Japan 公式ブログ
Google の企業向けソリューションに関する公式な情報やユーザーの事例などを、いち早く皆さんにお届けします。
みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps Platform を使ってデータを可視化する
2019年1月9日水曜日
本日のテーマ
:Google Maps Platform を使ってデータを可視化する
概要
:Google Maps Platform を使って、さまざまなデータを可視化するソリューションをご紹介します。
ひーちゃん:
みなさん、まっぷす先生の後明です。2018 年は、Google Maps API が Google Maps Platform へと変わった年でした。新しい機能が追加されただけでなく、料金プランもシンプルなものとなり、Google Cloud Platform Console と統合するなど、より使いやすい製品となりました。さて、この「みんな集まれ!Maps コーナー」では、製品紹介やお客様活用事例を中心にお届けしてきましたが、今回は、 Google Maps Platform を活用したソリューション例を紹介します。
[まっぷす先生 紹介]
まっぷす先生マルさん
こと 丸山智康 は、テクニカルアカウントマネージャ として Google Maps Platform を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。
まっぷす先生ひーちゃん
こと、Google Maps Platform Partner Development Manager 後明寿枝のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています。
マルさん:
株式会社シグナイト様では、Google Maps Platform を活用して様々な地図ソリューションを開発されています。今回、シグナイトのフロントエンジニアである佐藤祥子さんをお招きして、特定の建物や場所、エリアなどに紐づくいろいろなデータを地図の上で視覚的に把握することができるソリューションについて伺いました。
ひーちゃん:
”
データの可視化
”が今回のキーワードですね。地図上に、様々なデータを重ね合わせ、データ間の関係性を視覚的に分析することで、思いも寄らなかったことが明らかになる場合もありますよね。
それでは、シグナイト様のソリューションがどのようなものなのか、Google マップがデータ分析ソリューションを開発する上でどのような効果をもたらしたかなどを動画でご覧ください。
Google Maps Platform に関する最新の情報は、
こちらのページ
をご覧ください。ご相談、ご不明な点がある方は、
[お問い合わせ]
よりお気軽に。
みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API のよくある質問集
2017年7月28日金曜日
本日のテーマ
:Google Maps API のよくある質問集
概要
:Google Maps API についてよく聞かれる質問にお答えします。
ひーちゃん
:みなさん、まっぷす先生の後明です。久々の登場です。夏本番となりましたね。さて、6 月 14 日と 15 日、Google Cloud Next Tokyo というイベントにおいて、「
地図を表示させるだけではない、Google Maps API の知られざる底力
」というテーマで講演を行いました。Google マップの発展の歴史をふりかえるとともに、Google Cloud Platform を活用した「ロケーションインテリジェンス」に向けた取り組みも紹介させていただきました。当日は、立ち見も含めて大勢の方にご来場いただき、Google Maps API に関してするどい質問をたくさんいただきました。そこで、今回は「Google Maps API のよくある質問集 」をテーマにお届けします。
Google Maps API ってどんな機能を提供するのですか?
ひーちゃん
:Google マップは普段から使っていて良く知っているけれど、Google Maps API が何をするものなのかをあまりご存知ではないお客様から聞かれる質問です。マルさん、この質問に対する答えはいかがでしょうか?
マルさん
:Google Maps API は地図をカスタマイズするためのさまざまな機能を提供する API 群です。「群」という表現の通り、複数の API から構成されていて、全部で 17 種類あります。複数地点間の最適ルートを見つける API、施設や有名スポットの情報を検索する API 、標高を求める API、地下や屋内のように GPS が使えない場所でも位置情報を検出する API などです。個々の API の紹介は「
みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API とは?
」にまとめているので、ご覧ください。
ひーちゃん
:「利用料金はかかりますか?」これも良くいただく質問ですね。
マルさん
:Google Maps API には大きく分けると 2 種類の料金プランがあります。「標準プラン」と「プレミアムプラン」です。標準プランは基本的には無償で利用でき、予め定められた使用上限を超過した場合のみ課金されます。プレミアムプランは有料ウェブサイト、社内向けウェブサイト、動態管理(アセットトラッキング)アプリなどでの利用を対象としており、技術サポートや SLA(サービスレベルアグリーメント)を提供します。なお、動画シリーズ「
Google Maps API についてお答えします- 第1回 Google Maps API とは?
」で、これらのプランの違いを詳しく説明しています。
[まっぷす先生 紹介]
まっぷす先生マルさん
こと 丸山 智康 は、Geospatial Solution Architect として Google Maps APIs を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。
まっぷす先生ひーちゃん
こと、Google Maps Sales Account Manager 後明 寿枝 のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています。
ここでも使われている Google Maps API
ひーちゃん
:Google Maps API がビジネスでどのように利用されているかという質問も良くいただきますね。ビジネス活用事例はどこを見ると良いでしょうか?
マルさん
:Google Maps API のビジネス活用事例は、
導入事例サイト
をご覧ください。Google Maps API の導入の背景や目的、ソリューションの概要、どの API を利用しているか、導入効果などが簡潔にまとめられています。国内のみならず海外の先進事例もご覧いただけます。また、
Google Cloud Japan 公式ブログ
では、国内事例を中心に詳しく紹介しています。
導入事例サイト
ひーちゃん
:業種やソリューション別で絞り込んで見ることができるんですね。ところで、「Google Maps API の使い方に踏み込んだ解説が欲しい」という質問も時々いただきますが、いかがでしょうか?
マルさん
:Google Maps API の使い方まで踏み込んだ解説となりますと、動画シリーズ「
Google Maps API についてお答えします
」がおすすめです。第 3 回と第 4 回では、店舗検索という利用例をテーマにして、どの API が使われているかを解説しています。利用者の現在位置に基づいて周辺の店舗を探したり、最寄り駅から指定した店舗までの移動経路を求めるために Google Maps API がどのように使われているかを知ることができます。
さらに、同シリーズの第 5 回では、タクシーの配車サービスをサポートするモバイルアプリケーションを取り上げています。このアプリでは、利用者の近くにいる車を検索し表示したり、複数のお客様からの配車リクエストから待ち時間などを加味して効率よく配車するために、Google Places API、Google Maps Distance Matrix API 、Google Maps Directions API を利用しており、その仕組みを解説しています。
ひーちゃん
:なるほど。それぞれの API がどのように使われているかがわかりやすく紹介されているわけですね。
裏技ならぬこんな使い方もできる Google Maps API
ひーちゃん
:タクシーの配車サービスのようにリアルタイムで位置情報を活用する事例が最近増えていますよね。「人の位置や移動状況をリアルタイムで把握したい場合はどうすれば良いですか?」こういった質問もいただきます。
マルさん
:スマートフォンのようなモバイル端末から位置情報を把握することになりますね。ただし、屋内であったり高層ビルの何階にいるのかといったことを検出したい場合、GPS が使えないとか、GPS の情報だけでは正確な位置を把握できないことがあります。Geolocation API は、携帯電話の基地局や WiFi ノードの情報に基づいて端末の位置を推定する機能を提供します。動画シリーズ「
教えて Google Maps API(中級編)
」の第 1 回でこの Geolocation API を解説しています。
なお、この動画シリーズでは、この他に Places API、Directions API、Distance Matrix API、Roads API の特徴や使い方を解説しています。道路の渋滞予測情報を利用して最適なルート検索をしたい、移動距離を正確に把握したい方は必見です。
ひーちゃん
:開発者の方から「Google Maps API を使う上で注意すべき点があれば教えてください。」という質問も良くいただきますね
マルさん
:Google Maps API の技術情報は、
developers.google.com/maps
に集約されています。各 API のリファレンス、サンプル、チュートリアルなどがまとまっています。サンプルは、ソースコードも提供されています。たとえば、地図の上に Google マップのデータレイヤを使って、マーカやポリゴン等をオーバーレイ表示したり、住所や検索語句のオートコンプリートといった機能など、実際にどのような動きをするかを容易に試すことができます。実際にアプリやサービスを開発される場合は、これらの技術情報が大変参考になると思います。
もう少し踏み込んだ実践的なテクニックは、動画シリーズの第 6 回で、
Google Maps JavaScript API
を利用する際の 3 つのテクニックとして紹介しています。地図上の日本語表記の設定方法、標準の基本マップの表示方法をカスタマイズする方法、さらに、Google Maps API の設定情報を確認する方法です。
裏技ならぬこんな使い方もできる Google Maps API
ひーちゃん
:ちょっとこれまでの流れとは違うのですが、「Google マップに表示される電話番号が間違っていることがあります。どうすれば変更できますか?」こういった質問もいただきますね。
マルさん
:電話番号に限らず Google マップに表示される場所の情報を編集する場合、
Google マイビジネス
をご利用ください。Google マップ以外にも Google が提供するさまざまなサービスでビジネスや組織などの情報を表示し、管理するため無料ツールです。ウェブサイト、営業時間、あるいは住所やマーカーの位置が違っている場合、
こちらの手順
に従って修正内容を申請してください。
ひーちゃん
:マルさん、ありがとうございます。さて、先日、Google Cloud Next Tokyo のセッション動画を公開しました。Google Maps API に関連するセッションは以下の 2 つとなります。こちらもぜひご覧ください。
地図を表示させるだけではない、Google Maps API の知られざる底力
Google Maps ビジネス事例:位置情報の有効活用で変わる生活
Google Maps API に関する最新のニュースやサービスの更新情報、イベントへの招待などの配信をご希望のかたは、
こちらのページ
(最後の方)よりご登録ください。
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みんな集まれ!Maps コーナー:目的地までの行き方を調べる
2017年2月17日金曜日
本日のテーマ
:Google Maps API で目的地までの行き方を調べる。
概要
:Google Maps API を使って目的地までの道順、距離、時間などを調べるサービスの事例を紹介します。
ひーちゃん
:みなさん、まっぷす先生の後明です。さて、「みんな集まれ Maps コーナー」今回のテーマは「Google Maps API で目的地までの道順を調べる 」です。前回、店舗検索の事例を紹介しました。目的とするお店の場所がわかったら、次に知りたいのは、そのお店までの道順です。特に初めていく場所は、最寄駅から、どういうルートで行けば良いのか、所要時間がどの程度なのかを事前に知りたいですよね。デニーズさんのサイトでも、このルート案内サービスが提供されています。
地点間のルートを探す
マルさん
:デニーズさんのサイトでは、最寄り駅や指定した任意の場所から目的地(店舗)までの道順を地図上に表示することができます。このように指定した地点間のルートを検索するサービスはさまざまなところで利用されています。
たとえば、「
証明写真インフォナビ
」という証明写真を撮影できる店舗を検索できるサービスがあります。各店舗の位置情報やサービス内容がわかるほか、証明写真に関する役立つ情報が提供されています。利用者はデニーズさんと同様に、出発地を指定して、目的の店舗までの最適なルートや移動時間、移動距離を求めることができます。
証明写真インフォナビ
[まっぷす先生 紹介]
まっぷす先生マルさん
こと 丸山 智康 は、Geospatial solution Architect として Google Maps APIs を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。
まっぷす先生ひーちゃん
こと、Google Maps Sales Account Manager 後明 寿枝 のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています。
ひーちゃん
:海外でもいろいろな事例がありますよね。
マルさん
:店舗検索以外の利用例もあります。「
AppyParking
」はロンドン市街地における無料の駐車スペースの情報や現在地からの道順を提供するサービスです。混雑するロンドンの街中で駐車スペースを探すのはとても大変です。AppyParking を使えば、空きスペースまでの最適な行き方を教えてくれます。さらに、駐車スペース周辺の目印、道幅などを事前に知ることができるので大変便利です。他には「
99acers
」というインド国内の不動産物件を案内するサービスがあります。指定した地点から物件までのルート情報を提供します。同じく不動産関連ですと、「
trulia
」というサービスもあります。このサービスは物件の所在地だけでなく、周辺環境、治安に関する情報、学校や公共機関の場所、災害リスクなども含めた情報を提供しており、モバイル向けアプリとしても提供されています。
地域情報もあわせて提供する不動産物件案内サービス trulia
ひーちゃん
:ひーちゃん:企業内で使われているケースもあるのでしょうか?
マルさん
:運送業界では、限られた時間の中で、配送先を効率よく巡回する必要があります。このため、巡回ルートや、移動時間・距離を簡単に調べる手段が求められています。たとえば、世界 230 か国で荷物の配送業を展開するドイツに拠点を置く「
DPD
」は、Google Maps を活用して荷物の配送先までの最適ルートを求めて、配達の所要時間とともに運転手に提供する機能を実現しています。荷物をいち早く届けることで、顧客満足度も向上しますし、何より運転手の負荷軽減にも繋がります。
ルート検索に関連する API
マルさん
:地点間のルート検索に関連する API には
Directions API
と
Distance Matrix API
があります。複数地点を回るルートや移動時間・距離を簡単に求めることができます。また、これらの API を使うと、過去の交通状況に基づいて将来の移動距離や時間を予測することもできるので、「今日の(あるいは来週の)交通状況を考慮した上で目的地までの最短の到着予想時刻は?」といった質問に答えることが可能になります。
ひーちゃん
:平日と週末、季節の違いでも道路の混雑状況は異なりますから、こうした情報を反映して移動時間や距離がわかると、荷物を配送する側も受け取る側も助かりますよね。
マルさん
:「
教えて Google Maps API(中級編): 複数地点を巡回する最適なルートを求める」でも
Directions API
と
Distance Matrix API
を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
ひーちゃん
:マルさん、ありがとうございます。次回も Google Maps API を活用した面白い事例の紹介をお願いします。
[関連リンク]
動画シリーズ「教えて Google Maps API」
動画シリーズ「教えて Google Maps API(中級編)」
Google Maps APIs で無料駐車スペースを案内するアプリ「AppyParking」
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みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API でお店の場所も簡単検索
2016年12月8日木曜日
本日のテーマ
:Google Maps API でお店の場所も簡単検索
概要
:Google Maps API を使ってお店の場所を検索できるサービスの事例を紹介します。
ひーちゃん
:みなさん、まっぷす先生の後明です。今年は冬の到来が早いですね。東京では早速初雪、初氷の便りが聞こえてきました。11月に初雪というのは実に 54 年ぶりとのことです。さて、「みんな集まれ Maps コーナー」の第 2 回目のテーマは「Google Maps API を使った店舗検索サービス 」です。お店の場所を地図上に表示するウェブサイトは多数ありますよね。こうしたサイトでは、Google Maps API をどのように使っているのでしょうか? マルさん、事例紹介をよろしくお願いします!
現在位置からから探す
マルさん
:承知しました。店舗検索は、地図のもっとも多いユースケースであり、Google Maps API を活用した事例も数多くあります。今回は、レストランチェーンの
デニーズさんでの活用
をご紹介しましょう。デニーズさんは、2014 年にウェブサイトのリニューアルにあわせて、Google Maps API を活用し、店舗検索機能を再構築しました。実際の画面を見てみましょう。
[まっぷす先生 紹介]
まっぷす先生マルさん
こと 丸山 智康 は、Geospatial solution Architect として Google Maps APIs を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。
まっぷす先生ひーちゃん
こと、Google Maps Sales Account Manager 後明 寿枝 のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています。
パソコンで
トップページ
の上部にあるメニューから「店舗検索」をクリックすると、上図のようなおなじみの Google マップが表示され、店舗を示すデニーズロゴのマーカーが地図上に表示されます。ここで表示されているものは地図の中心から一定の範囲にある店舗です。したがって、地図を左右上下に少し移動させたり、ズームレベルを変更すると、地図上に表示される店舗数も変わります。
画面の左側には、検索フォームや、店舗名や住所の一覧が表示されています。店舗は地図の中心から近い順で並んでいますね。それでは、検索フォームから地名や観光スポット等をキーワードとして入れてみましょう。すると、キーワードで示された場所を中心とする地図表示に切り替わって、その周辺の店舗情報が表示されます。たとえば、「東京スカイツリー」を入力し検索すると、東京スカイツリー周辺の浅草や錦糸町といったあたりも含めたお店が地図上に表示されます。
ひーちゃん
:デニーズさんは、スマートフォンのアプリもありますよね。スマートフォンでは何か違いがあるのでしょうか?
マルさん
:スマートフォンの場合、GPS情報をもとに現在地周辺の店舗情報を最初に表示します。ユーザーの位置を測定し、自動的に付近の店舗を表示させることができるというわけです。ユーザーはなるべく早く店舗を見つけたいと思っていますから、手軽にしかも素早く店舗の場所を得られるというのは、お客様の満足度向上にもつながります。
ひーちゃん
:デニーズさんでは、サイトのリニューアル後、店舗が探しにくいなどのお客様からのクレームが無くなったそうです。さらに、サイトのアクセス数も倍増し、ユーザーをお店に誘導する機能が整ったという評価をいただいています。
住所から探す
ひーちゃん
:住所からお店の場所を探したいということもありますよね。県名から市町村名、番地と順番にクリックしてお店の場所を探すというサイトは良くみかけますよね。
マルさん
:住所を正確にわかっている場合はこういう方法もありですが、住所の一部しか覚えていないとか、あの有名スポットの近くにあったということだけわかっている場合は、フリーワードで検索できると便利ですね。
Google Maps API の一つに、
Places API
というものがあります。この API を使うと入力された住所情報を自動的に補完する(オートコンプリート機能と言います)ことができます。Google マップの検索フィールドで、住所の一部を入力しはじめると、自動的に候補を表示してくれますよね。これと同様な機能です。具体的な例を、旅行検索サービスの
Tripping.com
というサイトで見ることができます。
たとえば、キーワードとして、「六本木」とタイプすると、「港区六本木」、「六本木ヒルズ」、「六本木駅」といったようにいくつかの候補を自動的に提示します。あとは、候補の中から所望のキーワードを選ぶだけで、その周辺の物件を探してくれるわけです。
ひーちゃん
:これだとうろ覚えでも大丈夫そうですね。
マルさん
:Places API は、Google マップで探すことのできる商業施設や有名スポット情報を返す機能も提供します。ユーザーが撮影した写真も閲覧できるんですよね。しかも、登録されている施設や場所は、全世界で 1 億件を超えています。
ひーちゃん
:なるほど。このAPIを組み合わせて使えば、お店以外の情報も見ることができて、さらに充実したサービスを提供できるわけですね。お店探しが楽しくなりますね。
お店への行き方を探す
ひーちゃん
:お店の位置がわかっても、最寄りの場所からそのお店までどういう経路でいけば良いのか、どの程度の時間がかかるかも知りたいですよね。ちょっと遠い場所だと交通手段も重要な情報です。Google マップには、こうした経路探索の機能が提供されていますが、Google Maps API にもあるのでしょうか?
マルさん
:はい、もちろんありますよ。デニーズさんのサイトでは、店舗の詳細情報の画面から最寄り駅や指定した場所から目的地までの移動経路や所要時間などを表示させることができます。また、移動手段は徒歩の場合と自動車の場合を切り替えることができて、徒歩の場合は歩道に近いところを、自動車の場合は道路の中央線に近いところで移動経路が表示されます。
ひーちゃん
:マルさん、ありがとうございます。Google Maps API を使った店舗検索も作り方次第でいろいろなケースがあるのですね。次回は、この経路探索のところももう少し教えてください。
[関連リンク]
動画シリーズ「
教えて Google Maps API
」
動画シリーズ「
動画シリーズ「教えて Google Maps API(中級編)
」
Google Maps API: アプリケーション開発と分析
まっぷす先生紹介動画は
こちら
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の [お問い合わせ] 欄から、お気軽にお問い合わせください。
みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API とは?
2016年11月10日木曜日
本日のテーマ
:Google Maps API とは?
概要
:Google Maps API は、Google が提供する地図サービス「Googleマップ」をプログラムから操作できるようにするインタフェース群です。
ひーちゃん
:みなさん、はじめまして、まっぷす先生の後明です。さて、「みんな集まれ Maps コーナー」の第 1 回目のテーマは「Google Maps APIとは? 」です。読者のみなさんは、Google の地図情報サービス「Google マップ」はご存知かと思います。Google Maps API とは、この Google マップが提供するさまざまな機能をウェブサイトやモバイルアプリで利用するためのインタフェース群です。それでは、マルさんに Google Maps API がどのようなものなのかを説明していただきましょう。マルさん、よろしくお願いします!
ビジネスでの活用が進む地図情報サービス
マルさん
:ある場所の周辺情報を検索したり、目的地までの行き方や移動距離・時間を調べるために、Google マップを使っているという方は多いかと思います。また、世界中の有名スポットをストリートビューや 3D 表示で見て、ちょっとした旅行気分を味わってみたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
[まっぷす先生 紹介]
まっぷす先生マルさん
こと 丸山 智康 は、Geospatial solution Architect として Google Maps APIs を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。
まっぷす先生ひーちゃん
こと、Google Maps Sales Account Manager 後明 寿枝 のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています。
このように、日常生活の中で使われている Google マップ、実はビジネスの現場でも活用が進んでいます。たとえば、店舗検索サービスです。住所を入力するとその近辺にあるお店が表示されたり、最寄り駅からそのお店までの最適な道順を示してくれるといったサービスです。お客様にとってはこうしたサービスはとても便利ですよね。この他にも、駐車場の場所や満車か空車かといった情報を提供する駐車場検索サービス、タクシー・ハイヤーを好きな場所で乗車できる配車サービス、指定箇所から一定範囲内にある不動産を検索する不動産の物件検索サービスといった事例があります。
ちなみに、Google マップをビジネスで活用している企業は世界全体で 1 万社を超えているんですよ。業務効率を大幅に改善したり、顧客満足度を高めている事例も多数報告されています。
Google Maps API とは
ひーちゃん
:Google マップがいろいろな分野で活用されているということですね。では、マルさん、Google Maps API とは、ずばり、何なのでしょうか?
マルさん
:はい、Google Maps API とは、Googleマップをプログラムから操作できるようにするインタフェース群のことで、上述のような地図情報を使ったサービスを簡単に構築するための手段です。たとえば、Google Maps API を使うことによって、次に示すことが実現できます。
ウェブサイトに Google マップの地図を埋め込み、その地図をカスタマイズしたり、さまざまなデータやコンテンツを地図の上に重ね合わせる
住所や地理座標から、指定された場所を地図上を表示させる
複数地点間の経路、移動距離、移動時間を求める
データベースと組み合わせて独自の地図情報アプリケーションを作成する
ストリートビューを使って、店舗やその近隣の外観を見られるようにする
1 億件を超える商業施設や観光名所、有名なスポットの情報を検索し、利用する
全 17 種類の API
ひーちゃん
:ウェブやモバイルアプリから、Google マップのいろいろなサービスを使うことができるんですね。では、Google Maps API はどのような構成になっているのでしょうか?
マルさん
:Google Maps API は、複数種類の API から構成されています。シンプルな Google Static Maps API もあれば、多彩な機能を提供する Google Maps JavaScript API もあります。現在、全 17 種類の API が提供されていて、次の 4 つのカテゴリに分類されます。
ウェブ用 API
ウェブサービス 用 API
Android アプリ用 API
iOS アプリ用 API
次の表に、全種類の API をカテゴリごとにまとめてみました。
カテゴリ
サービス
説明
ウェブ
Google Maps JavaScript API
カスタマイズ可能な地図や衛星画像、ストリートビューをウェブブラウザ上で動的に操作するための API。Google Maps API の基本的な要素はこの API に集約されています。
Google Static Maps API
必要な範囲の静的な地図を利用するためのAPI
Google Street View Image API
Google ストリートビューを利用するための API
Google Maps Embed API
コードを書かずに地図をウェブサイトに載せることができるAPI。利用上の制限は特にありません。
ウェブサービス
Google Maps Directions API
複数地点間のルートを検索する API
Google Maps Distance Matrix API
複数地点間の移動時間と距離を検索する API
Google Maps Elevation API
指定した地点の標高を求める API
Google Maps Geocoding API
住所と地理座標(緯度・経度)を変換する API
Google Maps Geolocation API
携帯電話の基地局と WiFi のノード情報から位置を求める API
Google Maps Roads API
GPS などで得られる位置情報を Google の保有する道路中心線に沿わせて正確な経路情報を求める API
Google Maps Time Zone API
位置情報から、該当地域のタイムゾーン情報を求める API
Google Places API Web Service
世界中の商業施設や有名なスポット情報を検索する API
Android
Google Maps Android API
Android アプリにマップを追加し、利用するための Java API
Google Places API for Android
Android アプリから Google Places を利用するための Java API
iOS
Google Maps SDK for iOS
iOS アプリにマップを追加し、利用するための Objective-C / Swift API
Google Places API for iOS
iOS アプリから Google Places を利用するための Objective-C / Swift API
ひーちゃん
:マルさん、ありがとうございます。これらの API の詳しい内容は、今後触れていくことにしましょう。では、次回は、Google Maps API が実際にどのように活用されているかを、事例もあわせて紹介します。ぜひお楽しみに。
[関連リンク]
動画シリーズ「
教えて Google Maps API
」
Google Maps API: アプリケーション開発と分析
まっぷす先生紹介動画は
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Google Maps API の魅力を伝える「みんな集まれ!Maps コーナー」がはじまります
2016年10月31日月曜日
さまざまなビジネスシーンで導入、活用いただいている Google Maps API の魅力を、もっと多くの方にお伝えすべく、このたび
「みんな集まれ!Maps コーナー」
を開始いたします。
この
「みんな集まれ!Maps コーナー」
では、Geospatial solution Architect 丸山 智康(マルさん)と、Google Maps Sales Account Manager 後明寿枝(ひーちゃん)扮する “まっぷす先生” が、実際の導入事例を用いながら、わかりやすく説明してまいります。
第一回目のテーマは「Google Maps API とは?」です。ぜひ、お楽しみに!
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まっぷす先生マルさん
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なお、11 月 22 日(火)には、まっぷす先生が登壇する「
Google Maps APIs ビジネス活用セミナー
」を開催します! Google Maps API のユーザー事例も多数紹介しますので、奮ってご参加ください。
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