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鹿児島中央駅

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鹿児島中央駅
ファイル:Kagoshima Chuo Station 01.jpg
現駅舎正面(2008年7月13日撮影)
かごしまちゅうおう
Kagoshima-Chūō
所在地 鹿児島県鹿児島市中央町1-1
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
駅構造 高架駅(新幹線)
橋上駅(在来線)
ホーム 2面4線(新幹線)
3面6線(在来線)
乗降人員
-統計年度-
34,413人/日
-2006年-
開業年月日 1913年大正2年)10月11日
乗入路線 3 路線
所属路線 九州新幹線
キロ程 126.8 km(新八代起点)
川内 (35.3km)
所属路線 鹿児島本線
日豊本線直通含む)
キロ程 46.1 km(川内起点)
広木 (4.6 km)
(3.2 km) 鹿児島
所属路線 指宿枕崎線
キロ程 0.0 km(鹿児島中央起点)
(2.2km) 郡元
備考 みどりの窓口 有
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鹿児島中央駅前電停
鹿児島中央駅前電停(2007年5月)
かごしまちゅうおうえきまえ

Kagoshima Chūōekimae
高見橋 (0.3 km)
(0.4 km) 都通
所在地 鹿児島県鹿児島市中央町
所属事業者 鹿児島市交通局
所属路線 鹿児島市電2系統
キロ程 2.9 km(鹿児島駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1915年12月17日
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改札付近の自由通路と待合室の様子(2006年8月)
新幹線ホーム(2004年7月)
在来線ホーム(2006年8月)
西口(2004年7月)
アミュプラザ鹿児島(左側が東口)
キャンセビルと東口周辺
東口周辺の様子
アミュプラザ鹿児島の観覧車は昼も夜も鹿児島のランドマークである
ファイル:Statue of Kagohima Station.jpg
若き薩摩の群像
鹿児島中央駅広場 中村晋也作

鹿児島中央駅(かごしまちゅうおうえき)は、鹿児島県鹿児島市中央町1-1に所在する九州旅客鉄道(JR九州)のである。

2004年3月の九州新幹線開業以前は西鹿児島駅の名称であった。

鹿児島市交通局鹿児島中央駅前電停(かごしまちゅうおうえきまえでんてい)についてもここで記す。

概要

JR九州の駅では博多駅小倉駅に次ぐ乗降客数第3位の駅で、私鉄を含めると乗降客数は九州の駅で第11位となる。

1927年までは武駅(たけえき)、2004年3月までは西鹿児島駅(にしかごしまえき)という名称であった。「西」が付いているが国鉄時代から鹿児島市の実質的な中心駅として機能していた。九州新幹線の開業に伴い、「西鹿児島」から「鹿児島中央」へ改称されたが、これは実態に追随したものと言える。地元での通称は「中央駅」、以前は「西駅」と呼ばれていた。

新幹線停車駅としては日本最南端[1]になる。また全線開業後は1時間に1,2本のペースで鹿児島中央駅から新大阪駅間を3時間55分ほどで結ぶことになる。

利用可能な鉄道路線

鹿児島本線と日豊本線の名目上の境界駅は隣の鹿児島駅だが、日豊本線の列車は全て当駅まで乗り入れており、また直通列車の場合列車番号の変更は鹿児島駅ではなく当駅で行うため、当駅は事実上の境界駅として機能している。またこの運行体系から、日豊本線の列車は当駅 - 鹿児島駅間では路線の上下と列車番号の偶数奇数が逆になっている。 国鉄民営化以降、優等列車が当駅を跨いで運転されたケースは、1992年の夏期に「つばめ」の臨時列車(上り1本)が一部運転日に国分駅始発で運行された1例のみである。

また、2008年3月15日より、第3セクターである肥薩おれんじ鉄道が土日祝日の朝夕に乗り入れを行っている。

駅構造

ホームは在来線が島式3面6線、新幹線が島式2面4線である。ほぼ南北方向の在来線の上に直角に新幹線ホーム(3階)がある。コンコースは2階にある。土産物品店、飲食店、書店、医療機関、鹿児島市役所行政サービスセンター等が入居し、2階の西口以西にはサンフレスタの名称がある。新幹線開業と同時に自動放送が導入された。

改札口には、新幹線用・在来線用・新幹線⇔在来線乗換用の3箇所とも自動改札機(ただし、SUGOCAには非対応)が設置されている(JRグループでは最南端の設置駅)。

のりば
1 指宿枕崎線 五位野指宿山川方面
2~4 鹿児島本線 伊集院川内方面
日豊本線 鹿児島隼人宮崎方面
指宿枕崎線 五位野・指宿・山川方面
5・6 鹿児島本線 伊集院・川内方面
日豊本線 鹿児島・隼人・宮崎方面
11~14 九州新幹線 新八代博多方面

なお、九州新幹線が乗り入れる前の旧1番線は鹿児島本線・日豊本線・指宿枕崎線すべての列車が発着可能であった。現在は、隣の駐車場通路として使用しているがまだ面影はある。また、指宿枕崎線専用の0番線(現・1番線)が存在する。

5・6番線からは指宿枕崎線も運転できるが、通常は指宿枕崎線は出発しない。

関連施設として、東口正面から見て右側(北側)にアミュプラザ鹿児島、左側(南側)に立体駐車場、西口正面から見て左側(北側)にJR九州ホテル、右側(南側)に立体駐車場が建ち、それぞれ駅構内より連絡通路にて移動することができる。

また、駅とその周辺は地下通路で結ばれており、地下を通じて鹿児島中央駅西口・東口、アミュプラザ鹿児島、キャンセビル、南国日生ビル、鹿児島中央駅前電停に行くことができる。なお、地下通路内には広場や交番が設けられ、安心快適に通行できるよう工夫が成されている。

増改築計画

2011年春の九州新幹線全線開業に先駆け、現在、駅構内の増改築工事が着工されている。完成は2010年春予定、延べ床面積が8,400m2から1万3,000m2に拡張される予定。

  • 2階改札前のコンコース(中央通路)を広げ、西口のテナント街を大幅に拡張
  • 店舗面積を2,400m2から3倍の7,400m2に拡張
  • 東口のコンコースを8.6mから12mに拡張
  • JR九州ホテルとの連絡橋付近の通路を3.1mから4.8mに拡幅
  • 土産物店が並ぶテナント群は北側の在来線線路上空部分へ建て増し
  • 西口を北隣・駅前広場側の臨時駐車場まで地上2階建てで増築
  • 高架下の駐車場をテナントスペースとして改装、3,400m2分増築
  • 増床部分に家電量販店のビックカメラが入居する。福岡市の天神1号館、2号館に続き3店舗目。店舗面積は約5,500m2で系列店内で九州最大となる。

利用状況

乗降人員推移
年度 一日平均乗降人員
2002 18,974
2003 29,175
2004 33,744
2005 34,316
2006 34,413

2006年度の1日平均の乗降人員は34,413人で、JR九州では3番目、私鉄を含めた九州の駅の乗降人員では11番目に多い。九州新幹線の開業で前年よりも利用客が大幅に伸びた。要因として新幹線開業や駅ビル等の一体整備による商業集積の努力が挙げられる。

定期客の利用状況は、鹿児島線は伊集院 - 鹿児島中央、指宿線は五位野 - 鹿児島中央、日豊線は隼人 - 鹿児島中央が多い。また、九州新幹線による県内の短距離移動や定期客の伸び率も著しい。2005年度の駅取扱収入は、JR九州としては博多駅に次いで2番目(73億4,000万円)に多かった。

駅周辺

2011年の九州新幹線の全線開業に伴い、駅周辺では再開発が急ピッチで進んでいる。鹿児島市役所へは鹿児島駅が最寄り駅。

東口
2009年夏に解体再開発予定
西口

高速バス

東口の公共地下道を経由して、南国日本生命ビルの1階のバスのりばから乗車する。

※現在バス乗り場のある南国日本生命ビルは2009年夏に解体再開発される為、その間のバス乗り場は駅周辺の既存のバス停を利用する。解体前に現南国日生ビルの前に、南国センタービルを建て移転し、以前、サンクスがあった場所(サンクスは南国センタービル内に4月中旬頃をもって移転している。)に高速バス案内所を移転させる予定である。その前のバス停ポールに高速バスは停車させる予定になっている。尚、移転は2009年6月を目処にしている。

長距離夜行高速バス
中距離昼行高速バス

路線バス

カゴシマシティービュー

路線バスは、東口・西口のバスプールから乗車する。

定期観光周遊バス

  • カゴシマシティビュー: 東口のバスプールの東9番乗り場から乗車する。昼の便に加えて夜景見物の可能な夜の便も新設された。

歴史

西鹿児島駅時代の現駅舎正面(2004年3月)
旧駅名標(2004年3月)

隣の駅

九州旅客鉄道
九州新幹線
川内駅 - 鹿児島中央駅
鹿児島本線
広木駅 - 鹿児島中央駅 - 鹿児島駅
指宿枕崎線
鹿児島中央駅 - 郡元駅
鹿児島市電
鹿児島市電2系統
高見橋電停 - 鹿児島中央駅前電停 - 都通電停

関連項目

脚注

  1. ^ これ以上南への新幹線延伸は考えられないため、半永久的にこの地位は揺るがないものと思われる。在来線では指宿枕崎線の西大山駅。逆に新幹線最北端は東北新幹線八戸駅。ただし、2010年に新青森駅まで開業(予定)すると同駅にその地位を譲る事になる。また、更に北への北海道新幹線延伸次第によってはまた変わってくる。

外部リンク