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サザナミガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サザナミガモ
サザナミガモ
サザナミガモ Salvadorina waigiuensis
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: サザナミガモ属 Salvadorina
Rothschild & Hartert, 1894
: サザナミガモ S. waigiuensis
学名
Salvadorina waigiuensis
Rothschild & Hartert, 1894
シノニム

Anas waigiuensis Mayr, 1931

和名
サザナミガモ
英名
Salvadori's duck
Salvadori's teal

サザナミガモ(小波鴨、Salvadorina waigiuensis) は、鳥綱カモ目カモ科サザナミガモ属に分類される鳥類。本種のみでサザナミガモ属を構成する。

分布

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インドネシアパプアニューギニア[a 1]ニューギニア島[1][2]

形態

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全長43センチメートル[2]。翼長オス18.7-20.7センチメートル、メス17.9-19.6センチメートル[1]。頭部から頸部にかけての羽衣は黒褐色や濃褐色[1][2]。背や体側面の羽衣は黒褐色で、白い横縞が入る[1]。胸部から腹部にかけての羽衣は淡褐色で、黒色斑が入る[2]。尾羽は黒く、外縁は白い[1]

嘴は薄橙色や濃黄色で[2]、上嘴基部は暗色[1]。後肢は黄色や橙色[1][2]

オスは虹彩が赤く、メスは虹彩が褐色[2]

生態

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標高390-4,000メートルにある湖沼渓流に生息する[2]。潜水し、飛翔する時は滑走するとされる[1]

主に昆虫ゲンゴロウ類トンボの幼虫)などを食べる[2]

繁殖形態は卵生。水辺の草原に巣を作り、3-4個の卵を産む[1][2]。抱卵期間は28日[1]

人間との関係

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採掘による生息地の破壊、狩猟、人為的に移入されたマスとの競合などにより生息数は減少している[2]。1990年代における生息数は2,500-10,000羽と推定されている[2]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、49-50頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 竹下信雄 「サザナミガモ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社2000年、169頁。

関連項目

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外部リンク

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  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2012. Salvadorina waigiuensis. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2.