コンテンツにスキップ

ゴシキメキシコインコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴシキメキシコインコ
ゴシキメキシコインコ
ゴシキメキシコインコ Aratinga auricapilla
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: クサビオインコ属 Aratinga
: ゴシキメキシコインコ
A. auricapilla
学名
Aratinga auricapilla (Kuhl, 1820)
和名
ゴシキメキシコインコ
英名
Flame-capped parakeet
Golden-capped conure
Golden-capped parakeet

ゴシキメキシコインコAratinga auricapilla)は、オウム目インコ科に分類される鳥類

分布

[編集]
  • A. a. auricapilla ゴシキメキシコインコ

ブラジルバイーア州北部)固有亜種[1]

  • A. a. aurifrons キビタイメキシコインコ

ブラジル(エスピリトサント州サンパウロ州、バイーア州南部、パラナ州)固有亜種[1]

形態

[編集]

全長30cm。[1]全身は緑色の羽毛で被われる。[1]額は赤、頭頂で被われる。[1]尾羽の色彩は黄緑色。[1]翼下面にはオレンジがかった赤い帯模様が入る。[1]風切羽の先端は濃青色。[1]

眼の周囲が羽毛が無く、灰色の皮膚が露出する。[1]虹彩は暗黄褐色。[1]嘴の色彩は灰黒色。[1]後肢の色彩は灰色。[1]

分類

[編集]
  • Aratinga auricapilla auricapilla (Kuhl, 1820) ゴシキメキシコインコ
  • Aratinga auricapilla aurifrons  キビタイメキシコインコ

生態

[編集]

標高2,180m以下にある常緑樹林落葉樹林の林縁、サバンナ(セラード)内にある森林などに生息する。[1]10-12羽からなる群れを形成し生活するが、40羽以上に達する大規模な群れを形成することもある。[1]

食性は植物食で、果実種子などを食べる。[1]

繁殖形態は卵生。11-12月に繁殖すると考えられている。[1]

人間との関係

[編集]

オクラやトウモロコシなどを食害する[1]害鳥とみなされることもある。

開発や採掘による生息地の破壊、害鳥としての駆除、ペット用の狩猟などにより生息数は激減している。[1]サンタカタリーナ州リオデジャネイロ州では絶滅した。[1]

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、141-142頁。

外部リンク

[編集]