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小樽のひとよ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「小樽のひとよ」
鶴岡雅義と東京ロマンチカシングル
リリース
ジャンル ムード歌謡
レーベル テイチクレコード
作詞・作曲 池田充男(作詞)
鶴岡雅義(作曲)
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 1968年度年間4位(オリコン)
鶴岡雅義と東京ロマンチカ シングル 年表
小樽のひとよ
(1967年)
旅路のひとよ
1968年
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小樽のひとよ」(おたるのひとよ)は、鶴岡雅義と東京ロマンチカの楽曲で、デビューシングルである。1967年9月25日に発売。累計売上は150万枚を超えた[1]

解説

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作詞は池田充男、作曲はリーダーの鶴岡雅義である。北海道小樽ご当地ソングでもある。ボーカルは三条正人であった。なお発売当初は大海晴彦の「花園町哀歌」との両A面扱いであった。

曲は公演先の釧路で地元の女性と恋仲となった「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」メンバーの実体験を元に鶴岡がまず曲を書き[2]、以前にも鶴岡の曲に詞を付けたことのあった池田に作詞を依頼した。池田は曲の舞台を自らもよく知る小樽に変更することを提案[3]、鶴岡から聞いた体験談も盛り込み「電話で愛を」という曲名で詞を書いたが、鶴岡がパンチ不足であるとして、池田に新たに作詞を依頼。そこでできたのは「粉雪のラブレター」という曲であった[1]

しかし、小樽市サイドから「もっと観光PRを」との要請を受け、随所に地名などを織り込んだ歌詞に変更し、「小樽のひとよ」に改題したものである。曲名は、北島三郎の「女シリーズ」を参考に、「女」を平仮名の「ひと」にして「よ」をつけたものである[1]。レコードジャケットの制作は小樽のデザイナーである藤森茂男に依頼され、藤森がデート中にバーで喫煙する妻を描いたスケッチがジャケットに使われた[4]

オリコンチャートにおいては、1968年5月にトップ10に初登場した。

1969年東映制作、NET(現・テレビ朝日)系で放送されたテレビドラマ『霧のロマン 小樽の女』の主題歌にもなった。一方、北海道以外では、「粉雪のラブレター」もほぼ同時期にシングル発売されたが、こちらはヒットしなかった[1]

収録曲

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  1. 小樽のひとよ (3:41) 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
    • 作詞:池田充男 作曲・編曲:鶴岡雅義
  2. 花園町哀歌 (3:08) 大海晴彦

カヴァーしたアーティスト

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小樽のひとよ

脚注

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  1. ^ a b c d 小田元雄 1997, pp. 174–177.
  2. ^ 「人気急上昇の『鶴岡雅義と東京ロマンチカ』誕生秘話 “小樽のひと”は実在している!」『週刊平凡』第10巻第23号、1968年6月、98-100ページ。
  3. ^ 小田元雄 1997, pp. 172–174.
  4. ^ 『読売新聞』2002年3月16日付東京本社夕刊15面。

参考文献

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  • 小田元雄「小樽のひとよ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ」『この歌 この歌手 運命のドラマ120』 上、読売新聞社文化部、社会思想社〈現代教養文庫〉、1997年、172-178頁。ISBN 4-390-11601-0 

関連項目

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外部リンク

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