生。 |
|||
[[天正]]12年（[[1584年]]）[[佐々成政]]に[[末森城]]を攻められた際に父や兄と共に城を守る。その後1000石の知行を賜り世子[[前田利常]]に仕える。天正18年（[[1590年]]）[[小田原 |
[[天正]]12年（[[1584年]]）、[[佐々成政]]に[[末森城 (能登国)|末森城]]を攻められた際に父や兄と共に城を守る（[[末森城の戦い]]）。その後、1000石の知行を賜り世子、[[前田利常]]に仕える。天正18年（[[1590年]]）、[[豊臣氏]]の[[小田原征伐]]に出陣し[[八王子城]]攻めで戦功を立てる。また、[[慶長]]5年（[[1600年]]）、[[大聖寺城]]攻めで戦功を立て2000石加増される。慶長19年（[[1614年]]）、[[大坂の陣#大坂冬の陣|大坂冬の陣]]に従軍して真田丸の戦闘に参加し、4500石を加増される。慶長20年（[[1615年]]）の[[大坂の陣#大坂夏の陣|大坂夏の陣]]では父・永福と共に[[金沢城]]の留守居を務めた。[[元和 (日本)|元和]]2年（[[1616年]]）に加賀藩家老となり、[[前田利次]]や[[前田利治]]誕生の際には[[蟇目|蟇目役]]を務めた。また父の死後、遺領3300石を相続している。 |
||
慶長19年（[[1614年]]）[[大坂冬の陣]]に利常に従い出陣し真田丸の戦闘に参加。4500石を加増される。慶長20年（[[1615年]]）の[[大坂夏の陣]]には父永福と共に[[金沢城]]の留守居を務める。[[元和]]2年（[[1616年]]）家老となる。 |
|||
寛永20年（1643年）10月光高の江戸出仕の際に、[[前田貞里]]と共に金沢城代に任命された（再任）<ref>『金沢城代と横山家文書の研究』</ref>が、同年12月21日に死去、享年73。 |
|||
| ⚫ | |||
| ⚫ | |||
== 脚注 == |
|||
{{脚注ヘルプ}} |
|||
{{Reflist}} |
|||
== 参考文献 == |
|||
*『金沢城代と横山家文書の研究』「金沢城史料叢書5」石川県教育委員会文化財課金沢城研究調査室編集、2007年 |
|||
*『野田山加賀八家墓所調査報告書』「金沢市文化財紀要280」金沢市、2012年 |
|||
*『加賀藩史稿』 |
|||
{{加賀八家奥村宗家当主|[[奥村氏|奥村分家]]|1584年 - 1644年|初代}} |
|||
{{DEFAULTSORT:おくむら やすひて}} |
{{DEFAULTSORT:おくむら やすひて}} |
||
[[Category: |
[[Category:戦国武将]] |
||
[[Category:加賀藩士]] |
|||
[[Category:奥村内膳家|やすひて]] |
|||
[[Category:1571年生]] |
[[Category:1571年生]] |
||
[[Category:1644年没]] |
[[Category:1644年没]] |
||
2023年1月9日 (月) 18:16時点における最新版
 |
| 時代 | 江戸時代 |
|---|---|
| 生誕 | 元亀2年（1571年） |
| 死没 | 寛永20年12月21日（1644年1月30日） |
| 改名 | 又十郎→可郷→栄郷→易英 |
| 別名 | 又十郎、主殿、備後守、因幡守、栄卿 |
| 戒名 | 放光院傑心自英居士[1] |
| 墓所 | 野田山墓地 |
| 主君 | 前田利家→利長→利常→光高 |
| 藩 | 加賀国加賀藩士 |
| 氏族 | 奥村氏 |
| 父母 | 父：奥村永福 |
| 兄弟 | 栄明、易英、栄頼 |
| 妻 | 横山長隆の女 |
| 子 | 和忠、易貞、篠原監物重好室、多賀秀識室、正富（養子、多賀秀識の次男） |
奥村 易英（おくむら やすひで）は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将。前田家の家臣、加賀藩年寄。加賀八家奥村分家初代当主。発給文書で確認される実名は可郷（慶長期）[2]→栄郷（元和期）→易英（寛永期）。
生涯
[編集]元亀2年（1571年）、前田氏家家臣・奥村永福の子として誕生。
天正12年（1584年）、佐々成政に末森城を攻められた際に父や兄と共に城を守る（末森城の戦い）。その後、1000石の知行を賜り世子、前田利常に仕える。天正18年（1590年）、豊臣氏の小田原征伐に出陣し八王子城攻めで戦功を立てる。また、慶長5年（1600年）、大聖寺城攻めで戦功を立て2000石加増される。慶長19年（1614年）、大坂冬の陣に従軍して真田丸の戦闘に参加し、4500石を加増される。慶長20年（1615年）の大坂夏の陣では父・永福と共に金沢城の留守居を務めた。元和2年（1616年）に加賀藩家老となり、前田利次や前田利治誕生の際には蟇目役を務めた。また父の死後、遺領3300石を相続している。
寛永20年（1643年）10月光高の江戸出仕の際に、前田貞里と共に金沢城代に任命された（再任）[3]が、同年12月21日に死去、享年73。
家督は嫡男・和忠が先立って死去したため、奥村庸礼が嫡孫承祖した。また外孫の正富も養子となり1000石を賜り、分家して馬廻組となった。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『金沢城代と横山家文書の研究』「金沢城史料叢書5」石川県教育委員会文化財課金沢城研究調査室編集、2007年
- 『野田山加賀八家墓所調査報告書』「金沢市文化財紀要280」金沢市、2012年
- 『加賀藩史稿』
