コンテンツにスキップ

MIGNONNE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『MIGNONNE』
大貫妙子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップス
シティ・ポップ
ジャズ・ファンク
レーベル RCA / RVC
プロデュース 小倉エージ[1]
チャート最高順位
大貫妙子 アルバム 年表
SUNSHOWER
1977年
MIGNONNE
1978年
ROMANTIQUE
1980年
『MIGNONNE』収録のシングル
  1. じゃじゃ馬娘
    リリース: 1978年9月21日
テンプレートを表示

MIGNONNE』(ミニヨン)は、1978年9月21日RVC(現・Ariola Japan)から発売された大貫妙子の3枚目のスタジオ・アルバム[1]

概要

[編集]

タイトルの「ミニヨン」は、フランス語で「かわいい女の子」という意味。

音楽評論家小倉エージをプロデューサーに迎え、制作された。牧村憲一は「ディレクター」の肩書で、宮田茂樹は「レコーディング・ディレクター」の肩書で制作に関わった[1]。RVC移籍第1弾で大々的なプロモーションが行われたことから、大貫はヒットするものと思っていたが、全然売れなかったと述懐している[3]

後述のように、「横顔」、「突然の贈りもの」など収録曲が多くのアーティストによりカバーされることになる。

移籍以前は、「都会」や「誰のために」など現在の格差社会を予見したような社会性の強い作品だったが、「ミニヨン」は、日本女性の特徴とされていた控えめさ、奥ゆかしさをテーマにした内面性の強い作品だった(「じゃじゃ馬娘」はそのアンチテーゼ )。

収録曲

[編集]

LP

[編集]

Side A

[編集]
  1. じゃじゃ馬娘
    編曲:瀬尾一三
  2. 横顔
    編曲:瀬尾一三
  3. 黄昏れ
    編曲:坂本龍一
  4. 空をとべたら
    編曲:瀬尾一三
  5. 風のオルガン
    編曲:瀬尾一三

Side B

[編集]
  1. 言いだせなくて
    編曲:坂本龍一
  2. 4:00A.M.
    編曲:坂本龍一
  3. 突然の贈りもの
    編曲:坂本龍一
  4. 海と少年
    編曲:坂本龍一
  5. あこがれ
    編曲:瀬尾一三

CD

[編集]
  1. じゃじゃ馬娘
  2. 横顔
  3. 黄昏れ
  4. 空をとべたら
  5. 風のオルガン
  6. 言いだせなくて
  7. 4:00A.M.
  8. 突然の贈りもの
  9. 海と少年
  10. あこがれ

発売履歴

[編集]
発売日 レーベル 規格 規格品番 備考
1978年9月21日 RVC LPレコード RVL-8035
1978年9月21日 カセット RCJ-1596
1985年2月21日 CD RHCD-518 初CD化
1986年2月15日 カセット MDC7-1016 再発売
1989年11月21日 BMGビクター CD B25D-13012 再発盤
1994年10月21日 カセット BVCR-8004 Q盤(音パレード)
1999年6月23日 BMG JAPAN CD BVCK-38065 RCA・CD名盤選書
2006年12月20日 CD BVCK-37117 紙ジャケット仕様
2008年1月23日 CD BVCK-18019 再発盤
2018年5月23日 Ariola Japan LPレコード BVCK-37117 再発盤
2021年11月10日 CD MHCL-10148 SACD Hybrid盤
2022年8月6日 LPレコード MHJL-21 再発盤

カバー

[編集]
「横顔」(アルバム『SUPER FOLK SONG』収録)
「突然の贈りもの」(アルバム『Piano Nightly』収録)
「海と少年」(アルバム『峠のわが家』収録)

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 3th Album: MIGNONNE”. 大貫妙子 Taeko Onuki. 2023年12月1日閲覧。
  2. ^ MIGNONNE|大貫妙子”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年7月15日閲覧。
  3. ^ ミュージック・ステディ』1983年3月号「大貫妙子徹底研究」所載のインタビューによる。