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ランハッピー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランハッピー
2016年BCダートマイル出走時
欧字表記 Runhappy[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2012年3月4日(12歳)[1]
Super Saver[1]
Bella Jolie[1]
母の父 Broken Vow[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Wayne Lyster, Gray Lyster & Bryan Lyster[2]
馬主 James McIngvale[2]
調教師 Laura Wohlers(アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
→Maria Borell(アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
→Laura Wohlers[2]
競走成績
生涯成績 10戦7勝[1]
獲得賞金 $1,496,250[2]
勝ち鞍
GI BCスプリント 2015年
GI キングズビショップステークス 2015年
GI マリブステークス 2015年
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ランハッピー (Runhappy[1]) はアメリカ合衆国競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2015年ブリーダーズカップ・スプリント(GI)、キングズビショップステークス(GI)、マリブステークス(GI)。

戦績

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キングズビショップステークス優勝時

2012年3月4日に誕生。2010年ケンタッキーダービースーパーセイヴァーの初年度産駒の一頭にあたる。2013年9月のキーンランド1歳馬セールジム・マッキングベールによって20万ドルで落札された[3]

2014年12月にデビュー勝ちを収める。しかし、年明けのルコントステークスでは11頭立ての9着と惨敗を喫す、レース後に脛骨の骨折が判明して休養に入る。その間、調教師兼マッキングベールのレーシングマネージャーであるローラ・ウォーラー(Laura Wohlers)がヒューストンでマッキングベールの本業である家具小売業の仕事に従事するため休業し、開業3年目で勝利経験もない女性調教師のマリア・ボレル(Maria Borell)の下へ同オーナー所有の3頭とともに預けられた[4]

復帰後、アロワーンス競走を連勝。初の一線級との戦いとなったキングズビショップステークスで4馬身差の圧勝劇を演じてG1馬となる。馬主のマッキングベール、調教師のボレルにとっても初のG1制覇となった[5]

秋はキーンランド競馬場で行われたブリーダーズカップ・スプリントで1分8秒58のトラックレコードを樹立して優勝。ボレルの方針により、転厩以来ラシックスを使用してこなかったが、ラシックス未使用の牡馬がブリーダーズカップのダート競走を制したのは21世紀になって初であった[3]。しかし、その翌日に馬場入りの是非を巡りボレルとウォーラーの間で口論となり、それが直接の原因となってボレルが解任され、再びウォーラーが調教師として直接管理下に置くことになった。この背景には、当時ボレルが土地の賃貸に関わる金銭トラブルを抱えていたことがあった[4]。なお、ボレルは翌年には牧場に馬を放置したとして第2級動物虐待罪で告発されている[6]

再転厩初戦のマリブステークスも3馬身半差で圧勝し、3歳シーズンを締めくくった。この年は短距離G1を3勝の活躍で、エクリプス賞最優秀スプリンターに選出された[7]

2016年はマイル戦に挑戦したが復帰初戦のアックアックステークスで4着に敗れ、ブリーダーズカップ・ダートマイルも8着と振るわなかった。ブリーダーズカップ・ダートマイルの結果次第では翌年1月に新設されるペガサスワールドカップへの参戦プランもあったが、これを断念して現役引退が決まった[8]

競走成績

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以下の内容は、Equibase[2]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2014.12.28 ターフウェイパーク 未勝利 AW6.5f 1着 A.ガルシア 8馬身1/4 (Worth the Gamble)
2015.01.17 フェアグラウンズ ルコントステークス G3 ダ8f70yds 9着 S.ブリッジモハン 21馬身1/2 International Star
0000.07.07 インディアナグランド アローワンス・オプショナルクレーミング ダ6f 1着 E.ウォーカー 5馬身 (County Corrections)
0000.07.31 エリスパーク アローワンス・オプショナルクレーミング ダ6.5f 1着 E.ウォーカー 2馬身3/4 (Springboard)
0000.08.29 サラトガ キングズビショップステークス G1 ダ7f 1着 E.プラード 4馬身 (Limousine)
0000.10.02 キーンランド オグデンフェニックスステークス G3 ダ6f 1着 E.プラード 1馬身3/4 (Barbados)
0000.10.31 キーンランド BCスプリント G1 ダ6f 1着 E.プラード 3/4馬身 (Private Zone)
0000.12.26 サンタアニタ マリブステークス G1 ダ7f 1着 G.スティーヴンス 3馬身1/2 (Marking)
2016.10.01 チャーチルダウンズ アックアックステークス G3 ダ8f 4着 E.プラード 2馬身1/2 Tom's Ready
0000.11.04 サンタアニタ BCダートマイル G1 ダ8f 8着 G.スティーヴンス 15馬身3/4 Tamarkuz

種牡馬時代

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2017年からクレイボーンファーム種牡馬入りした。初年度の種付け料は2万5000ドルに設定された[3]

主な産駒

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血統表

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ランハッピー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 レイズアネイティヴ系
[§ 2]

Super Saver
2007 鹿毛
父の父
Maria's Mon
1993 芦毛
Wavering Monarch Majestic Light
Unocommitted
Carlotta Maria Caro
Water Melone
父の母
Supercharger
1995 鹿毛
A.P. Indy Seattle Slew
Weekend Surprise
Get Lukey Mr. Prospector
Dance Number

Bella Jolie
2007 鹿毛
Broken Vow
1997 鹿毛
Unbridled Fappiano
Gana Facil
Wedding Vow Nijinsky
Wedding Picture
母の母
Jolie Boutique
1994 栗毛
Northern Jove Northern Dancer
Junonia
Mimi La Sardine Tank's Prospect
Fran Nasra
5代内の近親交配 Mr. Prospector4×5×5=12.50%、Northern Dancer5×4×5=12.50% [§ 3]
出典
  1. ^ Free 5X Pedigrees. 2019年2月13日閲覧
  2. ^ Free 5X Pedigrees. 2019年2月13日閲覧
  3. ^ Free 5X Pedigrees. 2019年2月13日閲覧
  • 近親にはメキシコでG1勝ちのあるAntares、米国のG2勝ち馬Mindy Gayle、同じく米国のG3勝ち馬Puntrooskieがいる[8]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i Runhappy | Race Record & Form. Racing Post. 2019年2月13日閲覧
  2. ^ a b c d e Runhappy. Equibase. 2019年2月13日閲覧
  3. ^ a b c Runhappy retired to Claiborne Farm. LEXINGTON HERALD LEADER(November 12, 2016). 2019年2月13日閲覧
  4. ^ a b Borell: Runhappy’s Owners ‘Only Care About The Money’. Paulick Report(November 4, 2015). 2019年2月13日閲覧
  5. ^ Claire Crosby. Runhappy Romps to Record King's Bishop Score. Bloodhorse(August 29, 2015). 2019年2月13日閲覧
  6. ^ BCスプリント優勝調教師マリア・ボレル氏に動物虐待罪の逮捕状(アメリカ). 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2016年7月7日付). 2019年2月13日閲覧
  7. ^ Runhappy runaway Eclipse Sprint Champion. WinStar Farm(January 16, 2016). 2019年2月13日閲覧
  8. ^ a b Sprint champion Runhappy retired. ESPN(November 13, 2016). 2019年2月13日閲覧

外部リンク

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